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October 2019

October 31, 2019

ウィーンのレンタル電気スクーター問題

2019102900210月は「番外編」が多かったためか、いつもよりはご訪問いただいた方が少なかったような感じです。さて、10月最後の話題は、ウィーン市内のパーソナル交通手段としての地位を確立しつつある「レンタル電気スクーター問題」をお届けしましょう。

レンタルステーションを起点終点とするCityBikeは、現在、大きな問題もなく運用されていますが、乗り捨て自由のレンタル自転車は、車両の放置が問題となり、ウィーンでは市民権を得ることができませんでした。

その後、登場したのが、このブログでも何回かご紹介しているレンタル電気スクーターです。こちらも、現状は乗り捨て方式ですが、運用会社が毎晩回収し、基地で充電して、翌朝、市内の配置するシステムなので、市内に放置され続けるというトラブルはありませんでした。

20191029001しかし、運用会社(プロバイダー)が10社に増え、レンタル電気スクーターが9000台と激増した結果、色々な問題が露見してきました。

そこで、ウィーン市は、運用会社とトラブルを解消するための協議を始めたというニュースが入ってきました。

やはり住民から苦情が多いのは、路上への放置(1000件近い苦情が寄せられたそうです)。そこで、ウィーン市としては、運用会社に駐車スペースの設置を打診しているようです。それに対して、先駆者であるLeimは積極的な姿勢を示しているようです。

20191029004また、電気スクーターは音が静かなため、歩行者とのトラブルも発生しています。そのため、歩道での走行禁止という規制が導入されています。

ただ、Mariahilfer Straßeのように、歩行者優先道路でも電気スクーターは使用可能なので、こういう場所でのトラブルを防ぐことも、今後、大きな課題になりそうです。

警察の発表によると、2018年10月から2019年8月までの期間、電気スクーターに関連する1559件の違法行為がありました。

違法行為の内容ですが、赤信号無視、運転中の携帯電話使用、禁止されている歩道の走行、自転車の規制違反などです。この中で、悪質なもの500件以上が摘発されています。また、飲酒運転も103件が摘発されています。気になる人身事故ですが、60件が発生しています。

一方、苦情が多かった駐車問題ですが、300件以上のケースで、即刻、撤去が必要なケースだったそうです。例えば、点字ブロックの上への放置、2.5メートルより狭い歩道への駐車などが問題になっているようです。

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October 30, 2019

番外編 災害情報に思う

20191029013

今日は番外編として、災害情報の提供について、思うところをまとめてみました。

日本では9月から10月にかけて、台風15号、19号の襲来に加えて、台風20号、21号関連の大雨により各地で被害が発生していると思います。まず、被害に遭われた皆さまには、お見舞いを申し上げます。

Feriの実家も、台風15号の停電に加えて、先週末、大雨に見舞われました。マスコミの断片的な情報を見ると、市内全域が水没しているような錯覚に陥りました。

心配になって同じ市内に住む兄夫婦に連絡をしたところ、“ウチや実家は全く水害の影響を受けていないけれど、世間は大騒ぎしているね”とあっけらかんとしていました。

マスコミの場合、テレビ、新聞を問わず「絵になる映像や写真」をセンセーショナルに流すため、事情を知らない人が見たら、「市内全域が水没し、壊滅状態」と錯覚するのは当たり前ですね(だから、口の悪い人は、役に立たない情報を流すため「マスゴミ」と嘲笑しているようです)。

20191029012ふと、思い出したのが15年前の中越地震です。この地震は内陸部直下型地震だったため、震源に近いところは、甚大な被害を受けましたが、少し離れた場所は、ほとんど被害がありませんでした。

しかし、道路が寸断背あれ外界と孤立した山古志村に関しては、村長の英断で、村民全員避難が決定され、自衛隊の大型ヘリコプターで長岡市内の避難所へ移動しました。

この様子を見ると、長岡市全域が壊滅状態になっているような錯覚を覚えました。Feriは、友人家族を支援するため、震災1週間後、新潟経由で長岡に入りましたが、新潟市内は全くと言っていいほど、被害は見られませんでした。

それどころか、長岡市内でも、市内中心部は建物の大希望倒壊などはなく、正直、狐につままれたような気持ちになりました。

20191029014そこで、Feriも市内の被害状況が気になったので、市のホームページを閲覧してみました。どうも、大雨当日の避難に関する情報(避難所を含む)は掲載されていたようです。

しかし、マスコミによると大雨が降った後、2日たっても水が引かない地域があるという報道にもかかわらず、「現在、市内のどの場所が浸水しているのか。道路の、どの区間が通行止めになっているのか」という最も知りたい情報が地図などで提供されていないことがわかりました。

昨今話題のハザードマップは公開されているので、どうやら、このエリアが被害を受けたと思われますが、その実態は不明‥

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October 29, 2019

アパートの防音壁 その後

20191027003今日は「定点撮影シリーズ」です。このブログでもお伝えしたHernals駅に隣接するアパートですが、かなり工事が進み、養生シートが外れて全景を見ることができるようになってきました。

恐らく工事は設備や内装や外構工事に映っていると思われます。このアパートで気になるのは、何と言ってもS Bahn駅側に設置されている防音壁です。

鉄道側で騒音を拡散させないために線路際に防音壁を設置するケースはオーストリアでも多いのですが、こちらはアパート側が自主対策として、アパートの構造体と一体となった大型防音壁を設置しているものです。

20191027002先日、Hernals駅に立ち寄ったところ、防音壁の工事はほぼ完了しており、完成した姿を見ることができました。

建物本体の塗装工事も終わっており、以前、見た時よりも防音壁が建物と一体になっていることがよくわかります。

20191027004防音壁の奥にアパートが見えますが、窓があることから、部屋からの眺望を確保しつつも、鉄道の騒音を低減するため、このような特殊構造の防音壁を設置したものと推察されます。

ただ、ご存じの方も多いように、こちらのアパートは高気密構造になっているため、窓をしっかり閉めると、外部からの騒音はかなり軽減されます。 ましてや道路と異なり、鉄道の場合は、列車が通りかかった時だけ、騒音が発生するため、それほど住民に影響がないような気もするのですが‥

防音壁ですが、完全な透明パネルで組み立てられているようですが、内側に縦の補強が取り付けられているようです。

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October 28, 2019

変わったお店シリーズ161 鉄道模型専門店 MBT

20191026005今日は変わったお店シリーズとして「ウィーンの鉄道模型専門店」をご紹介しましょう。

先日、シュテファンドーム近くの老舗おもちゃ屋さん倒産の話題をお伝えしましたが、同店は2階(日本式)が模型売場になっていました。その半分近くは鉄道模型が占めており、比較的豊富な品揃えでした。

このように、こちらでは、おもちゃ屋さんの鉄道模型コーナーが非常に充実しているため、一般的な製品であれば、おもちゃ屋さんで入手可能です。

しかし、実際には、こちらにも中小の鉄道模型メーカーがあり、ディープな製品を製造・販売しています。 20191026004そのような商品も含めて鉄道模型全般を取り扱っているのが、専門店です。ただ、専門店は全般的に立地が良くない場所にあるのが常。WestBahnhof近くにあるMemoba Modelleisenbahn(Aegidigasse 5)は数少ないアクセスの良い店かも知れません。

この他、実際にFeriが利用したことがあるのは、12区にあるTina's Modelleisenbahn(Hilschergasse 1)ですが、両店とも豊富な品揃えが特徴です。さすが専門店という感じ。

日本では、平日の真っ昼間に鉄道模型専門店に買い物に来るお客さまは少ないかも知れませんが、こちらは日曜日が休業なので、愛好家の皆さんは昼間に時間をつくってお買い物にやってきます。

さて、先日、FLEXITY量産形に6系統で乗った時、沿線(10区)で鉄道模型専門店を発見。頭注下車して、見てきました。

それが今日、ご紹介するSuskopf's Modellbahntechnik Günther Ritter(Quellenstraße 24b)です。

20191026003この店の特徴は、豊富な品揃えに留まらず、「専門家によるアドバイス」を提供している点です。店舗にはワークショップが併設されており、模型のメンテナンスやデジタル制御装置の搭載やプログラミングを行っています。

つまり車両や部品、ジオラマ用資材の販売に留まらず、様々なアドバイスを提供することで、愛好家が豊かな鉄道模型趣味生活を送る支援をしようという訳です。なお、在庫のない部品は短期間で取り寄せて、配送までしてくれるサービスもあります。

20191026001そのコンセプトが店名のModellbahntecknikに現れています。取扱いブランドは有名なMärklin、Roco、Fleischmannを始めPeco、Alpha、LGBなど多種多様。幅広い縮尺の鉄道模型を取り扱っています。

オーナーはGünther Ritterさんという方ですが、かなり「熱い方」のようです。実は、Feriも店内をご紹介したかったのですが、訪問した時は、残念ながら閉店中でした。そのため、表から観察しただけのご紹介になってしまった点が残念です。

ちなみにショーウィンドウにはKATOのNゲージ「氷河急行」のパッケージが見えました。また、ドイツのジオラマ用品メーカーNOCHの代理店になっているようです。

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October 27, 2019

VOLKS OPER「Das Gespenst von Canterville(カンタヴィルの亡霊)」

201910260010オーストリアでは、週末、夏時間から冬時間へ切り替わります。ウィーン市では、26日から27日にかけて市が管理する時計の時刻調整を実施します。具体的には27日は1時59分の次が、3時00分になります。冬時間の期間は、2020年3月29日まで。

ちなみにオーストリアでは、3月と10月の最後の日曜日に夏時間と冬時間の切替が行われます。オーストリアも、冬模様に突入です。

201910260014さて、今日は「VOLKS OPERのオペラ新作の話題」をお届けしましょう。

ドイツの作曲家Marius Felix Lange氏(マリウス・フェリックス・ランゲ)が作曲したオペラが「Das Gespenst von Canterville(カンタヴィルの亡霊)」です。チューリッヒで2013年に初演され、2014年にベルリンで改訂されました。

VOLKS OPER版は「ピノキオ」の演出を行ったPhilipp M. Krennさんが担当したファミリーオペラです。ハロウィンを前にした10月18日にPremiereが行われました。

20191026011ただ、Feriは、まだ見ていないので、観賞レポートになっていない点はご容赦ください。Premiereの指揮はGerrit Prießnitzさん。主な出演者は、以下のとおりです。

―Sir Simon, Gespenst von Canterville:Morten Frank Larsenさん

―Georg König, Immobilien-Unternehmer:Reinhard Mayrさん

―Virginia, seine Tochter:Anita Götzさん

―Leon, sein Sohn:Lukas Karzelさん

―Noel, sein Sohn:Stefan Bleiberschnigさん

―Mrs. Cecilia Umney, Haushälterin im Schloss :Regula Rosinさん

―David Umney, ihr Sohn :Paul Schweinesterさん

201910260012―Frauke-Beeke Hansen, Assistentin von Georg König :Rebecca Nelsenさん

―Die Stimme von Virginias toter Mutter:Birgid Steinbergerさん

結構、良いメンバーが集まっていますね。ファミリー向けでも、手を抜かないVOLKS OPERらしいところです。また、休憩1回を含んで、上演時間が2時間15分というのも、子供さん連れでも対応できる時間だと思います。

本作品の舞台は、イギリスにある「亡霊が出る」と名高い屋敷。亡霊は新しい住人のアメリカ大使オーティス一家を怖がらせようと奮闘します。

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October 26, 2019

NATIONALFEIERTAG 2019

20191025002今日は10月25日・26日に行われている「NATIONALFEIERTAGの行事」についてお伝えしましょう。本来は、現地の取材をした上で、ご紹介すればよいのですが、今回、所用があって出向くことができませんので、情報の提供だけでご容赦ください。

毎年、Heldenplatzでは連邦軍の展示が行われます。以前はHeldenplatz全体を使って大規模な展示が行われたのですが、ご存じのように現在、国会議事堂改修工事のため、施設の一部がHeldenplatzに仮設されている関係で、広場全体が使えなくなっています。

20191025001そのため、昨年は旧市街の広場でも分散して行事が行われましたが、今年のプログラムを見ると、規模を縮小し、Heldenplatz内だけで行事が行われるようになった模様です。

案内図を見ると、8つの展示ゾーンで構成されています。

ゾーン1が国土防衛に関する展示、ゾーン2が国民保護に関する展示、ゾーン3が海外での活動、ゾーン4が災害救助に関する展示、ゾーン5が連邦軍の訓練や人材育成に関する展示、ゾーン6が特別展示「DIE KRYPTA DES ÖSTERREICHISCHEN HELDENDENKMALS」、ゾーン7(Neue Burg内)が特別展「HAUS DER GESCHICHTE ÖSTERREICH」(入場無料)、ゾーン8が関連省庁の展示となっています。

20191025003例年、Heldenplatzでは連邦軍の戦車や装甲車、ヘリコプターなどの実物が展示され、一部はNeue Burg前でデモンストレーションも行われていましたが、どうも今年は、見送りになったようです。

例年、軍用車両のデモンストレーションは高い人気を集めていただけに、残念に思っている方が多いかも知れません。

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October 25, 2019

番外編 カメラの修理

20191024001今日は番外編として「カメラの修理」にまつわる話題をお届けしましょう。

Feriは、以前、仕事でお世話になった関係でカメラは、フィルム時代からキヤノン製を愛用しています。デジタル化した現在でも、一眼レフを始めコンパクトカメラも基本的にはキヤノンの製品です。

本格的に写真を撮影する際は、デジタル一眼レフを持ち出しますが、通常、街中を歩いている時は、荷物にならないコンパクトデジタルカメラを常時、携帯しています。最近ではスマートフォンで写真を撮る方が激増していますが、古いFeriは、「写真はカメラで撮るもの」という呪縛から逃れることはできません。まぁ、フィルム時代から写真を撮影しているおじさんの「変なこだわり」なのですが‥

Feriが気に入っているコンパクトデジタルカメラは、小型でデザインも優秀なIXY3というモデルです。金属製のボディで高級感のある仕上げ。ブログに掲載する写真を撮影する分には性能も申し分ありません。

実は、故障に備えて同じ機種を2台所有しています。これはメモリーカードやバッテリー、充電器などを使い回しできるためです。

先日、ウィーンでブログのネタ集め中、突然、露出が極端にオーバーになるという現象に見舞われました。カメラのリセットを何回か繰り返しても症状は変わりません。

20191024002ちなみに2枚目の写真が、故障した時に撮影した画像。何も加工していません。露出補正機構を使い、二絞りくらいアンダーに設定すれば、急場はしのげましたが、根本的な解決にはなりません。当たり前ですが、外出時、常時2台を携帯するほど、慎重派ではないので、予備機はアパートで待機中。この時は、友人と待ち合わせがあったのですが、一旦、アパートへ戻り、予備機と交代。そのため、滅多に待ち合わせには遅れないFeriが、30分ほど遅刻。Sさん、ごめんなさい‥

そこで、日本へ出張した際、故障したIXY3を修理ができないかと考え、ネット経由で調べてみました。が、ここで衝撃の事実が‥実はメーカーでは製造終了後、一定年を経過すると修理不可能となるのです。IXY3は2012年発売のモデルで、既にメーカーでは修理をしていないことがわかりました。

まぁ、「新しい機種を買いなさい」という啓示なのですが、現在発売中のコンパクトデジタルカメラではFeriの物欲を刺激するようなモデルは存在しません。

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October 24, 2019

「同一賃金の日」

昨日、10月23日は中越地震発生から15年目でした。この地震でFeriの友人家族が被災しています。当時、友人一家は震源地に近い山古志村に住んでおり、地震の晩は、テレビなどでも全く情報が入ってきませんでした。当時、出張中だったFeriは、出先で情報が途絶していた山古志村の状況が心配でなりませんでした。

その後、震災で山古志村が大きな被害を受けたことがわかり、不安が募りましたが、しばらくして友人から家族全員無事というメールが入りました。

その後、山古志村は村民全員が避難したのは、皆さま、ご存じのとおり。地震発生から5日ほど経過してから、Feriは長岡市内の避難所に友人を訪ねました。Feriが、災害の避難所を訪ねたのは、この時が初めて。友人は、当時、公務員だったので、自分も被災しながら住民への対応にあたっていました。今は、長岡市内で平穏な生活を送っているようです。

20191023011さて、このブログでは、基本的に政治に関連する話題は取り上げないのですが、興味深いデーターが出ていたので、今日は「労働の話題」をお届けしましょう。日本でも近年、非正規雇用の増加にともない、雇用形態の違いによる賃金格差が大きな問題になっています。

その中で、よく耳にするのが「同一労働同一賃金」という言葉‥「性別や雇用形態を問わず、同じ仕事をしている場合は、同じ賃金を支給すべきである」という考え方です。

ただ、現実問題には、同じ労働をしていても、「その質」が全く同じであるかどうかという問題がついて回ります。また、体力を使う仕事の場合、当たり前ですが、年齢が上がれば身体能力の低下による生産性低下は避けられません。そうなると、同じ仕事をしている若い人から、“なんで、私は同じ時間で3/4しか仕事ができないおじさんと賃金がいっしょなの?”という声がでることも‥

非正規雇用の場合、評価が処遇に反映されない(もしくは評価制度がない)ため、どうしても、このような問題はついてまわります。そこで、業態によっては、非正規の場合、年齢によって基本給を調整しているケースもあるという話を耳にしたこともあります。前置きが長くなりましたが、実は、この領域はFeriが若干、関わっている部分なので‥

さて、オーストリアの話題に戻りましょう。10月21日は「同一賃金の日」(Equal Pay Day)でした。実は、こちらで大きな問題になっているのは、女性と男性の間の「賃金格差」です。

20191023012当局の発表によると、オーストリアの女性は、フルタイムの場合、平均年間10000Euro、または男性より19.7%収入が少ないというデーターが出ています。興味深いのは、この賃金格差を休みに置き換えて比較している点。つまり、オーストリアの女性は男性と比べると72日間無料で働いている計算になるそうです。日本流だと72日間のサービス残業ですね。

そこで、この格差是正を促進するため2018年10月20日に「同一賃金の日」が制定されたそうです。ちなみに、前年に比べて「女性が無休で働く日」は、1日少なくなった(つまり、女性の賃金が上がった)そうです。

また、どこの国でも同じですが、賃金が低いと、労働者は労働時間でカバーする方向に走ります。しかし、日本でも同じですが、家事分担では、どうしても女性の担当する部分が多く、結果としてワークタイムバランスが崩れてしまう点を、こちらでも懸念しています。

ちなみに写真の女性が持っているパネルは、曜日別の家事分担表です。2枚目は、実際に記入してありますが、圧倒的に女性の方が多いようです‥

つまり、同一賃金の推進は、女性のワークタイムバランスを向上させることにもつながると当局は指摘しています。

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October 23, 2019

Wiener Linienが軌道の緑化を推進中

2019102301 昨日、日本では「即位礼正殿の儀」が行われました。世界の国と地域、国際機関、190以上から代表が参列したという報道に接しましたが、テレビ中継で紹介した国もあるようです。

ところで、皆さまはオーストリアからは、どなたが参加されたか、ご存じでしょうか。 日本では映像が流れなかったかもしれませんが、ファン・デア・ベレン(Alexander Van der Bellen)大統領夫妻がご参加されています。

大統領ご夫妻は19日から滞在されていたようで、横浜や東京の修好150周年関連展覧会などもご訪問されています。という訳で、大統領府のホームページから、日本での様子をご紹介しましょう。下の写真は「饗宴の儀」のものだと思いますが、良いタイトルが付いています。

大統領府のホームページには、安倍首相の万歳三唱をはじめ、「即位礼正殿の儀」の写真も豊富に掲載されており、日本に対して配慮してくれていることがよくわかります。

なお、10月26日は「ナショナルデー」なので、早々にオーストリアにご帰国になることでしょう。

20191022001さて、今日は「Wiener Linienの温暖化防止の取り組み」についてお届けしましょう。

ご存じの方も多いと思いますが、ウィーンの路面電車は一般の道路を走っているルートに加えて、専用軌道を走っているルートがあります。
一般の道路の場合は、路面電車優先であっても自動車が走るため、コンクリートで舗装(もしくはコンクリートプレートを埋め込む)されています。

専用軌道については、今までは通常の鉄道のような構造になっているところが多かったのですが、温暖化防止の一環として軌道内の緑化(Grüngleis)を進めています。

20191022002今回、O系統がPratersternからNordbahnhofviertelまで延長(4停留所)されますが、この区間の専用軌道150メートルについては軌道緑化をすることが発表されました。建設開始は2020年春に始まり、同年12月に営業を開始する予定です。

なお、軌道を緑化した場合、通常の構造に比べて150000Euroほどコストが高くなりますが、今回は2区とWiener Linienが負担することになっています。

20191022003軌道の緑化ですが、夏季の都市景観改善と温暖化防止以外に多くのメリットがあると言われています。その一つが、軌道内の植物が埃を吸収し、空気中の汚染を少なくすること。

さらに、大雨の際、貯水機能があるため、排水路の負担を軽減することができると言われています。

D系統にご利用になった方はご存じかも知れませんが、現在、Marianne-Pollack-Gasse-Eva-Zichler-Gasse間の専用軌道も緑化されています。

Wiener Linienでは、現在、62系統、18系統、25系統、26系統の一部区間で、軌道が緑化されています。

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October 22, 2019

変わったお店シリーズ160 恒常的なお店に? A-1 Pop-Up Store

20191021001本日、10月22日、日本では「即位の礼」が執り行われますが、お天気が心配ですね。また、台風19号の被害に鑑み、パレードが延期になったようですね。

さて、平常モードの当ブログ。今日は「変わったお店シリーズ」をお届けしましょう。

このブログでおなじみの定点観察。Schottentor地下の商店街も何回か取り上げていますが、最近は店舗の入れ替えが頻繁に行われるようになりました。

その中で、気になった1軒が、昨年オープンした大麻関連グッズの販売店Bushdoctor(詳しくは2019年2月13日の記事をご覧ください)。ただ、色々と問題があったのか、早々に引き払ってしまいました。せっかくなので、2枚目に2019年2月頃の写真をお目にかけましょう。

20191021002その後に入居したのは、皆さまご存じの通信会社A-1。ただ、最初は。店先の看板もなく、店内の什器も仮設のもので「臨時案内所」といった趣でした。2\3枚目の写真が、その時のもの。2019年4月の姿です。

Feriは、当初、ここに入ったA-1もキャンペーン用の施設か何かで、その設備から、しばらくしたら引き払ってしまうのではないか…と予測していました。

20191021003その後、2019年6月頃になると、4枚目の写真のように店上の看板スペースにA-1の看板が掲げられるようになりました。

この写真を撮影した時は、あまり気にならなかったのですが、今回の記事をまとめるにあたって、改めて見たところ、看板の一部がめくれており、仮設の看板だったようです。

今年の秋、久しぶりにSchottentorの地下に出向いてみたところ、冒頭の写真のようになっていました。

まず、立派な看板が店頭に掲げられたこと。屋号も「A-1 Pop-Up Store」となっています。また、店内の什器も立派なものが入っていました。

そして、以前から設置されている店前の飲食用スタンドの広告もA-1に変わっていました(どうでもいい、細かいところが気になるFeri‥)。

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October 21, 2019

MIKADO特売中

20191019001今日は「日本食材の話題」です。最近はスーパーマーケットに行くと、日本をはじめとする海外の商品も数多く見かけるようになりました。それだけ、こちらのスーパーマーケットでも「国際化」が進んでいるのでしょう。

ただ、お菓子大国であるヨーロッパで市民権を確立している日本発のお菓子は少ないのが実情です。その中で際立った存在感を示しているのが、日本でもおなじみに江崎グリコの「ポッキー」です。1966年から発売されているため、Feriも子供の頃から親しんでいました。

ポッキーは、海外展開している数少ない日本生まれのお菓子です。海外でもポッキー(Pocky)という商品名で販売している国もありますが、国によってはポッキーの名称がふさわしくない(良くない言葉)ため、別の名称が使われています。

ご存じの方も多いと思いますが、オーストリアをはじめとするヨーロッパでは、恐れ多くも「MIKADO」という名称です。

こちらで、いつ頃から販売が始まったのかは、よくわかりませんが、少なくとも一定の支持を集めているからこそ、スーパーマーケットでも「定番商品」として棚を確保しているのでしょう。以前、このブログでもご紹介したようにホイリゲで、スナックとして販売しているくらいですから(詳しくはこちら)。

20191019002先日、某スーパーマーケットに立ち寄ったところ、ワゴンで特売を行っていました。通常1.99Euroのところ、1.32Euroになっていました。ただ、まとめ買いが条件のようですが‥

余談ですが、ポッキーの芯部分はプリッツですが、こちらはヨーロッパ起源のお菓子「プレッツェル」に由来するものだそうです。

今日は、オマケで日本食材の話題をもう一つ。こちらで販売されている日本食材の中には、日本では販売されていない商品もあります。

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October 20, 2019

FLEXITY量産車が運行を始めました

20191018002今日は「ウィーンの新型路面電車の話題」をお届けしましょう。

昨年12月から量産先行車による営業運転が始まったWiener Linienの新型路面電車FLEXITY(Type D)ですが、今夏から待望の量産車が落成し、営業運転を開始しました。

先日、時間がとれたので、FLEXITYの量産車が現れそうなReumannplatzまで出かけてきました。Feriが見当を付けたのは6系統。今回のダイヤ改正で、運行系統が変わり、FLEXITYの投入も発表されていたからです。

なお、Reumannplatz周辺の再開発現場も見てきましたが、こちらについては、後日、別の記事でご紹介しましょう。

201910180046系統の停留所でしばらく待っていると、Burggasse-Stadthalle方面からFLEXITYがやって来ました。正面のナンバーを見ると304号。量産車です。Feriの読みが見事に当たりました(笑)。

この区間は併用軌道ですが、路面電車優先になっているため、停留所からでも、なかなか面白い写真が撮影できます。

せっかくなので、304号に乗って、終点のGeiereckstraßeまで行ってみました。

量産先行車と量産車ですが、大きな変更は行われなかったようです(細かい変更はあったかもしれませんが、詳しく比較した訳ではないので…)。

20191018003今回は比較的、車内が空いていたので、観察できましたが、やはり床が完全にフラットでない点が気になりました。出入り口付近は低くなっているのですが、それ以外は若干、高くなっており、スロープで結ばれています。

乗っている時、ベビーカーを押したお客さまが乗車してきましたが、ULFよりも乗車するのに若干、手間取っているような印象。やはり床の高さがネックですね。

全ての停留所にプラットホームがあれば、段差は解消されますが、実際には道路上から乗降する場所もあるため、ULFに比べると、乗降に手間がかかるように見えました。

20191018005また、背の低いFeriから見ると、椅子が高いような気がしました。これは台車の上にある椅子と高さを合わせたためだと思われます。なお、正直、椅子の座り心地はよくありません。

その理由は写真をご覧になるとわかると思います。まぁ、長時間、座る訳ではないので、これで良いのかもしれませんが‥

エアコンを使う時期は、既に過ぎているため、エアコンの能力を体感することはできませんでした。

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October 19, 2019

「Strmの季節」になりました

20191016001今日は「Strmの話題」をお届けしましょう。ご存じの方も多いように、早いところではワイン造りは8月から始まります。そして、ワインの新酒(ホイリゲ)が出る前に飲むことができるのがStrm(シュトルム)です。

これから生まれるワインの初期段階。爽やかでフルーティー、まだ残っているブドウ糖の繊細な甘みが快く、レモネードのように清々しい飲み心地。

ジュースでもあり、かつまたワインでもあるというStrum(シュトルム)は甘く、飲み易いため、ついつい飲み過ぎてしまいます。発酵していくため、毎日、どんどん味が変わり、1ヶ月もたつと、甘みも少なくなり、まったく違った味になります。

20191016003そのため、飲むタイミングによって、色々な味が楽しめる‥という訳です。

Sturmとは「嵐」という意味ですが、「ついつい飲み過ぎてしまい、頭の中がくるくる回ってしまう」から名付けられたと言われています。

9月から10月にかけて、ウィーン市内でもStrmを売る屋台を見かけることが多くなります。特にこの時期開催されるFestでは、必ず販売され、楽しみにしている人も多いようです。

また、スーパーマーケットなどでも販売しています。「秋の風物詩」と言った感じでしょうか。

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October 18, 2019

Tag der Wiederbelebung

201910170112019年も自然災害が多発した日本ですが、9月9日が「救急の日」ということで、各地で様々な行事が行われたと思います。

Feriは、専門家ではないので、詳しくないのですが、10月16日は「Tag der Wiederbelebung」(国際蘇生デー)という日だったようで、ウィーンでも関連した行事が行われています。

最近は、日本でも街中でAEDを設置しているところを数多く見かけるようになりました。AEDは、「異常な拍動を繰り返し、ポンプとしての役割を果たしていない状態の心臓を、電気ショックによって一時静止させることで正常な拍動の再開を促す装置。

20191017013AED使用で、一時静止させられた心臓は、本来は自動的に拍動を再開するそうですが、酸欠などの状態にあると拍動が再開しにくいため、AED使用後、速やかに胸骨圧迫(一般に心臓マッサージといわれるもの)を行う必要があるそうです。

AED使用の有無にかかわらず、心停止に至った場合、なるべく早く心肺蘇生を試みることが、命の維持につながることは間違いありません。

一般の人たちに対して、このような活動を啓蒙するために「Tag der Wiederbelebung」が制定されました。

生活習慣の違いによるためなのか、日本よりもヨーロッパの方が、心臓疾患が多いようで、実際に街中で突然、倒れて死亡する方も多いという話を耳にしたことがあります。

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October 17, 2019

犬がお掃除中

20191017003今日は「清掃局の話題」をお届けしましょう。

日本で言うところのウィーン清掃局MA48(正式な名称は異なりますが‥)は、ゴミの収集はもちろんですが、街をきれいにするための啓蒙活動を色々と行っています。

各種ポスターなどは、その代表ですが、日本と異なり、ウィットに富んだ内容になっています。ある意味、住民の注目度を上げるための考え方なのかもしれません。

20191017001オーストリアでは、ペットを飼っている飼い主のマナーは、比較的良いですが、それでも、最近は困った飼い主も増えています。これがウィーンで実施されている大型犬のライセンス制につながっている訳です。

日本よりは少ないとは言え、愛犬の散歩中の糞は、大きな問題。

街中には糞を処理する(捨てる)ための黒いビニール袋が無料で設置されているほか、糞を放置すると罰金(今は50Euro)がかかるようになっています。

余談ですが、この警告看板は、よく見かけますが、破損しているものが多いのも気になります。

20191017002ある意味、硬軟取り混ぜた対策で、街角から「犬の糞」をなくすように努力している訳です。

その一つに清掃当局が実施している啓蒙活動があります。今回、ご覧にいれるようなゴミ箱や清掃車に啓蒙用ポスターを掲出しています。

このポスターの内容を考えるのも、なかなか大変だと思いますが、思えず見てしまうような内容になっていますね。

最初にご紹介したポスターは、犬が「ほうきとちりとり」を持って糞を片づけている図柄。芸が細かいのは、後ろで別の犬が、その様子を見ているところです。

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October 16, 2019

老舗のおもちゃ屋さんが廃業

20191015002今日は「お店の廃業にまつわる話題」をお届けしましょう。

皆さまもご存じのようにウィーンには、長い歴史を誇る個人商店が、沢山あります。特に旧市街にある歴史あるお店は、伝統的な建物に店を構えており、ウィーンらしい情緒を醸し出しています。

さて、旧市街、シュテファンドームの近くにGEGRという屋号のおもちゃ屋さんがありました。そう、過去形で語らなくてはいけないのが、悲しいところ。

先日、所用があって近くを通りかかったところ、建物は健在でしたが、内部は空っぽ。どうやら廃業してしまったようです。

以前は、興味深い商品が並んでいるショーウィンドウを眺めるのが、楽しみの1つだったFeriとしては、商品が何もなくなってしまったショーウィンドウを見た時、思わず、足が止まりました。

20191015001_20191015095401SchulerstraßeとStrobelgasseが交わる角にあったので、ご存じの方も多いと思います。

1階が一般的なおもちゃ、2階が模型を中心とした校正でした。2階の売場は床が木張りで、趣のある店構え。Feriも、以前、友人に頼まれた鉄道模型を2階の売場で、何回か買い求めたことがあります。

従業員さんは、比較的若い方が多かったのが、印象的でした。場所柄、比較的お客さまも来店していたような気がしていただけに、ちょっとショックです。

ファザードに1872と書かれているのが、創業した年だと思いますので、150年近い歴史を誇っていたことになります。創業150年を前に廃業とは‥

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October 15, 2019

路面電車が数珠つなぎ

20191015001こちらでも引き続き、台風19号の影響で甚大な被害が発生している日本の状況が報道されています。考えてみると、日本で、これだけ広範囲に堤防が決壊し、河川が氾濫したという例は希ではないでしょうか。 Feriも驚いたのは、新幹線長野車両センターが千曲川決壊の影響で冠水したことです。車両基地は、広大なスペースが必要なため、建設できる場所が限定されてしまいます。また、一級河川である千曲川で大規模な反乱が起こるとは考えてもみなかったと思います。

ただ、車両10編成が冠水したことに加えて、車両の研修設備も冠水しているため、車両の点検や修理は別の基地で行う必要があるため、復旧にはかなりの時間が必要だろうと思います。

また、箱根登山鉄道をはじめ、鉄道関係の被害も甚大で、今後、復旧に向けて関係者の皆さまの苦労は想像を絶するものがあると思います。

2019100901 さて、気を取り直して今日は「路面電車の話題」をお届けしましょう。ウィーンの路面電車は路線網が充実している上に、路面でも優先交通権が確保されているところが多く、非常に便利な公共交通期間だと思います。

また、ウィーンの場合、途中での折り返し設備が数多く設置されているため、デモ行進や各種イベントで道路が閉鎖される場合、鵜飼運転を柔軟に実施することができます。

しかし、事前に予想できない事故の場合は、どうしようもありません。先日、所用があって旧市街へ出かけた帰り、市庁舎前に出たところ、内回りの停留所にある運行表示器に運行停止中の案内が‥

2019100902そのままマリアテレジア広場方面に歩いて行ったところ、Dr. Karl Renner Ringの手前で大変な光景を目にしました。

1系統のULFを先頭に、何編成もの路面電車が数珠つなぎ状態になって止まっているではありませんか。この区間はRingでも運行系統が多い場所。1系統、2系統、D系統、71系統などの定期路線に喰われて、RingTramも運行されています

そして、内回りの軌道上には救急車の姿が‥ どうやら何かの事故が発生したようです。しかも、救急車は通常タイプのものに加えて、もう1台。もしかしたらドクターを現場へ運んできたのかも知れません。

2019100905歩道上には救急隊員に加えて警察官らしい姿も‥ 具体的にどのような事故だったのかははっきりしませんが、Feriが外回りの停留所で路面電車を待っていると、数分で救急車が2台とも移動を開始。しかし、サイレンは鳴らしていなかったので、搬送は行われなかったということでしょう。

救急車が軌道上から出たことで、進路が開け、先頭の1系統から順次、運転を再開しました。

2019100904臨時停車中に、多くのお客さまは降りてしまっていたようですが、各停留所で待っているお客さまもいるため、全車が一斉に走り出すことはできず、順番待ちという形になっていました。

この渋滞にはRingTramも巻き込まれていましたが、さすがに、こちらはお客さまが乗ったままでした。

通常の鉄道では、駅以外に臨時停車してしまうと乗客を降ろすことができないため、事故の際は、原則として駅で運転を抑止するパターンが多いようですが、さすがに路面電車。

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October 14, 2019

学校を改築中ですが‥

20191013010日本では、今日は「体育の日」でお休みだと思います。ただ、台風19号の被害が甚大なので、「それどころではない」という方も多いかもしれません。台風の直撃を受けなかった地域でも大雨で、河川が氾濫するなど、やはり台風は侮れません。

また、10月14日は「鉄道の日」(鉄道記念日)です。各種イベントが企画されていたと思いますが、こちらも台風の影響で中止になっていることでしょう。

こちらでも通信社の情報などを使って報道が行われています。ご存じの方も多いと思いますが、地震と異なり、河川の増水による水害は、比較的多く発生します。こちらも注目するほどの被害が発生したということをお伝えしておきます。

20191013006さて、今日は「学校改築の話題」です。最近、ウィーンでは人口増加にともなって、小中学校の需要が増えているようで、このブログでもお伝えしたように新しい学校の新設も行われています。

先日、Ottakringに行った際、馴染みのホイリゲ途中にあるNMSi Wiesberggasseという学校が大規模改築工事を行っていました。新学期が始まっている中での改築工事なので、生徒さんは一時的に2つの学校へ分散して、授業を受けているそうです。

20191013005ウィーンの学校は、日本と異なり、広い校庭を学校の敷地内に備えているところは少ないようです。そのため、「一見すると普通の建物に見える学校」が結構、存在します。まぁ、玄関の表示を見ればすぐにわかりますが‥

この学校も伝統的なスタイルの建物で、いかにも「ウィーンの学校」というイメージです。朝、親御さんに連れられた生徒さんが通学しているシーンを見たこともあります(最後の写真が通学時の風景です)。

20191013004この学校ですが、デジタルテクノロジーを駆使した新しタイプの学校です。そのため、教育方法も工夫が凝らされているようです。

今回の改修ですが、道路に面したファザードは、そのまま活用しているようですが、たまたま裏側を見ることができる場所を通りかかったらびっくり仰天。

壁の一部を壊しており、間取りの変更を含む、かなり大規模な工事のようです。もしかすると、教育内容や手法の変更に合わせて、校舎の改築となったのかもしれません。

そして、Feriが一番驚いたのは、上を見たとき‥

20191013002何と上層階に建物を継ぎ足しているようなのです。当たり前ですが、現場に立ち入ることができない一般人のFeriとしては、遠くから様子を観察する以外に方法はありません。

工事は2018/19学年度終了後に開始されたもので、2フロアが増設されます。鉄骨の骨組みが見えることから、現在の建物の上に新しい教室を増設する訳です。従来の建物に継ぎ足すため、強度は大丈夫なのでしょうか。

日本の場合、地震という問題があるので、柱がつながっていないと強度に問題が出そうです。しかし、こちらの場合、日本のようなシビアな耐震基準はありませんから、単純な継ぎ足しでも大丈夫なのかもしれません。

そのため、資材を運ぶために必要なこちらの建設現場ではおなじみの巨大なタワークレーンが学校前にそびえ立っていました。

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October 13, 2019

Wiener Linienが、新ファッションを販売

20191012010日本では台風19号による豪雨で多くの河川が氾濫したようですが、皆さまがお住まいの地域は、いかがだったでしょうか。さて、今日は、このブログではほとんど取り上げない「ファッションの話題」です。何しろFeri自身、関心が薄もので‥

さて、今夏、突如、水着を販売し話題を集めたWiener Linien。その際、「続編を企画している」という案内がありましたが、本当に続編が登場しました。

今回はKollektion WL19という名のストリートファッション。“Trag deine Öffi-Liebe”というコンセプトで開発された若者向けのコレクションです。クールな黒を基調に、Wiener Linienのロゴをあしらったデザイン。

WL19は9つのアイテムで構成されており、多くはユニセックスで着用できます。今回発売されるのは、ウインドブレーカー(149 Euro)、スウェットパンツ(79 Euro)、Tシャツ(45 Euro)、クロップドトップ(39 Euro)、ボディ(99 Euro)、靴下( 19Euro)、ベルト(39Euro)、ショルダーバッグ(35Euro)、スカーフ(35Euro)。全て同じコンセプトでデザインされています。全て限定版(Limited Edition)です。まぁ、限定版として、売り切り完売を目指しているのでしょう。

まだ、写真が1枚しか公開されていないため、コレクションの全容は、よくわかりません。今回のファッションもウィーンのデザイナーズレーベルPeng!とのコラボレーションです。そして、前回、スイムウェア開発にも携わったStudio Miyagiも関わっていると伝えています。

Feriは、この手の話はまったく詳しくないので、どの程度、人気のあるレーベルなのかは存じません。

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October 12, 2019

2019年冬ダイヤ WestBahnは列車半減

20191012004日本では、巨大な台風19号の襲来で社会生活が大きく混乱しているようですが、大きな被害が出ないことを祈るばかりです。Feriの実家も台風15号の際には、長時間の停電がありましたが、今回も心配です。

さて、今日はWien-Salzburg間を結ぶ「WestBahnの話題」をお届けしましょう。以前、「同社が所有するダブルデッカー電車がドイツ鉄道(DB)に譲渡され、中国製の新型電車が導入される計画が進んでいる」という話題をお伝えしましたが、新しい情報が入ってきました。

まず、中国製電車導入は、キャンセルされました。しかし、現行のダブルデッカー電車をドイツ鉄道に譲渡する話は継続しており、2019年12月15日の冬ダイヤからWestBahnは運行本数が大幅に削減されることが決まりました。

具体的にはÖBBに対抗して運行が始まったWestblue(Salzburg-St.Pölten-Wien Hbf-Wien Praterstern)が運休となります。そして、現在、WestgreenとなっているSalzburg-St.Pölten-Wien WestBahnhof間だけで運転が継続されます。

20191012002ただ、編成数が減るため、運転間隔もかつての1時間ヘッドになります(ラッシュ時は例外的に30分ヘッドで運転されます)。現在は、WestBahnとWestgreenが相互に30分ヘッドで運転されていますから、利便性は大幅に低下します。

München-Salzburg間については、同社の列車による運行ではなく、Meridianの接続列車を利用します(Salzburgで乗り換えが必要)。

今回の決断に至った背景はÖBBの強力なWestBahn対策(特定条件下での露骨な運賃の値下げ)により、WestBahnの経営が厳しくなったことも背景にあるようです。

さらに現在の4010型・4110型は乗客には好評であるが、メンテナンスコストが高いという問題がありました。更に、ÖBBに対抗するため、低運賃を設定しているため、同社の発表によるとWien-Salzburg間でチケット1枚当たり5Euroの損失が発生しています。

20191012003そのため赤字体質が脱却できず、2019年末までに累積8300万Euroになると言われています。
WestBahnは、国のÖBBに対する優遇策(補助金の交付)が不公正な競争を誘発しているという意見を持っているようです。実際、WestBahnが参入してから、補助金の10%が広告に使われていたそうです。

また、2011年には旅客列車の路線使用料が30%も引き上げられた上に、プラットホームの使用料も追加されました。ただ、プラットホーム使用料については、欧州裁判所で違法という判決が下りましたが、事既に遅し‥ 

公正な競争を促進するためには、EUの監視が必要ですが、思うように進んでいないことにWestBahnの幹部はいらだちを感じているようです。

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October 11, 2019

DESIGN DISTRICT 1010が開催されました

20191011003今日は、先日ウィーンで行われた「デザインに関するイベントの話題」をお届けしましょう。ウィーンでは、様々な展示会やイベントが開催されるのは、皆さまもご存じのとおりです。

今回は「五感でデザインを体験する」というコンセプトで、10月4日から6日までの3日間、HOFBURGを中心に旧市街でデザインに関するイベント「DESIGN DISTRICT 1010」が開催されました。

20191011004「Living & Lifestyle Messe」という副題が付けられているように、今回のイベントでは、インテリアデザイン、ライフスタイル、テクノロジー、アートなど幅広いジャンルが取り上げられたのが特徴。

約200のブランドが出展し、会場は巨大なショールームとなりました。旧市街にある企業のショールームが会場になっているケースも多かったようです。

HOFBURG内では、専門家が参加したフォーラムが開かれ、多彩なスピーカーが登場したようです。こちらは専門家向けの内容ですが、今回のイベントで、もう一つ注目されたのは、旧市街の中にパビリオンを設置し、一般の方も自由に見学できるようになっていた点です。

20191011005ガイディングツアーも開催されていたようですが、フラリと立ち寄って興味のある展示物を見学するのも、もちろんOKです。Feriは専門的な展示内容に関しては、門外漢なので、参加しませんでしたが、旧市街の街中で見かけた展示を、写真でご紹介しましょう。

トップの写真はGrabenで見かけた「自動車のオブジェ」。今回のイベントでは、Mazda Österreichがパートナー企業に名を連ねているため、同社の出展のようでした。

場所柄、人気が高く、この前で、記念写真を撮影している観光客の姿を数多く見かけました。

20191011001次にご紹介するのは、メイン会場となったHOFBURG前のMichaelerplatzに仮設されたブース。

Geberitというスイスに本拠を置く水道機器やサニタリーシステムなどを扱うメーカーです。そこに展示されていたのは、こちらでは、まだ珍しい温水便座。

3つ目にお目にかけるのは、MIONETTOという日本でも販売されているイタリアのスパークリングワインメーカーのブース。

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October 10, 2019

5 Jahre Wien Hauptbahnhof

20191010005以前、日本では10月10日は「体育の日」で祝日でしたね。1964年、東京オリンピック開催を記念して制定された祝日なので、リアル世代としては感慨深い日でもあります。さて、

今日は「Wien Hauptbahnhofの話題」をお届けしましょう。
今やウィーンを発着する長距離列車が利用するWien Hauptbahnhofですが、早いもので本格開業から今年で5周年。それを記念して本日10月10日にイベントが開催されます。

20191010006Wien Hauptbahnhofは、現在、毎日150,000人を超えるお客さまが利用し、1000本を越える列車が発着しており、単なる駅を越えたランドマークとなっているのは、皆さまもご存じのとおりです。

10日は地下1階の特設ステージで、子供向けプログラム、バンドコンテスト、コンサート、チャリティーオークションなど、さまざまなイベントが開催されます。

また、10月7日からは写真展をはじめとするイベントが構内で開催されています。 20191010003レットをお客さまに配布していました。

お恥ずかしい話ですが、Feriも、このリーフレットをもらって、開業5周年を迎えることに気づきました。

Wien Hauptbahnhofは、2009年12月にSüd Bahnhofの廃止から工事が本格化しました(もちろん、その前から、各種の準備工事は行われていましたが‥)。

20191010001そして、2012年12月9日には駅施設の一部が営業を開始しましたが、まだ、駅構内にも何もない状態。暫定開業でした。

そのため、優等列車の発着は行われず、巨大なプラットホームを使うのは短い編成のローカル列車という不思議な光景でした。

その後、駅構内および隣接地域の開発が進み、2014年12月14日に全面開業しました。ただ、この段階ではSalzburg方面へ向かうÖBB南鉄道の優等列車は、WestBahnhofを利用していました。

20191010004同一プラットホームでの優等列車乗り換えなども可能になり、利便性が向上しましたね。

そしてFlughafenWienにÖBBの優等列車が乗り入れるようになってから、Wien Hauptbahnhof-FlughafenWien間の利用者も増えたような気がします。これも認知度が高まったことが影響しているのでしょう。

すでに、駅に隣接するエリアの再開発もかなり進んでおり、車両基地跡に建設中の新しい街もかなりできあがってきました。

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October 09, 2019

好評開催中 WIENER WIESN Fest

20191008002日本では、週末に台風19号が襲来するようで、ちょっと心配ですね。ちょうど、3連休にあたりますし、各種、行事が予定されているところも多いと思いますので‥

さて、めっきり、秋が深まったウィーンですが、今日はプラーターで好評開催中の「WIENER WIESN Festの様子」をお届けしましょう。

感謝祭のイベントと異なり、歴史が浅いのがプラーターで行われている「WIENER WIESN Fest」です。

オクトーバーフェストと言えば、ドイツ・ミュンヘンが本場ですが、それに習って数年前からウィーンでも始まったものですが、単純に「Bierを飲んで、騒ぐ」というイベントです。最近はスポンサーも増えて、いっそう、盛り上がるようになりました。

20191008001「自治体の日」が設定されており、今年は9月27日が「ブルゲンラントの日」、28日が「ニーダーエスタライヒの日」、29日が「オーバーエスターライヒの日」、10月2日が「ウィーンの日」、4日が「ケルンテンの日」、5日が「チロルの日」、6日が「ザルツブルクの日」です。

「自治体の日」は、基本的に、その自治体に所属するブラスバンドが遠路、はるばるやって来て、華麗な演奏をステージで披露します。このブログでもご紹介したことがありますが、こちらには小さな街にもブラスバンドが編成されており、各種の行事に出場します。

20191008006そういう意味では、地方のブラスバンドにとっては「晴れ舞台」と言えるかもしません。

Feriは、「Salzburg-Tag」に出かけたのですが、今回は、Feriがよく知っている街からの出演はありませんでした。ちなみに、当日、参加したバンドはTMK Fusch an der Glocknerstraße、TMK Bruck an der Glocknerstraße、TMK St.Georgen im Pinzgauの3つでした。演奏はZeltと呼ばれる大テント内の会場で、12時から14時30分頃まで行われます。ちなみにTMKとは「Trachtenmusikkapelle」(伝統的なブラスバンド)の略称です。

Feriは、オーストリアに来るようになってから、ブラスバンドの演奏が好きになり、夏のイベントが楽しみでした。最近は、なかなか演奏に接する機会がないだけに、楽しい一時を過ごすことができました。

なお、主催者からBierが振る舞われるため、飲める奏者は飲みながら演奏します(飲めない方はソフトドリンクですが)。

20191008004さて、来場しているお客さまですが、まず、圧倒的に民族衣装の形が多いのが特徴です。ウィーンで、これだけ民族衣装をお召しになっている方が集まるのは、このイベントの特徴かもしれません。また、Bierは基本的に1リットル。まぁ、お願いすれば500ミリリットルも用意してくれるZeltもありますが‥

また、Gösserがスポンサーになっている関係で、Bierは全てGösserです(種類は、いつくつか用意されていますが‥)。もちろん、子供さんも来るので、ソフトドリンクも販売されています。また、以前はBierが中心でしたが、最近はWineも販売するようになりました。ただ、基本はBierですね。

20191008007飲んで騒ぐイベントなので、グループで来場しているお客さまが圧倒的に多いのですが、Feriのように1人で来ているお客さまも見かけました。ただ、イベントの性格上、グループで来た方が圧倒的に盛り上がります。

そして、15時頃からは、ブラスバンドに代わって演奏をするのが、オーストリアや南ドイツ独特のポピュラーバンドです。楽器の編成はバンドによってことなりますが、シンセサイザーや電気ギター、アコーディオン、トランペットなどが中心。専属のソリストがいるケースもありますが、演奏しながら歌うのが基本。

全てアンプによって増幅して巨大なスピーカーから音楽が流れます。演奏する曲目は、いわゆる民謡をアレンジしたもので、とにかく「お客さまを乗せるための演奏する」というのが基本スタンスです。

20191008008Feriは、実は、この手のバンドには昔から傾倒していて、勝手に「チロリアンバンド」という名前を付けていますが、決してチロル州限定ではありません。また、演奏する曲目も民族音楽をカスタマイズしたものだけでなく、アメリカのポピュラーミュージックをドイツ語(もちろんオーストリア風)にアレンジした曲も披露されます。

とにかく休み無しで演奏し続ける上に、途中で、必ず「乾杯の歌」を入れるのは、販促のお約束。

このバンドの演奏が始まると、バンドメンバーのファシリテートにより、お客さまは一気にハイテンションになります。

とにかくオーストリア人が、これだけハイテンションになる民族だったとは‥とビックリすること間違いなし。

本来はマナー違反ですが、椅子やテーブルの上に登り、踊り出すお客さまが多数(以前、多くのお客さまが椅子の上に登り、椅子が倒壊したケースもあります)。先ほどまで、演奏していたブラスバンドメンバーも、今度はお客さまとして参加しますが、これまたハイテンションで盛り上がります。

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October 08, 2019

ゴミの分別が変わりました

20191007003今日は久しぶりに「ゴミの話題」です。ウィーンはゴミの分別が徹底している都市です。特にペットボトル(黄色)、缶(青)、瓶(色つき、色無し)などは街中のステーションに大きなゴミ箱が設置されており、一般家庭の皆さんは、ここへ持ち込みます。

これらはリサイクルを容易にするための措置なのは、皆さま、ご存じのとおりです。

が、ここへ来てウィーン市でゴミの回収を行っているMA48が、9月から新しい施策を導入しました。これはペットボトルと缶を同じゴミ箱(もしくはゴミ袋)で回収するというものです。

20191007004従来よりも効率が下がりそうな気がするのですが、ウィーン市の発表によると、新しい分別機器の導入により、一緒に回収しても、仕分けができるそうです。

それ以上にウィーン市が強調しているのは、回収効率の向上。つまり別々に回収すると、その分、回収車を多く運行しなくてはなりませんが、統合してしまえば、回収車の運行回数を削減できるというものです。

そう、回収車から排出される温室効果ガス削減につながる‥というものです(何しろヨーロッパは温室効果ガス削減に前のめりになっていますので‥)。

20191007001切り替えは段階的に行われているため、現在は従来の缶用ゴミ箱、ペットボトル用ゴミ箱を街中で見ることができます。ただし、ペットボトル用のゴミ箱には、新しいステッカーが貼られており、缶と一緒に捨ててよいことになっています。

一般家庭には回収用の袋と分別基準のリーフレットが配布されます。分別基準の変更は15年ぶりということで、ウィーン市では様々なメディアを使って周知徹底に余念がありません。

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October 07, 2019

Volksoper「Cabaret」鑑賞記

20191006007各劇場で2019/20シーズンが始まりましたが、本ブログの趣旨に反して「オペレッタの話題」が出てきません。自分で言うのも何ですが、紹介に値する作品が‥

Volksoperのオペレッタ新作は、11月までおあずけ。9月のPremiereがあったのはミュージカル「Cabaret」でした。ミュージカルなのでPremiereは行きませんでしたが、なかなか評判が良いので、先日、観てきました。

ナチスの影響が日増しに強くなるベルリンを舞台にしたブロードウェイ作品。1966年に初演されました。

20191006003キャバレー「キットカットクラブ」を舞台に、イギリス人歌手サリーと、アメリカ人作家クリフォードとの恋と破局を描いた作品です。

また、ドイツ人家主フロウライン・シュナイダーと年上のユダヤ人青果商ヘア・シュルツの「熟年の恋」も、同時並行で描かれます。

なお、本作品は、いつくかのバージョンが存在するようですが、Feriは舞台を初めて観たので、Volksoper版が、どのバージョンなのかはわかりかねます。

20191006006当日の指揮は、Lorenz C. Aichnerさん。主な出演者は、以下のとおりです。

-Conférencier(MC、マスターオブセレモニー):Ruth Brauer-Kvamさん
-Sally Bowles(イギリス人歌手):Bettina Mönchさん
-Clifford Bradshaw(アメリカ人作家):Jörn-Felix Altさん
-Fräulein Schneider(ドイツ人家主):Dagmar Hellbergさん
-Herr Schultz(ユダヤ人青果商):Robert Meyerさん
-Fräulein Kost(アパートの住人):Johanna Arrouasさん
-Ernst Ludwig(ドイツ人):Oliver Lieblさん
-Max(キットカットクラブのオーナー):Jakob Semotanさん
-Piccolo:Matthias Trattnerさん
20191006008-Kit Kat GirlMarianne Curnさん
-Kit Kat Girl:Paulina Plucinskiさん
-Kit Kat Girl:Anja Štrucさん
-Kit Kat Girl:Katharina Wollmannさん
-Kit Kat Girl:Eva Zamostnyさん
-Kit Kat Boy:Jurriaan Blesさん
-Kit Kat Boy:Martin Enenkelさん
-Kit Kat Boy:Maximilian Klakowさん
-Kit Kat Boy:Kevin Perryさん

20191006001まず、舞台装置ですが、回り舞台と吊し物を上手に使いキャバレー店内、シュナイダーが経営するアパート、シュルツが経営する青果店を再現していました。回り舞台なので、場面転換はスピーディです。

また、キットカットクラブの出演者は奇抜なメイクとコスチュームが特徴。退廃的で半体制的な雰囲気がムンムン。いかにもナチスのお気に召さないお店というイメージは見事です。

ブロードウェイ作品なので、幅広い年齢層のお客さまが来場していましたが、若いお客さまから支持を集めている感じがしましたね。 

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October 06, 2019

祝 修復が完了しました

201910060003秋が深まったオーストリアですが、山間部からは、すでに雪の便りが届くようになりました。昨日は、このブログでも予告した「ORF-Lange Nacht der Museen2019」が開催されました。ウィーンは、曇り時々雨といったお天気だったので、ちょっと残念でしたね。マリアテレジアプラッツの案内所には、前日からチケットを買い求める人の列ができていました。

さて、今日は「史跡の話題」をお届けしましょう。

20191006000119区、S45のOberdöbling駅向かいにあるStrauß-Lanner-Park。かつてはJohann Strauß (Vater) とJoseph Lanner.のお墓があった場所ですが、遺骨は1927年にウィーン中央墓地へ移り、翌年、公園としてオープンしました。そのシンボルが、古い墓石です。

201910060002ところが、この歴史的な墓石にスプレーでいたずら書きをしたバカモノがいたのです。

さすがに墓石本体に落書きをするのは気が引けたのか、後ろの壁でしたが、それでも景観が損なわれるのは言うまでもありません。ちなみに、この公園の向かいには警察署がありますから、犯人はいい根性をしています。

予算の都合なのか、なかなか修復が行われず、Feriもイライラしていたのですが、このほど、きれいに修復されました。ちなみに、左の写真が修復前のものです。

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October 05, 2019

Welttierschutztag(世界動物の日)

20191004000110月に入ってウィーンも秋が深まってきました。街中でも、コートやダウンジャケットをお召しになっている人を見かけるようになりました。さて、今日は「ペットの話題」をお届けしましょう。10月4日は「世界動物の日」でした。

世界動物の日(Welttierschutztag、World Animal Day)は、動物愛護・保護のための世界的な記念日で、世界各地で動物愛護・保護のための様々な活動が行われます。

歴史は古く、1931年、イタリア・フィレンツェで開催された「国際動物保護会議」で制定されたものですが、10月4日が選ばれたのは、この日がアッシジのフランチェスコの聖名祝日であるためだそうです。

201910040004アッシジのフランチェスコは、「神の前では、人も動物も、あらゆる神の被造物は神を父とする兄弟姉妹であり、平等である」と説いています。

ペットを家族の一員として大切にするオーストリアでも、色々な行事が行われます。ウィーン市では10月4日にTierQuarTier Wienのオープンハウスが行われました。Feriは残念ながら見学に行くことはできませんでしたが‥

201910040002TierQuarWienは、捨てられた動物の保護と新しい飼い主捜しをする団体です。これまでに約8,000匹の犬、猫、小動物を新しい飼い主に引き渡しています。

ドナウシュタットにある施設には、約300匹の動物が収容されています。こちらでは、基本的にペットを店で売買する週間がなく、ブリーダーさんが飼い主の資質を見極めた上で譲り渡すため、野良は比較的少ないと言われています。

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October 04, 2019

久しぶりの新しいノートパソコン

201910030003今日はオーストリアで仕事をする上で不可欠な「パーソナルコンピューターの話題」をお届けしましょう。
各種資料の作成や通信などで不可欠な存在となっているパーソナルコンピューター。Feriが出版社で仕事をしていた40年前には、実用的なものは存在していませんでした。

当時は傍流だった電気工学を専攻していたFeriが、大学の研究室で実験に使っていたのは、マイクロコンピューターと呼ばれる「基盤」でした。そして、唯一、冷房が完備した個室に入っていたのが、大きな筐体のビジネスコンピューター。入力は、穿孔テープかパンチカードでした(キーボードを使えるのは管理者だけ)。

出版業界では、今はDTPが標準になり、入稿から編集まで、その過程は様変わりしていますが、当時はやっと日本語ワードプロセッサーが導入された時期でした。

これが今から考えると時代物で、8インチのフロッピーディスクにプログラムと辞書が入っており、これを入れて、随時、アクセスしながら使うものでした。

Feriが、出版社から別の会社に転職した頃から、やっとパーソナルコンピューターが一部で出回りだし、その後、10年ほどで急速に普及しました。

201910030005Feriが最初に手に入れたのは、今や珍品の部類に入るオリベッティのノートPC。これは比較的値段がリーズナブルだったためです。

その後、本命IBMのThinkPadシリーズに乗り換え、今も継続して同シリーズを使っています。まぁ、ブランド名は変わりませんが、メーカー名が中国資本のLENOVOになったのは、正直、ガッカリですが‥唯一の救いは、ThinkPadシリーズに関しては、IBM時代から実績のある大和研究所が設計を行っている事でしょうか。

左の写真は、Feriが最近まで使っていた歴代のThinkPad。

その間、使ってきたのは日本で人気の高いXシリーズ。535からスタートし、X240(これは名機でした)、X31(15周年記念ピアノブラックモデル)、X40(唯一の1.8インチHDD搭載機)、X61sX201sX1Carbonなどの機種を使ってきました。当たり前ですが、性能はどんどん上がってきます。

201910030001現在、出先でメインとして使っているのはX201s。ただし、登場してから、かなり年数が経過しているため、ハードディスクをSSDに交換、メモリーを増設するなどのブラッシュアップを行っています。X1Carbonが最も高性能なのですが、14インチのマシンで、ちょっと大きいため、出張のお供にはちょっと‥という面はあります。

現在も予備機として頑張っているのはIBMのロゴが残っているX61sです。これも愛着のある機種ですね。

個人的にはWindowsXPの仕様が最も気に入っていたのですが、これだけはセキュリティの問題があるため、OSを変更せざるを得ません。そして、2020年、いよいよWindows7のサポートが打ち切られます。

現在、現役の3機種の中で、X1Carbonはテストの意味も兼ねてWindows10に更新していますが、その他は、Windows7Proです。

201910030004アップグレード権を確保しているX201sをWindows10化すること検討していましたが、同機は中古(ただし、程度は非常に良かったですが)であったため、今回、リプレイスすることを決めました。

当初、同じ12インチサイズのX280を購入するつもりだったのですが、資金調達に手間取っているうちに、同機は生産中止。一回り大きい13インチのX390になってしまいました。

中古のX280購入も検討しましたが、仕様が自分の好みに合うものが見つかりません。LENOVO直販で、大幅値引きをやっていたこともあり、自分好みにカスタマイズしたX390の導入を決定。

今回の日本出張に合わせてオーダーし、日本で受け取りました。久しぶりの日本製(米沢のNEC工場生産)です。

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October 03, 2019

中国からのお客さま

2019100200119月も多くの皆さまにご覧頂き、ありがとうございました。9月ですが、14日が最もページビューが多かった日でした。 14日の記事は「謎のピクトグラムシリーズ」でしたが、9月、比較的アクセス数が多かった記事は、「佳子内親王殿下がオーストリアご訪問」。この他は、例によってオーストリア航空搭乗記が上位にランクインしています。

さて、今日は「観光客の話題」をお届けしましょう。
最近、ウィーン市内に限らず、オーストリアで見かける東洋からお越しになる観光客の皆さまは、圧倒的に中国系の方が多いような気がします。

逆に日本からお越しの方は、少なくなった(というか目立たなくなった)ような気がします。中国からのお客さまは、賑やかなグループが多いので、目立つため、余計に存在感があるのかもしれません。

最近、FeriはHallstattには行っていませんが、最近、日本からのお客さまを連れてHallstattに行った友人の話ですと、レストランの従業員さんから、“今日は勘弁して下さい。疲れちゃって。この後、まだ、団体さんが来る予定なので‥”。どんな様子かわかりませんが、中国からのお客さまが激増して、疲弊しているとのことでした。

201910020012さて、先日、友人を出迎えるため、ウィーン国際空港へ行った際、写真のようなバスを見かけました。中国からのお客さま専用の観光バスのようです。ウィーン市内でも、この手のバスをよく見かけます。

日本では、中国系の方が経営している観光バス会社が増えているという話を耳にしましたが、こちらの経営形態はわかりません。ただ、色々な分野で中国資本が入り込んでいますので、もしかすると中国系の会社が経営しているのかもしれません。

また、空港の広告も様変わりしてきました。写真はFeriが乗り継ぎでよく利用するフランクフルト・アム・マイン空港。ご存じのようにフランクフルトは、「金融の街」ですから、以前から金融機関の広告が多数出ていましたが、最近では、中国系金融機関の広告が目立つようになりました。

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October 02, 2019

Abholboxとは何?

201910020001今日は「スーパーマーケットの話題」をお届けしましょう。日本でも最近は「ネットスーパーや店舗で購入した商品のお届け」が当たり前のサービスになった感がありますね。まぁ、最近は共働き家庭も多いですし、お買い物にでかける時間がとりにくいという背景があるのだと思います。

このブログでもお伝えしたように、比較的のんびりしているオーストリアでも、最近ではネットスーパーのサービスが始まっています。

ただ、今まではオーダーしてから届くまでに、日本よりも時間がかかるのが難点でした。これは、配送インフラの違いが大きいような気がしています。

201910020004そんな中、大手スーパーマーケットチェーンの一つINTERSPARが、面白いサービスを始めました。それが「Abholbox」です。

これはオンラインでオーダーした商品を自宅やオフィスといった「指定場所」に届けるのではなく、予め決められたステーションに届け、それをお客さまがピックアップするというサービスです。

日本でも、「PUDOステーション」という宅配便ロッカーが、最近は駅などに増えていますが、こちらは一般商品が対象。それに対して、Abholboxは食料品を受け取ることができるロッカーである点が大きく異なります。

しかも、ステーションが決まっているため、正午までに注文した場合、当日の配達(Abholboxでの受け取り)も可能という、こちらとしては、極めてスピーディーなサービスです。

201910020003利用可能時間は、月曜日から土曜日の23時までとなっています(残念ながら日曜日・祝日はお休みのようです)。

配達希望時間はオンラインショップで購入時に指定できますが、10時00分~12時00分、13時00分~17時00分、18時00分~23時00分となっています。配達希望時間に幅があるのは、配達遅延のリスクを回避するためだろうと思います。

料金ですが、1Euroで利用できますが、100Euro以上の商品購入時は無料です。

自分がオーダーした商品を受け取る場合、Abholboxにビルトインされた端末にスマートフォンに送信されてきたQRコードをスキャン(パソコンの場合は、紙に印刷したQRコードでも可能なようです)、その後、PINコードを入力して、商品を受け取る仕組みのようです。

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October 01, 2019

週末開催「博物館の長い夜」

201910010004オーストリアで29日、国民議会の早期総選挙の投開票が行われました。暫定投票結果によると、クルツ前首相が率いる中道保守派「国民党」(ÖVP)が約37.2%の得票率を獲得し、第一党を堅持して、政権カムバックを確実としました。

しかし、過半数に達していないため、連立政権を組むことになります。問題は、どの党派と連立を組むかという点。色々な問題もあり、クルツ前首相の連立交渉は難航が予想されています。 

20191001000210月最初は「今週末にオーストリア全土で行われるイベントの話題」です。10月5日(土曜日)恒例となっている「ORF-Lange Nacht der Museen2019」が開催されます。

オーストリア全土の博物館・美術館が参加する催しで、通常の開館時間を延長。概ね深夜1時くらいまで開館します。秋の夜長を博物館・美術館で過ごしませんか‥という「大人向けのイベント」(保護者同伴で、子供さんの参加も可、子供さん向けのプログラムを展開している施設もあります)です。

単純に開館時間を延長するだけでなく、各博物館・美術館で、様々な企画を実施します。ホームページでガイドブックをダウンロードすることができるので、事前に色々と調べて、興味のある博物館・美術館を訪問するのも楽しいでしょうね。

201910010001_20191001075401とにかく区が運営する博物館や企業博物館も一斉に開館するので、見物は沢山。Ottakringer Brauereiも公開されます。当然、Verkehrsmuseum Remise(ウィーン交通博物館)も、この行事に参加します。

同館へのアクセスのため、ビンテージバスによるOldtimer-Shuttleが17時30分から午前1時まで、20分間隔でSchwedenplatz-Remise間で運行されます。

18時30分から23時30分まで、子供向けのプログラムが行われますが、安全監視要員が対応することになっています。

多種多様な博物館や美術館があるウィーンでは、この催しに合わせて、博物館・美術館を効率的に回るための輸送手段も提供されます。

2019100100003その一つが「Lange-Nacht-Bim」。何とWiener LinienがVerkehrsmuseum Remiseに動態保存されているオールドタイマーを、リンク通り(時計回り)に運転させるというものです。

運転時間は18時から深夜1時までで、15分間隔。Oper、Burgring、Bellaria、Börse、Schwedenplatz、Stubentor、Schwarzenbergplatzの各停留所に停車します。夜のオールドタイマーは風情がありますから、これは見物です。まぁ、これも単純な輸送手段というよりも、「動く博物館」(動態展示)といった赴きがあります。

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