犬がお掃除中
日本で言うところのウィーン清掃局MA48(正式な名称は異なりますが‥)は、ゴミの収集はもちろんですが、街をきれいにするための啓蒙活動を色々と行っています。
各種ポスターなどは、その代表ですが、日本と異なり、ウィットに富んだ内容になっています。ある意味、住民の注目度を上げるための考え方なのかもしれません。
オーストリアでは、ペットを飼っている飼い主のマナーは、比較的良いですが、それでも、最近は困った飼い主も増えています。これがウィーンで実施されている大型犬のライセンス制につながっている訳です。
日本よりは少ないとは言え、愛犬の散歩中の糞は、大きな問題。
街中には糞を処理する(捨てる)ための黒いビニール袋が無料で設置されているほか、糞を放置すると罰金(今は50Euro)がかかるようになっています。
余談ですが、この警告看板は、よく見かけますが、破損しているものが多いのも気になります。
ある意味、硬軟取り混ぜた対策で、街角から「犬の糞」をなくすように努力している訳です。
その一つに清掃当局が実施している啓蒙活動があります。今回、ご覧にいれるようなゴミ箱や清掃車に啓蒙用ポスターを掲出しています。
このポスターの内容を考えるのも、なかなか大変だと思いますが、思えず見てしまうような内容になっていますね。
最初にご紹介したポスターは、犬が「ほうきとちりとり」を持って糞を片づけている図柄。芸が細かいのは、後ろで別の犬が、その様子を見ているところです。
2枚目のポスターは、よく見ると犬がおむつをしています。やはり、黒い専用ビニール袋に入れて処理することを推奨しているポスター。写真は清掃車の側面に掲出されたものです。
こちらの清掃車は、ゴミを入れ部分が大きいため、側面は絶好のアピールポイント。色々な啓蒙ポスターが出ていますが、これも、その一つです。
また、最後は、犬に関連する内容ではありませんが、「生ゴミを路上に捨てず、ゴミ箱に捨ててください」というアピール。
実際には、こんなケースはありませんが、路上でシートの下にゴミを隠している人物が描かれています。この他にも、タバコの吸い殻処理など、色々なバージョンがあります。
当たり前ですが、次から次へと新しいバージョンが出てきます。このアイデアを考えるだけでも、大変そうな気がします。
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