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November 04, 2019

経営が厳しいオーストリア航空

20191103016日本では、昨日、日曜日が「文化の日」で祝日だったため、今日は振替休日。お天気も良く、秋の行楽にお出かけの方もいらっしゃるのではないでしょうか。最も台風や水害で被害に遭われた皆さまは、それどころではないとは思いますが・・

さて、今日は「オーストリア航空の話題」をお届けしましょう。

20191103012現在、ルフトハンザの傘下に入っているオーストリア航空ですが、経営的には、かなり厳しい状況に置かれているようです。オーストリア航空は、LCCとの価格競争に巻き込まれており、ルフトハンザからは、今後、1億Euroの経費削減を要求されています。

先に実施された経営合理化プログラムは、今ひとつ、効果を上げなかったようです。その結果、更に厳しい要求を突きつけられた形です。

20191102013具体的には「人件費と設備費の削減」が俎上に上がっており、パイロット、客室乗務員、地上職員など500名の削減が予定されています。現在、オーストリア航空には7000名近い従業員が在籍していますので、1割弱の人員削減ということになります。

この他、運航費削減のため、ターボプロップ機DHC-8(10機)を、A320(8機)に置き換える計画も進められています。

20191103011しかし、DHC-8とA320では機体規模が異なりますので、路線の再編成を意味することは明白です。具体的な計画は発表されていませんが、場合によるとDHC-8で運航されている路線の廃止や減便といった可能性も考えられると思います。

確かに機材の統一は、コスト削減に大きく寄与するので、そういう意味では期待できる思索ではありますが‥

9月末にはルフトハンザ・グループのLCCユーロウィングスとオーストリア航空が、役割分担を変更することが発表されました。オーストリア航空は、同社のハブ空港であるウィーン線に資源を集中し、それ以外のオーストリア各地の空港に関してはユーロウィングスが担当する方向で協議が進められています。

20191103014一方、ユーロウィングスは、ザルツブルク空港に機材を追加配置し、インスブルック空港からリゾート地へのチャーターフライトを担当することになります。

さらにオーストリア-ドイツ間の定期便については、ルフトハンザ・グループ内で再編成される計画が進められています。

具体的にはザルツブルク、グラーツ発着のドイツ線はルフトハンザに移管される模様です。親会社のフルトハンザとしては、オーストリア航空はウィーンに資源を集中することで、人員とコストの削減を実現する方向のようです。

20191103015このような状況を考えると、長距離路線の機材更新は、非常に厳しいと言わざるを得ないでしょうね。

同じように経営破綻した日本航空が、運航費削減も目的にB787やA350と言った新鋭機を次々と導入しているのとは対照的です。

これは、やはりルフトハンザが経営再建のイニシアチブを握っているためかもしれません。また、それだけヨーロッパの航空会社が厳しい競争環境下に置かれていることの証とも言えます。

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