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December 18, 2019

ダイヤ改正余話

201912160013音楽の話題が続いたので、お口直しに「鉄道のダイヤ改正の話題」をお届けしましょう。これも「お口直し」にはならない話題かも知れませんが‥

Adventの3週目。日曜日、所用があったので旧市街に行きましたが、まぁ、ものすごい人出で、辟易しました。特にChristkindlmarkt auf dem Rathausplatzは凄まじい混雑で、Ringの車道を横断する歩行者が多く、自動車の通行に支障が出るほどでした。

当然、路面電車も人との接触に神経を使っており、ベルをガンガン鳴らしていました。そろそろ自動車の通行禁止などの施策を打たないと危険かもしれません。

201912160012今年は2019年12月15日にÖBBなどのダイヤ改正(2019/20ダイヤ)が行われました。

ÖBBに関しては、大きな変化はありませんでしたが、利用者にとって色々な意味で影響があったのはWestBahnの運行本数半減だろうと思います。

このブログでもお伝えしたように、維持費が高い現在の電車をドイツ鉄道に売却するため、車両不足に陥り、新しい電車が配備されるまで、従来のブルーライン(Hauptbahnhof方面)の運行が取りやめとなりました。

201912160011その結果、以前と同じSalzburg-WeinWestbahnhof間だけの運行になりました。Feriの先輩がオーバーエスターライヒ州にお住まいで、ウィーンに来るときにはWestBahnをご愛用でしたが、列車本数が半減してしまったため、途中駅での乗り換えの際、待ち時間が大幅に増えてしまったと嘆いていました。

同社もお客さま離れを警戒しており、曜日・時間帯限定の割引運賃を設定するなど、対策をとっています。

WestBahnは鉄道版LCCなので、従来はコスト削減のため、チケットは原則としてネット販売だけでしたが、最近ではタバコ屋さんでもチケットが買えるようになりました。

そして、HauptbahnhofとWestbahnhofには常設の案内所(WESTshop)を開設しています。今回はWestbhnhofの案内所をご紹介しますが、ÖBBのチケット売場の真向かいにあります。この他、駅構内で案内にあたる職員の数も増やしているような気がしました。

201912160014配布しているポケット時刻表には、Westbhnhof発着になっても、市内へのアクセスは便利ですよという「涙ぐましい地図」も掲載されています。

そして、もう一つ気になったのがÖBBの動き。実はダイヤ改正に合わせて配布されたFlughafenWien-Wien-Linz間のポケット時刻表にはWestBahnの列車も掲載されるようになりました。

これは空港アクセスを意識したもので、St.PöltenでRailJetとの接続が紹介されています。

201912160015St.Pöltenでの接続時間は10分程度なので、Westbahnhof到着後、空港連絡バスを利用するよりは、利便性が高いと思います。両社の間に変化がでたのかもしれません。

トップ(実際は2枚目ですが)の写真は最終日の14日、HauptbahnhofのS Bahnホームに到着したWestBahnの列車です。

今後、新型車両の投入まで、お客さま離れを食い止めることができるかが、勝負だろうと思います。

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Comments

お久しぶりです、今日は。やはり、Westbahnの本数削減が大きいダイヤ改正だったと思いますね。予定されていたミュンヘン乗り入れも実現していないのを考えると、恐らく新型車両導入まではこのままのダイヤで頑張ると言う事なのでしょう。一方で、今後予定されているオーストリア国内の高速新線延伸やライバルのÖBBの新型レイルジェット導入がWestbahnにどう影響するのか、気になる所ではあります。新型車両導入で反撃なるのかどうか、まずは2年間の我慢と辛抱と言った所でしょうか。イタリアの方はトレニタリアvsNTVの高速鉄道対決が続いていますが、果たしてオーストリアの方もこの傾向が続くのでしょうか?

Posted by: おざきとしふみ | January 01, 2020 11:41

おざきとしふみ様

コメント、ありがとうございます。やはりÖBBの低価格攻勢にさらされて、運賃の値下げ競争に巻き込まれ、結果として、体力勝負になってしまったというところです。

何しろÖBBは民営化されたとは言え、国が株式を保有している特殊会社ですから、それ以外でも路線使用料などで優遇策がとられています。

中国製車両の導入がなくなったことだけは朗報ですが、新型車両投入に合わせて、今までの運行経験を生かして、新しい施策を打ち出してくることを期待しましょう。

ただ、それまで会社が持つかどうかと言う問題もありますが‥ 一方、DBが問題山積なのに対し、ÖBBはNight Jetなどで積極攻勢に転じています。

Posted by: Feri | January 01, 2020 14:31

今晩は。中国製車両に関しては、隣国チェコのレオ・エクスプレス向け車両が現在走行試験中だそうですので、今後の動向が気になります。WestBahn向けは落札出来なかったものの、将来はどうなりますか・・・格安系鉄道会社にとっては、購入代金が安い上に質が良いとなると、シーメンス・アルストム・ボンバルディアといった欧米系メーカーにとっては脅威になりそうですし。

ÖBBに関しては、夜行のナイトジェットの好調さが目立ちます。今年冬のダイヤ改正でアムステルダム乗り入れを再開させたそうですので、フランス側と話が付けばパリ乗り入れも復活出来そうですが、果たして・・・

一方で、DBはどうなるのでしょうか?新型ICE4の導入が続いているとは言え、色々問題アリとは意外な気がしますが。 

Posted by: おざきとしふみ | January 04, 2020 21:40

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