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December 15, 2019

Volksoper「ブリガドーン(Brigadoon 、halbszenisch)

201912140101週末のウィーンは天気もまずまずで、皆さま、お買い物で大忙しの様子。写真のようにツリーを買い求めて、自宅へ運ぶ姿も観られました。車で運ぶ人もいますが、自宅が近い方は、こうやって人力で運ぶようです。

20191214005さて、今日は、12月1日にVolksoperでPREMIEREがあったブロードウェイ・ミュージカル「Brigadoon」(ブリガドーン)の観賞レポートをお届けしましょう。この作品は、1947年に初演されたもので、当時500回以上、継続上演された作品です。

ブリガドーンは100年ごとに1日だけ現れるスコットランドにある不思議な村。そこへ迷い込んだ2人のアメリカ人青年の物語です。

Volksoperのミュージカルとしては意欲的な作品なのですが、上演回数がPREMIEREを含めて4回と少ないのが特徴。その関係で、変則的なコンサート形式になっていました。

当日の指揮は、Lorenz C. Aichnerさん。出演者は、以下のとおりです。

20191214003-Tommy Albright:Ben Connorさん
-Fiona MacLaren:Rebecca Nelsenさん
-Jeff Douglas:Jeffrey Treganzaさん
-Meg Brockie:Jessica Aszodiさん
-Andrew MacLaren:Vernon Jerry Rosenさん
-Jean MacLaren:Juliette Khalilさん
-Charlie Dalrymple, Jeans Verlobter:Peter Kirkさん
-Harry Beaton:Oliver Lieblさん
-Stuart Cameron:Jakob Semotanさん
-Sandy Dean:Maximilian Klakowさん
20191214007-Erzähler:Christoph Wagner-Trenkwitzさん
-Jane Ashton:Lauren Urquhartさん
-Kate:Sarah Weidingerさん
-Maggie:Mila Schmidtさん
-Dudelsack:Irmgrd Foglarさん
-Dudelsack:Saskia Konzさん
―Trmme:Julia Nuskoさん

Feriも何度もミュージカルをVolksoperで観ていますが、今回はちょっと変わった構成でした。

 まず、オーケストラピットをジャッキアップして、オーケストラは舞台中央に配置、合唱団が、その後ろに陣取るのは、通常のコンサート形式と同じです。

通常、コンサート形式の場合、歌手はスーツやドレスで対応して、舞台衣装を身につけませんが、今回は全員が舞台衣装を身につけている上に、バレエ団も出演します。例によって歌手の皆さんは全員ワイヤレスマイクを使用しています。

20191214006なお、このような変則的な演出のためか、プログラムにはコンサート形式という記述はありませんでした。

通常、Volksoperではブロードウェイ・ミュージカルを上演する場合、ドイツ語吹き替えで行うことが多いのですが、今回は英語上演、ドイツ語字幕というパターンでした。ある意味、新鮮。

オーケストラが舞台中央に陣取っているため、舞台装置はありませんが、後ろにブリガドーンの村や森林、ニューヨークなど場面を連想させる映像が投影されており、雰囲気を盛り上げていました。興味深いのは合唱団の手前にスクリーンが降りる場面が設定されていたことです。

そして、バグパイプの楽団が出演します。この楽団、開演前には、ロビーを練り歩いていました。

20191214002衣装はスコットランドの民族衣装なので、村人の男性はスカートをはいています。ダンスシーンも多く、非常に華やかな舞台に仕上がっていました。

2幕構成ですが、休憩を挟んで上演時間は2時間15分と短めです。正直、ちゃちな舞台装置を使うくらいならば、このような割り切りの方が、好感が持てます。

ブリガドーンは、100年にたった1度、スコットランドに現れる不思議な村。狩にやって来たニューヨーク子のトミーとジェフはスコットランドの高原で道に迷い、一夜を明かすとブリガドーンの村を見つけます。

村ではちょうどジーンとチャーリーの結婚式で賑っています。トミーはジーンの姉フィオナに一目惚れ。

20191214004やがて結婚式がめでたく取り行われますが、ジーンに失恋したハリーが失望のあまり、村を出ると言いだし、村人は大慌て。

というのは村人の誰かが1歩境界を出たら、村は永久に霧の中に消え、2度と、この世に現れることがなくなってしまうのです。

村人は夕闇をついてハリーを探しますが、見つからず、一同は不安にかりたてられます。

トミーとジェフも捜索に同行しますが、鳥を狙って射ったジェフの弾がそれて、木の上に隠れていたハリーに命中。父は息子の死を悲しみますが、村人一同は、内心、胸を撫で下ろすのでした。

20191214008ブリガドーンに許された1日も残り少なくなり、トミーはこの村に止まりたいという思いをこらえて、霧の中に消え去るフィオナを見送るのでした。

トミーとジェフはニューヨークに戻ります。ニューヨークにはトミーの許嫁ジェインがいるのですが、ブリガドーンに住むフィオナへの想いを絶ちがたいトミーは、再びスコットランドの高地へ。

そして村のあった谷間にじっと目をこらしていると、フィオナの姿が‥ トミーが村境の石橋を渡って走りこみフィオナと結ばれるというお話です。

20191214001今回、Christoph Wagner-Trenkwitzさんが、ストーリーテラーを務めていましたね。また、ニューヨークの場面ではバーテンダーに変身。

本作品は、耳に残るテンポの良い楽曲が多く、カーテンコールでも手拍子が出ました。そして、また、Juliette KhalilさんとRebecca Nelsenさんには花束が投げ込まれました。

21時15分にお開きになりましたが、お客さまがメロディーを口ずさみながら家路につく光景を久しぶりに目にしたね。

今シーズン、わずか4回で公演終了が惜しまれる作品かもしれません。 

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