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February 02, 2020

A1 Paket Station

202002020112020年1月ですが、当ブログでアクセス数が最も多かったのは1月19日と28日でした。

人気のあった記事は「ÖBBの夜行列車拡大計画」、「ウィーンのキッチンから Knorr JAPANESE MISO」などでした。例によって、過去の記事も多くの方にお読み頂いたようです。

ところで、今日(2月2日)、武漢からフランス経由でオーストリア人7名がウィーンに戻ってくるというニュースが流れました。

しかもフランスからウィーンまでは、医療関係者が同乗した連邦軍の軍用輸送機(C-130)で輸送することが決まりました。なお、中国出発前の検査では、感染は確認されていないようです。

20200201002さて、今日はオーストリアの通信会社A1が行っている新しい取り組みの話題をお届けしましょう。

日本は宅配便の再配達件数増加を解消するための一つとして、駅、スーパー、コンビニ、ドラッグストア、駐車場、公共施設などに設置されているオープン型宅配便ロッカー(PUDOステーション)が注目されていると思います。

宅配便を最寄りのPUDOステーションに配達してもらい、自分の好きな時間に取りに行く‥というシステムのようですね。

20200201003このブログでもご紹介したことがありますが、POST(郵便会社)が運営している宅配ポストがあります。有人局だけでなく、無人局にも設置されており、自分で指定した局の宅配ポストで荷物を受け取ることができます。

先日、ÖBBのBaden駅で「A1 Paket Station」という施設を発見。POSTが運営している宅配ボックスに似ていますが、運営会社が通信会社のA1というのがポイント。

20200201004後日、調べたところ、なかなか興味深いシステムであることがわかりました。通常の宅配ポストのように、民間の宅配便業者(DPDとGLS)が配達を担当する荷物を指定のA1 Paket Stationに配達してもらうこともできます。まぁ、これだけだったら単なる宅配ポストなのですが、ユニークなのはコインロッカーのような使い方ができることです。

個人が友人などに荷物を渡したい場合、このA1 Paket Stationを使って荷物を渡すことができるのです。これが可能なのは、物理的な鍵を使っていないため。

荷物を渡したいお客さまは、A1が提供しているA1 Paketアプリを使いスマートフォンからステーションの区画を予約します。そして、荷物を受け取ってもらいたい相手にSMSで情報が送ります(該当するA1 Paket Stationとロッカーを開けるために必要な暗証番号が送られます)。

20200201001なお、利用料金は送り主がロッカー(区画)を予約した段階で、クレジットカードで支払います。

荷物を受け取る相手は、スマートフォン画面に表示されたQRコードを使ってロッカーを開けて、荷物を受け取ります。受け取る相手は、費用はかかりません。

これを使えば荷物やプレゼントだけでなく、「部屋の鍵」の受け渡しも可能です。

日本の駅に設置されているコンロッカーも最近では、交通系ICカードを鍵の代わりに使うシステムが増えていますが、同一カードがないとロッカーを開けることはできません。

そのため、第三者に荷物を渡すことは困難ですね。A1 Paket Stationは、個人間で荷物の受け渡しが可能な点が最大のウリです。ただ、犯罪に利用される可能性はありますが、なかなか面白いアイデアです。

現在、A1 Paket StationはBaden駅の他、ウィーン市内やグラーツ、クラーゲンフルト、アムシュテッテン、クレムスなどに複数、設置されています。

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