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February 11, 2020

ウィーン市の落とし物事情

日本では2月11日は「建国記念の日」でお休みですね。海外の場合、ナショナルデーは国を挙げて盛大にお祝いをすることが多いのですが、日本の場合、どうもイデオロギー対立の関係で、中途半端な祝日になっているのが残念でなりません。

20200210001今日は「落とし物の話題」をお届けしましょう。

日本でも時々、拾われた落とし物が話題になることがありますが、先日、ウィーン市は2019年に回収した落とし物の数が83000件だったことを発表しました。

日本の場合、一般的な落とし物は駅構内や車内で発見されたものは鉄道会社、店舗などの場合は店舗事務所などで一旦、預かり、時期を見て警察に届けるのが一般的だと思います。

最終的には警察で保管しますが、最近では、インターネットを利用した遺失物案内システムも運用されるようになり、届け出があったかどうかを警察に出向かなくてもわかるようになっているそうです。

それに対してウィーンでは市当局(MA48)が落とし物の管理を行っています。

現在、落とし物は、最終的に5区SiebenbrunnenfeldgasseにあるZentrales Fundservice(中央遺失物サービスセンター)に集められます。
センターに到着した遺失物は情報を整理して、インターネット経由で検索できるようになっています。

同センターで1年間保管されますが、所有者が現れない場合、所有権はウィーンに移ります。そして、状態の良い遺失物はMA48が運営する中古品販売店「48er-Tandler」で販売され、収益金は慈善団体に寄付されます。

従来、Wiener Linienのエリアで発見された遺失物は、同社が管理していましたが、2018年からウィーン市が一括管理することになりました。

20200210003さて、2019年に回収された遺失物ですが、上位は、1位がIDカードおよび文書(20881件)、2位が財布(12580件)、3位がスーツケース・バッグ類(8288件)、4位がパソコンをはじめとする電子機器(7268件)、5位は現金(6652件)でした。この他、鍵の紛失も多いようです。さらに帽子、スカーフ、手袋、傘なども約15000件と多くなっています。

数は少ないですが、ベビーカー(35件)、テニスラケット(18件)、ヴァイオリン(7件)などもありました。

興味深いのは、落とし物を見つけた場合の対応です。日本では、施設管理者や交番などに届けるのが一般的ですが、ウィーンでは傘や衣料品など価格の低い落とし物は市内に約100箇所設置されている「落とし物回収ボックス」(Fundbox)を利用し、届け出ることも可能です。

20200210002なお、現金、宝飾品、財布、電子機器(カメラ、携帯電話など)などの貴重品は、中央の遺失物サービスセンターまたは自治体事務所などに直接、持ち込む必要があります。

なお、高額な落とし物については、拾い主に謝礼が支払われるシステムになっています。また、謝礼の金額も予めウィーン市で設定しています。そのため、有人窓口に持ち込み、拾い主を登録する必要がある訳です。

また、ウィーン市では、落とし物を早期に手元に取り戻すためのヒントを提供しています。

-携帯電話:シリアルナンバーまたはSIMカードの番号を記録しておく。
-自転車:シャーシ番号を記録しておく。
-子供用アイテム:バッグ、子供服、スクールバッグは、親の名前を書いておくと簡単に見つけることができる。
-現金:口座明細書など、現金を引き出した記録の提出が必要。 

Feriも、以前、ÖBBの列車内で忘れ物をしたことがありますが、気づいたのが、駅からアパートへ戻ってからだったので、捜索を断念しました。皆さまも落とし物や忘れ物にはご注意ください。

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