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March 23, 2020

踏切に見るお国柄

20200323001今日は「鉄道の踏切にまつわる話題」をお届けしましょう。

ÖBBの場合、新しく建設された高速新線を除くと、結構、踏切があります。日本でも、時々、踏切で列車と自動車の衝突事故が発生していますが、事故防止の鍵を握るのが踏切に設置されている警報器と遮断機です。

日本では、遮断機が下り始まると、赤信号が点滅し、警報音が鳴るのが一般的ですね。光りと音で警告を与える‥という訳です。

先日、シュトラースホフ鐵道博物館を訪問した時、Silbewald駅を利用しました。この駅は、踏切を境に上下線のプラットホームが別れているのが特徴です。

20200323003ウィーン近郊のS Bahnだけが停車する駅ですが、無人駅です。ウィーン方面行きのプラットホーム上(1番線)に設置されている待合室内にチケットの自動券売機が設置されています。

この駅で面白いのは、下りのプラットホームに隣接して小さなBUFFETがありますが、先日、Feriが訪問した時は営業していませんでした。

博物館の訪問を終えて、ウィーンに戻るため1番線で待っていたところ、ウィーン発のS Bahnがやってきました。当然、踏切が閉まる訳ですが、日本ではおなじみの警報器の音が聞こえませんでした。

20200323002どうやら、赤信号と遮断機だけで踏切の通行を遮断しているようです。

この区間は、S Bahnだけでなく、快速列車や長距離列車、貨物列車も走る幹線なので、意外と列車が頻繁に通ります。

駅周辺は住宅地なので、列車が通過する旅に警報音が鳴ると、正直、かなりうるさいと思います。しかも夜間も列車は運行されていますから‥

駅付近の住民のために警報音が鳴らないようにしているのでしょう。このあたり、考え方の違いが現れているような気がします。

そう言えば、その昔、市内の歩行者用交通信号に目の不自由な方向けに音の出る装置を取り付けたところ、最初は、結構、住民からクレームが出たという話があります。やはり「音」に対しては、敏感なのかもしれません。

20200323005また、この区間は直線区間なので、通過列車は高速で走っています。そのため、踏切が意外と早く閉まります。

道路遮断の流れですが、最初に踏切に設置されている信号が赤になります。信号機で自動車に停止を促したあと、遮断機が下りるというパターンです。

そして、自動車用信号機が線路を挟んだ反対側からも見えるように複数、取り付けられています。信号機の数を増やすことで、警報音を鳴らさないことをカバーしているのかもしれません。

また、遮断機のバーは、日本と異なり、かなり大型(太い)のものです。

20200323004日本では、車が踏切に進入してから遮断機が下りた場合、遮断機のバーを折って踏切の外へ脱出することを想定して、パーが弱くなっているという話を耳にしたことがあります。

このあたりも考え方の違いかもしれません。

余談になりますが、駅構内に巨大なマストが立っていますが、これはご存じ、携帯電話の基地局(アンテナ)です。この周辺は中層の集合住宅がないので、アンテナを独立して立てたのでしょう。かなり目立ちますね。

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