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March 24, 2020

これからどうなる?

20200325001東京オリンピック・パラリンピックの延期が正式に決定し、オーストリアでも報道されるようになりました。日本国内の爆発的感染は、ある程度、押さえ込まれているようですが、世界各国が大変なことになっているので、やむを得ないでしょう。

オーストリアのコロナウイルス感染者ですが、3月24日、15時現在、4876名(前日の同時刻は3924名)になりました。以前、高いペースで増加が続いています。

20200324003州別では、ブルゲンラント州84名、ケルンテン州141名、ニーダーエスターライヒ州620名、オーバーエスターライヒ州795名、ザルツブルク州429名、シュタイヤマルク州558名、チロル州1253名、フォアアールベルク州379名、ウィーン617名となっています。

また、オーストリア全土の死亡者数は28名です。

感染者発生の分布状況を見ると、やはり人の交流が多い国境に接したエリア(特にイタリア国境)が多いようです。逆に、早期に国境を閉鎖した国に接するエリアは、比較的少ないようです。

また、心配されていた医療関係者への感染ですが、ウィーンの中心的な総合病院であるAllgemeinen Krankenhaus(AKH)で、新たに医師6名、看護師9名、職員1名の感染が確認されました。

20200324005さて、3月23日、ウィーン市と関係団体は、毎年、6月に実施される「Vienna Pride」の中止を発表しました。

今年は「Regenbogenparade(レインボーパレード)25周年」という記念すべき年だったのですが、コロナウイルスの猛威が治まらないため、中止を決断したようです。ちなみに当初の計画では、「Vienna Pride」は6月1日から14日まで開催される予定でした。

すでに代替え日程が発表されており、2021年6月7日から20日に「Vienna Pride 2021」が開催されます。また、「Vienna Pride」 の中心行事であるRegenbogenparadeは2021年6月19日に実施されます。

このブログでも何回かお伝えしていますが「Vienna Pride」はオーストリア最大のLGBTIQイベントで、世界各国から多くの人が集まります。

20200324004Vienna City Marathonのように4月あたりの実施ならば、この時期に中止の決断はわかるのですが、6月上旬のイベントを「このタイミングで中止する」と言うことは、コロナウイルス感染ピークが、まだ先になるという見方をしているのでしょう。

日本でも、政府の自粛要請(こちらと違ってお願いレベルですが)により、経済活動が停滞しているようですが、こちらは、それどころではありません。

何しろ、実質的な外出禁止令が発動されている訳で、経済は完全に止まってしまったようなものです。

また、日本では一部の専門家が希望者全員の検査を提唱していますが、オーストリアでも同様の要望が出ています。しかし、厚生大臣は、この要望を全面的に拒否し、検査は症状が現れている人に限定する方針を明らかにしました。

20200324002これは「医療崩壊」を防ぐための対策で、同時に「感染の連鎖を断ち切るため、人との接触を極力少なくする対策を徹底することが重要だ」と訴えています。

ところで、日本でも報道されていますが、感染が拡大しているイタリアに中国から大量の防御服、マスクなどの医療物質が送付されましたが、これらの物資はオーストリア経由で搬入されました。

130トンの資材は、オーストリア航空の機材(2機)でウィーン国際空港まで運ばれ、警察と軍が警備する中、民間航空会社の機材でチロルまで搬送。その後、陸路、南チロルへ運ばれ、ここでイタリア当局に引き渡される手はずになっています。

20200324001さて、気になるのは劇場の動向です。現在、Wiener StaatsoperやVolksoperの公演中止は4月13日までで、14日からは再開が予定されています。

しかし、大規模とは言え、屋外イベントである「Vienna Pride」が早々に中止になったことをふまえると、最悪の場合、劇場閉鎖(公演中止)が継続され2019/20シーズンは、このままお終いといった事態も考えられます。

もちろん、事態は流動的なので、あくまでもFeriの個人的な予測です。Feriも、再開予定後のチケットを持っているので、外れることを切に祈っています。来シーズンのプログラムも含めて、Feriもチェックしていますので、公式情報が入り次第、お伝えしたいと思います。

20200324006なお、現在、国立劇場連盟ブッキングオフィスを含む劇場窓口も閉鎖されているのは言うまでもありません。

とにかく感染がピークアウトしないことには、「次の一手」が打てない状況です。こちらでも非正規労働者も多いので、失業者が急増中。

日本は、曲がりなりにも、レストランやカフェ、一般のお店も通常どおり営業しており、国内に関しては自粛している人は多いですが、移動制限もありませんよね。

引き籠もりを強要されているオーストリアから見ると、日本はまるで天国のようです。

そう言えば、今秋にミラノスカラ座(9月)とウィーン国立歌劇場(10月)の日本公演が予定されていますが、こちらはどうなるのでしょうね。

Feriとしては、ホイリゲのシャニガルテンでGRÜNER VELTLINERを傾けることができる日が、待ち遠しい、今日この頃です。

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