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March 11, 2020

公演中止決定雑感 追記あり

202003120033月10日、午後に突然、発表された「3月30日まで、各劇場の公演中止決定」には、Feriも正直、驚きました。

というのは、オーストリアでは感染者が206名(3月11日朝の時点、4名は回復して退院)ほどで、特定の場所から感染者が爆発的に広がったという例は報告されていないからです。

なお、「100名以上」というのは、劇場などだけではなく、レストランなどの飲食店も含まれます。ということは、大規模ホイリゲも休業ですね。

日本でもライブハウスから感染が広がった例があるので、閉鎖空間である劇場は非常にリスクが高いことは解ります。ある意味、予防的措置なのかもしれません。

チケットに関してはCulturall経由で購入した方は、発券済みであっても自動的に払い戻し手続きが行われるようです。また、窓口で購入したお客さまは、6月30日まで払い戻しが可能だそうです。

20200312002また、博物館に関しても3月末までの全面閉館が決定しました。さらに参加者500名を越える屋外イベントも中止になりました。大学も閉鎖されていますが、講義はインターネット経由で行われています。約2週間遅れで日本の後を追っている感じがします。

ところで、Volksoperの3月10日公演はミュージカル「My Fair Lady」でした。9日も同じ演目でしたので、どの程度、チケットが売れていたかはわかりませんが、ミュージカルは入りが良いので、劇場側としてもショックだったと思います。

30日までには、「Rigoletto」の再演初日(本日、13日)、バレエ「La Piaf」のPremiere(28日、公開ゲネプロは25日)が予定されていましたが、全部キャンセル。

4月以降、Volksoper得意のプログラムの組み替えが行われる可能性があります。Volksoperでは、このような非常時以外でも、人気がある演目は、突然、別の演目と差し替えてしまうことがあります。

20200312001Feriも、かつて数回、経験しました。オペレッタの演目が変わる、ニュージカルがバレエになるなどです。その場合、見たかった公演へ振り替えてくれるようですが、滞在日程が決まっている場合、そんな器用なことは不可能ですよね。

3月中旬以降、Volksoperでは珍しくオペレッタの「Meine Schwester und ich」と「Der Zigeunerbaron」が連続で公演されるようになっていました。更に25日には「Die Fledermaus」も上演される予定だったので、27日までオペレッタ三連ちゃん。

最近では珍しいプログラム構成。いつものFeriだったら、狙っていた日程でしょうが、今年は諸般の事情で、この日程での観賞は当初から計画していませんでした。

問題は4月以降がどうなるか‥という点です。昨日、Volksoperから連絡があり、4月2日まで休演が決まりました。現時点での再開は4月3日の予定です。Volksoperの場合、4月4日から14日まではイースター割引でチケットが発売されています。

そのため、多くの方が割引でチケットを購入している可能性が高いだけに、劇場側としては、何とか公演再開に持ち込みたいと思います。
また、Culturallでは4月分については、現時点では通常どおり販売していますが、これから買う人は躊躇しますよね。

当初のプログラムでは、4月1日がバレエの「La Piaf」なので、ここにPremiereを持ってくるという手もあります。

20200312004ただ、日本でもイベント自粛要請が延長された例を見ると、4月上旬のPremiere再設定は非常にリスキーでしょうね。当初のプログラムでも、6日、17日に「La Piaf」が入っているので、イースター明けの17日当たりにPremiereを再設定して準備を進めるかもしれません。

また、オペレッタファンお待ちかねの「Die lustige Witwe」の再演初日は4月9日。これも微妙な日程。万が一、4月に1週間から2週間、公演中止が指示されると、引っかかる可能性が大。

また、今後、感染の拡大に伴い人の移動が制限されると、客演の出演者が移動できないという問題が出てくるような気もします。一応、仕事上の移動は、現時点では法令での制限がないようですが、出演者が難色を示すケースも考えられると思います。

そうなるとカバーだけでは対応仕切れないケースも‥

いずれにしても劇場側は急な決定だけに、スタッフはてんてこ舞いでしょう。

20200312005また、Badenでは、4月初旬まで休演と発表しています。Badenでは、4月3日にオペレッタ「DREI WALZER」のPremiereが予定されていますが、微妙なところです。ただ、同劇場のサイトでは、同公演のチケットを好評発売中。

また、気になっていたオーストリア航空(AUA)のウィーン-成田線再開ですが、スケジュール変更が発表されました。具体的には、3月17日、ウィーン発OS51便から運行が再開されます。さらに運行再開後、当面は週1便が減便される模様ですが、何曜日が減便対象かは、まだ明確になっていません。

実際、日本からの団体が多いAUAの場合、劇場や博物館・美術館の閉鎖ではツァーが成立しませんから、しばらくは便が削減される可能性が高いような気がします。

Feriが、注目しているのは4月19日に予定されているウィーンマラソンです。屋外イベントなので、現時点では対象外ですが、東京マラソンと同じく多くの選手が参加する上に、遠藤にも多くのお客さまが集まるだけに、実施可否の判断が難しいでしょうね。

最悪の場合、東京マラソンと同じく、招待選手のみというケースも考えられます。こちらの新聞では東京マラソンの様子を昨年と比較した記事を出していましたが、人ごとではありません。

いずれにしても3月中に感染がピークアウトを迎えるのかどうかが鍵を握ることになるでしょう。ところで、ドイツでは4月中旬まで劇場などの公演中止が決まりました。今年はイースターが4月12日ですから、イースター休暇開けまで休演を引っ張ったのでしょう。

ドイツの例を見ると、オーストリアも、今後、感染者が増えた場合、イースター明けまで規制を続ける可能性が高いような気がします。さらにアメリカ合衆国が、イギリスを除くヨーロッパから30日間渡航を禁止するという措置を発表しましたので、これが、今後、どのように影響するか気になるところです。

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