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April 10, 2020

ウィーン市職員がコロナウイルス対策マスクを製造中

20200410001今日は、またまた「マスクの話題」です。今まで、こちらではマスクの着用は医療関係者などに限られていました。特に「顔を隠す」という行為は、不気味に思われることが多く、インフルエンザが蔓延していても、マスクをする人は皆無。最もマスクは通常、販売されていませんでした。

それが、この1ヵ月間にオーストリアを含めて、世界各国でマスク着用が奨励されるようになりました。ただ、マスク着用の理由が、「自分自身の感染防止」ではなく、「相手を保護」になっている点でしょうか。

Sebastian Kurz首相もマスク着用義務化について、“マスクは新型コロナウイルスの侵入を防げないが、相手を感染から防ぐという意味で価値がある。同じように、マスクをする人が増えれば、それだけ自身の感染の危険性は減少する”と説明していました。

しかし、業務用も含めてマスクが不足している現在、日本では政府が全世帯に配布することになった「布マスク」は批判的な意見が多いようですが、他の国では、「他人への感染防止」という観点で布マスクを活用する動きも活発になっています。

20200410002いよいよイースター明けから小規模商業施設の営業再開が許可される予定のオーストリアですが、これに伴って、人の交流も盛んになります。

これを受けて4月14日から公共交通機関利用者にはマスク着用が義務づけられます。そこで、Wiener Linienでは、トップ写真のような「新しいピクトグラム」を制作し、利用者に規制の周知徹底を図ることになりました。このようなピクトグラムが登場する時代がくるとは‥

そんな中、不足しているマスクを自給自足しようという動きが出てきました。

ウィーン市のMA34(学校、消防署、オフィスなどウィーン市が管轄する建築・建物管理を行う部門)の勇姿が、住民と接触する部門の職員のためにマスクの製作に乗り出したというニュースが入ってきました。

20200410003再利用可能な布マスクで、ガーゼ(77メートル、マスク1500枚分)をはじめとする材料が調達できたことから、試作品を製造。洗濯試験(60度のお湯で洗浄)を行い、問題がないことが確認されたため、製造マニュアルを整備した上で、量産に踏み切りました。

ガーゼを断裁した上で、現在、在宅勤務中の女性スタッフの中で、50名の志願者が縫製を担当しています。完成したマスクはイースター明けにMA34スタッフの手で、人的接触が多い職場(保健所、役所の窓口など)のスタッフに配布される予定です。

今回、製造されるマスクは1500枚なので、750名のスタッフに1人当たり2枚、配布されることになりました。

20200410004なお、MA34のスタッフも全員、1250名もマスクを着用することになっていますが、2500枚のマスクが必要です。そのため、第2段の製造も進められる予定です。

日本でも、学校が休校になっている生徒さんが、マスクを自作して、近隣の高齢者にプレゼントしたというニュースがありましたが、公務員の方々がボランティア活動として、このような活動をしている例はあるのでしょうか。

日本政府が配布する布マスクを「アベノマスク」と嘲笑する動きがありますが、そろそろストックが切れてくる時期だけに、「他人への感染防止」という観点で活用してみてはいかがでしょうか。

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