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April 23, 2020

ウィーンの新しいバスターミナル建設計画続報

20200423003毎年、秋のお楽しみ、プラーターで開催されている「Wiener Wiesn 2020」ですが、主催者から中止が発表されました。まぁ、本家ミュンヘンのオクトーバーフェスト中止が決まったので、やむを得ないかもしれません。

今日は「ウィーンの新しいバスターミナル建設続報」をお届けしましょう。

2019年3月10日の記事で「ウィーン市が長距離バスターミナルを建設する」という話題をお伝えしましたが、このほどウィーン市から都市計画委員会で検討された計画の詳細が発表されました。

新しい長距離バスターミナルZentraler Fernbus-Terminal)は、レオポルトシュタットのHandelskaiに建設されます。南東にあるRadstadion(屋内競技場、右側の写真が競技場周辺)と直結している他、地下鉄U2のStadion駅まで徒歩4分ほどというロケーションです。地下鉄などを利用すると都心まで7分で行くことができます。

20200423005前回もご紹介しましたが、この場所が選ばれた理由はアウトバーンA23のAnschlussstelle Handelskaiに近く、周辺の生活道路への影響を最小限にとどめることができるためです。

ウィーン市では、新しい長距離バスターミナルを、空港や主要鉄道駅と並ぶ長距離旅客輸送における3番目の「強力な柱」と位置づけています。現在は冷え込んでいますが、観光都市ウィーンの重要なゲートウェイという訳です。

再生可能エネルギーを積極的に取り入れているウィーン市らしく、今回の新しいバスターミナルでも、太陽光発電システム導入を始め、地域エネルギー供給施設の統合なども計画されています。

20200423004バスターミナルは、オフィスとホテルが入る複合施設(総床面積約35000平方メートル)になることが発表されました。

冒頭の写真がファザードの完成予想イラストですが、向かって右側がオフィスとホテルが入る高層棟になるようです。

バスーミナルは2階建てで、1階にはオンラインチケット発券機、コンコース、カフェ、ショップ、チケットカウンターを備えたチェックインホールが設けられます。空港のチェックインカウンターをイメージしているような感じです。

20200423001バス乗り場は地下にあり、プラットホームは島式で両側に30~34箇所の停留所が設けられます。地下にありますが、天井から自然光を取り入れた明るいデザインになるようです。なお、バスの同線を考慮して、ループ状に道路が設けられます。

ホテルは、どこが入るかは、今後、決定されるようですがウィーン市では2つ星または3つ星のカテゴリを想定しているようです。バスターミナルという性格上、リーズナブルな料金で利用できるホテルを想定している感じです。

20200423006今後、ウィーン市では、市民から意見を募集し、計画の詳細を詰めていくことにしており、5年後の完成が予定されています。

なお、バスターミナル・プロジェクトはWien Holdingに所属するWH Fern-Terminal Projektentwicklung GmbHが担当することになっています。

日本でも東京駅や新宿駅に、長距離バス用のバスターミナルができていますが、それと同じ発想でしょう。

20200423002ただ、ウィーンは、コンパクトシティなので、分散しているバスターミナルを1箇所に集めることで、より利便性が高まると思います(実際、記者会見では、将来的には長距離バスの発着を、新ターミナルに統合することが発表されています)。

あえてÖBBの主要駅に併設しなかったというのも、1つの見識かもしれません。

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