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April 09, 2020

懐かしのオーストリア航空B737

20200409004新型コロナウイルスの世界的な蔓延を受けて、各国で入国制限(事実上の鎖国)が実施され、一番、打撃を受けているのは航空会社だと思います。何しろお客さまがいない状態で運行すれば、赤字になるだけ。

最も地上に留め置いていても、駐機費用がかかるので、費用がかからない訳ではありませんが、赤字の幅を少なくするためにはやむを得ない措置でしょう。

ルフトハンザ・グループのオーストリア航空では、運休期間を5月3日まで延長しました。何しろヨーロッパの航空会社は、ほとんどか国際線なので、EU各国の入国制限が解除されないと、運行は不可能です。また、日本線の再開もどうなることやら‥

ちなみにオーストリア航空は、5億Euroの国家援助を望んでいるというニュースが入ってきました。実際に需要が回復するのは1年以上かかるという見方もあるようです。

20200409006更に航空需要が大幅に落ち込んでいることから、ルフトハンザ・グループでは、機材の早期退役(A380:6機、A340-600:7機、747-400:5機、A320:11機)を含む大規模な事業縮小を計画中です。

まず、ジャーマンウィングスを廃止し、ユーロウィングスと統合する計画を予定よりも早く進めるようです。

ルフトハンザ・グループは、オーストリア航空に対して、機材の整理などを要求しているというニュースも入ってきました。

さて、今日はオーストリア航空の「機材の話題」をお届けしましょう。

20200409005現在、オーストリア航空の機材は、長距離はボーイング(B777とB767)、中距離・短距離はエアバス(A321、A320、A319)とボンバルディアDHC-8、エンブラエルE175になっています。

しかし、一時期、中距離・短距離用にボーイング737シリーズを使っていたことがあります。実際、Feriもウィーン-フランクフルト線で搭乗したことがあります。

実はB737シリーズはオーストリア航空が導入したものではなく、ボーイング系の機材に統一していたラウダ航空が導入した機材です。

20200409001同社はB737-800(7機)、B737-700(2機)、B737-600(2機)を、1998年から2006年に導入しました。

ラウダ航空は経営難により、経営権をオーストリア航空に譲渡しました。さらに2005年、定期航空路線がオーストリア航空に合併された際、機材の一部がオーストリア航空に移管されました。

そして、A320シリーズと共に近距離国際線に使用されるようになりました。その際、2枚目の写真のようにオーストリア航空塗装に改められています。

20200409002しかし、航空会社の経営という観点からは、多数の機種を抱えるのは保守コストや運行コストの増加を招きます。

特に経営が厳しくなったオーストリア航空では、機材の統一は急務。そこで、オーストリア航空の塗装になったB737シリーズも、2012年頃までに引退しました。

202004090032枚目の写真はオーストリア航空塗装になったB737-700(登録記号OE-LNN)ですが、最後の写真はラウダ航空時代の同機です。

余談になりますが、LCCが機材を統一している背景は、保守・運行コスト削減です。LCCではB737派とA320派がありますが、最近、B737にトラブルが発生したことから、A320派が増えているという話もあります。

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