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April 29, 2020

Wir spielen für Österreich - Eine Initiative von ORF III und Volksoper Wien鑑賞記(下)

202004280124月最後の話題ですが、今日も昨日に引き続き「Wir spielen für Österreich - Eine Initiative von ORF III und Volksoper Wien鑑賞記」の後編をお届けしましょう。

Carsten SüssさんとUrsula Pfitznerさんがホールから出ると、入れ替わりにJohanna ArrouasさんとBen Connorさんが、ソーシャルディスタンスを考慮して離れて入場。

歌うは「Die Csárdásfürstin」の2幕で、AnastasiaとEdwinが歌うデュエット「Machen wir’s den Schwalben nach」。歌詞がアナスタシアの気持ちをよく表現している名曲。ただ、ここも2人の距離がポイントなので、今回の番組では、何となく消化不良でした。

20200428013続いての楽曲は「Die Csárdásfürstin」からSylvaとEdwinが2幕で歌う名曲「Weißt Du es noch」。エドウィンは引き続きBen Connorさん、シルヴァはUrsula Pfitznerさんです。

Ursula Pfitznerさんは、シルヴァを何度も演じているので、ポイントを抑えており、よい歌いぶりでした。また、本物の舞台を観たくなる…そんな気持ちにさせてくれました。

が、ここでも2人の微妙な距離感が、歌のイメージを崩していた感じがします。まぁ、やむを得ないのですが‥

2人が退場すると、Johanna Arrouasさんが、1人で入場。

20200428014彼女が歌うのはVolksoperでも人気のミュージカル作品「Der Zauberer von Oz」から、名曲中の名曲「Somewhere over the Rainbow」。今の時期にはピッタリの作品かもしれません。この曲もピアノ伴奏だけでした。

ここで、画面はVolksoperの稽古場へ。窓の外からはU6のWähringer Straße駅が見えます。ギュルテルを走る自動車が少ないのが印象的。

2019/20シーズンでも予定されていたRalph Benatzkyの作品「Meine Schwester und ich」から、「Mein Mädel ist nur eine Verkäuferin」が披露されました。

20200428016歌はOliver Lieblさん。彼はミュージカルの出演が多く、公演中止になる直前の3月5日には「Meine Schwester und ich」に、この楽曲を歌うDr. Roger Fleurioとして起用されました。稽古場でリラックスした雰囲気で歌っていて良かったですね。

いよいよフィナーレです。作品は、再び「Die lustige Witwe」。

20200428017まずJohanna Arrouasさん(Valencienne)とVincent Schirrmacherさん(Camille)が2幕で歌う「Wie eine Rosenknospe」。

色男Camilleが「貞淑な人妻」Valencienneを口説き落とす名場面。その後、四阿に2人で入っていき、それが元で大騒動に発展する訳です。

当然、舞台では2人の密着度が高まるシーンです。が、今回は、2人は離ればなれのまま‥なお、歌っている時の2人の雰囲気は良かったですね。

20200428018そして、締めくくりは名曲中の名曲「Lippen schweigen」。Hannaは Rebecca Nelsen さん、Danilo はAlexandre Beuchatさん。3幕で盛大なカンカンで盛り上がった後、情感を込めて歌うシーンですね。

2人が抱き合って恋が成就する訳ですが、時節柄、2人は離ればなれ。何となく雰囲気が‥

この場面、通常は二人のダンスシーンがあり、コンサートでもダンスを盛り込むのが一般的。が、今回は、相手に手を差し伸べますが、それぞれが1人で踊るシャドーダンス。これには驚きました。

20200428019通常、この手の番組では、当日の出演者が最後に揃って舞台上に登場することが多いのですが、今回は密集を避けるコンセプトなのか、Rebecca Nelsen さんとAlexandre Beuchatさん、奏者の方だけが舞台上に残り、軽く雑談をしているシーンでお開きとなりました。

その後、昨日お伝えしたウィーン国立歌劇場2020/21シーズンプログラム発表の番組も観ましたが、こちらは事前収録の各種ビデオを編集したもの。

20200428020そのため歌手を始め制作陣のインタビューや歌も交えて、変化がある内容だったのが印象的です。

日本ではあまり報道されていないと思いますが、外出制限がかかっている期間、ORFではニュース番組に出演するアナウンサーや解説者を局内の隔離施設で生活させ、外界との接触を断っていました。

ここまで、徹底した感染予防を行ったため、放送に直接かかわるスタッフからは感染者は出なかったようです。

20200428021この時期、ライブにこだわったVolksoperとORFの姿勢には頭が下がりますが、やはり、これだけ規制が多いと、歌手の密集度が高まる楽曲は外さざるを得ず、また、オペレッタらしい演出は不可能だったことがよくわかります。

ライブにこだわらず、途中、2回ほどあったVolksoper内でのビデオ映像のように、収録場所や収録形態に変化を付けた方が、より楽しめたような気がします。

20200428022オペレッタのPremiereReportのような長文の記事になってしまいましたが、それだけ思い入れが強いと思って頂ければ幸いです。

最後になりますが、この時期、困難を乗り越えて、このような企画を実現した関係者の努力には、深い敬意を表します。2020/21シーズンが待ち遠しい‥これがFeriの率直な気持ちです。

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