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April 28, 2020

速報Wiener Staatsoper2020/21プログラム

202004270064月26日、ウィーン国立歌劇場が、例年とは異なり、ORFⅢの特別番組「Erlebnis Bühne Spezial Spielplanpräsentation der Wiener Staatsoper」を通じて2020/21シーズンのプログラムを発表しました。

通常の記者会見ではなく、総裁と音楽監督の対談に加えて、注目歌手の映像を盛り込むなど、意欲的なプログラムになっていました。本番組は海外へのアピールも兼ねているため、日本からでも視聴できたと思います。

同時に発行された年間プログラム(5Euro)ですが、表紙が随分、変わりました。

2020/21シーズンは9月6日のTag der offenen Tür(オープンハウス)で幕を開けます。それでは、概要をご紹介しましょう。今回は、定番作品の新演出が多いのが興味深いところ。

○プレミア・オペラ
2019/20シーズン後半にプレミアが予定されていた「Così fan tutte(コジ・ファン・トゥッテ、2020年5月22日プレミア予定)と「Un ballo in maschera(仮面舞踏会)」(2020年6月15日プレミア予定)の2作品は、意外なことに2020/21シーズンに引き継がれることなく、消えてしまいました。

20200427003MADAMA BUTTERFLY(2020年9月7日)
今までの演出もオースドックスで良かったのですが、今回、シーズントップを飾って新演出で「マダムバタフライ」が登場です。
Cio-Cio-SanはAsmik Grigorianさん、SuzukiはVirginie Verrezさん、Kate PinkertonはIsabel Signoretさん、PinkertonはFreddie De Tommasoさん、SharplessはBoris Pinkhasovichさん、GoroはThomas Ebensteinさん、SolotänzerinはHsin-Ping Changさん、SolotänzerはTom Yangさんらの起用が予定されています。

DIE ENTFÜHRUNG AUS DEM SERAIL(2020年10月12日)
モーツァルトの定番オペラも新演出で登場します。
Bassa SelimはChristian Nickelさん、KonstanzeはLisette Oropesaさん、Konstanze – Schauspielerinは Emanuela von Frankenbergさん、BlondeはRegula Mühlemannさん、Blonde – SchauspielerinはStella Robertsさん、OsminはGoran Juricさん、Osmin – SchauspielerはAndreas Grötzingerさん、BelmonteはDaniel Behleさん、Belmonte – SchauspielerはChristian Natterさん、PedrilloはMichael Laurenzさん、Pedrillo – SchauspielerはLudwig Blochbergerさんらの起用が予定されています。

EUGEN ONEGIN(2020年10月25日)
チャイコフスキーの代表作。かつて小澤征爾さんが得意としていた演目。
TatjanaはTamuna Gochashviliさん、OlgaはAnna Goryachovaさん、Eugen OneginはAndrè Schuenさん、LenskiはBogdan Volkovさん、Fürst GreminはDimitry Ivashchenkoさんらの起用が予定されています。

DAS VERRATENE MEER(2020年12月13日)
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェのオペラ。新しい作品です。

20200427008CARMEN(2021年2月6日)
ビゼーの代表作で、日本の方にも馴染みが深い作品。今までも良い演出でしたが、さて、どうなるのでしょうか。
CarmenはAnita Rachvelishviliさん、Don JoséはCharles Castronovoさん、Escamillo,ToreadorはErwin Schrottさん、MicaëlaはOlga Kulchynskaさん、FrasquitaはSlávka Zámečnikováさん、MercédèsはSzilvia Vörösさん、ZunigaはPeter Kellnerさん、Moralès, Sergeant はStefan Astakhovさん、RemendadoはCarlos Osunaさん、DancaïreはMichael Rakotoarivonyさんらの起用が予定されています。

LA TRAVIATA(2021年3月4日)
ヴェルディの代表作「椿姫」。こちらも日本の方に馴染みの深い作品。定番中の定番オペラと言えるでしょう。
Violetta ValéryはPretty Yendeさん、Flora BervoixはMargaret Plummerさん、AnninaはDonna Ellenさん、Alfred GermontはFrédéric Antounさん、George GermontはIgor Golovatenkoさんらの起用が予定されています。

20200427005PARSIFAL(2021年4月1日)
ご存じ、ワーグナーの大作ですが、出演者で注目を集めそうです。タイトルロールのパルジファルには、当代きってのワーグナー歌手Jonas Kaufmannさんが起用される他、日本のファンも多いElīna Garančaさんがクンドリ(Kundry)として出演します。
この他、AmfortasはLudovic Tézierさん、GurnemanzはGeorg Zeppenfeldさん、TiturelはPeter Kellnerさん、KlingsorはWolfgang Kochさんらの起用が予定されています。また、指揮はPhilippe Jordanさんが務めます。

20200427004FAUST(2021年4月22日)
グノー作曲のオペラ。ゲーテの劇詩をオペラ化したもので、グノーの最高傑作と言われています。
Doktor FaustはJuan Diego Flórezさん、MargueriteはNicole Carさん、Méphistopélès はAdam Palkaさん、Valentin はBoris Pryglさん、Wagner はPeter Kellnerさん、Siébel はVirginie Verrezさん、Marthe はMonika Bohinecさんの起用が予定されています。

L'INCORONAZIONE DI POPPEA(2021年5月22日)
「ポッペーアの戴冠」はモンテヴェルディが作曲したオペラ・セリア。皇帝ネロと悪女として有名なポッペーアの史実に基づく作品。モンテヴェルディ最後のオペラ。
Nerone はKate Lindseyさん、Poppea はSlávka Zámečnikováさん、Ottone, früherer Gatte PoppeasはXavier Sabataさん、Ottavia, Neros GemahlinはChristina Bockさん、SenecaはWillard Whiteさん、Virtù / DrusillaはVera-Lotte Boeckerさん、Arnalta, Poppeas AmmeはThomas Ebensteinさん、Amore / VallettoはIleana Toncaさんらの起用が予定されています。 

20200427002MACBETH(2021年6月10日)
シーズン最後を飾る新演出はヴェルディの「マクベス」。こちらも注目を集めそうです。というにはLady MacbethにAnna Netrebkoさんの出演が予定されているからです。
この他、MacbethはLuca Salsiさん、BanquoはRoberto Tagliaviniさん、MacduffはFreddie De Tommasoさんらの起用が予定されています。

○プレミア・バレエ
「JEWELS」(2020年9月24日)、「MAHLER, LIVE」(2020年11月24日)と「ÄNZE BILDER SINFONIEN」(2021年6月26日)の3作品です。

20200427007○レパートリー・オペラ
ELEKTRA(エレクトラ)、SIMON BOCCANEGRA(シモンボッカネグラ)、L'ELISIR D'AMORE(愛の妙薬)、LA FILLE DU RÉGIMENT(連隊の娘)、DON CARLOS(ドン・カルロ、フランス語版)、SALOME(サロメ)、DON PASQUALE(ドン・パスクワーレ)、CAVALLERIA RUSTICANA / PAGLIACCI(カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師)、A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM(夏の夜の夢)、ROMÉO ET JULIETTE(ロメオとジュリエット)、ARIADNE AUF NAXOS(ナクソス島のアリアドネ)、ARABELLA(アラベラ)、WERTHER(ウェルテル)、LA BOHÈME(ラ・ボエーム)、TOSCA(トスカ)、DER ROSENKAVALIER(ばらの騎士)、HÄNSEL UND GRETEL(ヘンゼルとグレーテル)、DIE FLEDERMAUS(こうもり)、RUSAKKA(ルサルカ)、NABUCCO(ナブッコ)、LE NOZZE DI FIGARO(フィガロの結婚)、LA CENERENTOLA(チェネントラ)、MANON(マノン)、RIGOLETTO(リゴレット)、IL BARBIERE DI SIVIGLIA(セビリアの理髪師)、TURANDOT(トゥーランドット)、DIE WALKÜRE(ワルキューレ)、DIE ZAUBERFLÖTE(魔笛)、LES CONTES D'HOFFMANN(ホフマン物語)、LOHENGRIN(ローエングリン)などが予定されています。

また、「Der Wiener Opernball」(オペラ座舞踏会)は2月11日に予定されています。この他、マチネで子供向けオペラの上演も予定されています。

20200427009気になるのは、新型コロナウイルス感染拡大のために行われている国境閉鎖が、どのタイミングで解除されるかという点です。また、移動後、14日間の隔離が行われると、オーストリア以外に居を構える客演歌手の出演は非常に困難になると思います。

そのため、実際には各国の規制解除の状況により、2020/21シーズンの出演者やプログラム変更も考えられるでしょう。なお、Culturallでは4月29日から、チケットの先行発売(一部座席)を開始します。

すでにCulturallや国立歌劇場のホームページでもプログラムが公開されていますが、姉妹サイトAustria-fan.comにもプログラムを掲載していますので、ご覧ください。プログラムはこちらから

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