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May 14, 2020

ウィーン市が「Restaurant-Besuche」の全世帯配布を決定

20200514015月15日から、2ヵ月間のロックダウンを経て、新しいレギュレーションの下でレストランやカフェの営業が再開されました。オーナーが一番、心配しているのは、果たしてお客さまが戻ってくるかどうか‥という点だと思います。

ウィーン市では、営業を再開したカフェ、レストラン、バイスルの需要を喚起するため、ウィーン市の全世帯(95万世帯)に25Euroと50Euroの「Restaurant-Besuche」を配布すると発表しました。

5月13日、Michael Ludwウィーン市長、Walter Ruckウィーン商工会議所会頭などの関係者が、アルベルティーナにあるAugustinerkellerのシャニガルテンで記者会見を開いて発表したものです。

なお、全世帯への「バウチャー」配布という「隠し球」があったためか、この記者会見が事前に広く広報されていました。

20200514022ヵ月間のロックダウンは、日本の「自粛要請」と異なり、強制力を持っていたため、否応なしにカフェ、レストラン、バイスルなどは営業中止になり、大変な影響を受けました(最も日本でも「自粛警察」と呼ばれる自警団による営業妨害活動がありますが‥以下、自粛‥)。

ただ、5月15日に営業を再開しても、残念ながら外国からの観光客は期待できないことから、経営は非常に苦しいことが予想されます。

ウィーンのカフェやレストラン、バイスルは、「ウィーンの食文化」でもあるので、これを住民が利用することで支援しようということから、今回のバウチャー配布となったものです。当たり前ですが、商工会議所会頭は“歓迎すべき景気刺激策である”と絶賛。

2020051404Michael Ludwウィーン市長は、記者会見の席で、バウチャー配布は、今回のロックダウンに橋梁した住民への感謝の気持ちを現したものであるとも述べています。

ちなみに単身世帯は25Euro、それ以上の世帯は50Euroのバウチャーが郵送されます。

このキャンペーンにかかる予算は4000万Euro。申請ではなく、市からのプレゼントという形で6月中旬から送付が開始される予定です。利用できる施設は約9000軒で、ケータリングも対象になるようです。

折しもウィーンはシュパーゲルの季節。このバウチャーを使って、シャニガルテンで美味しいシュパーゲルをいただきましょう‥と考えている方も多いと思います。でも、早く来ないとシーズンが終わってしまいますね、

2020051403日本でも、出口戦略の一つとして、食材クーポンや旅行クーポンの配布なども検討されているようですが、それと同じですね。

しかし、日本でも感じたことですが、やはり財政基盤がしっかりしている都市は、こういった独自の支援策をとることができる‥という点です。

また、新聞社のWebサイトには、該当記事にコメントができるようになっているのですが、すでに200件以上のコメントが寄せられています。

否定的な意見が多いような気がしますが、バウチャーでは店のオーナーの元に現金がくるまでに時間がかかることを危惧している人も‥さらに対象となる飲食店の範囲(オーストリア料理だけなのか、それとも外国料理店も対象なのか)を気にする方も‥なるほどねぇ。

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