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June 2020

June 30, 2020

東京消防庁にローゼンバウアーのはしご車が登場

20200629072020年の半分にあたる「6月を締めくくるの話題」は、我がオーストリアが世界に誇る「工業製品の話題」です。

オーストリアというのは、興味深い国で、我が国では一般的な乗用車や家電製品といった工業製品を自国企業が生産していませんが、特殊な工業製品に特化した企業が存在し、ニッチ故に世界的に高いシェアを誇っています。

「何でも自国の企業が生産する」という考え方もありますが、「ある分野に特化する」という「選択と集中」も小さい国にとっては、立派な戦略だと思います。

このブログでも何回かお伝えしていますが、その代表は「消防車界の最高峰」と称される製品を世界各国に輸出しているRosenbauer International AG.(ローゼンバウアー社)でしょう。

同社は1886年にオーストリア初の消防機材製造会社としてリンツに設立されました。以降、145年以上にわたり、防火・防災に対する消防技術の第一人者として高い評価を受けています。

2020062906ちなみに社名は、同社の創業者のお名前です(Johann Rosenbauer 、1828年~1894年)。ということは、TOYOTAやHONDAと同じですね。現在、本社はリンツに近いオーバーエスターライヒ州Leondingにあります。

ローゼンバウアーは消防車をはじめ、消火システム、装備品など、消防に関するあらゆる製品を製造、販売しており、世界中の消防機関からの高い信頼を得ています。

現在では、そのサービスや事業ネットワークは全世界100ヶ国以上に広がりっています。

2020062904同社の製品で、最も有名なのは空港用化学消防車PANTHER(パンター)。空港用化学消防車は、消防車の中でもニッチな市場。それだけに世界各国の国際空港を中心に、1350台以上が配備されています。

日本は、独自の基準があるため、海外からの参入が難しいと言われますが、同社は1994年、日本市場に1991年に製造が開始されたパンターで参入を果たしています。パンターは、近未来的なデザインで、非常に目立ちます。

2020062901現在、東京国際空港(羽田)、成田国際空港、関西国際空港をはじめとする民間空港や自衛隊航空基地にパンターが配備されています。

まぁ、あまり活躍してもらいたくない車種ですが、万が一の時には被害拡大を防ぐ、大きな戦力になることでしょう。

ちなみに左のパンターは東京国際空港(羽田)で見かけたものです。

2020062902ところで、今までは空港用化学消防車パンターが中心でしたが、2020年3月、何と東京消防庁がパンターのはしご車(車体はMercedes-Benz Econic)を導入したのです(平成31年度予算で発注したようです)。

今回、導入されたのは「30m級車いす対応のはしご車」で、全長10.41m、全幅2.49m、全高3.14m、総重量15850kgというスペックです。救助用バスケットには、車いす対応のピクトグラムが張られています。

車体がメルセデスなので、そちらの方が目立ちますが、バスケットにはRosenbauerのロゴもしっかり入っており、存在感を示しています。

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June 29, 2020

ウィーンのBierとWineこぼれ話

2020062402本当は昨日、日曜日にお届けする予定でしたが、グラーツ歌劇場のプログラムを優先させたため、月曜日にふさわしくない話題ですが、ご了承ください(笑)。今日はFeriが大好きな「お酒にまつわる話題」をお届けしましょう。

ウィーンの代表的なお酒と言えばWeinとWiener Bierでしょう。いずれもウィーン市内で製造されている点がポイント。

このブログでもご紹介したことがありますが、小さなBier醸造所も存在し、手作りの美味しいBierを飲むことができます。これから暑くなってくるとWienも良いですが、炎天下のシャニガルテンで飲むBierも、また格別。

一方、Bierを大量に生産し、出荷しているメーカーもありますが、その一つが16区に工場があるOttakringer Brauerei GmbH

先日、Ottakringer Brauerei GmbHとWiener Landwirtschaftskammer(ウィーン農業会議所)の協力を強化することが発表されましたが、その席で、Michael Ludwig市長は“Bierでウィーンを盛り上げる”と宣言。

2020062401意外と知られていませんが、オッタクリンガーが製造している「Wiener Original」というラガービールで使用している麦芽大麦は、その名にふさわしくウィーン産です。

麦芽大麦はFavoriten、Simmering、Floridsdorf、Donaustadtの各区にある計34の畑(総面積面積105ヘクタール)で栽培され、Stadlauer Malzfabrikでウィーン麦芽に加工された後、オタックリンガーの工場に搬入されてBierになります。

首都でありながら緑が多いウィーンですが、緑地の1/3は、何と農業に使用されています。皆さま、ご存じでしたか? 野菜や小麦などを中心に700以上の農園がありますが、その中でも注目されるのは、ご存じ、ワイン用ブドウ畑の存在。

畑でワイン用ブドウをアトランダムに生産し、それを収穫して生産するWiener Gemischten Satz(ウィーナー・ゲミッシュター・サッツ)は有名ですね。

2020062404話が横道に逸れましたが、今回、オッタクリンガーと農業会議所の協力が強化されたことで、「Wiener Original」(右のBier)は地域の特産品になりました。

原材料の生産拠点から、製造拠点までの輸送ルートが短いことは、CO2の排出削減にも貢献するのは言うまでもありません。

今回、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、世界規模のサプライチェーンが機能しなくなったことで、地産地消という考え方が見直されるようになりました。今回の協力関係強化に際し、農業会議所のFranz Windisch会頭も地産地消の重要性を強調しています。

2020062403一方、オッタクリンガーのブラウマイスター(Braumeister、醸造家)であるTobias Frank氏は、“麦芽はビールの魂である”と述べています。

そして、“良いビールの基本は、常に良い大麦から作られた良い麦芽である。ウィーン産の麦芽を使用しているのは「Wiener Original」だけ。100年以上前の伝統的な製造方法に基づいて醸造されている”と述べています。

なお、「Wiener Original」は濃い琥珀色が印象的なビールです。グーラッシュやブルストなどの肉料理にピッタリ。

オーストリアには各地に美味しいBierがありますが、日本からオーストリアに戻る際、機内でOttakringerを飲むと、“やっとウィーンに帰ってきたな”と感じますね。

🍺 余談ですが、日本の某大手ビールメーカーK社はBraumeisterという商品を発売しています。期間限定で、一般にも発売されることがありますが、通常は飲食店向け。

名前にふさわしく、Feri好みに味。Feriが日本で友人と会う時は、Braumeisterを提供しているビアレストランに足を向けるのは言うまでもありません。ただ、若干、お高いのがネックでしょうか(笑)。

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June 28, 2020

グラーツ歌劇場2020/21シーズンプログラム発表

2020062601遅くなっていたグラーツ歌劇場の2020/21シーズンのプログラムが、週末に発表されました。

さっそく、概要をご紹介しましょう。グラーツの場合、2019/20シーズンにPremiereが流れた演目を組み込んでいるのが特徴です。

○オペラ、オペレッタ、ミュージカル
オペラ「Die Passagierin」(乗客、2020年9月18日Premiere)
Mieczysław Weinbergsの作品で、2019/20シーズンにPremiereが予定されていた作品です。アウシュビッツ生存者ゾフィアポスミシュによる同名の小説を元に、元強制収容所の警備員リサと元囚人マルタの出会いを描いた作品です。

本作品は、グラーツ歌劇場の新しい主任指揮者Roland Kluttig氏が指揮を担当します。演出はグラーツ歌劇場でオペラ「アリアーヌと野獣」を手がけたNadja Loschky氏が担当します。

2020062602リサにはDshamilja Kaiser さん、マルタにはNadja Stefanoffさんが起用されます。

ミュージカル「Anatevka」(アナテフカ、屋根の上のヴァイオリン弾き、2020年10月17日Premiere)
Jerry Bockによる名作ミュージカル「アナテフカ」が新演出で上演されます。

オペラ「Madama Butterfly」(蝶々夫人、2020年11月7日Premiere)
日本のファンにも親しまれているプッチーニ作曲の名作オペラ。蝶々さんにはMarjukka Tepponenさん、ピンカートンにはMykhailo Malafiiさんが起用される予定です。

2020062603指揮はグラーツ歌劇場デビューとなるFrancesco Angelico氏が担当します。

オペラ「Die verkaufte Braut」(売られた花嫁、2020年12月12日Premiere)
スメタナの代表作で、楽しい作品です。本作品はKonzert Theater Bernとの共同制作で、Adriana Altarasさんが、グラーツ歌劇場で初めて主演、脚本、演出を担当します。

アンサンブルのTetiana Miyusさん、Pavel Petrovさん、Wilfried Zelinkaさん、Albert Memetiさん、Markus Butterさんの起用が予定されています。

2020062604オペレッタ「Die Großherzogin von Gerolstein」(ジェロルスタン女大公殿下、2021年1月16日Premiere)
毎シーズン1作品上演されるオペレッタ。2020/21シーズンでは、ジャック・オッフェンバックの「ジェロルスタン女大公殿下」が取り上げられることになりました。

日本では浅草オペラ時代に「ブン大将」として親しまれてきた楽しい作品です。当時のフランス軍政を皮肉った「パリのエスプリ」にあふれたオペレッタです。

演出はPeter Lundさん、指揮はMarcus Merkelさんが担当します。タイトルロールのジェロルスタン女大公殿下にはAnna Brullさん、イケメンの兵士フリッツにはAlexander Kaimbacherさんが起用される予定です。

オペラ「Der fliegende Holländer」(さまよえるオランダ人、2021年3月12日Premiere)
ワーグナーの大作。今回、ドイツで高い評価を得ているSandra Leupoldさんが、グラーツ歌劇場で初めて演出を担当します。

Jordan Shanahanさん、Cornelia Beskowさんらの起用が予定されています。

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June 27, 2020

S BahnのFloridsdorf-Praterstern間が2週間工事で運休します

2020062201今日はウィーンの「S Bahnの話題」をお届けします。最近、公共交通機関の利用促進を受けて、ÖBBが運行するS Bahnも運転間隔が短くなっています。

特に利用者が多いFloridsdorf-Meidling間は、S1、S2、S3、S7が運行されているため、ウィーン地下鉄に匹敵する平均3~5分間隔で運転されています。

ÖBBでは、このような列車増発に対応するため、夏休み明けにリニューアルとメンテナンスを実施することになりました。

2020062202この工事のためFloridsdorf-Praterstern間が、7月5日(日曜日)午前2時30分から7月18日(土曜日)午前3時まで、約2週間にわたって全面的に運休されることになりました。

今回、工事の中心となるのはDonaubrückeの改修(構造材の一部交換、防錆など)です。

Wiener Linienでは、U4のリニューアル工事などで、長期間、路線を閉鎖して工事を行うことが多いですが、ÖBBのS Bahnでは珍しいですね。

Floridsdorf-Praterstern間が全面運休中の機関、代替えバスが運行されます。S Bahnでは自転車を載せることができますが、代替えバスでは自転車の輸送は行いません。

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June 26, 2020

「Wiener Gastro-Gutschein」狂騒曲

2020062502今日は先週から郵送による配布が始まった「Wiener Gastro-Gutschein」(レストラン・バウチャー)の話題です。実は、郵送実施後、「オペレッタ国家」にふさわしく、様々なトラブルが発生しています。

まず、「Wiener Gastro-Gutschein」のおさらいから‥

目的は新型コロナウイルス感染防止によるロックダウンで営業休止を余儀なくされた飲食店に対する支援が主目的です。合わせてロックダウンに協力してくれたウィーンの住民に対するお礼も兼ねています。

対象となる世帯は95万世帯で、単身世帯は25Euro、それ以外は家族の人数に関係なく50Euroのレストラン・バウチャーが郵送で配布されるというものです。

使用期間は9月までで、商工会議所の予想では、4000万Euroが市内のレストランで使用されると踏んでいます(取らぬ狸の皮算用)。ただ、登録した店舗しか使用できず、現在、2000軒が登録しているものの、旧市街が200軒と多く、周辺部では登録店舗が少ないという情報があります。

日本の場合、この手の金券は簡易書留など、郵便局員が直接、受取人に手渡すパターンが多いのですが、今回は、日本の「アベノマスク」と同じく、ポスト投げ込み。

というのは、こちらでは集合住宅の郵便受けは、郵便物の盗難防止のため、共通玄関内に設置されているケースが多く、居住者以外は、原則として触ることができません。なお、配達を担当する郵便局員は、特殊な合鍵を持っており、棟内に入ることができます。

2020062505最も戸建て住宅が集まった団地などでは、右写真のように「団地の入口」に集合郵便受けが設置されているケースもありますが‥

そのため、当局としても盗難のリスクは少ないと判断したのだと思いますが、実際にはFacebookやTwitterには、郵便受けを破壊され、レストラン・バウチャーを盗まれたという投稿が多数、アップされています。

そう言えば、日本でも「アベノマスク」を大量に盗んで逮捕された人がいましたね。こちらは、準現金ですから、悪い人が狙うのは当然かと‥

郵便受けを破壊せず、投げ込み口からレストラン・バウチャーの入った郵便を抜き取ったケースもあったようです。入居者以外は入りにくい棟内に侵入したのか‥まぁ、手口は色々とあることでしょう。

2020062503集合住宅の場合、同じ日に配布されますから、配送開始日がわかれば、その後、数日、「集合郵便受けは草刈場」としてチェックしていたのでしょう。

20世帯も入っていたら、1000Euro分ですから、悪い人にとっては笑いが止まりません。

しかも、困ったことにインターネット上では、すでにレストラン・バウチャーの売買が行われています。日本でもメルカリに代表される個人販売サイトがありますが、オーストリアでは「Willhaben.at」というプラットホームが有名です。

すでにレストラン・バウチャーが券面の金額よりも安く出品されており、購入している人も多いとか‥ちなみに相場は、50Euroのバウチャーが20~30Euroだそうです。

もちろん、全てが盗品という訳ではないと思います。自分はバウチャーを使わないから、現金化したいと考える人(転売ヤー)が出てくるのは当然ですから‥株主優待券の販売みたいなものですね。

なお、バウチャーの寄付を受け付けている社会福祉団体も存在します。

2020062504ウィーン市では、盗難が多発していることを受けて、盗難に遭った場合、犯罪行為なので警察に届け出ると同時に、レストラン・バウチャーの専用サイトから申告して欲しいと訴えています。

申告した場合、盗難に遭ったバウチャーを使用停止にし、再発行するという対応をとるようです。盗難にあったバウチャーの番号は受取人は見ていない訳ですから、と送付先とバウチャーの番号が紐付けされているようです。

ただ、気づくのが遅れてしまって、既に使われてしまった場合は、アウトでしょうね。悪い人は頭が良いですから、当然、その点を踏まえて、早い段階で転売していることでしょう。

こちらのマスコミでは、ネットで出品されているレストラン・バウチャーを購入しないように呼びかけています。これは、道徳的な問題もありますが、盗難に遭った住民が申告して、使用禁止になった場合、単なる紙くずになるからです。

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June 25, 2020

ウィーン市の太陽光発電プラント拡大プロジェクト

2020062313日本でも東日本大震災後、再生可能エネルギーとして太陽光発電が注目され、電力買い取り制度も本格的にスタートしましたね。

ただ、郊外や地方に建設された小規模な発電施設に関しては、逆に新しい災害を引き起こすケースもあり、やはり何らかの規制が必要だと思います。

さて、CO2排出削減に積極的な(というか前のめりな)ウィーン。先日もWiener LinienのOttakring駅屋根に太陽光パネルを設置したように、現在、積極的に市内に太陽光発電プラントの建設を進めています。これは、昨今の気候変動も大きく影響しているように思います。

ウィーン市では市内の各機関と機構保護協定を締結し、市の関連施設屋上に太陽光発電プラントの増設を進めています。都市部で屋上を活用するのであれば、太陽光プラントが環境に悪い影響を与えることは少ないでしょう。

2020062311今回、完成したWien-Landstraßeにある Rettungsstation Arsenal(救急車・ドクターカー基地、レスキューステーション)の太陽光発電プラントの概要は、以下のとおりです。
-太陽光発電モジュール:116
-年間発電量:30300kWh (16世帯分の電力需要に相当)
-年間CO2削減量:11トン

なお、この太陽光発電プラントによりRettungsstation Arsenalで必要な電量の1/3をカバーすることができます。

以前、このブログでもお伝えしたようにウィーン市内に電量などを供給するWien Energieは、オーストリア最大の太陽光発電会社です。

2020062314ウィーン市とWien Energieでは、2022年末までにウィーン市が管轄する老人ホーム、病院、スポーツ施設、レスキューステーションなどの施設に太陽光発電プラントを設置する予定で、最大8メガワットの電力を供給できると踏んでいます。

将来的には、全ての公共施設に太陽光発電プラントを設置する計画です。

ウィーン市では、CO2排出量削減に向けて、電力、暖房、輸送、廃棄物処理などの各分野で「50の施策」を展開中ですが、その中核を太陽光発電と位置づけています。

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June 24, 2020

NightJetの運転再開決まる

2020062302今日はÖBBが運行を行っている夜行列車の運行再開に関する話題です。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、運休が続いていたNightJetですが、6月26日から順次、運転を再開することが発表されました。

運転が再開されるのは、以下の列車です。列車番号の後ろが運転再開日です。

-Innsbruck – Brüssel(NJ424:6月28日、NJ425:6月29日)

-Wien-Brüssel(NJ50490:6月28日、NJ50425:6月29日)

2020062304-Wien-Zürich(NJ466:6月26日、NJ467:6月29日)

-Graz – Zürich(NJ464:6月26日、NJ465:6月29日)

-Zürich – Hamburg(NJ40470:6月27日、NJ401:6月28日)

-Zürich-Berlin(NJ470:6月27日、NJ471:6月28日)

-Wien-Düsseldorf(NJ40490:6月26日、NJ40421:6月27日)

2020062301-Wien-Hamburg(NJ490:6月26日、NJ491:6月27日)

-Innsbruck-Hamburg(NJ40420:6月26日、NJ40491:6月27日)

-Innsbruck-Düsseldorf(NJ420:6月26日、NJ421:6月27日)

-Praha-Zürich(EN50466:6月28日、EN50467:6月29日)

-Wien-Venedig(NJ237:6月26日、NJ236:6月29日)

-München-Venedig(NJ40463:6月28日、NJ40236:6月27日)

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June 23, 2020

Bundestheater-Holding がVolksoperの新しい経営陣を公募中

2020062106本来は梅雨のないオーストリアですが、週末、ニーダーエスターライヒ州を中心に大雨が降っており、川の増水による氾濫や土砂崩れなどの被害が発生しています。

St. Pölten、Melk、Amstetten、 Scheibbs、Tullnなどのドナウ川流域には消防隊が多数、出動し、水没したエリアの排水や警戒に当たっています。これも異常気象の関係なのでしょうか。

2020062102 さて、今日は「Volksoperの話題」です。 連邦政府文化省とBundestheater-Holding、Volksoperが2022年からの新しい経営者(Direktor)募集を開始しました。

ご存じのように、現在のDirektor、Robert Meyerさんは2007年から現職に就いていますが、今回、辞任や解任ではありません。任期満了に伴う定期的な人事異動です。

Bundestheater-Holding傘下の各劇場は、民営化されており、収益性の向上が課題になっているため、定期的に経営陣の刷新を図っています。

>Robert Meyerさんは、継続の意向を示しており、応募すると表明しています。

2020062104 なお、新しいDirektorの任期は2022年9月1日から5年間。一般的にDirektorが交代すると劇場の運営方針が大きく変わることが多いため、早めに後任を選定し、2022/23シーズンに向けて準備を始めたいというのが劇場側の意向のようです。

新しいDirektorに求められるには、音楽的な知識はもちろんのこと、現代に通用するVolksoperの経営戦略、アンサンブルの育成など多岐にわたります。

希望者は、7月19日までにBundestheater-Holdingに対して「Volksoperの更なる発展(現状の作品についての考察も含めて)」をテーマにした提案書を送付することが求められています。いわゆる書類審査ですね。

2020062105Robert Meyerさんにとっては、今までの実績に対する人事考課のようなものでしょう。

振り返ってみるとFeriは、Robert MeyerさんがDirektorになってから、本格的にVolksoperに通うようになりました。

Robert Meyerさんの運営方針に不満が全くない訳ではありませんが、彼がDirektorに就任してから、一時期低迷していたVolksoperが活力を取り戻したのは事実です。ただ、最近は、再び低迷していますが‥

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June 22, 2020

祝Koralmtunnelが貫通

2020062001 鉄道関連の話題が続いて申し訳ありませんが、今日は「ÖBBが進めている大規模プロジェクト」という「まじめなの話題」です。

2020年6月17日、シュタイヤマルク州とケルンテン州を結ぶ新しい幹線の要とも言えるKoralmtunnel(北トンネル)が貫通しました。まず、最初にKoralmtunnelを含むKoralmbahn(コラムル線)のおさらいから‥

航空輸送から鉄道への転換を積極的に進める方針を打ち出している連邦政府が期待を寄せているプロジェクトが「鉄道の高速化」です。特にオーストリアの場合、峠がネックになり、距離の割に所要時間がかかるケースがあります。

一般的にはウィーンとグラーツを結ぶ南路線の要セメリング線(セメリングベーストンネル)に注目が集まりますが、実はグラーツとクラーゲンフルトを結ぶKoralmbahn(コラムル線、127km)の建設を忘れてはなりません。

グラーツとクラーゲンフルトは、現在、Bruck an der Mur、Leoben経由となるため、RailJetでは乗り換えが必要。所要時間も2時間54分もかかります。

2020062006そのため、ÖBBではIC Busという乗り換え不要の高速バスを同区間に運行しており、こちらの所要時間は2時間です。

ウィーンからクラーゲンフルトまでの所要時間も、現在は、RailJetで3時間55分ほどかかります。

そこで、ÖBBは、シュタイヤマルク州とケルンテン州の両州都ダイレクトに結ぶ新路線Koralmbahn(コラムル線)の建設を2001年から開始しました。

2020062003ルートはグラーツから南下し、ルートはグラーツから南下し、KORALPE(Kor Alps)を長大トンネルで抜け、グラーツとクラーゲンフルト結ぶものです。

途中12の駅が予定されていますが、このプロジェクトの中心となるのがコラムルトンネル(Koralmtunnel)。延長約32.9kmで、完成するとオーストリアで最長の鉄道トンネルとなります。

20200621031コラムルトンネルは単線並列(北トンネルと南トンネル)で2008年から掘削が始まりました。そして、南側ルートは2018年8月14日に貫通。北側ルートが2020年6月17日に貫通しました。

ちなみに最も深いところは、山頂から1200メートル下を掘っています。

トンネル経は3.95メートルで、北トンネルと南トンネルは40メートル離れて建設されており、両トンネルは概略図のように500メートル毎に連絡トンネルで結ばれており、非常時には移動できるようになっています。

2020062004このほか、トンネル中央部には、非常停車エリアが設けられています。そのため、非常停車エリアのある部分だけは、両トンネルの間が50メートルになっているそうです。

トンネルには換気およびメンテナンス用の縦坑が数箇所設けられており、非常時には縦坑を使って、外部へ脱出することも可能です。

2020062007オーストリア得意のトンネルボーリングマシン(Mauli 1、Mauli 2と命名されています)を使ったシールド工法で工事が行われていました。大規模な工事なので、建設現場付近にシールドを作る工場も建設しています。

余談になりますが、青函トンネルが、このような単線並列で建設されていたら、現在、問題になっている新幹線の高速運転も容易に実現できたと思うだけに、残念です。

今回のコムラルトンネル貫通により、同線建設工事の山場は超えたことになります。今後、仕上げを含む関連する工事が進められますが、稼働開始は2025年12月に予定されています。

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June 21, 2020

Badner Bahnの車内放送

2020061701今日は「Badner Bahnの車内放送」にまつわる話題をお届けしましょう。

日本でも最近は列車内の案内放送は自動化が進んでいますが、プロのアナウンサーが担当しているケースが多いようです。また、一部では女優さんなどのタレント、声優さんなどが関わっていることも多いとか‥

さて、先日、Badner Bahnが車内放送の新しい声優さんを発表しました。

今回、起用されたのは歌手であり女優のElisabeth Engstlerさん。Wien OperおよびBaden Josefsplatzで停車中にお客さまにご挨拶をする他、次の停留所、乗換案内、出口情報、アプリや車内の券売機などでの切符購入方法などの情報を担当します。今回、従来のドイツ語に加えて、英語のアナウンスも追加されることになりました。

Elisabeth Engstlerさんは、ウィーン音楽院でオペレッタ、ミュージカル、シャンソンを学びました。1982年、オーストリアのユーロビジョン・ソング・コンテストに参加しています。その後、ORFに移り、音楽番組「Wurlitzer」、「die große Chance」、「Willkommen Österreich」、「Frisch gekocht」などで長年、司会を務めています。

2020061702最近では、Rainhard-Fendrich-Musical「I Am From Austria」にも出演しており、こちらでは有名な方。この作品は2017年、ウィーンのRaimundtheaterで初演された作品で、日本でも2019年、宝塚歌劇団が上演していると思います。

近年、Badner Bahnは環境に優しい交通機関として、通勤客にも人気を博しています。それに呼応するため、運転間隔の短縮、停留所のリニューアル、無線LANの導入、新型車両の導入など、利用者にとっての魅力を高めています。

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June 20, 2020

おならで罰金500Euro?!

2020061821先日、このブログでお伝えしたウィーン市が全市民に配布する外食用バウチャー「Wiener Gastro-Gutschein」ですが、6月18日の午後、郵便局に搬入されました。ウィーン市では「来週には郵便による配布が始まる」と発表しています。

利用できる飲食店は登録してある約1100箇所(登録店舗は増加中、特設ホームページで使用できる店舗を検索できます)です。なお、バウチャーは9月末までの「使用期間限定」です。

しかし、日本政府が国民一人に10万円の特別定額給付金(現金)を給付していることを考えると、オーストリアはみみっちい感じがしますね。何しろ単身世帯で25Euro(3000円)ですから‥

2020061811さて、いつもは「真面目な話題」が中心ですが、今日は新聞で見かけた「くだけた話題」をお届けしましょう。

日刊紙「Österreich」オンライン版が6月5日の夜、ウィーン市内ヨーゼフシュタットで起きた珍事件を報じました。

それは公務中の警察官の近くで「大量のおなら(massiven Darmwind)」を吐いたため、罰金500Euroが課せられたというものです。

にわかに信じがたい話ですが、ウィーン警察がTwitterで真相を呟いています。

件の男性は、公園のベンチに座っていた際、警察官から職務質問を受けたのですが、その際、警察官に対して挑発的で非協力的だったそうです。そして、件の男性はベンチから立ち上がり、警察官に向かって「大量のおなら」を吐き出したとか‥

2020061812日本では「公務執行妨害」に該当するのでしょうが、今回は「公序良俗違反と騒音公害」という罪状で500Euroの罰金刑が科せられました。

警察からの書類には「あなたは警察官の前で、大声で腸の風を逃がすことで公序良俗に違反した」と書いてあったそうです。

もちろん、おならは生理現象ですから、何かの弾みで出てしまうことがありますが、警察では「誤っておならをしても警察に通報されることはありませんから、ご安心ください」とTwitterで表明しています。

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June 19, 2020

ウィーン1区の自動車使用制限プラン発表

2020061801CO2排出量削減に力を入れているウィーンですが、かねてから検討が進められていた1区の自動車使用制限プランがまとまり、その概要が発表されました。

何しろ首都の中心部で自動車使用を制限する訳なので、ウィーン市は「ドイツ語圏で最初の持続可能な交通安全都市として、気候にやさしい交通手段の転換に向けた歴史的な一歩である」と宣言しています。

Birgit Hebein副市長(緑の党所属、写真左の女性)とMarkus Figl区長( Sebastian Kurz首相と同じÖVP所属、47歳、写真右の男性)が中心となり、大規模な住民参加の協議が行われ、今回の自動車仕様制限プランが決定されました。

今回の自動車使用制限は、環境保護に対して熱心な連立与党の緑の党(Die Grüne Alternative)がイニシアティブをとって進めたことは明白です。

ウィーンの場合、中心部にも住民が多いため、当たり前ですが、完全に自動車使用を禁止することはできません。

2020061803そのため、1区の住民、1区内に専用駐車スペースを持っている人、1区のホテルに宿泊する客、外交官、公共交通機関、タクシー、障害者、1区で公共交通機関の営業時間外に働く警察官や医師などの人々は、自動車使用禁止から除外されます。

また、警察や消防・救急などの緊急車両、ゴミ収集車、郵便車、建設工事車両といった公共性の高い車両も除外されます。

そのため、旧市内(1区)から自動車が完全に姿を消す訳ではありませんが。しかし、ウィーン市では、旧市街を通過する自動車が激減することで、旧市街の自動車通行量は最大30%削減されると見込んでいます。

現在、ウィーンのCO2排出量の40%以上を交通機関が占めていることから、自動車使用制限は、CO2削減に大きな効果が期待されています。

なお、除外規定については、実際には細かいルールが発表されています。

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June 18, 2020

90歳のお誕生日を迎えたOtto Schenkさん<追記あり>

2020061601今日は「Otto Schenkさんの話題」です。

6月12日、オーストリアを代表する俳優、演出家、作家というマルチタレントのオットー・シェンクさんが90歳のお誕生日を迎えました。

時節柄、大がかりな行事は行われず、プライベートな「お祝いの会」が開催され、ウィーン市長Michael Ludwigさんもお祝いに駆けつけたことがニュースで報じられています。

2020061603当日はRudolf Buchbinderさん、Heinz Zednikさん、Harald Serafinさん、Erwin Steinhauer さん、Maria Köstlingerさんなどが集まりました。

オットー・シェンクさんは、Theater in der Josefstadt やVolkstheaterで学んだ後、1953年からウィーンでキャリアをスタートさせました。

1957年にはSalzburger Landestheaterで「魔笛」の演出を担当したことで知られていますが、活躍の範囲は、オペラや演劇の演出にとどまらず、幅広いものです。

2020061602海外での活躍も注目されますが、とくにメトロポリタンオペラの演出については、非常に高い評価を得ています。

革新的な演出が主流となったヨーロッパの歌劇場に対して、オペラ文化が違うアメリカでは、伝統的な演出が好まれる傾向がありますが、この点を踏まえた演出が好評だったようです。

Feriも印象に残っているのはウィーン国立劇場のオペラ「ばらの騎士」とオペレッタ「こうもり」です。どちらもオーソドックスな演出で、Feri好み。

3枚目の写真は2010年12月の演出改訂版「ばらの騎士」Premiereの舞台でのお姿です。

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June 17, 2020

Safety first when flights resu‥オーストリア航空運行再開

2020061503今日は「運行を再開したオーストリア航空の話題」を、同社提供の公式写真を使ってご紹介しましょう。

予定どおり、6月15日からオーストリア航空の運行が3ヵ月ぶりに再開されました。初便はウィーン国際空港6時45分発のミュンヘン行きOS111便(シップはエンブラエルE195、レジストレーションOE-LWO、愛称Wiener Johann Strauss Orchester)。

2020061501F01ゲートでは、オーストリア航空のCEO Alexis von Hoensbroech氏をはウィーン国際空港長、スタッフが集まり、乗客を見送りました。

なお、機内では客室乗務員はもちろん、乗客もマスクの着用が義務づけられています(6歳以下の幼児を除く)。しかし、オーストリア航空のスタッフが着用しているマスクには、同社のシンボルカラーである「赤」もあるようです。

2020061502機内では、搭乗時、乗客に消毒用ウェットティッシュが配布されます。機内にはHEPAフィルターを装備し、空気の浄化に努めています。なお、機内で3分ごとに換気され、空気の循環経路は縦系統のみとなっています。

機内サービスについては、詳しい内容は紹介されていませんが、初便の公式写真を見る限り、ビジネスクラスでもかなり簡素化されているようです。

2020061505ウィーン国際空港についても、運行再開に当たってソーシャルディスタンス確保のための距離表示や標識、チェックインカウンターへのプレキシガラスパネル取り付け、消毒液ディスペンサーの設置などが行われています。

また、乗客には、最低1メートルの距離を維持しなければならないことが、定期的にアナウンスされています。

ウィーン国際空港をご利用になった方はご存じのように、以前から同空港は良くも悪くも自動化が進んでおり、空港内では、手荷物の預け入れも含めて、基本的に地上職員と非接触で搭乗が可能です。

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June 16, 2020

化石燃料を使った暖房装置が使用禁止に‥

2020061401これから夏を迎えるのに「暖房装置の話題」というのは、記事を書くだけで暑くなりそうです。

オーストリアは寒冷地なので、基本的にスチーム暖房や暖炉などが一般的です。戸建て住宅の場合、暖炉や薪ストーブを使うケースもありますが、集合住宅の場合、バスルームへの給湯を兼ねた温水器を設置し、これを使ったスチーム暖房が一般的です。

最近の集合住宅では、棟内に大型の給湯器を設置し、そこから各戸に温水を配る方式が採用されていますが、古い集合住宅の場合、各戸で温水器を準備しています。

2020061402Feriが、今までお世話になったアパートも17区では新しい物件だったので、集中式。

5区は古いアパートだったので、分散式でした。ウィーンの場合、ガス爆発のリスクを回避するため、キッチンはオール電化というケースが多いですが、給湯器だけは都市ガスを使ってリウことが多いようです。

ところが、最近、温室効果ガス削減の動きが活発になり、化石燃料し、CO2を排出する暖房装置やボイラーを使用禁止にする動きが活発になってきました。

2020061404ウィーンでは、現在、ウィーンのヨーゼフシュタット(8区)、アルザーグルント(9区)、ヴェーリング(18区)、デーブリング(19区)の新築物件では、石油やガスの暖房は法令で禁止されており、再生可能なエネルギーを使った装置のみ使用可能です。

再生可能エネルギーとは、具体的には電力が中心。日本では、現在、稼働していない原子力発電所が多いため、火力発電が主力で、暖房に電気を使うのは温室効果ガス削減に反するような気がします。

2020061403が、オーストリアの場合、火力発電所も存在しますが、水力発電が大きなシェアを占めており、風力発電や太陽光発電を加えると、電化することでCO2排出が削減されるという訳です。

ちなみに2014年のデーターですが、オーストリアでは総発電電力の中で、量水力発電が68.5%を占め、天然ガス火力8.3%、石炭火力7.5%、石油火力0.9%、その他14.8%でした。

その後、風力や太陽光などの再生可能エネルギーの比率が上がっていると思います。

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June 15, 2020

プラーターにまもなく「Königreich der Eisenbahnen」が誕生(下)

2020061217今日は一昨日に続き、プラーターにまもなく誕生する「Königreich der Eisenbahnenの続報」をお伝えしましょう。

今回、ジオラマに再現される各州のランドマークは、以下のとおりです。今日はブルゲンラント州からフォアアールベルク州までをご紹介します。

○ブルゲンラント州
- Weinberge(ブドウ畑とワインの生産風景)
-Die Windparks als Schulbeispiel(風力発電所のある風景)
-Schloß Esterházy
-Burgen

2020061212○オーバーエスターライヒ州
-Linz市内(VOEST工業地帯、Donau- und Ennshafen、Linzer Hauptbahnhof、 Strassenbahnen,Linie 50)
-Hallstatt
-Salzkammergut、Oberes Donautal、Inntal、Mühl、Mostviertel、nördliches Alpenvorland、Dachsteingebirge、Seenlandschaften)

○シュタイヤマルク州
-Graz市内(Schloßberg、Wahrzeichen Uhrturm、Zahnradbahn、Kunsthaus、Murinsel)
-Wahlfahrtsort Mariazell(Basilika mit Pilgerzentrum、Mariazeller Bahn)
-Erzberg、VOEST Donawitz、Leoben、Ennstal、Schladming、Red Bull Ring Spielberg(レッドブル・サーキット)

2020061214○ケルンテン州
-Burg Hochosterwitz
-Kirchturm St. Jakob bei Villach
-Keltenmuseum Gracarca
-Römermuseum Teurnia
-Archäologischer Park
-Tauernbahn und -tunnel
-Seenlandschaft mit Infrastruktur、Karawanken

2020061205○ザルツブルク州
-Salzburg市内(Hauptbahnhof、Vorplatz、Festung Hohensalzburg und Kirchen、Stadtpanorama、Festspiele、Salzach)
-Brauhaus Stiegl、Kaprun, Zell am See、Red Bull、Gut Aiderbichl、Schafbergbahn

○チロル州
-Innsbruck市内(Olympisches Areal Bergisel mit Skischanze、Axamer Lizum、Fulpmesbahn, Nordkettenbahn, Hungerburgbahn mit Architektur von Zaha Hadid、Seefeldbahn - nordische Olympiaregion Seefeld、Brennerbahn、Europabrücke)
-Großglockner(Nationalpark Hohe Tauern, Lienz)
-Ötztal – Gletscher, Sölden、
-St. Anton am Arlberg
-Stubaital, Ischgl, Lechtal, Kufstein, Kitzbühel

2020061213○フォアアールベルク州
-Arlberg(鉄道と道路トンネル)
-Bodensee(駅、港)
-Bregenzewaldbahn、
-Bregenz市内(Pfänder mit Pfänderbahn、Seebühne、Festpielhaus - moderne Architektur am Bodensee)
-Feldkirch, Dornbirn、Bludenz、Lech、Zürs、Bregenzerwald、Rheintal

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June 14, 2020

#soWIENie「Film Festival 2020」開催決定

2020061306 今日は“プラーターにまもなく「Königreich der Eisenbahnen」が誕生(下)”をお届けする予定でしたが、ウィーン市から夏の風物詩、市庁舎前のフィルムフェスティバル(2020 #soWIENie Film Festival 2020 )開催についての発表があったので、こちらをお届けします。

今夏、各地の音楽祭やフェスティバルが新型コロナウイルス感染の影響で中止になっているため、Feriは「市庁舎前のフィルムフェスティバル」も中止になると思っていたのですが、運営スタイルを変えて実施することが、ウィーンから発表されました。

新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、「集近閉の防止」がポイントになります。屋外なので閉鎖空間に関しては、問題ありません。主にソーシャルディスタンス確保がポイントになります。

2020061301そこで、今年の市庁舎広場は、図のように映画観賞エリアと、完全に独立した喫食エリアに分割されます。昨年まで見られたスタンド席は、「集」「近」を阻止できないため、廃止になりました。

そして、映画鑑賞エリアへの入場は「密」を避けるため、完全予約制(Webからの予約、ただし、無料は継続)になりました。

イベント会場のこのような構造により、規定の安全距離と保護対策が可能になります。12日の記者会見では、まだ正式な座席図は発表されませんでした。

当然、入口と出口は分離されます。映画鑑賞エリアへの入口はLichtenfelsgasse側にあり、ここで当日、有効な予約券が確認が行われます。

2020061305入場に際して、アルコールを使った消毒なども行われる可能性もあると思います。屋外なので入場者にはマスク着用の義務はありませんが、手洗いの徹底、咳エチケットの遵守、体調が悪い場合は、来場しないといった要請が出ています。

入場時間は映画上映開始の2時間前から。また、上演終了後、1時間以内に2箇所の出口(FelderstrasseとLichtenfelsgasse)から退出することが求められます。

なお、当日有効な入場券を所持している場合、入場後の退出、再入場は可能です。

300平方メートルのスクリーン前に設置される映画鑑賞エリアは、ソーシャルディスタンスを確保するため、500席が設けられますが、2人席と4人席のボックスにグループ化されます。何となく「椅子のある枡席」といった趣です。

この他、お客さまの安全を確保するため、様々な案内表示が設置されることになっています。

2020061302一方、ブルグ劇場側の喫食エリアについても、様変わりします。従来は、会場内に設置されているテーブルを自由に利用できるようになっていましたが、こちらもソーシャルディスタンスを確保するため、枡席状になります。

喫食エリアは、長年のパートナーであるDO&COが全体を取り仕切ります。今年のモットーは“小さいけれど良い”。こちらも500席の客席が設けられます。

営業時間は11時から深夜まで。こちらについては、予約が必須ではありませんが、主催者側は映画祭のサイトからの事前予約を推奨しています。

2020061303開演時間については、終演を合わせるためか、作品によって20時30分から21時15分までと、ばらつきがあります。

気になるプログラムですが、今年はベートヴェン生誕150周年がメインになりますが、オペレッタファンにとって忘れてはならないのはフランツ・レハール生誕150周年の歳であること。

今年のフィルムフェスティバルは、7月4日(土曜日)、ベートーヴェンのオペラ「フィデリオ」で幕を開けます。交響曲第9番をはじめ数々の作品が、週1回のペースで上演されます。

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June 13, 2020

プラーターにまもなく「Königreich der Eisenbahnen」が誕生(上)

2020061201今日は営業を再開した「プラーターに誕生する新しいアトラクション」をご紹介しましょう。

このブログで、以前、ドイツ・ハンブルクにあるミニチュアワンダーランド(Miniatur Wunderland)」に似た鉄道模型テーマパークがウィーンでも計画されているという話題をお届けしたことがあります。

建設場所は当初、プラーターでしたが、その後、WestBahnhofに隣接するBahnhofCityに移ったのですが、運営会社が解散し、計画は頓挫してしまいました。

ところが、その後、別の会社(KdE GmbH)が「Königreich der Eisenbahn」(鉄道王国)というアトラクションを企画し、プラーター内に建設を進めていることがわかりました。

2020061202名前が示すように基本的に鉄道(こちらでは一般的な1/87スケール)の巨大ジオラマを中心としたテーマパークで、プラーター内に新しい建物(2階建て)を建設し、そこに入ることになりました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響(ロックダウン)で、工事が遅れていますが、2020年7月末に暫定オープンします。

同社のホームページには建設中の写真が多数、紹介されていますが、2019年春頃から、ジオラマをモジュール方式で別の作業場で製作していたようです。施設が入る建物は2019年10月31日に起工式が行われました。

2020061216平面図によると1階(日本式)には、エントランスホール、チケット売場(右図の黄緑部分)、ショップ、カフェ、クローク、化粧室など(右図のオレンジ部分)が設けられます。

本アトラクションの中心となる巨大ジオラマは2階(日本式)に設置されます。

総面積は1000平方メートル。2020年7月の時点では、このうち完成している250平方メートルが公開されます。平面図を見ると、向かって右側がウィーンのようです。

2020年7月のオープン時に完成しているのは、ウィーンとニーダーエスターライヒ州の一部だそうです。

2020061203今後、数年かけてオーストリア内各州の有名なランドマークがジオラマに再現される予定です。ただ、全てをスケールどおりに再現ことは困難なので、その点は一部、省略されることになるようです。

例えば、シュタインホーフ教会は病院の構内にあり、丘の下には広大な病院の敷地が広がっていますが、それは再現困難。

写真で見ると、丘の下は一般の住宅になっています。まぁ、そういう詮索は野暮というものでしょう。シュテファンドームや新市庁舎、国会議事堂、美術史博物館、シェーンブルン宮殿など巨大な建物が多いだけに、制作陣は、その配置も含めて苦労が絶えないと思います。

2020061209心意気は大いに評価しますし、選定されたランドマークに魅力も感じます。それでも、Feriから見ると欲張りすぎのような気がしますが‥

また、アトラクション名にふさわしく各地の狭軌鉄道や登山鉄道は、その多くが再現される予定です。

現在、同社が公開している写真は建設中のものなので、まだ完全に仕上がっている訳ではありません。その点はご了承ください。

2020061204ただ、企業が商業ベースで行っている規模が大きい事業なだけに、細かい作り込み(特に彩色やジオラマ内のアトラクション)に関しては、このブログでご紹介した「Miniatur Tirolerland」の方が上かもしれません。

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June 12, 2020

夏のバカンス異変?

2020060902このブログでもお伝えしたウィーン・Messeに設けられた新型コロナウイルス感染者の収容施設ですが、感染者数が減少したことから、7月末に閉鎖されることが発表されました。

さて、今日はオーストリアの皆さまが楽しみにしている「夏のバカンスにまつわる話題」をお届けしましょう。

“遊ぶために働いている”と揶揄されるほど、遊ぶことに気合いが入っているオーストリアの皆さま。ただ、今夏は新型コロナウイルス感染拡大により「バカンスのあり方」も大きく変わろうとしています。

2020060904このブログでもお伝えしているように、6月中旬以降、隣国との国境は徐々に開放されるようですが、オーストリア連邦政府としては、「今夏のバカンスは国内でね」というのが基本スタンス。

そんな中、国から資金援助を受けているオーストリア航空は、バカンス地へのチャーター便を飛ばして大丈夫なのでしょうかね。

さて、こんな中、密かなブームになっているのが、オートキャンプ。

2020060905元々、オートキャンプが日本よりも盛んな国で、リゾート地にはオートキャンプ場が整備されているところも多数。

また、長期の休みをとることが多いため、キャンピングカーを所有している人も、日本より多いかもしれません。

また、夏のハイシーズンには、隣国のドイツからキャンピングカーにレジャー用品を満載してザルツカンマーグート方面に向かう家族を多数、見かけます。さすが陸続き。

2020060903キャンピングカーには、エンジンを搭載して自力で走行できる専用モデルと、乗用車により牽引するトレーラータイプがあるのは、皆さまもご存じのとおり。

今夏は、ホテルなどが営業を再開しているとは言え、やはり新型コロナウイルス感染が心配な方が、移動も含めて、家族以外との接触を避けることができるオートキャンプを考えているようです。

自前のキャンピングカーがあれば問題ありませんが、そうは言っても、所有していない方はレンタル会社へGO。

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June 11, 2020

黄昏のCobenzlでピクニックを楽しもう!!

2020061001今日は「手軽なレジャーの話題」をお届けしましょう。自然が豊富な街ウィーン。ウィーンの森やドナウ島などハイキングに最適な場所が沢山あります。

新型コロナウイルス感染防止のためのロックダウンが解除されたのを受けて、6月11日からWeingut Cobenzlとimpacts Cateringが共同で、ピクニックボックス(Picknick-Genussbox)の提供を始めました。

事前に申し込みをしておき、当日、オーストリア料理とワインがセットになったピクニックボックスをimpacts Picknick Hütteで受け取り、ピクニックをお楽しみくださいという趣向です。

ピクニック用の広いスペースも用意されており、Feriが大好きな黄昏時のウィーンを堪能できます。確かにCobenzelの夕日は美しい‥

という訳で、今夏、遠くに出かけなくてもウィーン市内でバカンスを気分を楽しめます。

2020061002Genuss am Cobenzl」のベースとなるのはPicknick-Hütteで、芝生の中で本格的なピクニックを楽しむことができます。

また、ブドウ畑の中にはHeurigen-Garniturenも30箇所、設置されるようです。トイレなども設置されるので、安心してピクニックを楽しめます。何となく毎年、秋に実施しているワイン・ハイキングとイメージが重なります。

なお、「Genuss am Cobenzl」には公共交通機関でもアクセスが可能。HeiligenstadtまたはGrinzingから路線バス38Aで、Cobenzl Parkplatz停留所へ。ここから徒歩で、Höhenstraße/Oberer Reisenbergweg方面へ向かいます。

impacts Picknick Hütteでは、季節のオーストリア料理や各種ワインなどを販売しており、当日の購入も可能です。

なお、事前にインターネット(www.impacts.shop)でピクニックボックスをオーダーすると、テーブル席が予約されるシステムになっています。

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June 10, 2020

大胆な空陸転換プロジェクトを発動

2020060911今日は「公共交通の話題」をお届けしましょう。新型コロナウイルスの直撃を受けたのは各国の航空会社。もちろん、インバウンド需要が経済の中心となっているオーストリアの場合、ホテルをはじめとする観光関連産業の打撃は計り知れないものがあります。

このブログでもお伝えしているように、現在、ルフトハンザ航空の傘下に入っているオーストリア航空は6月15日から運行を再開します。日本が大規模減便でとどまっているのに対し、オーストリアは全便欠航となっていました。

何しろオーストリア航空やスイス航空を傘下に収めたスターアライアンスの雄、ルフトハンザ航空ですら、政府援助がないと倒産の瀬戸際に立たされた訳ですから、大変な事態になっていることがよくわかります。

2020060913民営化したとは言え、ナショナルフラッグキャリアのオーストリア航空はオーストリア連邦政府から4億5000万Euroの財政支援を受けて、経営を継続することになりましたが、逆に、この機に乗じて連邦政府が経営に口を挟むようになりました。

まぁ、「金だけ出すから、後はご自由に‥」とはいきませんよね。特にルフトハンザの傘下に入ってからは、同社の意向が強く働いていましたので‥ 

実際、政府はオーストリア航空に役員2名を派遣しています。なお、万が一、同社が融資された資金を返済できず、デフォルトした場合は、国有化されることになっています。

2020060912日本以上に環境保全に熱心なオーストリアでは、オーストリア航空運行再開に当たって、連邦政府が色々と注文を付けました。

Sebastian Kurz首相はオーストリア航空支援に際して、「大量の雇用維持、ウィーンのハブ保証、環境対策」の三つを条件を出しています。

LCCとの熾烈な競争を繰り広げる過程で、過度な価格競争に巻き込まれるのを防ぐため、アンチダンピング法が施行されるも模様です。

これが施行されると全ての航空会社の最低運賃は将来的に40Euro(税金をはじめ全て込みの料金)に抑えられます。これは経営を安定させるための政策。

2020060914そして、利用者にとって気になるのは、「環境対策」として創設される航空環境税です。

これは短距離路線の航空旅客を鉄道に移すための政策で、350km以下の路線で一律30Euroの税金が課せられる予定です。なお、先ほどご紹介した最低運賃は航空環境税を含んだ金額です。

この航空環境税は、日本の目的税に近く、国土緑化(温暖化防止)の原資になるようです。

ただ、これだけでは不十分。そこで連邦政府は、鉄道で3時間未満のオーストリア航空の路線廃止を打ち出しました。この結果、ウィーン(VIE)-ザルツブルク(SZG)間の国内線は事実上、廃止されることになりました。

2020060915ウィーン-グラーツ間に関しては、途中、セメリング峠があるため、現時点ではReilJetでも2時間40分ほどかかっています。

一応、3時間は切っていますが、即、航空路線廃止となならないようです。ただし、セメリングベーストンネルが完成するとウィーン-グラーツ間は1時間50分に短縮されるため、このタイミングで、ウィーン-クラーゲンフルト間も含めて航空路線が廃止される模様です。

このように考えるとオーストリア国内で航空路線が残るのはウィーン(VIE)-インスブルック(INN)間くらいになるかもしれません。

ただ、オーストリア航空の国内線撤退については、経済界から反対意見が多く出ています。特にザルツブルク、シュタイヤマルク、ケルンテンなどからは、経済への影響を懸念する声が上がっています。確かに航空便では、所要時間が1時間程度ですからね。

日本人の感覚からすると、ハブ空港のウィーンに到着してオーストリアの主要都市に鉄道で移動するのは面倒‥と考えてしまいますが、ご存じのようにウィーン国際空港の地下にはÖBBの駅があります。

ここからRailJetに乗り換えれば、便数の少ない航空便への乗り継ぎ時間を考慮すれば、鉄道のデメリットは少なくなります。

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June 09, 2020

特報 Volksoperが6月に特別公演実施

20200608013月15日以降、2019/20シーズンの全プログラムがキャンセルされたVolksoperですが、ロックダウン解除後、2020/21シーズンに向けてリハーサルが始まっています。

そんな中、Volksoperから6月中旬から下旬にかけて特別公演を実施するというアナウンスがありました。

当初、DirektorのRobert Meyerさんは、公園での野外コンサートを企画していましたが、当局から許可が下りなかったため、別途、劇場で小規模な公演を行うことにしたようです。

公演(コンサート)は全9回、各回100名の観客に制限されますが、チケットは一律15Euroです。公開ゲネプロと同じ料金ですね。やるねぇ、Robert Meyerさん。チットは6月9日から一斉発売です。

Volksoperの劇場定員は1300名弱ですから、ここで100名限定のコンサートを開催すれば、ソーシャルディスタンスの確保は十分に可能でしょう。

気になるプログラムは、以下のとおりです。
○Antonio Vivaldi「Die vier Jahreszeiten」(四季)
-6月13日(土曜日)、16時00分と18時00分(2回公演)
-6月14日(日曜日)、18時00分

○Konzert des Salonorchesters der Volksoper Wien
-6月20日(土曜日)、16時00分と18時00分(2回公演)
-6月21日(日曜日)、18時00分

○Operettenkonzert
-6月27日(土曜日)、16時00分と18時00分(2回公演)
-6月28日(日曜日)、18時00分

Feriとしては、2019/20シーズンのフィナーレに「Operettenkonzert」を持ってきてくれたことに感謝。こちらは歌手が入るのか、演奏だけなのかは、現時点では不明です。

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June 08, 2020

街が舞台、今夏、ウィーンで「Kultursommer 2020」開催

2020060706週末のウィーンは好天に恵まれて、プラーターやドナウ島などは、多くの人で賑わいました。ただ、日曜日の夕方から、雷雨になりましたが‥

ロックダウンのためウィーンをはじめとするオーストリアでは、3月中旬からオペレッタやオペラをはじめ、演奏会、演劇など各種パフォーマンスが軒並み中止になったのは、皆さま、ご存じのとおりです。

現在、2020年9月の新シーズンからの再開(仕切り直し)に向けて、各劇場では夏休み前のリハーサルが始まっています。

なお、すでにご紹介したようにウィーン楽友協会では、先週からコンサートが再開されました。

夏の音楽祭に関しては、ザルツブルク音楽祭やグラフェネック音楽祭が規模を縮小して開催されますが、中止を決断したところが多いようです。

ところが、ここへ来て、ウィーン市が「新しい生活様式」を踏まえた文化イベント「Kultursommer 2020」を7月から8月にかけて実施すると発表しました。

これは市内の活性化と同時に、新型コロナウイルス渦のため仕事を失ったアーティストに対する支援という趣旨も含まれています。そのため、ジャンルは広範囲に及びます。

2020060701ウィーン市の発表では、プログラム数は800、延べ2000名のアーティストが参加します。
まず、会場ですが、感染拡大防止を図るため、1箇所に多くの観客に集まってもらうことは不可能なので、2つのメイン会場と5つのサテライト会場に別れて開催されますが、基本的には屋外です。

メイン会場は、Donauinsel(500名収容)とLaaer Berg(300名収容)です。メイン会場に関しては本格的なステージがあり、照明や音響設備も設置されます。音楽やダンス、演劇などのパフォーマンスに適した会場です。

一方、公共の広場や公園に設けられる以下のサテライト会場は、100名規模の収容人数となっています。
-2区:Kaiserwiese
-6区:Parkplatz Flohmarkt am Naschmarkt
-10区:Helmut-Zilk-Park
-19区:Bezirk: 12.-Februar-Platz
-22区:Hannah-Arendt-Park

2020060704さらに3名程度のアーティストが上演する小規模サテライト会場(最大収容人数30名)の開設も検討されています。現在、候補になっている小規模会場は以下のとおりです。
-12区:Meidlinger Platzl
-20区:Wallensteinplatz
-15区:Kardinal-Rauscher-Platz
-21区:Pius-Parsch-Platz
-23区:Zirkuswiese Alterlaa

この他、「Public moves」として、Arkadenhof des Rathausesに50名程度が参加できるダンス会場が設定されます。

これらは、いずれも公共の場所ですが、新型コロナウイルスの影響を受けやすい高齢者のために、「Ein Ständchen in Ehren」という名称で、老人ホームの中庭やバルコニーを活用したコンサートも企画されています。

これは出前コンサートという形になりますね。さすが、ご年配の方に対する配慮が行き届いているウィーン。

2020060703ただ、この手のイベントで忌もっと危惧されるのは、クラスターの発生です。そこで、ウィーン市では専門家を交えて、感染拡大のための十分な対策をとった上で開催することになりました。

まず、連邦政府の要件を遵守し、ウィーン市の「文化産業ガイドライン」に基づいて計画が行われています。

今回、ウィーン市から公開された会場のイラストを見ると、ソーシャルディスタンスを確保するため、観客の間を離すと同時に、立ち見席、着席ともに厳密に場所が指定されています。

大規模会場では、芝生の上に「枡席」のようなエリアが設定されるのがわかります。また、入場ゲートが1箇所に限定されるようです。

各会場では、係員がソーシャルディスタンスが確保されているかをチェックするほか、来場する場合、マスク(もしくは、それに準じる用具)の着用が義務づけられます。

本来、日の長い時期なので、夕方から夜にかけてが盛り上がるのですが、夜間はリスクが高いため、全てのイベントは夕方には終了します。

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June 07, 2020

オーストリア航空 7月から長距離路線復活

2020060502今日は「オーストリア航空の話題」をお届けしましょう。

先日、お伝えしたように6月15日からオーストリア航空の運行が再開されますが、路線は当面はウィーンから近隣のヨーロッパ諸国に限定されています。

気になるのは長距離国際線の再開。オーストリア航空の幹部は7月からの長距離国際線の運行再開を示唆していましたが、先日、正式に運行再開のスケジュールが発表されました。

気になる長距離国際線の就航地ですが、バンコク、シカゴ、ニューヨーク、ワシントンの4箇所になりました。

2020060503いずれも週3便での運行再開で、初便は7月1日のウィーン10時15分発、ニューヨーク(Newark International)行きのOS089便です。シップはB767-300ER。

アジア方面はバンコク線(OS25便、OS26便、シップはB767-300ER、7月4日から運行再開)だけで、残念ながら日本、中国などへの再就航は見送られました。

バンコク線については、オーストリアで働いているタイの方が多いこと、オーストリア人のバカンス先としてもニーズがあることから再開に踏み切った可能性があります。

2020060501日本線については、今までもビジネスユースよりも観光目的のお客さまが多いことから、現状では運行を再開しても、需要が少ないと判断したのでしょう。

また、同時にヨーロッパエリアの追加就航地も発表になりました。新たに加わったのはBologna、Florenz、Moskau、Podgorica、Rom、Sibiu、Venedig、Zagreb、Kairoの各都市です。

この他、7月からバカンス向けのチャーター便の運航を開始することも発表されました。チャーター便の就航地ですが、Chania、Heraklion、Karpathos、Korfu、Kos、Rhodos、Santorin、Zakynthos、Keflavikが上がっています。

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June 06, 2020

Wiener Linienで燃料電池バスの実用化テスト実施中

2020060401今日は「Wiener Linienが導入に向けてテストを進めている燃料電池バスの話題」をお届けしましょう。

Wiener Linienでは、燃料電池バス(Wasserstoff-Bus)の実用化テストをWiener Netze、Wien Energieと共同で、行うことを発表しました。

実用化テストは、6月4日から12日まで、39A系統(Heiligenstadt-Sievering間)に投入され、実際に営業運転に供されます。

2020060405Wiener Linienでは、今回の実用化テストを踏まえて、2023年から39A系統に10台の燃料電池バスを投入する予定です。恐らく今回が量産を前提としたファイナルテストだと思われます。

今回の実用化テストは、路線適合性はもちろんのこと、燃料の充填など運用面のテストも重要な要素です。

実用化テストにあたって、Garage Leopoldau(レオポルダウ車庫)にはWiener Netzeの強力で、水素充填スタンドが設置されました(左の写真が水素充填スタンド)。
2020060403試運転ではバスの水素タンクに、12分以内で35キログラムの水素を充填することができました。実際の運転では、8分で充填が可能だそうです。

ちなみにバスのタンクに水素をフルに充填した場合、最大400km走行できる性能を誇っています。今回の実用化試験では、1日に1回、水素の充填を行う計画です。

実用化テストで使用される水素の調達はWien Energieが行います。水素を製造する方法は色々ありますが、Wien Energieの担当者は、燃料電池バスの実用化に向けて、再生可能エネルギーにより水素を製造するプラント(電気分解の電力を再生可能エネルギーで賄う)を検討していると述べています。

2020060402Wiener Linienが実用化試験を行う燃料電池バスは、ポーランドのSolaris Bus & Coach S.A.製のUrbino 12 hydrogenというタイプですが、2023年に投入される燃料電池バスも同社に発注されています。

同社はバスや路面電車、トロリーバスを製造するポーランドの新興メーカーですが、ヨーロッパで成長が著しい企業の一つです。

実用化テストに供される燃料電池バスには70kWの燃料電池と高出力バッテリーが搭載されています。主電動機は125kWのものが2基装備されており、通常は燃料電池で発電し、バッテリーに充電された電力で走行します。

もちろん、ブレーキを掛けた際には主電動機を発電機として利用する電力回生ブレーキにより、バッテリーに充電します。ちなみに水素タンクは安全性を考慮し、屋根上に搭載されています。

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June 05, 2020

Liesingbach自然回復プロジェクト

2020060302今日は「ウィーンで新しく始まった自然回復プロジェクトの話題」をお届けしましょう。

ウィーン市では23区を流れるLiesingbach(18.4km)の自然回復プロジェクトを進めています。現在、半分は自然のままの状態ですが、残り半分、Kaiser-Franz-Josef Straße-Großmarktstraße間についても自然回復プロジェクトが始まります。

そして、その一部、Liesinger Platz-Rudolf-Waisenhorn-Gasse間(300メートル、右の地図)が、2020年10月から工事が開始されることが発表されました。

今回の自然回復プロジェクトは、河川単体の事業ではなく、大雨が発生した場合の調整池であるGelbe Haide貯水池(洪水対策、貯水量1,000万リットル)の建設に合わせて行われているもので、運河整備、水質汚濁対策などと同時に推進されています。

2020060304最近、ウィーンでも気候変動により、短時間に大雨が降ることが多くなりました。そのため、都市型洪水発生のリスクが高まっているため、新しい調整池の建設が進められているものです。

大雨が降った場合、小川のLiesingbachに雨水が一気に流れ込むと、川の水質が悪化します。そこで、調整池で一旦、たくわえたの地、地下に建設された放水路により下水処理場へ導く仕組みになっています。

日本でも首都圏に首都圏外郭放水路という巨大施設がありますが、同じ、発想です。

Integrativer Hochwasserschutz LiesingbachプロジェクトはWiener GewässerとWien Kanalが共同で取り組んでおり、6段階に分けて工事が進められており、完成は2027年末の予定です。また、連邦政府からも資金援助を受けています。

2020060301

完成後は、Liesingbach全体が、洪水に強いだけでなく、自然に近い生態系も配慮された小川になります。地区の住民にとっても、新しい憩いの場所が誕生する訳で、期待が高まっています。

本プロジェクトで中核となGelbe Haide貯水池は、今年、完成する予定です。ウィーン・コンツェルトハウスに匹敵する巨大な施設で、ウィーンではⅢ番目の地下雨水貯水池となります。

この地下貯水池の上には6メートルの盛り土が施されており、様々な植物が植えられます。

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June 04, 2020

アン・ディア・ウィーン劇場2020/21プログラム発表

2020060311オペラを中心に独自のプログラム展開を行っているTheater an der Wienから、2020/21シーズンのプログラムが発表されました。

2020年3月に公演予定だった「Der feurige Engel」は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、上演中止となりましたが、2021年3月17日にプレミアが設定されました。

ご存じのようにアン・ディア・ウィーン劇場は、毎シーズン、原則として新演出の作品が上演されます。

○オペラ
Zazà(ザザ、Ruggero Leoncavallo作曲)、2020年9月16日~27日までに6公演上演
Porgy and Bess(ポギーとベス、George Gershwin作曲)、2020年10月14日~24日までに10公演上演
Le nozze di Figaro(フィガロの結婚、Wolfgang Amadeus Mozart作曲)、2020年11月12日~23日までに6公演上演
Platée(プラテ-、Jean-Philippe Rameau作曲)、2020年12月14日~31日までに6公演上演
Thaïs(タイス、Jules Massenet作曲)、2021年1月19日~30日までに6公演上演
Belisario(ベリザーリオ、Gaetano Donizetti作曲)、2021年2月16日~27日までに6公演上演
Der feurige Engel(炎の天使、Sergei Prokofjew作曲)、2021年3月17日~28日までに6公演Premiere
Saul(サウル、Georg Friedrich Händel作曲)、2021年4月16日~27日までに6公演

○Oper konzertant(コンサート形式オペラ)
アン・ディア・ウィーン劇場の場合、コンサート形式で上演されるオペラは、原則として1回限り。つまり、全てPremiereです。

Carlo il Calvo(Nicola Antonio Porpora作曲)、2020年9月20日上演
Oreste(オレスト、Georg Friedrich Händel作曲)、2020年11月15日上演
Egmont & Leonore(エグモントとレオノーレ)、2020年11月28日上演。ベートヴェン生誕250周年記念作品です。
Messiah(メサイヤ、Georg Friedrich Händel作曲)、2020年12月17日上演
Cajo Fabrizio(Johann Adolf Hasse作曲)、2021年1月25日上演
Winterreise(冬の旅、Franz Schubert作曲)、2021年1月29日上演
Armida(アルミーダ、Antonio Salieri作曲)、2021年2月19日上演
Himmelerde(Familie Flöz、Musicbanda Franui作曲)、2021年2月26日上演
Argippo (アルジッポ、Antonio Vivaldi作曲)2021年3月22日上演
Orlando paladino (騎士オルランド、Joseph Haydn作曲)、2021年4月19日上演
Tamerlano(タメルラーノ、Georg Friedrich Händel作曲)、2021年4月22日上演

○バレエ
An die Freude/Hamburg Ballett、2021年5月5日~5月7日まで3公演

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June 03, 2020

ペットボトルの回収率問題

2020060205日本では7月1日からレジ袋の完全有料化が始まるようですが、環境保護に熱心な(神経質な)ヨーロッパで話題になっている「ペットボトル回収率の話題」をお届けしましょう。

日本ではソフトドリンクの多くはペットボトル化されていますが、ヨーロッパではミネラルウォーターに関しては、最近まで瓶入りが一般的でした。

当然、デポジット方式で、スーパーマーケットなどに返却するとデポジット料金分がクーポンとして返却される仕組みです。

2020060206オーストリアの場合、水道水は「アルプスの天然水」なので品質は良いのですが、はやりミネラルウォーターを大量に消費する習慣があるため、現在では1.5リットルのペットボトルが主流になっています。

何しろ1リットルの瓶入りの方が、1.5リットルのペットボトル入りより重い訳ですから運搬を考えると、やむを得ないかもしれません。

ペットボトルの回収については、このブログで「ゴミ問題」の一環としてご紹介しているように、専用の回収ステーションに共用ゴミ箱が設置されています。

2020060201今までは、ペットボトルと缶は別だったのですが、回収コスト軽減の観点から、2019年9月からペットボトルと缶のゴミ箱は共用化されました(詳しくは2019年10月の記事をご覧ください)。

さて、先日、新聞にペットボトル回収率に関するニュースが掲載されていました。ご存じのようにEUの強化によって、様々なレギュレーションが賭けられています。

ペットボトル回収率にもEUのシバリがあります。EUのプラスチック廃棄物対策令では、2029年までに流通量の90%を回収することが義務づけられているそうです。

ところが、現在、オーストリアの回収率は70%ほど。また、20%足りません。そこで、新しい対策が検討されるようになりました。

現在、最有力の対策が瓶のようなデポジット制度導入です。現在、オーストリアでは一定規模のスーパーマーケットなどには瓶回収機が設置されており、お客さまが使用済みのデポジット対象の瓶を持ち込むと自動的に処理されます。

ちなみにデポジット対象外の瓶ははじかれます。このあたり、しっかりできています。プラスチックケース入りの空き瓶は、下から入れます。

2020060204ある研究機関の試算では、回収率90%を達成するためには、デポジット料金は、容器の大きさに関係なく0.30Euro(現在のレートだと50円強)均一が妥当であるという結論を導き出しました。

ちなみにミネラルウォーターのお値段ですが、銘柄によって異なりますが、Feriがよく買っているWaldquelle Spritzig(1.5リットル)は0.55Euroです。

仮に0.30Euroのデポジット料金が乗ると0.85Euroになりますから、確かに回収率は上がりそうな気がします。

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June 02, 2020

ウィーンの路面電車、市外への延伸計画

20200601015月の当ブログですが、読まれた記事は新型コロナウイルス感染関連のものが多かったようです。また、最もアクセスが多かった日は5月31日、次が5月3日でした。皆さま、ご愛読、ありがとうございました。

さて、今日は「ウィーンの路面電車延伸計画」の話題をお届けしましょう。

先日、このブログでもお伝えしたように、かつてウィーンでは地下鉄中心の街づくりが検討されていましたが、予算などの関係から断念し、現在のような地下鉄、路面電車、路線バスを組み合わせた公共交通機関網が整備されています。

路面電車についても、U2のSeesstadt延伸に合わせて26系統が新設されたように、新しい路線や延伸も行われています。

ところで、現在、ウィーンの路面電車の路線はウィーン市内に限定されていますが、以前は260(Mauer-Perchtoldsdorf間)/360(Rodaun-Mödling間)系統が隣接エリアまで運航されていました(1967年に廃止)。

2020060103その後、市営交通という位置づけのため、路線はウィーン市内に限定されていましたが、ウィーン周辺の人口が拡大するにつれて、路面電車の路線を延伸し、隣接するニーダーエスタライヒ州へ乗り入れようという計画が検討されています。

先日、Ulli Simaウィーン市議(SPÖ)がKURIER紙のインタビューで、計画概要を説明しています。検討されているのは3つのルート。

○71系統延伸案
71系統は現在、Börse-Ring-Schwarzenbergplatz-Zentralfriedhof間の路線ですが、SimmeringからSchwechatを経由してRannersdorfへ延伸する計画です。

KaiserebersdorfでS7、SimmeringでU3、S80と接続するため、シュヴェヒャートエリアの利便性が大幅に向上します。

延伸による需要予測は6000名。2022/23年には完成する可能性があるようです。なお、72系統という仮系統番号が付与されています。

2020060102○25系統延伸案
25系統は、現在、Aspern-Floridsdorf間の路線ですが、Groß-Enzersdorfまで延伸する計画です。

延伸が実現すると、Aspernを経由してU2(Donauspitalで接続)、U1(Kagranで接続)への乗り継ぎが可能です。

延伸による需要予測は数千人。2026年には実施される可能性があります。

なお、Groß-Enzersdorfにはパークアンドライド(P+R)施設を併設することが検討されています。

○Liesing-Kaltenleutgeben間の新路線
前の2つが「ちょっとだけ路線を延ばしてニーダーエスターライヒ州に入ります」という感じなのに対して、最も規模が大きく、「本格的に鉄道を敷きます」というのが、このプラン。

2020060104S BahnのLiesingからrchtoldsdorf、Waldmühle経由で、Kaltenleutgebenまで路線を新設するものです。Rodaunで現在の60系統との接続も計画されています。

このプロジェクトは、路線長が長いこともあり、Wiener Lokalbahnenが建設と運用を担当することになる予定です。Badner Bahnと同じように専用軌道が中心になるため、同社の路面電車システムが導入される見込みです。

恐らく、現在、製造が進められているType500型に近い車両が投入されることになるでしょう。ただ、実現時期は明言されていません。

3つのプロジェクトは、いずれも「通勤交通をより環境にやさしくし、気候保護に貢献する」ための中心的な取り組みです。

実際、ニーダーエスターライヒ州の周辺地域からの通勤客は、平日26万人にものぼります。

ウィーンの住民は3分の2以上が、公共交通機関を利用していますが、周辺部からウィーンに通勤する人の場合、現状では1/3が自家用車を利用しています。

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June 01, 2020

ツインシティライナーがTulln、Hainburgへ運航

20200531016月最初は「ドナウ川の高速船Twin City Linerの話題」をお届けしましょう。

ウィーンとブラチスラバを75分で結んでいる高速船Twin City Liner。現在は、このブログでもご紹介した最新式のカタマラン船(双胴船)が2,019シーズンから使用されています。

通常ですと4月から運航が再開されるのですが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う国境閉鎖により、現在、全便が運休中です。つまり運賃収入ゼロという訳です。

20200531026月中旬には国境閉鎖が解除されると思われますが、それを前に新しい運航ルートが発表されました。

それは、オーストリア国内ルート。具体的には金曜日と土曜日はTulln、日曜日と祝日はドナウ・アウエン国立公園のOrth an der DonauとHainburgへの便が運航されることになりました。

「zu Hause ist es am schönsten」をモットーに、新しいオーストリアチケットで利用できます。

2020053103Orth an der Donau周辺には全長6.5キロのサイクル・ハイキングコースが設定されており、家族連れには最適のレジャーエリアです。

オーストリアでは、片道は公共交通機関を使い、帰りはサイクリングというパターンが多いのも特徴です。目的地からウィーンまでの距離を考えると、そういった利用も考慮されているようです。

また、TullnにあるEgon Schiele Museumも7月1日からオープンする予定です。

ダイヤは以下のとおりになっています。

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