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July 2020

July 31, 2020

CityBikeのステーション運営がWiener Linienに

2020073001今日は予定を変更して「CityBikeのステーション運営がWiener Linienに委託されることに決まった」というニュースをお伝えします。

このブログでも5月25日の記事で、CityBikeのステーション運営を巡ってウィーン市と運営会社Gewista社との間で委託料について交渉が行われているというニュースをお伝えしました。

運営会社Gewistaは委託料を増やして欲しいとウィーン市側の要請していましたが、交渉は難航。結局、Gewista社が運営していたステーションは7月に入って閉鎖されました。

Gewista社は、ウィーン市内の公共広告を受託していますが、ウィーン市も出資している特殊会社です。同社は、ウィーン市側に条件をのませるため、実力行使に出た訳です。

2020073002閉鎖されたのは121ステーションの約半分にあたる60箇所。地図でグレーになっているステーションが、現在、運用を停止している場所です。

なお、ウィーン側の交渉窓口はBirgit Hebein副市長でした。このままでは、運用開始から15年を経過し、市内交通の一翼を担う存在に成長したCityBikeが消滅する可能性が高まりました。

ところが、7月29日、Michael Ludwig市長が画期的な決断を下します。Gewista社との交渉を打ち切り、新たにWiener Linienにステーションの運営を委託する旨を発表したのです。契約期間は10年です。

Michael Ludwig市長は記者会見で、“私はウィーン市の公共モビリティサービスプロバイダーとなるWiener Linienに対して、ウィーンの利益のため、CityBikeネットワーク全体の運用をできるだけ早く復旧するように依頼しました。具体的には2か月以内に、CityBikeが全ステーションで従来どおり、利用できるようになるでしょう”と述べています。

2020073004このブログでもお伝えしているように、CityBikeも含めて各種公共交通機関の情報はスマートフォンアプリWien Mobilに表示されます。

更に最近、Wiener Linienが運行する路面電車屋路線バスに設置されている車内案内表示装置には、停留所最寄りのCityBikeステーションと利用可能台数が表示されるようになっています。

そういう意味では、Wiener Linienとの親和性は高く、最適なサービスプロバイダーと言えるでしょう。

Michael Ludwig市長は記者会見で、既存のステーション運営委託にとどまらず、Wiener Linienが主体となってステーションの拡充も計画していることを発表。最初にFloridsdorfとDonaustadtにステーションが建設されます。

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July 30, 2020

愛犬も水浴が楽しみ

20200730気温が上昇した28日、ウィーンは大気の状態が不安定になり、夜間は一転して雷雨となりました。雷の発生は5700回が記録されたそうです。

さて、一昨日、「公設アスレチックパークの話題」をお届けしましたが、今日は「愛犬とウィーンの夏を楽しむ」という話題です。

2020072806酷暑の日本では、室内犬の場合、日中、エアコンをつけて暑さ対策をしている愛犬家もいらっしゃるようです。さらに散歩のタイミングも難しいですね。

何しろアスファルトやコンクリートの歩道に関しては、日中、極度の熱せられるので、散歩の時間帯に気をつけないと素足の愛犬は火傷をしてしまうこともあるとか‥これはウィーンも同じですが‥という訳で、猛暑襲来で、専門家も愛犬家に注意を促しています。

2020072803最近は飼い主に対する各種規制を強めているウィーンですが、元々は「愛犬家には優しい街」です。規制を強めているのは、犬を不幸にしないためと考えた方が良いでしょう。

何しろ犬は飼い主を選ぶことはできませんから‥

Feriが、最初の頃、ウィーンで驚いたのは「愛犬用給水ボウル」をおいてあるレストラン、カフェ、ホイリゲが沢山あることでした。

暑い時期になると、散歩の途中で立ち寄った飼い主さんが、従業員さんのお願いして水を張ったボウルを持ってきてもらい、美味しそうに愛犬が水を飲んでいる姿を見かけます。

2020072805また、入店が禁止されているスーパーマーケットや食料品店の店頭にも、犬用給水ボウルが設置されています。ちょっと日本では、見ないシーンですね。

この他、このブログでも何回かお伝えしていますが、市内にある旧市スポットの3/4には愛犬の飲用ボウルが設置されており、飼い主と愛犬の双方が「アルプスの水」でリフレッシュできます。

先日、人が楽しむウィーンの水浴場をご紹介しましたが、ウィーンには「愛犬用水浴場」も存在します。

2020072802人気が高いのはDonauinsel(ドナウ島)にある2つの施設。です。「Hundestrand Nord」。路面電車31系統のFloridsdorferBrücker停留所の近くにあります。

もちろん駐車場も完備。14000平方メートルの面積を誇り、愛犬に水遊びを楽しませることができます。

もう一つは「HundestrandSüd」。Stadlauer OstbahnbrückeとPraterbrückeの間、Neuen Donauの左岸にあります。

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July 29, 2020

DomからDomが去った日

2020072820本格的な夏を迎えたウィーン。28日は最高気温36度を記録しました。ただ、湿度が低いこと、夜間は気温が20度以下に下がるため、高温多湿の日本よりは過ごしやすいと思います。

今週は30度を超える日が続きそうです。

2020072811今日は「ウィーンのシンボルStephansdomの話題」です。

7月27日、Stephansdom(シュテファン大聖堂)の屋根裏部屋に保管されていた19世紀に制作されたStephansdomの精密模型が運び出されました。と言う訳で、「DomからDomが去った日」というタイトルにしたものです。

2020072812この建築模型は19世紀のモデラーCarl Ferdinand Schropp氏が制作したもので、縮尺は1/25なので、高さ5.4メートル高さ5.40メートル、幅3.0メートル、長さ4.34メートルという巨大なもの。

Carl Ferdinand Schropp氏は、1849年から1859年にかけて、木材、石膏、段ボール、紙、ガラスなどを使って、この模型を製作しました。

現在、シュテファンドームの修復を担当している建築家Wolfgang Zehetner氏が確認したところ、外部は精巧に制限されているそうです。ただ、尖塔の時計など、一部は正確でないようです。

2020072813また、内部については、かなり異なっており、中世に魅了されていたCarl Ferdinand Schropp氏の考えが反映されていると言われています。

内部については、実際にこのような計画が存在していたのかどうかは、不明ですが、ウィーン博物館の学芸員Sándor Békési氏は、“極めて文化的・歴史的価値が高いものである”と述べています。

2020072814このような模型が作られた背景ですが、19世紀は、今に比べると旅行は困難でした。そこで、有名施設のミニチュアを観賞することで、旅行気分を味わうという風習があったようです。

このシュテファンドームの巨大模型も、そのような目的で製作されたようです。

この模型ですが、Karl Lueger氏60歳の誕生日に、Ludwig Zatzka市議からウィーン市に寄贈され、ウィーン市のコレクションとなりました。

Karl Lueger(カール・ルエーガー)氏はオーストリア・ハンガリー帝国の政治家で、1895年から4期にわたりウィーン市長を務めました。

2020072815当時、ウィーンでは高い人気を集めており、カール・ルエーガー広場、カール・ルエーガーリングなど、ルエーガーの名前を冠した場所があるのはご存じのとおりです。

寄贈された模型は、長い間、市庁舎に展示されていたそうですが、その後、Karlsplatzのウィーン博物館に移されました。

しかし、同博物館には巨大な模型を展示できるスペースがないため、1974年、シュテファンドームに寄贈されました。

ところが、シュテファンドームでも展示するスペースが確保できないため、屋根裏部屋に保管。一般の人の目に触れることはありませんでした。

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July 28, 2020

ウィーンのアスレチックパークで健康増進

2020072707オーストリアでは、St.Wolfgang Seeでのクラスター発生が、大きな衝撃を与えています。

夏のバカンスを前に、オーストリア内の観光地が安全であることをアピールしようと考えていた矢先、St.Wolfgang、St.Gilgen、Riedという複数の街でのクラスターが発生。現在、53名の感染者が確認されているそうです。

これで、EU圏内から、オーストリアのリゾートエリアに来るお客さまが減ってしまう可能性があります。

2020072701今日は「ウィーンの公設アスレチックパークの話題」をお届けしましょう。

ウィーンは公設の公園が多い街ですが、子供さん用の遊具に加えてアスレチック施設を備えた「Wiener Motorikpark」という公園もあります。

2020072704いずれも屋外の施設で、利用者の年齢に合わせた施設があり、子供から大人まで、自分のペースに合わせて各種エクササイズを行うことができます。

しかも利用料金は無料です。また、水飲み場も設置されています。両施設とも愛犬の入場は禁止されています。

○Motorikpark in der Donaustadt
Donaustadt(22区)にあるアスレチックパークで、敷地面積は21000平方メートル。

2020072702ウィンドサーフィン・シミュレーター、バランス・ワークショップ、ネット・クライミング、ランニング用パラレルスラローム、ハードルコース、トランポリンなど23種類の施設に、100台以上のアスレチック機器が設置されています。

ここには700メートルのランニングコースや小さな子供さん向けの水遊び場も併設されています。さらに駐車場も併設されています。

2020072706先日、ご紹介したウィーン市提供の航空写真にもMotorikpark in der Donaustadtがありましたので、空からの模様をお目にかけましょう。

なかなかゆったりとしたコース配置になっていることがわかります。

○Helmut-Zilk Park(Motorikpark 10)
10区のFavoritner Sonnwendviertelに併設されたMotorikparkで2017年にオープンしました。Hauptbahnhof新設に関連する再開発の一環で生まれた公園です。

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July 27, 2020

ウィーンの夏 市内の水浴場で楽しもう

2020072501新型コロナウイルス幹線拡大に関係なく夏本番になったウィーン。今日は夏に不可欠な「水浴場の話題」です。

日本では、今年、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて海水浴場の多くがオープンしないようですが、ウィーンでは市営プールを始め、「水遊びに関する施設」は一定の規制はあるものの、営業中です。

こちらでも、幹線を完全に押さえ込んだ訳ではなく、感染者も若干増えています。このあたり、考え方の違いが現れているような気がします。

ウィーンには、7つの水浴場がありますが、7月20日には、14区のCasinoparkにウィーン市内で初の「子供用仮設水遊び場」(Pop-Up-Wasserspielplatz)がオープンしました。

広場に小型のプールなどを仮設して、夏休み中の地元の子供たちに、気軽に水遊びを楽しんでもらおうという趣向です。

2020072502オープン時間は月曜日、火曜日、木曜日は15時00分~18時00分、水曜日、金曜日は15時30分~18時00分で、利用料金は無料。

ロックダウン中、自宅待機を強いられた子供さんへのサービスという位置づけもあるようです。

従来、常設のプールや水遊び場はありましたが、ポップアップ式(仮設)というのは、ウィーンでは初めてだそうです。

一方、ウィーン市では、「今夏も自然の中で水浴を楽しむことができます」と水浴場をはじめとする施設のアピールに余念がありません。

2020072503特に家族で楽しむことができるDonauinsel、CopaBeach、 Alte Donau、Dechantlacke & Coはお勧めです。

意外ですが、ウィーンは「水の都」で、市内の約5%が水域です。気になる水質ですが、当局により随時、検査が行われており安全性が担保されています。

ウィーンでは水浴場では、木陰のある日光浴用の芝生エリア、木製桟橋、遊泳エリア、トイレ、水遊びができるドッグエリアなど、すべてが無料で利用することができます。

近年、23000平方メートルの日光浴エリアを備えた水浴場もオープンするなど、施設の充実にも力を入れています。

2020072505気になる「密」ですが、“Donauinselだけで42kmもの河岸ゾーンがあるため、ソーシャルディスタンスを十分確保することができます”とはウィーン当局の弁。

ご存じの方も多いと思いますが、Donauinselは1972年から1988年にかけて、ウィーンの洪水対策のために作られた人工島です。

この建設に当たって、副次的にレジャー施設化にしたものです。余談ですが、日本では見かけないヌーディストビーチがあるのもDonauinsel。

ウィーン子が大好きなバーベキュー場もあります。今夏も利用可能ですが、当局のスタッフが感染拡大のルールを遵守しているか巡回しています。

202007204CopaBeachはNeuen Donauにあります。Copa Cagranaの跡地に建設された施設で、面積は約4ヘクタール。Neuen Donauに面して300メートルの河岸線が広がっています。

2015年から、スポーツ、リラクゼーション、レストラン・カフェのための新しいゾーンが建設されました。今年、最後の工事が完了し、従来より緑地や樹木が増え、日陰が増えています。

Familienbadestrandは、地下鉄U-6のNeue Donau駅の近くのNeuen Donau左岸にある家族用水浴場。

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July 26, 2020

再びマスク着用範囲が広がりました

2020072511今日は当初の予定を変更して、「新型コロナウイルス感染再拡大を受けたオーストリアの対策」についてご紹介します。

日本でも人の移動が活発になるにつれて、新型コロナウイルス感染者数が増えているようですが、オーストリアでも感染者の拡大(25日は115名の増加)を受けて、24日午前0時からマスク着用を義務づける施設が増えました。

従来の公共交通機関や薬局に加えて、食料品店(スーパーマーケットを含む)、ガススタンド、銀行や郵便局、医療施設などが再び対象に加えられました。

これを受けて一部のスーパーマーケットでは、来店したお客さまにマスク配布を始めました。しかし、担当者は、実際には持ち歩いている人が増えたため、以前のように大量のマスクを配布することはないとの見方を示しています。

また、教会をはじめとする宗教関連施設も関係機関と協議の上、ミサなどに参加する信徒にマスク着用を要請することになったようです。

2020072512ただ、今までの経緯などから、マスク着用範囲の拡大に対して、異議を唱える政党も出てきています。

この他、大手ドラッグストアーチャーンdmが新型コロナウイルスの簡易検査キットを販売していたのですが、表示などに問題があることが判明し、店頭から撤去されました。

なお、これは製品そのものの欠陥ではなく、表示に関するものなので、近々、販売が再開されるようです。

ところで、日本では、「ホストクラブなどがクラスター発生源になっている」と言われていますが、.オーストリアでもクラスター発生の可能性が高いクラブなどは、現在も営業規制(深夜時間帯の営業禁止)を受けています。

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July 25, 2020

気になる「旧市街の自動車運転禁止政策」の動き

2020072411今日は「ウィーン旧市街の自動車運転禁止政策の動き」をお伝えしましょう。秋のウィーン市議会議員選挙を控えて、各党とも住民にアピールする政策の推進に余念がありません。

その一つが、Birgit Hebein副市長が計画している「旧市街の自動車運転禁止政策」です。1週間ほど前、警察、区、関連団体の代表40名が公聴会に対して、書面で意見を表明しています。

現在、公聴会に寄せられた自動車運転禁止に関する意見を分析している段階で、それを踏まえて8月3日に規制の素案が提示される模様です。

興味深いのは、今回の「旧市街の自動車運転禁止政策」について、Michael Ludwig市長は、すべての詳細が決定されるまで、自動車運転禁止政策についてコメントしないことを発表しています。

2020072412いわゆる中立の立場をとっている訳ですが、8月3日の素案発表の段階で、何らかのアクションがあるだろうというのが、マスコミの見方です。

なお、旧市街の自動車運転禁止条例は、最終的に市長が判断することになるため、仮に市長が反対を表明した場合、この段階で、計画は中止になります。

仮に自動車運転禁止を受け入れる場合、記者会見で表明することになるでしょう。

旧市街での自動車運転禁止条例が可決された場合、当たり前ですが、規制を実施する前に新しい交通標識を整備する必要があります。これは区が中心になって進めることになりますが、当然のことながら、旧市街(1区)を取り巻く周辺の区との調整が必要。

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July 24, 2020

幻の「オリンピック・ウィーン大会」、オリンピック雑感

2020072401今日、7月24日は、本来ならばTokyo2020(東京オリンピック)の開会式が行われる日でしたね(閉会式は8月8日だったそうですが)。

東京では1964年に第18回オリンピック大会が開催されましたが、過去、1940年に開始予定だった第12回夏季オリンピックは、戦争のため返上。

その後、1960年と2016年の2回、開催地に立候補したものの、選出されなかったのは、皆さまもご存じのとおりです。

第18回オリンピックの開催都市が決まったのは、1959年5月、西ドイツ・ミュンヘンで行われたIOC総会でした。

この時、立候補していた都市は東京の他、アメリカ合衆国デトロイト、オーストリア・ウィーン、ベルギー・ブリュッセル。得票数は東京が過半数を超える34票を獲得し、1964年のオリンピック開催都市は東京に決まりました。

ちなみにデトロイトが10票、ウィーンが9票、ブリュッセルが5票だったようです。ウィーンにとっては、残念な結果に終わったわけです。

2020072402当時、ウィーンが、どのような計画でオリンピックを開催する予定だったのかを知りたいところですが、「幻に終わった大会」なので、正直なところ、オーストリアとしては「無かったことにしたい話」だろうと思います。 そのため、情報は手に入りませんでした。恐らくプラーター当たりがメイン会場だったことでしょう。

現在、ウィーンマラソンがプラーターを起点として、市庁舎前広場をゴールに開催されていますが、このあたりが参考になりそうです。

ただ、東京の例に漏れず、当時、ウィーンでオリンピックが開催されたら、競技場建設などでウィーンの街も大きく変貌したかもしれません。

ところで、1964年当時、小学生だったFeriは東京・渋谷区に家族で住んでいました。

2020072403国立競技場からは若干、離れていましたが、「オリンピックの開催地」ということで、色々な特典がありました。

その一つは、渋谷区の小学校合同運動会のような行事が国立競技場で開催されたことです。低学年だったので、記憶が定かではありませんが、メイングラウンドに入ったことは覚えています。

そして、10月10日の開会式では、自宅の庭からブルーインパルスが描く「五輪の輪」を生で見ることができました。

学校では、沿道で観戦できるマラソンを課外授業で見に行ったような気がします。

渋谷区には30年以上住んでいましたが、諸般の事情で、その後、別の場所に転居。現在は千葉県某市に実家があります。

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July 23, 2020

建設が進むWiener Pratersternの警察署

2020072110日本は今日から4連休という片もいらっしゃると思います。本来ならば「Go Toキャンペーン」を利用しての景気回復を目論んでいたと思うのですが、どのようになるでしょうか。

さて、今日は「Wiener Praterstern駅で建設が進められている警察署の話題」です。

現在、Wiener Praterstern駅では、旧市街側(西側)でÖBBの駅舎増築(900平方メートル)に合わせて地下鉄U1出口と駅コンコースを統合する工事を進めています。

この工事に合わせて駅舎の増築部分に警察署を併設することになりました。今回、建物の外観がほぼできあがったことを受けて、ÖBB、Wiener Linien、ウィーン市の関係者などが視察を行ったというニュースが入ってきました。

2020072113こちらの建設現場では必ず見かける大型クレーンも撤去されており、新しい警察署の外観が姿を現しました。

Wiener Praterstern駅は、皆さまもご存じのようにÖBBに加えて地下鉄U1、U2が乗り入れているため、1日の利用者が15万人を越える都市交通の要衝です。

このエリアは、ウィーン市によって屋外禁酒になったように、正直なところ、あまり治安がよくありません。そこで、治安維持のために警察の働きが重要になってきます。

今回、ウィーン警察は、ÖBBから増築部分のうち、650平方メートルを借り受け、警察署を設けることになったものです。完成後は、最大65名の警察官が配置される予定で、24時間、有人で対応します。

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July 22, 2020

マスク非着用のお客さまは罰金です

2020072104日本では、疲弊した観光関連業界を盛り上げるため「Go Toキャンペーン」がスタートしたようですが、色々とドタバタが続いていますね。日本もだんだんオペレッタ国家に近くなってきたような気がします。

さて、日本では気温が上がってもマスクを着用している人が多いようですが、基本的にマスクを着用する習慣がなかったオーストリアでは、色々と大変です。

今日は「ÖBBのマスク着用義務化強化策」をお届けします。7月20日からÖBBでは、乗客のマスク着用を義務化を推進するため、非着用者に罰金を科す施策を導入しました。

4月から新型コロナウイルス感染拡大防止対策の一環として、公共交通機関を利用する際は、マスク着用が義務づけられました。

2020072102ロックダウン解除後、人の移動が活発になるにつれて、気温も上がっていることから、マスクを着用していないお客さまも増えてきたようです。

そこで、7月20日から一歩進めて、列車内でマスクを着用していないお客さまに対して、「マスク着用義務違反」として40Euroの罰金を科すことになりました。

車掌が車内を巡回して、検札と同時にマスクをしていないお客さま(または着用が正しくない場合)に注意を促します。お客さまが持参しているマスクをすぐに着用した場合は、罰金の対象にはなりません。

しかし、マスクを持参していない場合は、その場で40Euroの罰金を支払う必要があります。いわゆる咳エチケット(マスクがない場合は、ハンカチなどで口元を抑える)だけでは、罰金対象となります。

2020072101実際、取り締まりの際、紙ナプキンをメガネの下に挟んで、その場を凌ごうとした女性が、検挙されています。

さらにマスクを着用していないお客さまに対して、乗は列車から降りて頂く命令を下す権限も与えられています。

また、車掌が乗務していないS Bahnなどでは、専門のスタッフが取り締まりに当たることになっています。無賃乗車の取り締まりと一緒ですね。

こちらは、日本と異なり、ルールを徹底する場合、例外は一切認めない国なので、これで列車内のマスク着用が徹底すると思われます。なお、このマスク非着用のお客さまに対する罰金はWestBahnでも行われています。

しかし、日本円に換算すると5000円ですから、結構な金額です。

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July 21, 2020

X-Wagenの耐候テストを実施

2020072002今日はWiener Linienの「新型地下鉄車輌X-Wagenの話題」をお届けしましょう。

ウィーンのSIEMENSで完成したX-Wagen第1編成ですが、先日、耐候テストを実施したというニュースが入ってきました。

オーストリアは寒冷地であるため、鉄道車両は実際に本線試運転を始める前、人工気象実験施設(人工気象再現風洞、Klimawindkanal)を使って耐候テストを実施するのが一般的です。

この試験はFloridsdorfにある Rail Tec Arsenalという会社の施設を使い実施されました。

2020072003試験なので、実際には車輌が経験することがない過酷な状況で、各種電子機器や車内の冷暖房、ドアなどが正常に動作するかを確認するものです。

具体的には、気温はマイナス25度からプラス45度まで変化させます。また、人工気象実験室内では車輌を運転することができません。そこで、実際の運転をシミュレーションするため、風洞で80km/h相当の風を当ててテストを実施しました。

Wiener Linienの発表によると、すべてのテストは見事に合格したそうです。

これで静止状態でのテストは終了し、いよいよWiener Linienの車両基地に搬入され、編成を組んだ上で、走行試験を開始する予定です。

<各種試験実施後、営業許可(型式証明)を得て、2022年からU1・U2・U3・U4の各路線で営業運転を開始する予定です。恐らく試験結果を踏まえて、量産車の仕様が決定すると思われます。>

2020072004ところで、鉄道車両が入るような大型の人工気象実験施設がウィーンにあるのは、正直、驚きです。

同社は独立したオーストリアの会社(RTA Rail Tec Arsenal Fahrzeugversuchsanlage GmbH、本社はウィーン)で、人工気象再現風洞を使って鉄道車両、自動車、交通機器、航空機などの各種テストを受託しています。

株主構成を見るとBOMBARDIER、ALSTOM、SIEMENSといったヨーロッパの車輌メーカーが出資しており、各社の試験施設という市塚になっているようです。

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July 20, 2020

Stephansplatにドクターヘリが着陸

2020071902今日は「ドクターヘリの話題」をお届けしましょう。このブログでも、度々お届けしていますが、オーストリアは「ドクターヘリ大国」です。

とくに山岳地帯を抱えていることもあり、登山やスキーなどで怪我をした要救助者の救出を含めて、全国規模で担当しています。

日本の場合、自治体が各地の基幹病院と連携し、基幹病院を基地として運用(ヘリコプターの運航は民間会社に委託)されているのに対しています。

これに対し、オーストリアの場合、日本のJAFに近い組織ÖAMTC(Österreichischer Automobil-, Motorrad- und Touringclub)が機材の管理、保守を含めて、一括、運用しています(なお、ÖAMTCと近い団体ARBÖも同様の事業を展開しています)。

2020071901現在、オーストリア全土に17箇所の基地があり、EC 135およびH135緊急医療ヘリコプターが配備されています。

オーストリアではChristophorusという愛称で呼ばれています。日本では首都東京ではドクターヘリは運用されていませんが、ウィーンにはErdberg(3区、Christophorus9)に基地があります。

先日、ご紹介したウィーン市が提供している航空写真にも、同基地が掲載されていましたので、ご紹介しましょう。近未来的なデザインの建物で、屋上にはChristophorusが駐機しているのが見えます。

2020071903Christophorusの乗務員はフライトドクター、フライトレスキュー担当者、パイロットの3名構成ですが、パイロットだけがÖAMTC(航空救助協会)の所属で、救助、医療関係者は赤十字をはじめとする救急組織や病院から派遣(志願制)されています。

日本のドクターヘリと同じく、運用時間は原則として日の出から日没までですが、一部は24時間運用を行っています。

さて、7月15日、13歳の少年が誤飲したため、ウィーンのChristophorus9が緊急出動。

何とビックリ、旧市街の中心Stephansplatzに直接、着陸しました。あの狭い場所。かつ大聖堂の脇。パイロットの高い技量がうかがわれます。

2020071904そのまま要救助者を病院(恐らくドクターヘリ着陸スポットがあるAKH)に輸送すると思っていました。

しかし、当局の発表によると、要救助者の症状が安定していたため、救急車で病院へ運ばれ、Christophorus9は撤収しました。

オーストリアでは、このように出動後も状況に応じて、要救助者の搬送手段を洗濯するようですね。いずれにしても要救助者の救助が第一ですから‥

なお、2019年、16機のÖAMTC所属のドクターヘリが18921のミッションを行っています。これは、オーストリア全土で1日あたり平均52回のフライトを行ったことになります。

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July 19, 2020

ダニ媒介性脳炎ワクチン臨時接種を実施中

2020071701今日は「ワクチン接種の話題」をお届けしましょう。
Feri自身も、ウィーンでワクチン接種を受けた経験がある「ダニ媒介性脳炎(英語ではTBE、ドイツ語ではFSME:Frühsommer-Meningoenzephalitis)」のワクチン接種。

最近では気候変動の影響で、日本でも時々、被害が報告されているダニ媒介性脳炎ですが、ハイキングが盛んなオーストリアでは、子供から大人までダニ媒介性脳炎に感染する危険性があります。

そのため、ハイキングが盛んになる春先から連邦政府や自治体がワクチン接種を推奨するキャンペーンを行っています(「Feriの接種体験記」はこちらから)。

 ウィーンの場合、通常、ワクチン接種は予防接種センターや保健所で実施しているのですが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、業務が滞っていました。

2020071702また、予防接種センターで新型コロナウイルス感染が拡大するリスクもありました。

そこで、ウィーン市では、Messe Wienの特設会場で、7月13日からワクチンの特別接種キャンペーンを実施中です。このブログでもお伝えしたようにMesse Wienには、今まで軽症の新型コロナウイルス感染者を収容する臨時施設がありましたが、ここが閉鎖になったことを受けて、臨時ワクチン接種会場にしました(ホールD)。

市長自らワクチン接種を行い、キャンペーンを大々的にアピールしましたが、キャンペーンは好評で、ウィーン市の発表によると、7月15日の時点で、2400名の予約が入りました。

ウィーン市では、予約が増えていることを受けて、17日からワクチン接種の体制を強化し、1日800名に対応できるようになりました。

Sn001187月25日まで開設される予定のMesse Wienの特設会場では、事前にインターネットや電話で予約した上でワクチン接種に来場するので、待ち時間はほとんどない上に、接種希望者の密集も避けることができます。

ワクチン接種に来場して、新型コロナウイルスに感染しては意味がありませんから、当局はホール内に厳格な衛生管理を実施しています。

また、来場者には予防接種カードの他、マスクの着用、書類記入用筆記具持参を要請しています。

ウィーン市では、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、2月からウィーン予防接種サービスという新しい窓口を設け、予防接種の予約を迅速かつ簡単に行えるようにしました。専用ホームページからは24時間予約が可能です。

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July 18, 2020

10周年を迎えたSchiffstation City

2020071501今日は「ウィーンの客船ターミナルの話題」です。

Schwedenplatzにある客船を思わせるデザインが特徴の「Schiffstation City」が7月15日、開業10周年を迎えました。

Schiffstation Cityは、Wien Holding傘下のWiener Donauraumが建設したもので、それ以来、DDSG Blue Danube、Twin City Linerがターミナルとして使用しています。

Schiffstation Cityはこちらでご覧になった方はご存じだと思いますが、こちらの建物らしくガラスを多用した斬新なデザインです。

2020071502ちなみに全長127メートル、幅約17メートルのターミナルの建設には、合計300トンの鋼材と750平方メートルのガラスが使用されています。

道路側から見るのと、運河側から見るのとでは、雰囲気が異なることが写真でもおわかりになると思います。

護岸から張り出しているため、設計上の難しさがあるようで、建設に当たってはfasch&fuchsが設計を担当しています。また、総合プロデュースはVasko + Partnerが、建設はUnger Stahlbauが担当しました。建設費用は700万Euroで、2010年7月15日に開業しました。

2020071503ウィーンとブラチスラバを結ぶTwin City Linerが発着するため、館内にはブラチスラバ市が運営する観光情報センターが設けられており、ここで様々な情報やチケットなどを入手することが可能です。

また、キーテナントの「Motto am Fluss」はドナウ運河のホットスポットとして知られており、レストラン、カフェ、イベント会場などがあります。そのため、船舶利用者以外の利用が多いのも特徴です。

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July 17, 2020

オーストリア航空 新たな危機

2020071602今日は、別の話題をお届けするように準備を進めていました。ところが15日に連邦政府が新型コロナウイルス感染拡大を踏まえて、新しい決定を下したため、内容を変更して、お届けします。

7月から長距離線の運行が再開されたオーストリア航空ですが、ここに来て、新しい規制が施行され、事態が大きく変化しました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、オーストリア連邦政府は上陸禁止国を拡大。この結果、対象国からウィーン国際空港への乗り入れも7月16日から禁止されました。

これを受けて、7月16日以降、ウィーンと対象国を結ぶオーストリア航空便も欠航となりました。

新たに乗り入れが禁止(上陸禁止)されたのは、アルバニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、エジプト、コソボ、モンテネグロ、北マケドニア、ルーマニア、セルビアです。

また、イギリス、スウェーデン、ウクライナ、ロシア、ポルトガル、イランについても、ウィーン国際空港への着陸禁止措置が延長されました。いずれも7月31日までとなっています。

2020071601この結果、オーストリア航空は7月16日から31日まで、ベオグラード(Belgrad)、ブカレスト(Bukarest)、カイロ(Kairo)、キエフ(Kiew)、ロンドン(London)、ボドゴリツァ(Podgorica)、プリシュティナ(Pristina)、サラエボ(Sarajevo)、シビス(Sibiu)、スコピエ(Skopje)、ソフィア(Sofia)、ストックホルム(Stockholm)、ティラナ(Tirana)、ヴァルナ(Varna)の各地とウィーンを結ぶ便の欠航を決定しました。

また、連邦政府の着陸禁止措置延長を受けて、北米シカゴ線も結構が決まりました。オーストリア航空の北米線は、東ヨーロッパ各国からの乗り継ぎ客が多いのが特徴ですが、今回の措置で乗り継ぎも不可能になりました。

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July 16, 2020

「U-Bahn-Stars」が帰ってきた

2020071401日本では、年度末の3月に公共工事が集中する傾向がありますが、ウィーンでは人の動きが少なくなる夏休み期間(7月~8月末)に道路補修などの公共工事を集中して行う傾向があります。

そのため、最近では頻繁に「工事予告の案内」が出るようになりました。このあたり、考え方の違いが出ているような気がします。

さて、今日は「U-Bahn-Starsの話題」をお届けしましょう。

「U-Bahn-Stars」はウィーン市とWiener Linienが、3年前から協同で始めた無名のアーティストを発掘するプロジェクトです。

2020071402Wiener Linienが駅構内に演奏場所を提供し、事前に登録したアーティストにパフォーマンスを披露してもらうというものです。

ウィーンでは、街頭で演奏しているアーティストがいますが、無許可のケース(ゲリラライブ)も多く、問題になっていました。そこで、逆に許可を与え、才能のあるアーティストに活躍の場を提供しようと考えた訳です。

スタート時はWestBahnhof 1箇所だけでしたが、現在は14箇所(Westbahnhof,、Karlsplatz、Praterstern, Stephansplatz、Spittelau、Neubaugasse、Landstraße、Schwedenplatz)に増えています。また、この間、75組のアーティストが参加しています。

2020071403Feriも、何回か地下鉄の駅構内でアーティストのパフォーマンスを見たことがあります。ただ、アーティストによって、人気に差があるようです。

順調に展開していた本プロジェクトですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、中止されていました。

しかし、7月に入り「Cultural Summer 2020」がスタートしたのに合わせて、「U-Bahn-Stars」のステージも新しい生活様式に対応した形で再開しました。今回、新型コロナウイルス感染拡大の受けて「U-Bahn Stars Open Air」というスポットが6箇所、開設されました。

2020071404従来のスポットは地下鉄駅構内でしたが、ソーシャルディスタンスを撮りやすいように地下鉄駅近くの野外にスポットを新設したものです。

トップの写真は、新しく設けられた屋外のスポットです。

開設された場所は、Naschmarkt,、Stadtpark beim Kinderspielplatz、Stadtpark beim Kursalon、Gasometer、Resselpark、Sigmund-Freud-Park.です。

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July 15, 2020

U3 Ottakring駅のプラットホームを改装中

2020071304今日は日頃Feriがお世話になることが多い「ウィーン地下鉄U3のOttakring駅の話題」です。

U3のOttakring駅は地下鉄駅ながら高架構造で、降車線用プラットホームが1面、出発用プラットホームが2面(島式)です。

原則として、降車用プラットホームがある2番線に到着した列車は、進行方向前側の引上げ線へ移動。乗務員が交代して、出発用プラットホームがある1番線に据え付けられます。

行き止まり式の3番線は、主にOttakring車庫から出庫する列車が使用します。

ただ、ダイヤが乱れている場合などは、1番線に到着し、そのまま折り返すというケースもあります。

2020071301さて、現在、Wiener LinienではOttakring駅の出発用プラットホーム(1番線・2番線)の全面的なリニューアル工事を進めています。工事期間は、夏休みで利用者が少なくなる7月10日(金曜日)から8月30日(日曜日)まで。

U3のOttakring駅は1998年12月のJohnstraße―Ottakring間延長に合わせてオープンしましたので、開業後、約22年が経過したことになります。

2020071307Wiener Linienによると、地上にあるため、気候の影響を受けやすく老朽化が進んでいるそうです。利用しているFeriとしては、あまり老朽化が進んでいるとは感じませんでしたが‥

実際、Feriが撮影した工事前の写真をお目にかけますが、目に見えて痛んでいるように感じません。

ちなみにFeriの実家がある千葉県某市の地元民鉄駅。駅が出来てから、耐震補強工事は別にすると、本格的なプラットホームの改修工事をやったという話を聞いたことがありません。

2020071303さて、今回は、写真のようにプラットホーム上のコンクリートスラブを撤去し、新しいものに取り替えるという大規模なもの。

工事は、日頃、余り使われない3番線側が7月3日から開始。この間、常時、使用する出発用の1番線との間はフェンスで仕切られています。

そして、10日からは1番線も閉鎖して工事が開始されました。

日本では、この手の工事を行う場合、撤去した瓦礫は、そのまま駅構外へ運び出し、トラックなどで搬出するケースが多いと思います。

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July 14, 2020

10区に新しい生活様式対応の「おしゃべりコーナー」ができました

2020071204今日は「10区(Favoriten)にできた新しい施設の話題」をお届けしましょう。

Feriは、性別によって差別するつもりはありませんが、こちらウィーンでも女性はおしゃべりがお好きなように感じることがあります。

以前も、このブログでお伝えしたように歩道上で、楽しそうにおしゃべりに興じている女性を見かけることも(Feriがスーパーマーケットへ買い物へ行く途中見かけて、帰りも、まだおしゃべりに夢中でした)‥

その点、男性はホイリゲなどでは別ですが、街頭でおしゃべりをしている姿を、余り見かけることはありません。

さて、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、洋の東西を問わず、新しい生活様式が求められるようになったのはご存じのとおり。その一つが、不特定多数の相手とは距離をとるというソーシャルディスタンス。そのため、おしゃべりの習慣も変化しつつあるようです。

2020071203そこで、4区の区長Marcus Franzさん(男性ですが‥)は、このような住民のニーズに応えるため、Columbusplatzに、ウィーンのデザインスタジオによって特別設計された4つの異なるデザインの「おしゃべりコーナー」(Plauderecken)を試験的に開設しました。

 発案者の1人であるBirgit Hebein副市長は、“社会の誰もが、親近感を必要としています。現在の距離のルールにより、私たちの日常生活は変化しています。このようなおしゃべりコーナーを設けることで、ウィーンの人々が気兼ねなく一緒に座ることが実現できます”と、意義を強調しています。

皆さん、選挙前なので、色々と住民が喜びそうな政策を実施していますね。10区にはHauptbahnhofがありますが、基本的に下町で、おしゃべり好きの方が多いと思いますので、住民には喜ばれるかもしれません。

2020071201公開されている写真を見ると、一般的なベンチも相手との距離が微妙に確保されるようになっています。

この他、テーブルを付けることで、距離を確保するデザインも採用されています。

なお、10区では、Columbusplatz以外にも、Waltergasse、Staudgasse、Putzendoplergasse、Karmeliterplatzにも「おしゃべりコーナー」を開設しています。

ただし、残りの4箇所については、2つのデザインが採用されており、4つのデザインが体験できるのは、Columbusplatzだけです。

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July 13, 2020

ウィーン博物館リニューアル工事スタート

2020071112今日はKarlsplatzにある「ウィーン博物館リニューアル工事スタートの話題」です。

常設展はもちろんのこと、ユニークな企画展を開催しているウィーン博物館ですが、このブログでも2018年4月の記事(詳しくはこちらから)お伝えしたように設備の拡充を図るため、全面的なリニューアル工事を行うことが正式に決まりました。

ウィーン博物館Karlsplatzは、Oswald Haerdtl氏が設計したもので、1959年にオープンしました。

途中、改修工事なども行われていますが、さすがに60年以上経過し、老朽化と設備の陳腐化が目立つようになったことから、拡張を含むリニューアルが検討されてたものです。

2020071115今回、各種の手続きや事前調査が完了し、7月10日、現地で、盛大に起工式が行われました。

日本では建設現場の起工式は「鍬入れ式」ですが、こちらでは写真のようにスコップを使います。でも、使う道具は異なりますが、基本的な考え方は一緒ですね。

ウィーン博物館のリニューアルプロジェクトで最も困難だったのが予算の確保でした。

20200711182018年4月の記事でお伝えしたように、今回は今までの建物をそのまま使って内部をリニューアルするのではなく、新しい建物も建設され、施設が大幅に拡充されます。

工事完成後は、展示スペースが、従来の倍になる予定です。展示スペースの拡大により、ウィーン市が所有する貴重なクリムトのコレクションなど、100万点以上が含まれます。

2020071113工事に伴い常設展示は2020年2月14日をもって終了。特別展については、ウィーン・ミュージアムMUSA(Felderstraße6-8)に場所を移して開催中です。

現在の建物を完全に解体して、新しい建物を建設するスクラップアンドビルド方式ではなく、現在の建物を部分的に活用しつつ、新しい時代に合わせて増築する方式が採用されます。

2020071116これは、博物館の建てや事態が歴史的な価値があるため。つまり「建物も展示物」という考え方です。

リニューアル後は、完成予想イラストのように屋上には広いテラスが設けられることになっています。 今後、ファサードの部分的な解体、倉庫エリアでの掘削作業、内部の解体作業、新しい2階建て構造の基礎工事などから行われ、2023年にオープンする予定です。

2020071117Feriも、何度かウィーン博物館Karlsplatzを訪れていますが、印象に残っているのは、常設展示では、古いウィーン市街の巨大ジオラマです。また、ユニークなテーマの企画展も多々、開催されています。

例えば、2007年に開催された「GROSSER BAHNHOF」(大駅展)。博物館前に実物の小型蒸気機関車を展示していました。

2020071120特別展ではWestBahnhofやWien Nordの完成予想イラストや模型が展示されていました。そう、当時は工事が本格的に始まっていなかったのです。

今、当時の完成予想イラストを見ると、当たり前ですが、そのとおりにできあがっており、感慨深いものがあります。

ただ、この時点ではHauptbahnhofに関する展示はなかったような気がします。

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July 12, 2020

秋からのオーストリア航空の運行拡大計画

2020071101今日の話題は「オーストリア航空の運行拡大計画」です。

7月1日、予定どおり、一部の長距離国際線が運行を再開しました。初便はウィーン発ニューアーク行きのOS89便(B767-300、OE-LAX)。

ウィーン国際空港を10時33分に出発しましたが、乗客は64名だったそうです。しかし、100日ぶりのオーバーシーフライトとなったので、ウィーンでは関係者による出発セレモニーが行われました。

前半は、公式写真で、ウィーン出発時の模様をお伝えしましょう。

2020071102余談ですが、オーストリア航空は、公式なプレスリリースに機種だけでなく、登録番号も紹介することが多いのが特徴。マニアックな方がいらっしゃるようで‥

そして、7月9日、秋、以降の運行計画を発表しました。現在、オーストリア航空の提供座席数は、新型コロナウイルス感染拡大による運行停止前の20%にとどまっていますが、10月末までに、提供座席数を40%に戻す予定です。

2020071103注目される長距離路線ですが、8月からウィーン-上海線が、週Ⅰ便で再開します。

今のオーストリアは、日本よりも中国との経済的な結び付きが強いですから、やむを得ないかと‥(ウィーンの老人ホームに大量のマスクが中国から寄贈されたという話も‥以下、自粛‥)。

9月以降、Chişinău、Dnipro、Iaşi、Jerewan、Klagenfurt、Leipzig、Lemberg、Lyon、Nürnberg、Odessa.線が再開されます。これらの路線は、当初、1日1便でスタートします。 2020071104さらに9月以降、現在、運行を再開している路線で増便と機材の大型化を実施します。

対象となるのはAmsterdam、Brüssel、Bukarest、Düsseldorf、Frankfurt、Kopenhagen、 Parisの各路線で、1日3便になります。また、Athen線は、1日2便です。

この結果、9月には提供座席数が30%にまで回復。10月には40%になる見込みです。また、就航都市も60以上に増えます。

なお、オーストリア航空では、現在も予約済みの便がキャンセルされた場合は、無料で変更を行っている他、払い戻しにも対応しています。

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July 11, 2020

アプリ「Cooles Wien」で暑い夏を乗り切ろう

2020071001今夏、恒例の「夏の音楽祭」がかなり中止になっていますが、一部は「新しい生活スタイル」に合わせて開催しています。

現地へ行くのが難しい方も多いこと、観客が限られているためか、テレビでも音楽祭の模様が放送されています。

さて、今日は「ウィーン市が提供しているアプリの話題」です。

ご存じのように、気候変動により、このところ、夏は非常に暑くなるウィーン。日本の場合、気温が上がると“熱中症防止のため適切にエアコンを使用しましょう”という警告がテレビなどから流れますね。

最近は増えたとは言え、こちらは、ご存じのようにエアコンが入っているところは少ないのが現状。

また、先日のWiener Linienの記事でもお伝えしたように、気候モデル都市を標榜しているウィーンでは、環境負荷を考慮して、過度な冷房は避ける傾向があります(ヒートアイランド現象の防止)。

2020071002そこで、ウィーン市では、エアコンだけに頼らず、「涼をとる」各種アイデアを推進中です。これは、以前、このブログでもお伝えしましたね。

さて、今回、ウィーン市は「Cooles Wien」というアプリで、「涼をとれる場所」に関する情報提供を始めました。

このアプリでは、ウィーン市内にある1000を超える水飲み場、55の噴水、50のミストシャワーを装備した可動式水飲み場、木陰のある1000を超える公園、7つの水遊び場、公園内のミストシャワー(75箇所)、消火栓を活用した仮設ミストシャワー(100箇所)などの場所がデジタルマップ上に表示されます。

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July 10, 2020

「2020 Ottakringer Bierfest」開催中

2020070802最初にホテル建設のニュースから。マンダリンオリエンタルが2023年、ウィーンに開業することが発表されました。場所は旧市街のRiemergasse 7。

Alfred Kellerが設計したユーゲント・シュティール様式の旧商業裁判所をリニューアルするもので、151の客室、17のアパートメントとを備えた高級ホテルに生まれ変わります。レストランなどの他、プールやフィットネスセンターを備えた大規模なスパ、宴会場や会議場も計画されています。

当たり前ですが、この時期の発表なので、ウィーン市および観光局は大歓迎です。

さて、今日は、昨日に続いてイベント関連の話題をお届けしましょう。今日は「2020 Ottakringer Bierfest」です。

例年、Ottakringerでは「Ottakringer Braukulturwochen」というイベントを実施していました。ちなみに2019年は6月27日から8月28日まで開催され、は60000人を超えるお客さまで賑わいました。

2020070801しかし、今年は参加者の密集を避けるため運営方法を改め、「Ottakringer Bierfest」という名称で開催されることになりました。

同社が“これまでで最高のビアフェスティバル”と豪語する「Ottakringer Bierfest」。会場は16区にある同社醸造所で、出来たてのOttakringer Pils、Ottakringer Helles、Ottakringer Gold Fassl Spezial、Ottakringer Bio-Purなど、同社の全製品を楽しむことができます。

当たり前ですが、Bierにあった各種料理も提供されます。早い話が日本でもおなじみの「ビアガルテン」が醸造所内の広場で開催される訳です。

2020070805開催期間は7月2日から9月4日までの火曜日から土曜日(日曜日・月曜日は休業)、営業時間は16時から24時まで。

最近、日本でも感染拡大防止策の一環としてキャッシュレス志向が強くなっているという話を耳にしましたが、「Ottakringer Bierfest」もキャッシュレス決済が可能です。

「密」を防ぐため、最大入場者数は500名に制限され、入口でテーブルを指示されます。もちろん、テーブルの事前予約もインターネット経由で可能(2名様以上)。

2020070804Bierとお食事は、いずれもセルフサービスで、お客さまがカウンターまで買いに行くパターンですが、感染拡大防止のため、日本でもおなじみとなったソーシャルディスタンスを確保するマークが地面に描かれています。

ただ、さすがにOttakringer。そのマークが写真のようにビアケースを模したものになっています。こういう企画、Feriは好きです。

入口には消毒用アルコールディスペンサーが設置され、お客さまが帰った後、テーブルはアルコールで消毒されます。

会場内には小さなステージもあり、小規模なバンドによる演奏も行われます。何しろ音楽のないBierfestは考えられません。

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July 09, 2020

本日開幕、「Cultural Summer 2020」

20200709017月からEUが日本を含む入国制限緩和の方針を打ち出しましたが、最終的には各国に判断が委ねられています。

オーストリア政府は、7月1日、新コロナウィルス感染拡大対策の一環として オーストリア、欧州連合、欧州経済領域、スイスの国民以外のシェンゲン領域外からの入国規制継続を発表しました。

規制は9月30日まで続けらる予定です(状況によって変更有り)。そのため、現時点では残念ながら一般の日本人はオーストリアへ入国することはできません。

さて、今日は、6月6日に当ブログでもお伝えしたウィーン市が主導して開催する「Cultural Summer 2020」の話題です。

2020070027月7日、ウィーン市が「Cultural Summer 2020」の詳細を発表しました。なお、開幕は、発表から2日後の7月9日。つまり今日です。

わずか1ヵ月間で、出演者の手配も含めて、準備を完了した関係者の尽力には頭が下がります。平素はのんびりしているオーストリアですが、やるときはやります。

さて、記者会見の冒頭、Michael Ludwigウィーン市長が“文化的な夏は、現在の発展と私たちにとって特に重要なこと。この都市の「生活の質」は、楽しいアクティブな文化的生活が担っています。今、私たちは、それを再び始めようとしています”と、本イベントにかける意気込みを述べました。

2020060704さて、会場ですが、以下のようにウィーン市内に分散しています。いずれも感染拡大防止策が徹底しているのは、言うまでもありません。

○メインステージ(最大500名収容):2箇所
-Donauinsel/Schulschiff (21区)
-Oberlaa/Kurbadstraße (10区)

○モジュラースペース(最大100名収容):5箇所
-12.-Februar-Platz(19区)
-Kaiserwiese beim Riesenrad(2区、Public Movesの会場を兼ねる)
-Muthsamgasse (14区)
-Hannah-Arendt-Platz(22区)
-Zirkuswiese am Liesingbach(23区、Public Movesの会場を兼ねる)

2020060705○アーティストコーナー(最大30名収容):3箇所
-Nietzscheplatz(16区)
-Wallensteinplatz(20区)
-Naschmarkt(6区)

○Public Moves(独立した施設):2箇所
-Arkadenhof im Rathaus(1区)
-Donauinsel / Georg-Danzer-Steg(21区)

いずれも入場無料ですが、感染拡大防止を図るため、観客をコントロールする目的で、メイン会場とPublic Movesは事前予約制になりました。

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July 08, 2020

Wiener Linien U6が冷房化率100%達成

2020070701今日は「Wiener Linien U6の冷房化率100%達成という話題」です。

日本では、大都市部の鉄道は冷房化率100%が当たり前になっていますが、元々、湿度が低く、通風をすることで凌ぐことができたウィーンでは、最近まで公共交通機関の冷房化は遅れていました。

が、ご存じのように近年、気候変動の影響で、ウィーンでも夏は気温が高くなる日が多くなると同時に、湿度も増加。そこで、Wiener Linienでは地下鉄、路面電車、バスの冷房化を進めています。

このうち、地下鉄ながら地上区間が長いU6が、今夏、冷房化率100%を達成することがWiener Linienから発表されました。

Wiener Linienでは400万Euroを投資してU6の車両冷房化を進めていました。

2020070702特に古い車両については、暖房にも対応するヒートポンプ式エアコンに交換されました。

同時に車内温度上昇を防ぐため、客室窓に遮光フィルム取り付けを並行して実施しています。ちなみに遮光フィルムにより、車内温度は4度ほど下がります。

また、強制換気のため窓上部に取り付けられていた通風口は取り外されました。ところで、従来、Wiener Linienでは、地下鉄などは駅到着時に一斉にドアを開けていましたが、今夏からエアコンの効果を高めるため、全時間帯で、乗客が押しボタンを操作しないとドアが開かなくなりました。

これは乗客にマスク着用が義務づけられ、今まで以上に車内の暑さが堪えるための対策だそうです。

現在、ウィーンの公共交通機関は3/4が冷房化されています。路線バスは100%を既に達成。Wiener Linienでは、新しく投入する車両は、すべてエアコンを装備していますが、バスが先行した理由は、車両の交換頻度が高いことが要因です。

2020070708反面、地下鉄や路面電車は寿命が30年以上と長いため、車両の置き換えに時間を要します。と言う訳で、地下鉄と路面電車の冷房化100%は、しばらく先になりそうです。

今回はWiener Linienが公開している公共交通機関(主に路面電車)のエアコンQ&Aから、興味深い内容をご紹介しましょう。

Q:エアコンの温度設定は?
A:18~25°Cの範囲では換気運転を行います。25度以上になると冷房運転を行います。また、18度未満になると暖房運転を行います。なお、エアコンは年間を通じて運転されます。

2020070709Q:エアコンの温度設定は、誰が行うのですか?
A:エアコンの温度設定は、車両内外の温度センサーが温度を測定し、データーをエアコンのコントロールユニットに送信し、行っています。冷房、暖房の判断もシステムが自動的に行います。また、運転士は、車内温度の制御をすることはできません。

Q:なぜ、エアコンが付いているのに暑いのですか?
A:空調システムは、車室の温度を数度下げることができます。しかし、外が非常に暑く、外気温が30度をかなり上回っている場合、エアコン付きの路面電車でも車内温度が30度を超えることがあります。

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July 07, 2020

愛犬と住民の良い関係を目指して

2020070601基本的に梅雨がないオーストリアは、日本よりも一足先に夏が来たような感じです。ウィーンも晴れると30度近くまで気温が上がります。

今日は「七夕」ですが、ウィーンでは7日の夕方以降、雲が広がりそうで、星空が見えるかどうか、微妙なところです。

さて、今日は「愛犬の話題」をお届けしましょう。

このブログでも、良く取り上げているオーストリアの愛犬(飼い犬)。

Feriが、ウィーンに行くようになって驚いたのは、地下鉄や路面電車などの公共交通機関に愛犬を連れて乗っている人が結構多いことと、愛犬同伴で利用できるレストランやホイリゲが多いことでした。

さすがにスーパーマーケットや食料品店に関しては、衛生上の問題もあるため、愛犬の入店はできませんが、日本と様相が違うことに、良い意味で衝撃を受けました。 2020070602このように愛犬を連れて行くことができる場所が多い最大の理由は、「躾がしっかりできている」こと。

愛犬のソーシャルスキルが高いことが、愛犬の自由度を高めたと言っても良いでしょう。権利と義務はセットになっているのは、洋の東西を問いません。

今までは、別に法令で各種規制を義務づけなくても、オーストリアの愛犬家は、愛犬のソーシャルスキルを高める訓練をしっかりしていた訳です。

それが大都市ウィーンで愛犬と住民が共存できる道であることを、皆が自覚していた訳です。Feri個人としては、このような暗黙のルールが機能しているのは素晴らしいことだと思います。

2020070607しかし、このところ残念なことですが、犬による事故(事件)も増えるようになってきました。

その背景をFeriは詳しく調べた訳ではありませんが、ウィーンなどの場合、価値観や考え方の違う人が海外から流入したことも影響しているのかもしれません。

その結果、このブログでもご紹介したように、「特定の大型犬」の飼い主に対するライセンス制導入、各種ルールの明文化が行われました。

さて、ウィーンでは7月1日から2週間にわたって警察とMA60(ウィーン市獣医・動物福祉局)などが連携し、飼い主に対する指導を実施中です。

2020070603これは、スタッフが飼い主に対して、飼育ライセンスを取得しているか、登録はしているか、口輪やリートの着用に代表される各種ルールを遵守しているか、予防接種をしているかなどをチェックするものです。

当局の発表によると、ウィーンでは現在、56000頭の犬が飼われており、大型犬のライセンス保持者は7877名となっています。

本当は、このような指導強化は、ウィーン市としても本意では無いと思いますが、事故が増えている状況を考えると、住民との共存を図る上で、やむを得ないのでしょう。

なお、ウイーンで、愛犬に課せられる主なルールは、以下のとおりです。

2020070604-通りや広場などの公共の場所、一般公開されている家、庭、レストランの一部では口輪を着用するかリートでつなぐことが義務づけられています。

-フェンスで囲われたドッグラン以外では、指定大型犬には口輪とリートが義務づけられています。なお、ドッグランでも指定大型犬は口輪の着用が義務づけられています。

-指定大型犬の飼い主は、散歩の際、アルコール制限が課せられます(1リットル中のアルコール濃度が0.5mg)。

-一般の公園では、すべての犬はリートでつなぐことが義務づけられています。

-飲食店やイベントなど多くの人が集まる公共の場では、すべての犬に口輪の着用が義務づけられています。

-「犬の糞」の処理は飼い主に義務づけられています。放置した場合は50Euroの罰金が科せられます。

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July 06, 2020

ドナウ運河に新しい水上公園が建設されます

2020070413 新型コロナウイルス感染のため延期されていた2020年シーズンF1世界選手権が、 オーストリア・グランプリで開幕しました。7月5日の決勝は、レッドブルリンクで無観客で行われましたが、9台がリタイアする波乱のレースに‥最終的にメルセデスのバルテリ・ボッタスが優勝しました。

さて、今日は「新しい公園建設の話題」です。ヒートアイランド現象を防ぐため、ウィーン市では公園の増設を進めています。

今回、ドナウ運河で水上公園(Schwimmenden Gärten)の建設が6月末から始まりました。これはパリ・セーヌ川に浮かぶ水上公園がモデルになっているそうです。

2020070412建設される場所は、現在、レストランとして営業しているOtto-Wagner-Schützenhausesの向かい側(2区)です。

元々は、可動堰のために建設されたものですが、計画の見直しにより、水門の場所が変更され、本来の機能を果たすことはありませんでした。

地下鉄Schottenring駅の向かいにありますが、この周辺を再開発し、水上公園にするというものです。

2020070410従来からSchottenring駅側には遊歩道がありましたが、現在、運河内に残っている水門の構造物と遊歩道を結ぶ計画です。

ドナウ運河周辺には遊歩道はありますが、運河自体が人工的な構造部であるため、護岸には緑地はほとんどなく、コンクリート構造物が目立ちます。

そこで、ウィーン市としては、水上公園を作り、緑地面積を増やすことにしたものです。また、公園部分については、ウッドデッキになるようです。

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July 05, 2020

X-Wagen試作車落成

2020070401今日の話題は「Wiener Linien最新の地下鉄車両X-Wagen落成」です。

7月3日、ウィーンのシーメンスモビリティ・Simmering工場でWiener Linien向けの新型地下鉄車両X-Wagen(Type X)試作車お完成披露が行われました。

都市の環境保全に向けてCO2排出削減に力を入れているウィーンは、地下鉄や路面電車をはじめとする公共交通機関の充実に力を入れています。

このブログでも何回かお伝えしているようにX-Wagenは現在、建設が進められているU5での使用を前提とした次世代の地下鉄車両です。

2020070402現在、活躍している2両1ユニット仕様のType U11の置き換えも視野に入れて開発されたもので、最大の特徴はWiener Linienでは初めての全自動運転システムを搭載していることです。

現在、主流となっているType Vと同じく6両固定編成(編成長111メートル)、旅客定員928名です。定員に関してはType Vより46名多くなっています。

今回、公表された写真を見ると、車体前面はJR東日本の新型電車E235系を彷彿させます。ただ、E235系と異なり、車体下部が絞られていないフラットな構造ですが‥

車内に関しては、Type Vに近い構造、色使いになっていることがわかります。ただ、車いすやベビーカーを使っているお客さまに対応するため、座席配置が変更されています。

また、Type Vは最前部の扉にだけ可動式スロープが取り付けられていましたが、X-Wagenではすべての扉に設置されています。

2020070403車いす用スペースも車端部から中央部に移り、利便性が向上しています。なお、扉は密閉性が高いプラグインドアが引き続き採用されています。
エアコンが装備されているため、側窓は固定式ですが、一部については換気のため、上部が内側(客室側)に開くようになっています。

座席は、日本と異なり合板製です。モケット張りとしていないのは、イタズラによる破損を防止することが目的です。クロスシートが基本ですが、今回はロングシートや折りたたみシートも設置されています。

優先席は青色で、明確に区別されています。公表された現車の写真を見ると優先席がある扉の外側上には青いラインが入っています。

各列ドアの上にはデジタル情報ディスプレイが設置されており、列車の位置に応じた経路や接続情報が表示されます。

Feriが注目したのは運転室。実車の写真を見ると、日本のように運転台に制御装置は設置されておらず、表示器とボタンだけ。実は制御装置は運転士の椅子に、ジョイスティックが設置されています。

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July 04, 2020

ホイリゲランキング Falstaff Heurigen Trophy

20200703107月4日から「新しい生活様式」に基づいた「Film Festival 2020 auf dem Wiener Rathausplatz」がスタートします。

すでに会場の準備も整ったようですが、「枡席」のような感じですね。ただ、逆に混雑を気にせず、ゆったりと観賞できるというメリットはありそうです。

人混みが苦手なFeri向きでしょうか‥ただ、さすがに1人ではねぇ‥

さて、今日は、久しぶりに「ホイリゲの話題」をお届けしましょう。

2020070304ホイリゲ文化とワインをこよなく愛するオーストリアの皆さんですが、Falstaff Verlags-Gesellschaft m.b.H.という組織が毎年、「Falstaff Heurigen Trophy」という表彰を行っています。

これは、ファルスタッフのチームが、オーストリア内にある約1500軒のHeurigeやBuschenschankを、利用者の投票も参考に、料理、ワイン、雰囲気、サービスという観点で独自に評価。ランキングしたものです。

専門家による評価だけでなく、利用者の投票(今回は25000件以上)を加味している点が特徴です。

2020070308このブログではお伝えしたことが無かったかもしれませんが、Buschenschank(ブシェンシャンク)はHeurigeと同じく自家製ワインを提供するお店(居酒屋という表現に抵抗があるFeri‥)ですが、提供するお料理も自家製に限定している点が異なります。

実際、Heurigeという名称でも、お料理を自家製に限定しているところもありますが‥

ランキングには470軒が掲載されていますが、得点は100点満点で、要素毎に持ち点が異なっています。

ちなみにEssen(料理)は40ポイント、Wien(ワイン)は30ポイント、Ambiente(雰囲気)は20ポイント、Service(サービス)は10ポイントです。

2020070302そのため、総合点では同点も多数、存在します。また「ブドウの房」(Falstaff Trauben)の数で格付けが表示されています。こちらは4つが最高です(100~95が4つ、94~90が3つ、89~85が2つ、84~80が1つ)。ポイントと連動しているので、目安ですね。

各店舗のページにはピクトグラムを使った案内もありますが、Nur Eigenwein(自家製ワインのみ)という表示も掲載されています。

このピクトグラムも、今までに見たことのないものが多く、細かく見ると楽しそうです(笑)。

さて、今年、ウィーンでトップを獲得したのはHeuriger Wieninger(21区)で、得点は95ポイント。内訳は料理38ポイント、ワイン30ポイント、雰囲気18ポイント、サービス9ポイントです。ちなみに昨年よりもランクアップしました。

2020070307逆に同点ながら昨年の96ポイントから95ポイントにランクダウンしたのがHeuriger Edlmoser(23区)。こちらも好評価ですが、ワンポイント下がったことから、同点ながら次点という位置づけ。

さて、気になるのはFeriが贔屓にしているホイリゲの評価。店名は掲載しませんが、19区の某店は86ポイント(料理34ポイント、ワイン25ポイント、雰囲気18ポイント、サービス9ポイント)でした。

ちなみに昨年も86ポイントで変わらず。家族的な雰囲気で、地元民ご用達なので雰囲気が18ポイントというのはわかる気がします。

ちなみにワンポイントコメントにも「親しみやすく居心地の良い雰囲気」という記述が見られ、Feriと同じ見方をしているこがわかります。ちなみにFalstaff Traubenは2つです。

2020070305そして、Feriの体調を気遣ってくれたおばちゃんがいる16区の某店も86ポイント(料理34ポイント、ワイン25ポイント、雰囲気18ポイント、サービス9ポイント)。

ここはお料理が美味しいので有名ですが、意外に料理のポイント伸びていない気がします。

2020070306また、個人的には、ここのGRÜNER VELTLINERはお気に入りなのでが‥なお、Falstaff Traubenは2つです。

この他、同じく16区でちょっと山に入ったところにある営業期間が短い某店もお気に入りの1つ。

こちらは87ポイント(料理35ポイント、ワイン25ポイント、雰囲気18ポイント、サービス9ポイント)でした。ただ、昨年なら総合で1ポイントダウン。

Feriは、ここではお料理を頂いたことはありませんが、伝統的なホイリゲの料理以外おメニューが評価されているようです。

2020070301そして、営業期間が極めて限定されている17区の修道院経営のホイリゲStift St. Peterは、84ポイント(料理33ポイント、ワイン24ポイント、雰囲気18ポイント、サービス9ポイント)でした。

人気が高いので、もっと高評価かと思ったのですが、意外です。なお、ここはブシェンシャンクとして紹介されています。

何しろ料理に使う食材の多くは、修道院の農園で収穫されたものですから‥

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July 03, 2020

いずこも同じPOSAカード詐欺勃発

20200702016月のアクセスですが、最もアクセスの多かった日は6月1日でした。また、オーストリア航空関連の記事にアクセスが多かったようです。

さて、今日は「オーストリアで発生している詐欺犯罪の話題」をお届けしましょう。

日本では、ほとんど報道されていないため、一般の方はご存じ無いかもしれませんが、「POSAカード詐欺」という犯罪があります。

まず、「POSA」(Point Of Sales Activation)とは、ギフトカードやプリペイドカードに関連する技術のひとつで、店頭のレジでお金を支払い、レジで「アクティベーション(有効化)」することで、ギフトカードやプリペイドカードとして使える仕組みのことです。

日本では、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、量販店などで、各種カードが販売されており、ご利用になっている皆さまも多いと思います。

種類も多種多様で、インターネットで使える電子マネー系(Google PlayやAmazonなど)、通信系、ゲーム系などに加えて、クレジットカード代わりに使えるものも出ています。

2020070202額面も色々ありますが、結構、高額のものも出ています(日本の場合、2万円くらいまであるようです)。このカードのポイントは、仮にカードを盗んでも、アクティベーションしていないと使用できないということです。そのため、高額な額面のカードが無造作に店頭に置かれている訳です。

昨年くらいから、Feriの友人が経営するコンビニエンスストア本部から、「POSAカード詐欺に注意」という案内が頻繁に来ているようです。

これは、店舗に本部社員や運営会社社員を名乗る人物から電話が入り、POSAカードをレジでアクティベーションさせるというものです。犯人がアクティベーションが済んだカードを取りに来ることはなく、従業員からカード番号を聞き出し、遠隔地で使う(もしくは現金化する)というものです。

POSAカードはアクティベーションしてしまうと、取消が難しのですが、犯人は、言葉巧みにアクティベーションしても、すぐに本部側で取消をするといったトークで、従業員を安心させるとか‥

いわゆる「特殊詐欺」の変形で、にわかには信じがたいのですが、犯人グループは経験の浅い従業員、外国人従業員がいる時間帯を狙って電話を掛けてくるそうです。

従業員にアクティベーションさせる話法が研ぎ澄まされていないと、失敗します。実際、どのようなトークを使うかも聴いていますが、問題があるので、非公開。なお、アクティベーションさせるカードは換金性が高いものが狙われるとか‥

さて、先日、新聞を見ていたら、ウィーンでも同様のPOSAカード詐欺が発生していることが報じられていました。

こちらでは、コンビニエンスストアがないため、POSAカードはスーパーマーケットや家電量販店、書店のほか、タバコ屋で販売されています。

狙われているのはタバコ屋。なぜなら、電話に出ながらレジを操作させる必要があるため、分業制の徹底しているスーパーマーケットでは不可能だからです。

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July 02, 2020

Café Oper Wienが閉店

20200701017月1日から、予定どおりオーストリア航空の長距離国際線が運行を再開しました。今後、どのように路線復帰が拡大されるか注目したいところです。


さて、今日は、ちょっと残念な話題をお届けします。Feriも、友人との待ち合わせなどによく利用した国立歌劇場内のCafé Oper Wienが6月30日をもって閉店しました。


これは新型コロナウイルス感染拡大によるお客さま減少で撤退したのではなく、家主のBundestheater-Holdingが賃貸契約を延長しなかったためです。


2020070102今年に入ってから、Bundestheater-Holdingは、Café Oper Wienの跡地をボックスオフィスにする計画を立案し、6月末をもって賃貸契約を終了することを伝えていたそうです。


計画が明らかになると、2000人以上の贔屓筋が、すぐにCafé Oper Wienの存続を支持する請願書に署名。Caféでも集会が行われたようです。


2020070107皆さま、ご存じのようにVolksoperと異なり、国立歌劇場はビュフェが非常に充実していますから、開場してしまえば、Café Oper Wienを利用しなくても十分に対応できます。


しかし、早めに劇場に来て一休みする、劇場で待ち合わせをするといった時には便利な存在でした。そのため、開場前は、いつも混んでいて、利用できないことも多々ありました。


また、朝から営業しているため、普通のCaféとして利用できる点も魅力的でした。


2020070103閉店を前にCafé Oper Wienでは、28日から「店内の備品」のチャリティー・フリーマーケットを実施しました。


フリーマーケットでは、テーブルや椅子、食器類や調理器具、メニュー、店内に飾ってあった写真なども販売されています。


2020070104当初、フリーマーケットは28日だけの予定だったのですが、人気を博して、お客さまが多く集まったため、30日まで延長されました。時節柄、「密」を避けるために、入場者を制限したのかもしれません。


Thierry Voyeux氏とともに15年間、Caféを経営してきたFriedrich Crone氏は、フリーマーケットに集まった愛好家を見て、感無量だったとか。


フリーマーケットは30日にお開きとなり、15次30分、鍵がBundestheater-Holdingに返却されました。

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July 01, 2020

“Wien von oben“空からウィーンを見てみよう!!

Wien0101早いもので、今日から7月。2020年も半分、経過しましたが、余りにも色々な事があって、半年で1年分の経験をしたような気がします。

本来ならば7月24日には東京オリンピックの開会式が開かれる予定だったため、10月第2月曜日だった「スポーツの日」が同日に移動。さらに前日の23日も「海の日」(本来は7月第3月曜日)が移動してきましたね。

観光客が途絶えて久しいウィーン。何しろインバウンド需要で経済が回っているような都市ですから、新型コロナウイルス感染の関係で、海外からのお客さまがこないため、ホテルの稼働率は激減(というか事実上の壊滅状態)。

今回は、都市に魅力がなくなったという訳ではなく、国境閉鎖によって行き来することができなくなったという点が、頭の痛いところかもしれません。

とりあえずEUとの国境は開き出し、7月からは長距離国際線も、一部運行を再開しましたが、果たして観光客は、どの程度、戻ってくるのでしょうか。

また、7月1日からEUは、日本を含む14ヵ国からの渡航制限を解除しました。しかし、日本政府は、欧州への渡航を認めておらず、旅行や出張が厳しい状況は続くものと思われます。

Wien0201さて、7月最初の話題は「“Wien von oben”空からウィーンを見てみよう!!」。

ウィーン市では6月から高解像度の航空写真をホームページで提供しています。マスコミの報道によると、写真は2018年から2019年にかけて副市長とBirgit Hebein市議(緑の党)の主導で、ヘリコプターから撮影されました。

この航空写真ですが、ウィーンの現状を広く知ってもらうため、ウィーン市の報道・情報サービス部門(MA 53)がデーターを整理し、著作権を侵害しない範囲で利用できるようになりました。

空から見るウィーン市内は、なかなか新鮮。また、上空から見ることで新しい発見も沢山あると思います。

興味深いのは、最近の写真なので、このブログでも時々、お伝えしている再開発の様子が手に取るようにわかる点です。

Wien0202ウィーンの場合、日本よりも耐震基準が緩いため、新しい建物については、デザインの自由度が高く、上から見ると、不思議な形の建物を多数、見ることができます。

特に集合住宅に関しては、日本では絶対にお目にかかれないユニークなデザインのものが多数あります。上空から見た方が得意な形状がはっきりわかります。

さらに提供されている空撮写真の量が、238枚と膨大なこと。枚数は異なりますが、一応、区毎に分類されており、いわゆる有名な場所、施設だけに限らないことです。ただし、理由は不明ですが、8区だけは写真が掲載されていません。

細かく分析すれば、ブログネタになることは請け合いです(笑)。

Wien0901実際、ウィーン市の担当者も“拡大して見ることで、色々と新しい発見があると思います”と述べています。

2枚目は2区のアウガルテンですが、ブログでも人気がある「かつての防空要塞」Flakturmです。ここは比較的、原型を保っています。

3枚目は、皆さんご存じの2区のプラーターからドナウ川方面を見たもの。そして、4枚目は、今回のコロナウイルス渦でも重要な役割を果たした国立病院AKH。奥の方にVolksoperが少しだけ見えます。

ウィーン市が人口増加を受けて、再開発に力を入れていることをアピールするためなのか、主に名所・旧跡よりも、再開発地区の写真が多くなっています。

Wien1001ウィーン市が再開発に力を入れていることをアピールするためなのか、主に名所・旧跡よりも、再開発地区の写真が多くなっています。

具体的には、Hauptbahnhofの開設に合わせて大規模開発が進められている10区、21区、SeeStat Aspernがある22区などは掲載写真が多くなっています。

逆に再開発が難しい5区、17区、18区などは写真が少なく、ちょっと残念。5枚目は、10区の新しいシンボルHauptbahnhofですが、上空から見ると完成予想イラストのとおりですね。

そして、6枚目は、余り紹介されることがない11区にあるドナウ川の港です。川の港と侮ってはいけません。広大な施設を誇り、鉄道の引き込み線もあるようで、物流拠点になっていることが、よくわかります。

Wien1101再開発の様子を見ると、周辺部でもFeriが日頃から述べている「スクラップアンドビルド方式」が全面的に導入されている場所が非常に多くなっています。

また、都市計画がしっかりしているためか、農地と宅地が明確に別れており、首都でありながら、広大な農地も市内に確保されていることがわかります。

つまり、農業でも一定の収入が確保できることがわかります。正直、同じ区内でこれほど景観が異なるとは‥Feriもビックリしました。

アップされている写真を見ると、ウィーン市の清掃工場、ゴミ処分場、汚水処理場、ÖBBの車両基地といった普段は目に触れることが少ない公共施設も多く含まれている点です。

Wien1201 しかし、集合住宅や住宅団地の写真も多く、ご自分の住まいが写っているという方も多いでしょうね。

今日は、Feriの独断と偏見で、その一部をお目にかけましょう。すべて見たい方は、サイトにアクセスしてオリジナルをご覧ください。

7枚目の写真は、12 区で再開が行われているエリアAm Wildgartenです。このように空から見ると、地上から見るのと異なり、規模の大きさが手に取るようにわかります。

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