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July 04, 2020

ホイリゲランキング Falstaff Heurigen Trophy

20200703107月4日から「新しい生活様式」に基づいた「Film Festival 2020 auf dem Wiener Rathausplatz」がスタートします。

すでに会場の準備も整ったようですが、「枡席」のような感じですね。ただ、逆に混雑を気にせず、ゆったりと観賞できるというメリットはありそうです。

人混みが苦手なFeri向きでしょうか‥ただ、さすがに1人ではねぇ‥

さて、今日は、久しぶりに「ホイリゲの話題」をお届けしましょう。

2020070304ホイリゲ文化とワインをこよなく愛するオーストリアの皆さんですが、Falstaff Verlags-Gesellschaft m.b.H.という組織が毎年、「Falstaff Heurigen Trophy」という表彰を行っています。

これは、ファルスタッフのチームが、オーストリア内にある約1500軒のHeurigeやBuschenschankを、利用者の投票も参考に、料理、ワイン、雰囲気、サービスという観点で独自に評価。ランキングしたものです。

専門家による評価だけでなく、利用者の投票(今回は25000件以上)を加味している点が特徴です。

2020070308このブログではお伝えしたことが無かったかもしれませんが、Buschenschank(ブシェンシャンク)はHeurigeと同じく自家製ワインを提供するお店(居酒屋という表現に抵抗があるFeri‥)ですが、提供するお料理も自家製に限定している点が異なります。

実際、Heurigeという名称でも、お料理を自家製に限定しているところもありますが‥

ランキングには470軒が掲載されていますが、得点は100点満点で、要素毎に持ち点が異なっています。

ちなみにEssen(料理)は40ポイント、Wien(ワイン)は30ポイント、Ambiente(雰囲気)は20ポイント、Service(サービス)は10ポイントです。

2020070302そのため、総合点では同点も多数、存在します。また「ブドウの房」(Falstaff Trauben)の数で格付けが表示されています。こちらは4つが最高です(100~95が4つ、94~90が3つ、89~85が2つ、84~80が1つ)。ポイントと連動しているので、目安ですね。

各店舗のページにはピクトグラムを使った案内もありますが、Nur Eigenwein(自家製ワインのみ)という表示も掲載されています。

このピクトグラムも、今までに見たことのないものが多く、細かく見ると楽しそうです(笑)。

さて、今年、ウィーンでトップを獲得したのはHeuriger Wieninger(21区)で、得点は95ポイント。内訳は料理38ポイント、ワイン30ポイント、雰囲気18ポイント、サービス9ポイントです。ちなみに昨年よりもランクアップしました。

2020070307逆に同点ながら昨年の96ポイントから95ポイントにランクダウンしたのがHeuriger Edlmoser(23区)。こちらも好評価ですが、ワンポイント下がったことから、同点ながら次点という位置づけ。

さて、気になるのはFeriが贔屓にしているホイリゲの評価。店名は掲載しませんが、19区の某店は86ポイント(料理34ポイント、ワイン25ポイント、雰囲気18ポイント、サービス9ポイント)でした。

ちなみに昨年も86ポイントで変わらず。家族的な雰囲気で、地元民ご用達なので雰囲気が18ポイントというのはわかる気がします。

ちなみにワンポイントコメントにも「親しみやすく居心地の良い雰囲気」という記述が見られ、Feriと同じ見方をしているこがわかります。ちなみにFalstaff Traubenは2つです。

2020070305そして、Feriの体調を気遣ってくれたおばちゃんがいる16区の某店も86ポイント(料理34ポイント、ワイン25ポイント、雰囲気18ポイント、サービス9ポイント)。

ここはお料理が美味しいので有名ですが、意外に料理のポイント伸びていない気がします。

2020070306また、個人的には、ここのGRÜNER VELTLINERはお気に入りなのでが‥なお、Falstaff Traubenは2つです。

この他、同じく16区でちょっと山に入ったところにある営業期間が短い某店もお気に入りの1つ。

こちらは87ポイント(料理35ポイント、ワイン25ポイント、雰囲気18ポイント、サービス9ポイント)でした。ただ、昨年なら総合で1ポイントダウン。

Feriは、ここではお料理を頂いたことはありませんが、伝統的なホイリゲの料理以外おメニューが評価されているようです。

2020070301そして、営業期間が極めて限定されている17区の修道院経営のホイリゲStift St. Peterは、84ポイント(料理33ポイント、ワイン24ポイント、雰囲気18ポイント、サービス9ポイント)でした。

人気が高いので、もっと高評価かと思ったのですが、意外です。なお、ここはブシェンシャンクとして紹介されています。

何しろ料理に使う食材の多くは、修道院の農園で収穫されたものですから‥

2020070303なお、オーストリアで最高のホイリゲに認定されたのは、Pulker's Heuriger(ニーダーエスターライヒ州Rührsdorf、96ポイント)とWinzerhof Familie Dockner(ニーダーエスターライヒ州Höbenbach、96ポイント)。 両者ともワインのポイントは満点(30ポイント)です。いずれにしても細かく見ると、非常に面白いですね。 ウィーンでは、21区や23区のお店が結構、上位にランクインしています。

余談ですが、この後、「Top 10: Die besten Spritzer-Rezepte für den Sommer」という結果も発表されています。夏の暑い時期はワインをソーダで割ったSpritzerは、美味しいもの。

こちらは種類別の人気ランキングで、当然のことながら、第一位はFeriも好きなWeiße Spritzer。最近はLimoncello Spritz、Rosato Spritzerなどの亜種も生まれ、人気を集めているようです。

2020070309この、Spritzerですが、ワインとソーダのどちらを先に入れるべきか‥という議論が尽きません。

また、同社では「Falstaff Heurigen-&Buschenschankguide」を毎年、発行していますが、2020年版からはスマートフォンアプリに切り替わりました。スマートフォンのアプリをダウンロードすれば、各ホイリゲの情報をアプリ経由で得ることができます。

最後にウィーンのホイリゲの動向を少し‥

ウィーンのホイリゲは、ここ数年で大きな変化がありました。これはワインの飲みながら食事をする人が減ったのではなく、「ホイリゲの数」が減ってきたのです。

20200703111970年代には300軒のホイリゲがありましたが、現在では100軒ほどに減少しているようです。

ホイリゲが減少している理由ですが、レジの義務化、熟練労働者不足、お客さまの要求が高度化したことなどが挙げられるそうです。

ワイン文化を支えるホイリゲが、これからもウィーンに残ってくれることを祈らざるを得ません。

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