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July 03, 2020

いずこも同じPOSAカード詐欺勃発

20200702016月のアクセスですが、最もアクセスの多かった日は6月1日でした。また、オーストリア航空関連の記事にアクセスが多かったようです。

さて、今日は「オーストリアで発生している詐欺犯罪の話題」をお届けしましょう。

日本では、ほとんど報道されていないため、一般の方はご存じ無いかもしれませんが、「POSAカード詐欺」という犯罪があります。

まず、「POSA」(Point Of Sales Activation)とは、ギフトカードやプリペイドカードに関連する技術のひとつで、店頭のレジでお金を支払い、レジで「アクティベーション(有効化)」することで、ギフトカードやプリペイドカードとして使える仕組みのことです。

日本では、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、量販店などで、各種カードが販売されており、ご利用になっている皆さまも多いと思います。

種類も多種多様で、インターネットで使える電子マネー系(Google PlayやAmazonなど)、通信系、ゲーム系などに加えて、クレジットカード代わりに使えるものも出ています。

2020070202額面も色々ありますが、結構、高額のものも出ています(日本の場合、2万円くらいまであるようです)。このカードのポイントは、仮にカードを盗んでも、アクティベーションしていないと使用できないということです。そのため、高額な額面のカードが無造作に店頭に置かれている訳です。

昨年くらいから、Feriの友人が経営するコンビニエンスストア本部から、「POSAカード詐欺に注意」という案内が頻繁に来ているようです。

これは、店舗に本部社員や運営会社社員を名乗る人物から電話が入り、POSAカードをレジでアクティベーションさせるというものです。犯人がアクティベーションが済んだカードを取りに来ることはなく、従業員からカード番号を聞き出し、遠隔地で使う(もしくは現金化する)というものです。

POSAカードはアクティベーションしてしまうと、取消が難しのですが、犯人は、言葉巧みにアクティベーションしても、すぐに本部側で取消をするといったトークで、従業員を安心させるとか‥

いわゆる「特殊詐欺」の変形で、にわかには信じがたいのですが、犯人グループは経験の浅い従業員、外国人従業員がいる時間帯を狙って電話を掛けてくるそうです。

従業員にアクティベーションさせる話法が研ぎ澄まされていないと、失敗します。実際、どのようなトークを使うかも聴いていますが、問題があるので、非公開。なお、アクティベーションさせるカードは換金性が高いものが狙われるとか‥

さて、先日、新聞を見ていたら、ウィーンでも同様のPOSAカード詐欺が発生していることが報じられていました。

こちらでは、コンビニエンスストアがないため、POSAカードはスーパーマーケットや家電量販店、書店のほか、タバコ屋で販売されています。

狙われているのはタバコ屋。なぜなら、電話に出ながらレジを操作させる必要があるため、分業制の徹底しているスーパーマーケットでは不可能だからです。

2020070203日本の場合と同じく、カード発行運営会社の社員を偽り、電話をかけ、巧みなトークで従業員にアクティベーションを指示し、その後、カード番号などの情報を聴き出すという、日本と全く同じ手口です。連邦警察本部によると6月から被害が急増しているようです。

あるタバコ屋の従業員は、電話で額面1500Euroのビットコインカード5枚をはじめ、38枚のカード(合計金額3800Euro)をアクティベーションさせられ、まんまと、その情報を盗み取られたそうです。

アクティベーションした後、タバコ屋側が詐欺に気づいて運営会社に連絡した頃には、すでに手遅れ。犯人はインターネットを使って、速攻で、詐欺により入手したカードを使ってしまっています。

逆にタバコ屋の従業員が不審に思い、犯人に所属部門などを詳しく質問したところ、電話が切れて、詐欺は未然に防ぐことができたようです。

対策は、ただ一つ。電話によるアクティベーション要求は「すべて詐欺」なので、すぐに電話を切ることです。

ちなみに、この対策は、事件を報道したオーストリアの新聞でも紹介されていましたが、日本のコンビニエンスストアで従業員に指示される内容と全く同じ。

なお、オーストリアの場合、カード方式ではなく、現金入金を確認後、バウチャーを印刷してお客さまに手渡しするタイプもあるようです。

そう言えば、プリペイド式携帯電話のチャージは、レシートに番号が印刷されていますね。これと同じ仕組みなのでしょう。

しかし、このような特殊詐欺が日本とオーストリアで、同じ時期に発生しているというのは、不思議です。もしかしたら、犯罪組織のネットワークでもあるのでしょうか。

それとも悪いことを考える人は、発想が似ているのでしょうかね、

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