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August 2020

August 31, 2020

Mariahilfer Straßeリニューアルから5周年

2020083002先日、このブログでお伝えした「Gürtelfrische WEST」プロジェクトの目玉施設であるGürtelpoolの移転計画ですが、資金の目処がつかず、Auer-Welsbach-Parkへの移転は断念される模様です。

という訳で、30日でお終いになる公算が高くなりました。

このように色々なことがあった8月も今日でおしまい。最後は「Mariahilfer Straßeの話題」をお届けしましょう。

このブログでもMariahilfer Straßeの改修状況をお伝えしてきましたが、早いものでリニューアル工事が完成して5年を迎えました。

計画実施前、Mariahilfer Straßeのビルディング内で、リニューアルプロジェクト構想の展示が行われていたことがあります。

2020083003当時は、普通の道路のように、両側に歩道があり、中央が車道という構造でした。

完成予想イラストを見ると、ほぼ全面的に歩道化され、なおかつ住民が休むことができる大型ベンチなどが設置されていました。

正直、ウィーンでも有数の繁華街で、周辺に商店も多く、荷物の搬入も含めて自動車の通行量も結構、多かったと記憶しています。

そんなMariahilfer Straßeから部分的とは言え、自動車を締め出すというプランを見たとき、Feriは、机上の空論のように感じました。

が、その後、2014年頃から、歩道と車道の段差を無くすための大規模改修工事が区間を区切って始まりました。

2020083008そして、完成した区間から歩行者優先の道路に変身。

歩行者ゾーンでは、多くの人々が散策を楽しんでおり、自転車やベビーカー、子供さんも自動車を気にすることなく、Mariahilfer Straßeの散歩を満喫しています。

現在、Kirchengasse-Andreasgasse間、432メートルが歩行者ゾーン、Getreidemarkt-Kirchengasse間(739メートル)とAndreasgasse-Kaiserstraße間( 459メートル)がミーティングゾーンになりました。

それ以外の区間で歩行者は、どこでも車道を横断することができます。

2020083001結果的にウィーン子に好意的に受けとめられたMariahilfer Straßeのリニューアル。

Mariahilfer Straßeはオーストリアでも有数のショッピングエリアで、年間170万人、平日、50000人以上の人が訪れます。

計画を主導した緑の党のBirgit Hebein副市長は、5周年を迎えて、“当初、住民の利便性が損なわれるのではないかという懸念があったが、それは杞憂に終わりました。生活する人、働く人、学ぶ人など、すべての人にメリットがあったことが、証明されました”と言っています。

そして、今後も住みやすい街づくりを推進すると明言しています。

2020083004そして、注目されるのは商工会議所の見解です。Hans Arsenovic副会頭は、“利用者はMariahilfer Straßeを快適に感じています。地元の起業家にとって重要な要因です。今後、利用者を安定的に増やすためには、政治家、企業、住民、お客さまが一体となって、成功したMariahilfer Straßeのコンセプトを未来に繋げる必要がある”と言っています。

つまり、経済界からも好意的に受けとめられているということです。

Mariahilfer Straßeは沿線の住民や商店にとっても重要な生活道路ですが、以前は、ここを通過するだけの自動車が多かったのも事実です。

リニューアルにより「自動車(ドライバー)に不便な道路」になったことで、通過する自動車は、他の道路に迂回したようです。

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August 30, 2020

Naschmarkt-Parkplatzの公園化計画

2020082801ウイーンも8月下旬に入って、日中の気温も30度を下回るようになり、過ごしやすくなってきました。曇ると20度前半になることもあります。

さて、今日は「都市緑化の話題」です。ウィーン市議会議員選挙を前に、各政党とも新しい政策発表や計画実行に余念がありません。

そんな中、都市緑化に積極的な「緑の党」(WienerGrüne)が新しい計画を発表しました。それは「Naschmarkt-Parkplatzの公園化」です。

Naschmarktを訪問した方はご存じかもしれませんが、地下鉄Kettenbrückengasse駅とCafé Rüdigerhofの間には1万平方メートルの駐車場があります。

2020082805Naschmarkt周辺はウィーン川があるため、緑地が少なく、このブログでもお伝えしたようにPilgramgasse駅周辺では地下鉄U4の堀割上に公園を建設した経緯があります。

緑の党は、コンクリート舗装の広大な駐車場は都市温暖化の原因になると考えており、今回の公園化という政策発表に至ったものです。

確かにNaschmarkt周辺の航空写真を見ると、緑が少ないことがよくわかります。

まだ構想段階で具体的な計画は練り込まれていませんが、場所がウィーン川の上であることから、公園化した場合でも通常のように樹木を植えることは困難です。

2020082802そこで、樹木を植えるためのプランターのような設備を設置する必要がありそうです。

ちなみに3枚目の写真が、今回、公園化の対象となている駐車場エリアです。ちょうど1枚目の新聞報道に掲載されているイラストと、ほぼ同じ角度で撮影したものです。

比べてみると雰囲気が大きく変わることがわかると思います。

緑の党では、この地区で土曜日に行われているフリーマーケットの場所としても、新し公園の活用を考えているようです。

公園の西側には駐輪場を併設することも検討されているほか、駐車場も規模を縮小して残されるようです。

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August 29, 2020

Volksoper 2020/21シーズン開始に向けて

2020082820日本では安倍総理の辞任が発表されましたが、当然、こちらでも大きく取り上げられています。

長年の重責と、未曾有の新型コロナ対応、本当に大変だったと思います。

本当にお疲れさまでした。

2020082811さて、来週からVolksoperでは2020/21シーズンの公演が始まります。

今シーズンは、新型コロナウイルス渦のため、国立劇場連盟傘下の各劇場は、変則的な劇場運営になりますが、お客さま向けの情報が公開されたので、ご紹介しましょう。

まず、プログラムが一部、変更になりました。9月6日に予定されていたVolksopernfestは、Das Wiener Staatsballett im Training mit Martin SchläpferEröffnungskonzert(オープニングコンサート)に変更されました。

Das Wiener Staatsballett im Training mit Martin Schläpferは13時30分~14時00分です。

2020082815Eröffnungskonzert は16時30分開演、18時30分開演の2回公演。今シーズンに上演されるオペレッタやミュージカルから曲目が選ばれるようです。

劇場内でソーシャルディスタンスを確保するため、座席を空けて上演されることが正式に決まりました。提供座席数は正確には確認していませんが、販売されている座席表を見ると通常の2/3程度になっている模様です。

ただ、現時点では日本からオーストリアへ入国することはできないため、悲しいことに観賞は不可能ですが‥

2020082813-個人情報の記録と本人確認
チケットは購入時、観賞するお客さまの氏名と連絡先が記録され、チケットに名前が印字されます。これは万が一、感染が発生した場合、追跡調査を迅速に行い、通知するためです。

同伴者のチケットを一緒に購入することは可能ですが、その場合も、同伴者全員の名前と連絡先(メールアドレス、電話番号、住所)を劇場側に通知する必要があります。

記名式になったため、営利目的のチケットの転売は主催者の許可なく禁止されました。

観賞するお客さまが変更になった場合は、新しいチケット発券が必要です。なお、劇場で当日券を購入する場合も、同じ対応が必要になるため、通常より、発券にかなり時間がかかります。

また、当日、劇場での受け取りにも時間がかかる可能性があるため、Volksoperでは事前の発券もしくはprint @ homeチケットの利用を推奨しています。

従って、公演日以外も含めて劇場でチケットをお求めになる場合は、次官に余裕を持ってお越し下さい。

また、密集を避けるため、立ち見席の提供も当面、中止される模様です。

このような措置を実施するため、劇場のチケット窓口が、ホワイエから劇場外の仮設施設に移動しています。写真をお目にかけることができず、申し訳ございません。

2020082812-来場時の注意と入場
当たり前ですが、新型コロナウイルスに感染している可能性のある方は、来場はご遠慮ください。通常よりも手続きに時間がかかるため、開場は開演の1時間前になります。なお、劇場では舞台と客席を1日数回、消毒しています。

お客さま同士の密集を避けるため、図のように座席によって入場口が異なります。チケットに印刷されている指定の入口から入場します。

なお、劇場内のエレベーターは障害者だけが利用可能ですが、容積が小さいため、エレベーターの利用に時間がかかります。

そして、公演時には本人確認のため、身分証を入場時に提示する必要があります。

-座席指定とソーシャルディスタンス
ソーシャルディスタンスを確保するため、座席の間が空いており、お客さまは指定席への着席が義務づけられます。他の席への移動は禁止されています。

また、ソーシャルディスタンスを確保するため、ガルベロージェ(クローク)、休憩室、トイレでは、常に1メートル以上の距離を保つことが義務づけられます。

なお、通常、Volksoperのガルベロージェは有料ですが、現金授受を制限するため、無料になりました。

この他、ビュフェは営業休止です。

2020082814-マスクの着用
劇場内では客席に限らず口と鼻をカバーするマスクの着用が義務づけられています。

ただし、公演中、自分の座席に着席中は、マスクを外すことができます。ただし、休憩中はお客さまが移動するため、自席でもマスクの着用が必要です。

-手の消毒
劇場内に消毒液のディスペンサーが設置されており、お客さまは手の消毒が義務づけられています。

-公演終了後
カーテンコールの際は、お客さまが移動を開始する場合があるので、マスク着用が推奨されています。

ガルベロージェが混雑する可能性があるので、通常と異なり、自席で待機することもできます。そして、劇場から出る場合、入場した入口を利用します。

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August 28, 2020

Nightjet用メンテナンス施設を新設

20200826101今日は「ÖBBが運行する夜行列車NightJetの話題」をお届けしましょう。

日本では定期の夜行列車は事実上、壊滅状態ですが、このブログでもお伝えしているようにヨーロッパでは環境保護運動の一環として、環境負荷が少ない鉄道利用が促進されています。

その一つが、夜行列車の見直しです。国鉄が上下分割方式で民営化されたため、他国の運行会社が列車を運行することが可能になりました。

ÖBBが運行する夜行列車NightJetですが、今やウィーンは「EU夜行列車のハブ」となっています。

202008261022020年1月、ウィーン-ブリュッセル間が開設され、19路線となりましたが、12月にはウィーン-アムステルダム間が加わる予定です。

現在、NightJetは在来車を使用して運行されていますが、ÖBBでは13編成の新車を導入するプロジェクトを進めており、2022年にはサービスレベルが向上する予定です。

今回、掲載した車内のイラストは、その新型寝台車の客室デザイン案です。

20200826107機能性に富んだ構造、デザインが特徴で、料金にもよりますが、これが投入されると一気に競争力が増しそうな気がします。

これを踏まえて、ÖBBTechnische Servicesでは、この度、Simmering工場にNightJet用の新しい保守施設建設を開始しました。

20200826104ÖBBのSimmering工場は定期的に車両の保守を行う施設(修理工場)で、150年以上の歴史を誇ります。

ÖBBの本線経由でHauptbahnhofからFlughafen Wienへ向かう場合、Hauptbahnhofを出発してしばらくすると左手に見えてくる施設です。

現在、Simmering工場では、年間25編成のRailJetと約130両の長距離列車用客車のオーバーホールが行われています。

20200826106Simmering工場に新設される施設は、新しいNightjet車両を保守するためのもので、総面積5500平方メートル、長さ235メートルの研修庫(2線)が設置されます。

また、ケータリングビルディングも併設されます。

大規模なオーバーホールだけでなく、日常的な検査を効率的に行うための各種設備が設けられます。

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August 27, 2020

「Gürtelfrische」は「Parkfrische」になります

2020082604間も夏も終わりますが、今夏、ウィーンでは、新型コロナウイルス渦にもかかわらず、公共プールの利用者が100万人を越えたそうです。

入場制限がかかっているため、昨シーズンよりは少ないですが、当局の予想を上回る利用者数だったようです。

さて、今日は「Gürtelpoolの後日談」をお届けしましょう。

「Gürtelfrische WEST」プロジェクトの目玉施設であるGürtelpoolですが、好天も幸いし、狭い(同時に6名しか利用できません)にもかかわらず予想外の人気を集めています。実際、順番待ちの行列ができていました。さすが「無料」の威力。

営業(といっても無料ですが)は8月30日に終了しますが、同所での営業終了後、15区のAuer-Welsbach-Park(シェーンブルン宮殿に近い場所)に移転して、営業を行うことが発表されました。

Auer-Welsbach-Parkは面積約110000平方メートルを誇り、15区で最大の公園です。ただ、移転と営業にともなって80000Euroの費用が発生することがわかりました。

そのため、住民監査請求を起こす動きも出ています。

2020082605「Gürtelfrische WEST」は7区と15区の共同プロジェクトですが、実際には15区のエリア内に設置されたため、15区側が15万Euroのうち、10万Euroを負担しています。

批判のポイントは、本プロジェクトが優先されたため、実施できなかったプロジェクトがあったこと、15区以外の住民も無料で利用できたことなどだそうです。

また、移転に伴って、設備の解体と新しい場所での建設にかかわる費用もかかりますが、最も経費がかかるのは監視員の人件費だそうです。

ところで、オーストリアでは8月中旬で夏が終わるので、10月上旬まで屋外プールというのは異例ですが、今回は温水プールで対応‥

2020082602「Gürtelfrische WEST」プロジェクトはArtphalanxという会社に委託されており、今夏機の今回の移転営業も、引き続き同社に委託されます。つまり8万Euroは同社に支払われる訳です。

Gürtelpoolの移転営業は、明らかに選挙対策なので、市議会でも問題になっており、野党NEOSのChristoph Wiederkehr氏は“これはギャグだ”と一刀両断。

更に、これだけの費用があれば、選挙後も継続できるプロジェクトに使用できると語っています。ごもっともです。

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August 26, 2020

8月26日からCityBike全ステーションの運用が再開

2020082502 今日は「CityBike運用再開の話題」です。

7月、オペレーターのGewistaとの交渉が決裂し、一部のステーションが閉鎖されていたCityBikeですが、先日、お伝えしたようにMichael Ludwig市長の英断でWiener Linienが引き継ぐことが決まりました。

その後、運用再開に向けて準備が進められていましたが、8月24日、ウィーン市から本日、8月26日から121の全ステーションが運用を再開する旨が発表されました。

24日と25日には、運用停止中だったステーションに自転車がデリバリーされ、26日からの全面的に運用が再開されます。

今回の記者会見でFeriが注目したのは、CityBikeの運用再開に向けてWiener Linienが、新しい運営会社を入札で決定するのではなく、暫定的に前オペレーターであるGewistaに運用を委託した点です。日本流に言えば随意契約です。

2020082504ウィーン市のプレスリリースでは理由についての説明はありませんが、案の定、記者会見では記者から、この点を突っ込まれました。

それに対して、ウィーン市側では、“短時間でステーションをすべて再開するためには、機材や人員などを含めて、オペレーションになれている組織に頼らざるを得なかった。入札をしていたらステーションの再開は数ヶ月後になるだろう。”と述べています。

これは、明らかに選挙前にCityBikeの運営を正常化したいという政権与党の思惑があったものと思われます。

ところでウィーン市とGewistaの交渉が決裂したのは、委託費用増額の件(同社は年間110万Euroを要求)。なぜ、今回、再委託が実現できたのか?

2020082503Wiener LinienとGewistaとの間で暫定的な委託費用などについて、水面下で交渉が行われていたようで、不足分についてはスポンサーを見つけることで、対処するという曖昧な答えにとどまっています。

なお、Gewistaはウィーン市の政権与党SPÖ(オーストリア社会民主党)系の会社だそうです。また、同社との交渉に失敗した副市長は「緑の党」の所属。何やら「大人の事情」が見え隠れしますね。

なお、7月31日の記事でもお伝えしたように、今後、2022年からCityBikeのシステム全体をWiener Linienが引き継ぎ、ドナウ川対岸のエリアにも運用エリアを拡大する予定です。 

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August 25, 2020

愛犬のユニットコストは?

2020082405 今日は「ペットを飼うコストの話題」をお届けしましょう。

日本に住むFeriの友人で、奥さまが「大の愛犬家」というご家族がいます。現在、ミニチュアダックスフントを2頭(以前は3頭)飼っているのですが、とにかく費用がかかると「笑顔」でこぼしています。

室内犬で暑さに弱いため、真夏はエアコンを全開、冬はホットカーペットの上で優雅に生活しているそうです。

奥さまは、愛犬(お犬様)の養育費をカバーするため、パートタイムで働いているとか‥

2020082402何しろ人間と異なり、国民健康保険などがありませんから、費用はすべて飼い主が自己負担するので、確かに大変かもしれません。ましてや愛犬は「稼ぎ」がありませんから‥

さて、オーストリア人にとって、最も人気があるペットですが、実は猫がトップ。次が犬で、オーストリア全土で827000頭の犬が飼われていると推定されています。

2020082403統計によるとウィーンだけでも犬は55000頭が飼われています。

しかし、残念なことに、毎年、何千ものペットが捨てられ、動物保護施設に収容されています。特に休暇前にペットを遺棄する人が多いと言われています。

こちらでは犬などを飼う場合、「ペットショップで買う」のではなく、ブリーダーさんからわけてもらうシステムでした。そのため、ブリーダーさんが、犬を譲渡する前に、飼い主の資質(飼い続けることができるかどうか)を見極めていました。

2020082410そのため、途中で、愛犬が遺棄されるケースは少なかったと言われています。

ところが、最近は東欧方面で、子犬を安易に販売するケースが多く、問題が多発しているようです。

その一つが、飼い主の費用負担の件です。つまり、飼ったのはいいが、予想以上に費用がかかり、音を上げた‥というケースです。

2020082401さて、先日、オーストリアで愛犬を飼うのに、どのくらいのコストがかかるか‥という話題が出ていました。

結論から言うと、オーストリアの場合、取得費用以外に年間コストは1頭、約785~2330Euroだそうです。

まず、飼い始める際に必要な費用が最低限でも720Euro。以下が、その内訳です。
-初年度の獣医受診(毎年1回):65Euro
-予防接種:150Euro
-犬を飼うための道具・設備(ボウル、ボックス、首輪など):200Euro

そして、毎年、最低でも785Euroがユニットコストとしてかかります。その内訳は、
-年1回の獣医受診:65Euro
-餌代:720Euro(当然、犬種によって異なることでしょう)
などです。

2020082408この二つは最低限で、実際の愛犬家は追加で色々なサービスを利用しています。

代表的なサービスの費用は、以下のとおりです。
-ドッグシッター(週に2時間、1時間あたり14Euro):1456Euro
-グルーミング(年に2回、1 回あたり45Euro):90Euro
-愛犬のトレーニング(5ユニット、1時間あたり40Euro):200Euro

という訳で、毎年、最低限の費用に追加サービスを加えると、2330Euroほどになります。

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August 24, 2020

48er-Tandlerが5周年を迎えました

2020082215今日はMA48(ウィーン清掃当局)が取り組んでいるユニークなショップ「48er-Tandler誕生5周年の話題」です。

5区にある48er-Tandlerは廃棄された中古品を整備して販売するショップです。日本では、民間の○○Offという業態がありますが、その公営版と考えても良いでしょう。

このブログでもお伝えしたことがありますが、MA48ではMistplatz(廃棄物集積所)で各種廃棄物の分別収集を行っています。

ただ、その中には、まだ使用できる中古品も多数、含まれています。

2020082210MA48では、これらの中古品を、毎年、秋に開催されるMistfestで「蚤の市」として販売しており、大変な人気を集めています。

この「蚤の市」ですが、お値段もさることながら、価値のある商品が手に入るためです。

その後、「蚤の市」を常設のショップに発展させたものが48er-Tandlerで、2015年8月20日に誕生しました。

今年の8月20日には、誕生5周年を記念した特別セールとイベントが48er-Tandlerで開催され、多くのお客さまで賑わったそうです。

2020082214MA48によると、2015年8月のオープン以来、5区(マルガレーテン)の48er-Tandlerには約65万人が訪れ、約67万点の物品が販売されています。

最も売れている商品は、食器・生活雑貨で20万点以上が販売されました。次いで多いのは書籍、レコード、CD、DVDなどで、19万点以上です。

いわゆる中古品ですが、衣料品やアクセサリーの中にはデザイナーブランドも含まれています。

2020082217注目されるのは19000台以上が販売された家電製品。リサイクルセンターの専門家が点検の上販売されており、1年間の保証付きです。

また、おもちゃも67000個が販売されました。

MA48では48er-Tandlerのオープンに合わせて、ゴミとして廃棄処分対象にならない不要な中古品を回収する「48er-Tandler-Box」(右の写真)を市内にあるMistplatz全所に設置しました。

2020082218従来は作業員がゴミの中から再利用可能な品物を分別していましたが、「48er-Tandler-Box」は住民の皆さんが、自主的に再利用可能なものを持ち込むため、作業員の負担が大幅に軽減できるようになりました。

つまり、効率的に48er-Tandlerで販売可能な品物を回収できるようになった訳です。左の写真は「48er-Tandler-Box」の利用を啓蒙するMA48の街頭広告です。

48er-Tandlerで販売される品物は、いずれも住民の方が、中古品として持ち込んだもので、2015年以降、570万kgの量に相当するそうです。

2020082213近年では、ウィーン市が落とし物として回収したものも48er-Tandlerで販売されるようになりました。

48er-Tandlerの活動は、誰もが参加できる廃棄物削減と気候保護に貢献活動です。

なお、販売された商品の代金については、各種慈善団体や生活支援施設にも寄付されるなど、オーストリアらしい活動と言えるでしょう。

店内の写真を見るとわかるように、非常に洗練されたディスプレイで、販売されている品物が魅力的に見えます。

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August 23, 2020

ブルストスタンドがオーガニック認証を取得

2020082201今日は「ウィーンの街角で見かけるWürstelstandの話題」をお届けしましょう。

「Würstelstand」というといわゆるジャンクフードを販売している屋台という印象が強いと思います。実際、Feriも時々、この手のジャンクフードが無性に食べたくなることがあります。

日本だと屋台の雰囲気に近いのですが、こちらの場合、歩道上に許可を得て常設しているところが大きな違いでしょうか。日本の「立ち食いそば」に近いイメージかもしれません。

最近、ウィーンでWürstelstandに関する興味深いニュースがありました。

2020082203JosefstadtのWürstelstand(StrozzigasseとPfeilgassの角にあるお店、住所はPfeilgasse 1080 Wien)が、「Natürlich gut essen」の認証を受けたというものです。

「Natürlich gut essen」は、単に「味が良い、おいしい」というだけではなく、有機栽培・飼育、原産地指定など、使用する食材について様々な規定があります。

今回、この規定をクリアしてウィーンのWürstelstandとして初めて「Natürlich gut essen」の認証を獲得しました。

2020082204提供しているKäsekrainer、Bratwürstel、Waldviertler、LammwürstelはいずれもWaldviertelで有機生産されたものです。

また、自家製ポテトチップス(Erdäpfel-Rohscheiben)も販売しています。これ、生のジャガイモをスライスして油で揚げたもの。揚げたては美味しいです。

もちろんWürstelstandでは定番のホットドッグ系もしっかりメニューに掲載されています。

また、ブロートやピクルスなども有機栽培の材料を使っています。さらにスタンドですから、通常は飲料を販売する際、缶やペットボトル入りのものが提供されますが、ここでは一切使用していません。という訳でBierは瓶入りです。

2020082202当たり前ですが、有機栽培・飼育の材料を使うと値段が高くなります。ちなみに、ここのスタンドではBiowürstelは約5Euro(一般的なスタンドでは3.5Euro程度)です。そのため、学生さんには、敷居が高いかもしれません。

共同経営者のStefan SenglさんはORFのインタビューに答えて、“夜中の3時でも、自分が食べるブルストに何が入っているのか気になる人もいます。また、エコロジーに関心の高い人もいます”と述べています。

Josefstadtは富裕層が多いエリアなので、「意識が高い住民」がお客さまと言うことでしょう。

ちなみに扱っている食材に有機栽培・生産のものがどの程度、含まれているかによってランキングが決まるようになっています。

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August 22, 2020

自転車の集中取り締まり実施

2020081810苦戦が続く世界各国の航空会社ですが、オーストリア航空では、9月中旬までにErbil,、Amman、Köln、Tel Avivへのフライトを再開すると発表しました。

現在、オーストリア航空はウィーンから77都市に就航しています。コロナ危機以前は、約130都市に就航しており、航空需要が戻っていないことを如術に反映しています。また、機材についても半数は、地上で待機中です。

こんな中、同社は7月、短時間勤務の管理職にボーナスを支給しましたが、国家補助を受けている時期なので、各政党から批判的な意見が出ています。

今日は、先日、ウィーン市内で行われた「自転車の集中取り締まりの話題」をお届けしましょう。

このブログでも度々お伝えしているようにウィーンでは自転車を公共交通期間と位置づけており、自転車専用信号や専用レーンの設置、駐輪場の整備など、様々な優遇措置を講じています。さらに子供の頃から、自転車運転の教育にも力を入れています。

2020081811そのため、日本に比べると自転車の交通違反は少ないような気がするのですが、最近ではE-Scooterの増加などにより、事故も増えているようです。

そこで、ウィーン警察では定期的(月に4回ほど)にサイクリストとE-Scooterのライダーを対象とした一斉取り締まりを行っています。

先週、行われた一斉取り締まりでは200件以上の警告が出され、162件が摘発されています。

気になる違反内容ですが、信号無視、運転中の携帯電話使用、歩道の走行などが多かったようで、摘発されたサイクリストは116件でした。この他、自転車の整備不良を指摘されたサイクリストが17名いました。

さらに悪質な違反者に対しては、高額の罰金が科せられたという報道もあります。結構、徹底的に行っているようですね。

20200103002ところで、日本でも最近は自転車事故が増えていることから、警察の取り組みも強化されているという話を耳にしました。

日本でも、3年以内に2回以上摘発(信号無視、一時不停止、酒酔い運転など)された悪質自転車運転者に対して、自転車運転者講習が義務づけられるようになったそうですね。

また、先日、自動車運転免許を更新した友人の話によると、免許更新の講習で、自転車についても「あおり運転」が危険行為に加わったそうです。

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August 21, 2020

Mein Geburtstag

2020082104私事で恐縮ですが、今日は「Feriの誕生日」です。今年は「大きな節目の誕生日」なのですが、時節柄、ひっそりと“Mein Geburtstag”を迎えることになりました.

色々と話題も考えていたのですが、ちょっとFeriの興味を引くニュースが入ってきました。

某ニュースサイトのタイトルは「"Netter Austausch": Süffiges Sommertreffen von Van der Bellen und Kurz beim Heurigen in Wien」。

2020082102オーストリア連邦大統領Alexander Van der Bellenさんとオーストリア連邦政府首相Sebastian Kurzさんが、8月18日の黄昏時、ウィーンのホイリゲで、リラックスした中、会談を行ったというものです。

激動の1年を振り返って、新型コロナウイルスのパンデミックと、それに伴う経済危機、EU問題、気候問題など様々な意見交換が行われたようです。

意見交換のテーマの中は“Feriの誕生日”は入っていなかったと思いますが、インバウンドがオーストリアの経済を支えているので、国境閉鎖の解除などはテーマになったかもしれません。

2020082101気になる会場は、19区にあるHeurigen Fuhrgassl-HuberのGastgarten。有名どころですね。
報道によると、会談中、Weißweinを傾けながらSchweinsbratenを召し上がったとか‥良いですねぇ。オーストリアらしくて‥

ホイリゲで国家元首と首脳の会談。オペレッタ国家の面目躍如です。

両者の会談終了後、記者がAlexander Van der Bellen大統領の広報担当官に、嫌らしい質問をしました。記者、曰く“今度の会見では、門限は守られましたか?”。

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Grüss Gott! ようこそ

「オペレッタにはまっている男」ことFeriのブログ「オーストリアこぼれ話」へようこそ

このブログは、2004年秋から、ウィーンを中心にオーストリアに関連する話題を扱っています。オペレッタやオペラといった音楽の話題から、街角で見かけた(現地の方もあまり知らない)話題まで、幅広い内容を 写真入りで、原則として毎日、お届けしています。

当ブログの記事は、お陰様で5200件を越えました。「過去の記事」をお探し場合、左下にある「Categories」で、ご興味のあるジャンルを選択すると、カテゴリー毎に記事を絞り込むことができます。どうぞご利用ください。また、会場や公演情報といった継続的にご利用いただける情報については、Austria-fan.comさんにお願いして、情報を掲載してもらっています。合わせてそちらもご覧いただけると幸いです。

なお、最近、SPAMコメントが増えているため、画像認証方式を採用しています。コメントをお寄せになる皆さまにはお手数をお掛けしますが、ご協力をお願いいたします。

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August 20, 2020

Nordwestbahnhofの再開発プロジェクト正式スタート

2020081920最初に「先日お届けした話題の続報」から。8月8日の記事で、移動式水飲み場(mobilen Trinkbrunnen)の新しい愛称を募集している話題をお伝えしましたが、19日、新しい愛称が発表されました。

インターネットの投票で最も多かったのは「Brunnhilde」(ブルンヒルデ)。候補名の中で46%の支持を集めました。

ウィーンの皆さまは「泉」が好きなのですね。でも素敵な愛称だと思いませんか。

2020081901今日はウィーン市内の「大型再開発プロジェクトの話題」をお届けしましょう。

8月18日、ウィーン市とÖBB-Infrastruktur AGは「Nordwestbahnviertel計画」を発表しました。

ドナウ川とドナウ運河のほぼ中央にあるÖBBのNordwestbahnhofは、アウガルテンに隣接しており、ウィーン市内に残っている最後の大規模再開発エリア。

ちなみに長さは1.5km、幅400メートル以上で、敷地面積は44ヘクタールです。

再開発の概要を紹介する前に、鉄道ファンでも、あまりご存じないNordwestbahnhofの歴史を簡単に振り返ってみましょう。

2020081906Nordwestbahnhofは1872年6月にオープンしました。この場所が選ばれのは、ドナウ川の水運との連携を図る目的があったようです。

ただ、駅舎が完成したのはウィーン万国博覧会が開催された1873年。写真のような劇場を思わせるルネサンス様式の建物でした。

当時、ウィーンには6つのターミナルがありましたが、2番目に大きな駅でした。

開業当初は旅客と貨物の両方を扱っていましたが、貨物では「北海の魚」やフルールなどの生鮮食料品が毎日、入荷していたそうです。

2020081903その後、他駅の完成などにより乗降客数が2/3に減少したため、1924年2月1日に旅客営業は廃止され、旅客列車はNordbahnhof発着に変更されました。

この結果、Nordwestbahnhofは貨物専用駅となりました。使われなくなった立派な駅舎は各種展示会、政治、スポーツイベントなどに使用されています。駅舎ホールには世界で最も古い人工スキー場があったと言われています。

オーストリアがナチスドイツに「併合」された後、ヒトラーとゲッベルスが1938年4月9日、「オーストリアとドイツ帝国の再統一に関する国民投票」の前日に同駅で演説をしたことでも知られています。

2020081904第二次世界大戦中、駅舎は1945年4月の連合軍の砲撃により損傷しましたが、解体されたのは1952年9月のことでした。

駅舎解体後、跡地には集合住宅3棟が建設されました。これは現在の航空写真でも確認できます。

旅客営業廃止後も写真のように貨物駅として使用されてきました。都市部の貨物駅らしく、現在は倉庫なども併設されており、トラックへの積み替えが容易なようになっています。

2020081905今回、郊外に新しい貨物ターミナルが新設されることになり、Nordwestbahnhofの機能は、そこへ移転することが決まりました。

何やら東京に汐留を思わせる流れですね。。

汐留と同じく都心の一等地を鉄道貨物のために占有させるのは、正直、もったいないと考えるのは洋の東西を問いません。

ところで、Nordwestbahnhofは20区(Brigittenau)にありますが、実は駅があったことによる最大の問題点は、航空写真を見るとわかるように街が駅で分断されていたことです。

2020081907ところで、Nordwestbahnhofは20区(Brigittenau)にありますが、実は駅があったことによる最大の問題点は、航空写真を見るとわかるように街が駅で分断されていたことです。

駅をオーバークロス(またはアンダークロス)する道路がないため、移動のためには迂回を余儀なくされていました。

さらに隣接する2区から20区へ移動する際も、Nordwestbahnhofが障害になっていました。

鉄道駅を横断する道路がなかったのは、古い駅であること、アプローチが短いことなどが要因のようです。

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August 19, 2020

今週末、U4 Längenfeldgasse-Karlsplatz間が運転休止

2020081802今日は「ウィーン地下鉄部分運休の話題」です。

夏休み中は公共工事が目白押しのウィーンですが、リニューアル工事中のU4で8月21日から8月24日までLängenfeldgasse-Karlsplatz間が運休となります。Wiener Linienによると、部分運休を伴うU4のリニューアル工事は、今回が最後の予定です。

このブログでもお伝えしたようにPilgramgasse駅の大規模改修中、同駅は列車が通過し、同時に駅付近は単線相互通行になっていました。

ウィーン地下鉄に限らず、こちらの鉄道は工事などに備えて複線区間でも単線で運行が可能なように渡り線を多くの場所に設けています。

2020081801当然、信号システムも相互通行に対応するようになっています。

Pilgramgasse駅の大規模工事中は、同駅を挟んでKarlsplatz寄りとMargaretengürtel寄りに臨時の渡り線が設けられていました。

Wiener LinienではPilgramgasse駅付近での単線相互通行終了後、将来的に障害が発生した場合、円滑な運行を行うことを目的に渡り線の場所を変更することを決定。

今回、渡り線が設けられるのはKettenbrückengasse-Karlsplatz間(Lichthof Naschmarkt).です。
2020081803同時にMargaretengürtel-Längenfeldgasse erneuert間の渡り線も更新することになりました。

線路の大規模工事なので、8月21日午前1時から24日の始発まで、Längenfeldgasse-Karlsplatz間は運休となります。

部分運休にともない2019年夏の運休時にも設定された代行バスU4zが3分間隔で運転されます。

Wiener LinienではLängenfeldgasse-Karlsplatz間の各駅を利用しない場合は、代行バスU4zではなく、U1、U2、U6、U3を使った迂回ルートの利用を呼びかけています。

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August 18, 2020

ウィーン・マリアヒルフに「Cooling Park」ができました

2020081701今日はウィーンに誕生した「Cooling Parkの話題」をお届けしましょう。

先日、このブログで現在、進められているウィーンの猛暑対策についてお伝えしましたが、その中でご紹介したEsterhazypark(6区、Mariahilf)内にウィーン市内初となる「Cooling Park」のメイン施設が完成し、先日、オープンしました。

公園の中心部には、ミストノズルを備えた3つのリングからなる高さ約3.4メートルの施設(30平方メートル)があり、その下には高山植物が設置されています。

このミストですが、周囲の気温を最大6度下げる効果があるとされています。この施設内にはベンチが設置されており、公園を訪れた人が涼をとることができます。

2020081702 今回、6区に「Cooling Park」が建設された背景ですが、同区は都心の集合住宅密集地であるため、相対的に緑地が少ないことがあります。

ちなみに「Haus des Meeres」に隣接するEsterhazyparkは、6区内では、数少ないまとまった面積の公園です。

今回は「Cooling Park」の中心となる施設が完成しましたが、工事は、まだ途中で、今後、緑地面積を増やすため、2020年10月完成を目指して、木の移設や樹木の植栽が計画されています。

2020081703本プロジェクトは「Smart Cities Demo – Living Urban Innovations 2018」という気候変動抑制事業の一環として行われているもので、Universität für Bodenkultur(Boku、天然資源応用生命科学大学)も参加しています。

今後、2年間にわたりモニタリング調査を行い、産学官協同で効果を検証します。

区長のMarkus Rumelhart氏は、地域住民の「憩いの場」になることを期待しています。

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August 17, 2020

オーストリア・アメリカ友好ULFがウィーン市内を運行中

2020081601このところ、当ブログのアクセス数が減少傾向にあります。まぁ、つまらない記事が多いのが最大の要因だと思います。

また、以前はウィーンやオーストリアへ旅行を考えている皆さまが、情報収集のために訪問された形跡があったのですが、それがほとんど無くなったことが大きいような気がします。

現状では、秋以降もオーストリアと日本を簡単に行き来できる状況ではありませんから、当然かもしれません。

さて、日本でも報道されていますが、アメリカ合衆国のマイク・ポンぺオ国務長官(Mike Pompeo)が8月13日の午後、オーストリアに到着し、14日から公式行事に臨みました。

2020081603ファン・デア・ベレン大統領、クルツ首相、シャレンベルク外相などのオーストリア首脳たちと会談したほか、ウィーンに本部を置く国際原子力機関のラファエル・グロッシ事務局長らとイランの核問題などを話し合ったようです。

15日には最終訪問国ポーランドへ出発したため、40時間余りという短いウィーン滞在。

ここまでは、日本でも報道されていると思いますが、ここからが「本ブログならではの話題」です。

ポンペオ国務長官は超多忙なスケジュールでしたが、14日の午後、オーストリア・アメリカ友好ULF(Österreich-Amerikanische Freundschaftsstraßenbahn)の出発式に参加しました。

2020081602第二次世界大戦後、オーストリアとアメリカ合衆国間は友好関係を続けていますが、そのシンボルとしてWiener LinienのULFを1編成、特別塗装に塗り替えました。

青を基調にオーストリアとアメリカ合衆国の国旗をハート状にあしらったデザインです。

式典はウィーン証券取引所前で行われ、ホストのMichael Ludwig市長をはじめ、ポンペオ国務長官、Trevor Traina駐ウィーン米国大使らが参加しました。式典で、Michael Ludwig市長は国際協力の重要性を訴えています。

戦後、オーストリアは復興期にアメリカ合衆国から、マーシャルプラン、フルブライトプランなどで多大な支援を受けています。

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August 16, 2020

カットしたスイカ

2020081404こちらでは8月16日は「Mariä Himmelfahrt」(聖母の被昇天)でお休みです。今年は日曜日と重なりましたが、こちらは「振替休日」という制度がないため、お休みが1日減った勘定になります。

ウィーンなどは、まだまだ暑い日が続きますが、山間部では「Mariä Himmelfahrt」が夏の終わりを告げる祝日。バカンスのお客さまの都会に引き上げ始め、徐々にではありますが、秋の気配が感じられるようになります。

Feriが大好きな地方の「夏祭り」も、この日までに行われるケースが多いですね。ただ、「夏祭り」も様相が変わっているような気がします。

日本では、夏の果物と言えばペンギンマークのSuicaではなく「西瓜」(Wassermelone)でしょうか。オーストリアでは栽培されていないと思いますが、こちらのスーパーマーケットの店頭でも、夏の時期はスイカを見かけます。

2020081402また、ホテルの朝食にスイカが出てくることもありますね。Feriが子供の頃は、日本でも1個まるごと販売するのが一般的だったような気がします。

今頃の時期、親が買ってきて自宅にあった井戸で冷やしていた記憶があります。

その後、世帯構成の変化などにより、日本ではスカイはカットして販売する方式が主流になってきたような気がします。

そう言えば、最近では、ブロック状にカットしてきれいなプラスチックパッケージに入ったものも販売されていますね。さすが、きめ細かい日本。もっとも、この容器が、レジ袋以上にプラスチックゴミになる訳ですが‥

2020081405日本では熊本や千葉が「西瓜の産地」として知られていますが、ヨーロッパではトルコやイランが多いようです。

品種が違うためなのか、こちらのスイカは大きめです。そのため、通常、果物はまるごと販売することが多いオーストリアでもスイカはカットして販売するケースが多いようです。

カットしてラップでくるんで販売する方式は、日本と同じ。スーパーマーケットの店頭で見かけて、懐かしく思ったことがあります。

2020081403日本では1/4カットが主流のようですが、こちらも基本的には同じ。ただ、時々、ハーフカットも見かけます。

以前、オーバーエスターライヒ州の小さな街にあるBILLAを訪問した際、店頭で特売をしていましたが、“Josefa”という名前がついていました。

これが品種の名称なのでしょうかね。この名前を聞くと、Feriはオペレッタ「白馬亭にて」の女将を連想してしまいます。

また、日本人の感覚からすると標準サイズなのですが、何故か「Mini Wassermelonen」との表示が‥

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August 15, 2020

日本上陸 Salzburger Stiegl

20200811158月7日は“Tag des Bieres”(ビールの日)でしたが、今日は「オーストリアビールの話題」をお届けしましょう。

日本では、ビールは居酒屋なので“とりあえずビール”というフレーズに代表されるように、強いこだわりを持った愛飲家が少ないように感じることがあります。

もちろん、ビールメーカー直営のビアレストランのように「こだわりのビール」を提供することをウリにしているところもありますが‥

2020081112また、日本では税率の高いビールを敬遠して「第3のビール」(ビール風味の発泡アルコール飲料)が伸びているとか‥

このような背景があるためか、割高になりやすい輸入ビールは、残念ながら影が薄い存在です。

当然、オーストリアビールは、ほとんど見かけませんが、今までJenaという会社が孤軍奮闘してZillertal Bier、Edelweiss SNOWFRESH、Gösser Pilsner、Edelweiss Weißbierなどを輸入、販売していました。本当に頭が下がります。

2020081114オーストリアも、日本でワインやビール販売に力を入れており、FOODEX JAPANなどにも積極的に出展しています。

さて、1ヵ月ほど前になりますが、コンビニエンスストアを経営している友人から、“Feriさん、日本でStieglを売り始めたよ”という連絡をもらいました。

2020081116しかも、6月、7月の2ヵ月間限定で、全国に2万店以上展開する某コンビニエンスストアのお取り寄せ商品カタログに掲載されていたというのです。これにはびっくり仰天。

どうやら夏に向けて世界各国のビールを販売する企画だったようです。お値段は税別で1缶270円でした。

今回、日本で輸入を担当したのは埼玉県に本社があるグリーンエージェント株式会社。

2020081117さっそく同社のホームページで確認したところ、2020年4月10日から「Stiegl-Goldbräu」(330ml缶)を日本発売を開始したようです。

Stieglは500年以上の歴史を誇るザルツブルクの醸造所。ザルツブルクやウィーンで召し上がった方も多いと思います。

Stieglも色々な種類のビールを販売していますが、その中で代表的な銘柄でしょうか。後日、有人から写真が送られてきました。

2020081111通常、少数を輸入する場合、ワインなどのように輸入後、日本の輸入元で紙ラベルを貼るケースが多いのですが、写真を見て、ビックリ。何と輸入元も含めて、詳細なデーターが日本語で印字されているではありませんか。

ちなみに写真では切れていますが、右側には中国語らしい文字が‥ということは、アジア向けのスペシャルバージョンで、かつ、専用の缶を用意しているので、ある程度のロットを生産していることでしょう。

なお、同社の説明によると「日本市場向けに開発したビール」となっていますので、味を変えている可能性があります。

アルコール度数は5%、原材料は大麦麦芽とホップ。好き者の友人も個人的に取り寄せて、試飲したそうですが、味以上にきれいな泡が印象的だったと言っていました。

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August 14, 2020

壮大な試み 宗教キャンパス建設プロジェクト

2020081302日本では、ご先祖様の霊を祀る「お盆」になりましたね。「日本古来の祖霊信仰と仏教が融合した行事」とも言われていますが、地方によって、様々な風習があると思います。

Feriも、子供の頃、毎年、お盆の時期、本家で迎え火、送り火の行事があり、家族と共に隣接する本家は足を運んだ記憶があります。

日本でも宗教の熱心な信者はいらっしゃると思いますが、多くの方は、正直、強いこだわりがないというのが、実態ではないでしょうか。

大晦日はお寺、初詣や七五三は神社、結婚式はキリスト教風教会式など、人生の様々なシーンで宗教関連の施設が登場しますが、色々な宗教が顔を出していますよね。

善し悪しは別にして、宗教による対立が2000年以上、続いている国の人からは「不思議な国」に見えることでしょう。

さて、基本的にカトリック教国オーストリアの首都ウィーンで「Campus der Religionen」(宗教キャンパス)という壮大なプロジェクトが進められています。

2020081301日本でも宗教系の大学はありますが、基本的に宗教・宗派により別の学校になっており、仏教系の学校とキリスト教系の学校が同居することはないと思います。

「Campus der Religionen」は、8つの宗教団体が同じ敷地内にキャンパスを作り、教員、学生、信者が相互に訪問することで、理解を深めようという画期的なプロジェクト。

ウィーン市が主導しているもので、Aspern Seestadtが建設予定地です。このプロジェクトに、当初から参加している宗教団体は、以下のとおりです。

-ÖBR(Österreichische Buddhistische Religionsgemeinschaft、仏教)
-Römisch-Katholische Kirche(ローマカトリック)
-Erzdiözese Wien Evangelische Kirche A.B(福音教会、プロテスタント系)
-IGGÖ(Islamische Glaubensgemeinschaft in Österreich、イスラム教)
-NAK(Neuapostolische Kirche Österreich、新使徒教会、キリスト教系)
-Sikh(Religionsgemeinschaft Österreich、シク教)
-Griechisch-orientalische Metropolis von Austria(ギリシャ正教会)
-Israelitische Kultusgemeinde Wien(ユダヤ教)

2020081303この他、プロジェクトのパートナーとして、Kirchlichen Pädagogischen Hochschule Wien/Kremsが加わりました。同校は、「Campus der Religionen」完成後は、ここへ移ることが決まっています。

3枚目の写真は、8月11日、市庁舎で行われた記者会見に集まった関係者の皆さま。上記の団体代表が参加しています。

U2のSeestadt駅近くに建設されている「Campus der Religionen」は、敷地面積約10000平方メートルを誇り、同じ敷地内に8つの宗教施設と共用施設が設けられます。完成後は約2500名の学生が、ここで学ぶ予定です。

2020081307ある意味、複雑な背景を抱えたプロジェクトなので、建物の設計はEU加盟国を対象とした国際コンペが行われ、44案が提出されました。

この中から、審査員が都市計画との関連、経済性、コンセプトなどを審査し、42案が残りました。

22案はウィーンの建築事務所でしたが、オーストリアの他州、ドイツ、スイス、スペイン、スェーデン、ポーランド、フランスなどからも応募もありました。

先日、最終選考会が開かれ、ウィーンの建築事務所Burtscher-Durig ZT GmbHの案が第一位となったことが発表されました。

2020081304同社の案は、ファザードに関しては宗教色を廃したニュートラルなデザインが特徴。確かに最近、オープンしたウィーン経済大学キャンパスよりは、おとなしいデザインです。

教育棟、食堂やロビーなどの共用施設に関しては、共同性や多様性を考慮して、機能的にデザインされています。

一方、礼拝堂、モスクなどの宗教施設については、各宗派の伝統的な考え方が強く反映されたオーソドックスなデザインです。

全体レイアウトは、広場に周囲に建物を建設するもので、オープンスペースの広場が宗教観の「交流の場」として機能するようになっています。

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August 13, 2020

地下鉄と路面電車の車内でKonzertとKabarettを楽しもう

2020081201今日は「Wiener Linienが来週開催するイベントの話題」です。現在、ウィーンでは市内全域を使って「Cultural Summer 2020」が開催されています。

新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ対策を施しながら、各種パフォーマンスを楽しむという趣旨。そんな中、Wiener Linienが、来週、興味深いイベントを実施します。

何と地下鉄と路面電車の車内をステージにして、走行中の車内でパフォーマンスを披露するというものです。「Kunst auf Schiene」と名付けられたこのイベントですが、もちろん、営業列車ではなく、臨時列車を仕立てて、事前に予約したお客さまを乗せて実施します。

8月21日と22日の両日、開催することになっており、U2のStadium駅からSilberpfeil(旧型地下鉄車両の愛称です)の専用列車に乗車。車内でパフォーマンスを楽しみます。

2020081202Schottentor駅到着後、お客さまは、ここで専用路面電車(ULF)に乗り換え、Ringを走りながら第二部を楽しむという趣向です。時間は第一部、第二部ともに45分です。

両日ともStadium駅の開場は18時45分、開演(出発)は20時です。ただ、StadiumからSchottentorに直行してしまうと45分もかかりませんから、U2線内を走り回る可能性が高いと思います。

一方、路面電車の方がRingが一周、45分程度なので、恐らく一周することになるのでしょう。さすがに路面電車博物館のオールドタイマーでは、車内での本格演奏などは難しいので、今回、収容力のあるULFが選ばれたのだと思います。

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August 12, 2020

ÖBB Bahnhof Sillian近代化にみる考え方

2020081101今日は「ÖBBの駅近代化にまつわる話題」をお届けしましょう。

昨今の環境保護に対する意識の高まりを受けて、ÖBBではエネルギー効率の良い公共交通機関の積極利用をアピールしています。

お客さまが利用しやすくする一つのポイントは、駅の整備です。先日、東チロルLienz地区にあるSillian駅のリニューアルが完成しました。

Sillianは海抜1103メートル、人口2000名強の街で、地区の商業中心地(Marktgemeinde)。冬のスキーをはじめとする観光や手工芸、サービス業などが主な産業で、ÖBB Drautalbahnの駅があります。

2020081108余談ですが、オーストリアで日照時間が最も長い街だそうです。

ÖBBでは、東チロルの鉄道インフラ整備の一環として、チロル州を始めとする地元自治体と協力してSillian駅のリニューアルを進めていました。

リニューアルの一つのポイントは、駅前広場への「パーク&ライド」と「バイク&ライド」併設です。今回、駐車場・駐輪場が拡大され、各々35台分が準備されました。

2020081104

もう一つは、プラットホームへの地下通路設置です。Feriは、Sillian駅を訪ねたことはありませんがリニューアル前の写真を見ると、線路は4線(中央に本線、両側に副本線)あり、プラットホームは駅舎側に一面、上下線の間に狭い島式が二面設置されていました。 2020081106駅舎からプラットホームへの移動は、当然、踏切。プラットホームも伝統的な低いタイプでした。

今回のリニューアルでは、線路を1線(本線)つぶして、そこに新しいプラットホームを建設したようです。そして、駅舎側の副本線を本線に格上げし、同時に駅舎側プラットホームは廃止しています。

2020081105駅舎側および反対側から新しいプラットホームには地下通路を通って、行くことができるようになりました。地下通路化により踏切をわたる必要がなくなり、事故防止が図られました。

大きな駅では、リフト(エレベーター)を設置するのが一般的ですが、さすがに地方の小さい駅なので、リフトの設置は見送られています。

2020081103そこで、駅舎側の駐車場から踏切を使ってプラットホームへ行けるスロープが設置されました。

駐車場側(駅舎側)にしか踏切がない理由は、車いすなどを利用するお客さまは、駅まで自動車で来ることを想定しているのだと思われます。

また、反対側には主要道路がないので、それも考慮しているのかもしれません。

2020081109日本では、この手のリニューアル工事の場合、駅舎を改築するのが一般的ですが、写真をご覧になるとわかるように、Sillian駅の場合、石造りの伝統的な駅舎は健在です。ただ、現在は無人駅になっている可能性が高いと思います。

また、日本の場合、ローカル駅では地下道よりも跨線橋(もしくは橋上駅)を建設するケースが多いと思いますが、このあたりは考え方の違いが出ていて興味深いところです。

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August 11, 2020

Christian-Broda-Platzにユニークな日よけが誕生

2020081050日本は「お盆休み」に入っている方が多いと思いますが、ウィーンでは、この時期、市内で道路工事が目白押し。

これは夏休み期間で、人の動きが少なくなるため、この時期に工事を集中実施するという「風物詩」みたいなものです。

さて、賛否両論があった「Gürtelfrische WEST」が予定どおり8月8日にオープン。好天に恵まれ、施設のメインであるGürtel-Poolは、週末、たいへんな賑わいになりました。

2020081055この他、上流の増水による水質悪化で遊泳禁止となっていたNeuen Donauの水浴場ですが、8月10日、MA 39の衛生研究所による水質調査を完了し、水質が回復したことが確認されました。

検査結果を受けて、即日、Neuen Donauでの遊泳禁止は解除され、再び賑わいを取り戻しています。

という訳で、冒頭は暑中見舞いを兼ねて、涼しげな写真をご紹介しました。水着のお姉さまの写真はFeriが撮ったら「セクハラ」になってしまうので、ウィーン市提供の「公式写真」です。

今日は「WestBahnhof付近の話題」です。このブログでもお伝えしたように、今夏、ウィーン市では暑さ対策の一環として、日陰を積極的に作る政策を行っています。

行政はもちろん、民間にも日陰を作ることを奨励しています(「Wiener Schatten」というプロジェクト)。

2020081051そんな中、Christian-Broda-Platzにユニークな日陰が完成しました。Christian-Broda-Platzは、皆さま、ご存じのようにMariahilfer StraßeとWestBahnhofの間にあります。

ここから地下通路でWestBahnhofは行くことができます。

ウィーン市では、基本的には樹木による日陰づくりを推奨していますが、物理的に樹木の植栽が困難な場所があります。

Christian-Broda-Platzも、その一つ。というのは、この場所の地下にはU3の駅や地下ガレージ、地下送電線などがあり、プランターによる植栽は可能ですが、地面に直接、樹木を植えることは困難です。

2020081052しかも広場はコンクリートで、非常に暑くなります。そこで、人工的な日よけを広場の上空に設置することで、日陰を作ることになったものです。

Christian-Broda-Platzには、照明を兼ねたポールが立っています。これを活用して、日よけテント5張り取り付けました。

街並みとの調和を考慮して、MA19がデザインし、Donaustadtで製造。この日よけテントですが、実は固定式ではなく、日中、太陽が照りつけて気温が20度を超えると自動的に展開し、夕方には、照明が自動点灯すると、それに合わせて折り畳まれます。

 2020081053また、この手の日よけテントは風の影響を受けやすいのが難点。そこで、風速が毎時50メートルを超えると、自動的に畳まれます。これは、風速計と連動しているのでしょう。

この日よけテントですが、常設ではなく、夏季限定。秋には解体されて、整備の上、保管され、来夏に備えます。

なお、Christian-Broda-PlatzはCoole Straßeにもなっており、スプレーミストシステムなども仮設されています。

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August 10, 2020

写真特集 Feierliche Eröffnung - 6. August 2020「Königreich der Eisenbahnen」

2020081012日本では、今日、8月10日は「山の日」でお休みですね。本来は11日ですが、2020年は東京五輪・パラリンピック特措法により、オリンピック閉会式翌日の8月10日に変更されたものでしたね。

さて、8月6日にプラーターにオープンした「Königreich der Eisenbahnen」ですが、オープニングセレモニーの様子を含む当日の写真を同社が公開しました。

また、プラーターのホームページにも、新しいアトラクションとして大々的に紹介されています。

2020081003今日は同社の新しい写真を紹介しながら、施設の印象を語ってみたいと思います。

建物の外観ですが、3枚目の写真をご覧になるとわかるように現時点では巨大な倉庫のようなイメージ。「何とか間に合わせました」という感じですが、今後、付帯設備の増設に合わせて、変化することでしょう。

まぁ、建物の外側より、中身勝負ですから、この選択は「吉」。

同社のホームページによると、現在の専務が5歳時、鉄道模型に接したことが、このプランの源泉になったとのこと。子供の頃からの夢を実現した方に脱帽です。

2020081002ある意味、お好きな方が計画に深く関与していることが、施設の完成度を高めることにつながっていると思います。

まず、Feriが施設の全体写真を見て強く感じたことはウィーン・セクションに関しては、明らかに「街の情景を楽しむこと」をコンセプトにデザインされているです。

今までクローズアップ写真が中心でしたが、ウィーン・セクション全体の写真を見ると、正直、数々の建物の迫力に圧倒されます。そして、「ウィーンの街」の雰囲気が見事に再現されています。

2020081006先日もお伝えしたように、いくら巨大とは言え、ジオラマの建設スペースには限りがあります。

架空の都市を造るのであれば、問題は少ないのですが、「実在の都市」を再現するとなると、来館者の見方も大きく変わってきます。

違和感なく見せるのは、プランナーの腕の見せ所ですが、良い意味での割り切りができているように思います。

2020081008日本人の場合、雰囲気よりも、「実物に忠実かどうか」という点にこだわる傾向があるような気がしますが、この施設を見ると、雰囲気を大切にするためには、あえて実物をデフォルメするという手段を大胆に採用しています。

全体写真を見ると国立歌劇場も見事に再現されており、旧市街の作り込みは、さすがです。反面、意外だったのはKärntner Straßが省略されていると思われる点です。

2020081013実際に施設を見学した訳ではないので、明言は避けますが、国利歌劇場の右側に建物がつながっており、他の角度の写真を見ても、Kärntner Straßに相当するスペースはないようです。

また、シュトラウス像で有名なStadParkは外せないランドマークですが、同公園にあるクアハウス・ウィーンは再現されているものの、公園そのものはかなり狭くなっています。

2020081018この他、楽友協会、カールス教会、ベルヴェデーレ宮殿(上宮)は当然、再現されています。ベルヴェデーレ宮殿前のPrinz-Eugen- Straßeにはしっかり路面電車が走っています。

このような矛盾点は、恐らく沢山あると思いますが、雰囲気を再現することを優先したのでしょう。

この考え方は施設のメインである鉄道にも反映されています。

2020081020ÖBBの長距離列車に使用される客車は25メートルなので、1/87スケール(HO)では28cm程度になります。

現在、ヨーロッパの鉄道模型も精密化が進み、フルスケールの模型が中心になりつつあります。ところが、一世代前までは、実用性を重視し、客車などは長さだけ1/100スケールにしたものが中心でした。

これは、家庭でジオラマ(日本の鉄道模型界ではレイアウトと言いますが)を作って楽しむためには、曲線がきつくなるため、長さを短縮せざるを得なかったのです。

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August 09, 2020

8月7日は“Tag des Bieres”

2020080810最初に音楽関係のニュースから。開催が9月18日に延期されたSommernachtskonzert der Wiener Philharmonike(ウィーンフィル・サマーコンサート)ですが、今年は無観客で開催されることが決まりました。

開催当日は18時から会場となるシェーンブルン宮殿の庭園が閉鎖されます。なお、少数の観客が招待者として招かれるようです。

例によってORFの生中継やライブストリーミング配信が行われます。

指揮はValery Gergievさん、ソリストにはJonas Kaufmannさんが登場する予定です。今年は、「LIEBE」をテーマに、映画音楽、オペラ、オペレッタ、バレエなどのジャンルから曲目が選ばれます。

2020080806さて、今日は🍺「Bierの話題」をお届けしましょう。皆さんは8月の第1金曜日が「International Beer Day」だったのはご存じでしょうか。

発祥の地は、オーストリアではなく、アメリカ。2007年、カリフォルニア州サンタクルーズで開始さました。「友人たちと集まってビールを楽しみ、醸造会社やビールを提供する人など、ビール製造・提供に関わる人たちに感謝をする日」です。

当初は、アメリカ西部の小規模なイベントでしたが、現在は207都市・80ヵ国・6大陸にまたがる世界的な記念日に成長しました。

2020080801オーストリアでは、“Tag des Bieres”に合わせて、Land'schafft Lebenという組織が、ビールに関するトリビアをホームページに公開しています。

なお、オーストリアで人気があるのはLAGER-MÄRZEN系で、54.7%を占めています。

「ビールのつまみに最適」な話題が多数(笑)。

2020080802🍺 気候変動で、家畜飼料飼料がビールの原料に
麦芽には大麦が必要で、大麦には栽培に適した天候が必要。しかし、気候変動はオーストリアの伝統的な夏の大麦麦芽の生育に大きな影響を与えており、現在では冬の大麦の使用が増加傾向にあります。

オーストリアでは冬に収穫される大麦は、主に家畜の飼料として使われていたもの。

春に収穫される大麦より、約半年前に栽培されるため、湿度の高い時期を利用でき、干ばつや暑さの影響を受けにくいという大きな利点があるそうです。

 🍺 ホップと大麻
ホップは大麻と同じく大麻科に属します。しかし、大麻と異なり、ホップには麻薬成分テトラヒドロカンナビノール(THC、向精神薬)は含まれていません。

一方、ホップにはカンナビノイドの一つであるカンナビジオール(CBD)が含まれています。ただ、CDBには中毒性がないため、多くの国で、規制対象から外しています。

2020080804🍺 1人当たりのビール消費量は世界第2位
意外に思われるかもしれませんが、オーストリアの1人当たりのビール消費量は年間107リットルで、世界第2位です。

ちなみに1人当たりのビール消費量チャンピオンはチェコで。141リットルです。しかし、ビール大国と思われているドイツ(102リットル)を抑えての「堂々の2位」です。

2020080805なお、オーストリアでは1人当たりの消費量が最も多かったのは1990年(121リットル)で、それ以降は109~107リットルで推移しています。気になる日本は40リットルほど。オーストリアの半分以下です。

ところで、これは「1人当たりの消費量」で、国全体になると人口の多い中国がトップです。

🍺 「Tschechern」という言葉はチェコ由来ではありません
オーストリア(主に東部)では、“日常的にアルコールを沢山飲む人”(いわゆる“飲んべえ”)を「Tschechern」(チェコ人)と表現することがあります。ヘイトと騒がれそうですが‥

実は、「Tschechern」は、チェコ人のビール消費量の多さを揶揄して、チェコから生まれたものではありません。

実は「飲む」(Trinken)という意味のヘブライ語「ショカール」(Schochar)に由来しています。

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August 08, 2020

EURO-Brunnen”に代わる新しい愛称を募集中

2020080702ちょっとお疲れモードのFeri。という訳で、今日は短めの話題でご容赦ください。

連日、猛暑が続くウィーンですが、今日は「移動式水飲み場のネーミングに関する話題」です。

このブログにも度々登場する全高3メートルの移動式水飲み場(mobilen Trinkbrunnen)。街中にある消火栓の上にすっぽりかぶせて、配管を施せば、即、使用できるというスグレモノです。

Feriも、以前、たまたま設置場面に出くわしたことがありましたが、このアイデアには脱帽です。

飲料用の水を提供するだけでなく、スプレーシャワー機能も備えており、暑い日には便利な設備です。

実は、この移動式水飲み場が登場したのは、2008年にウィーンで開催された欧州サッカー選手権(Fußball-EM 2008 in Wien)の時でした。

2020080701多くのファンがヨーロッパ各地から真夏のウィーンにやってくるため、この設備が新設されたものです。

余談になりますが、この時はフーリガンの来週に備えて、ヘルデンプラッツなどにある銅像が、破損防止のため、すべて囲われましたね。

大会にちなんで、愛称も“EURO-Brunnen”(ユーロの泉)と名付けられました。大会終了後も、夏季には観光客や住民の渇きを癒やすため、継続して市内に設置されるようになったものです。

今夏は50基が市内に設置されており、活躍中です。一般的にヨーロッパの水道は飲料に敵さないと言われていますが、ウィーンの場合、アルプスの水を使用しているため、水道管に問題がなければ、美味しく頂けます。

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August 07, 2020

「Königreich der Eisenbahnen」オープン

2020080601当ブログのコメント欄でもお問い合わせ頂いたプラーターに建設中だった「Königreich der Eisenbahnen」ですが、予定どおり、2020年8月6日14時にオープンしました。

気になる巨大ジオラマですが、今回、オープンしたのは第一期となるウィーン市とニーダーエスターライヒ州の一部(実際にはウィーンが中心で、ニーダーエスターライヒ州はウィーンに隣接する関係で入っているようです)。面積は約270平方メートルです。

2020080609今回、公開された公式写真を見ると、まだ人や自動車のモデルは配置されていませんが、Feriが気にしていた建物の色(特に屋根)がウェザリングされており、非常に良い雰囲気になっています。

同施設のホームページによると、ジオラマではÖBBの列車をはじめWiener Linienの路面電車などの鉄道を中心に、実際の都市機能を支える警察、消防、救急などの仕事がミニチュアで再現されています。

2020080611来場者がボタンを押すことで、アクションが始まるシステムも導入されています。これは、人気があるのですよね。

更にドナウ島フェスティバルのようなアミューズメント施設など、住人の生活に関係ある様々な施設やイベントが再現されているようです。

興味深いのはVR技術を使い、来場者がジオラマの中に入って、人形と同じ目線で見ることができるシステムを導入した点でしょう(VRフィーチャーラボ)。

2020080607今後、単にジオラマの景色を楽しむだけでなく、様々な学習ができるプログラムが組まれるようです。

ジオラマの総床面積は3974平方メートル。第一期のWienは270平方メートルで、再現された主要なランドマークは72。

ウィーンは「ランドマークだらけの街」ですから、選択が大変だったことでしょう。

2020080608今後、730平方メートルのエリアで第二期の建設工事が進められる予定です。なお、同社によるとオーストリアを東から西に建設するようです。

改めて今回、公開された写真を見ると、列車の編成は実物よりもかなり短くなっていますし、曲線もきつくなっています。

2020080606これは広いと言っても狭いスペースに主要なランドマークを建設するため、ある種の工夫(妥協)の結果だと思います。

日本の鉄道博物館では新幹線はフル編成で走らないと、興ざめしてしまう子供さんがいると思います。

2020080610それに対して、この施設は、鉄道が中心ですが、あくまでも「街での生活」を再現することに重きをおいているために、このような形になっているのでしょう。

そのため、Hauptbahnhofもイメージは見事に再現されていますが、プラットホームが短い、駅前広場が狭いなどといった構造になっています。

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August 06, 2020

街中に仮設プールを開設

2020080507最初に心配なニュースから。上流の大雨によりウィーン市内でもドナウ川の水位が上昇。洪水の危険性を回避するため、当局は水門による制御を開始しました。この関係で、Neue Donauの水浴場は遊泳禁止になっています。

さらにCopa-StegとWaluliso-Stegが水位の上昇(および水量制御による一時的な水質悪化)によって閉鎖されています。なお、左の写真は遊泳禁止のフラッグです。

2020080501今日は「街中に仮設プールを開設という話題」です。

猛暑のウィーンですが、公営プールはソーシャルディスタンスを確保するため、既にご案内したように入場制限がかかっています。

そこで、6月に公営プールを補完するプロジェクト「Gürtelfrische WEST」が発表されました。

これはWestbahnhof近くに仮設プールを中心としたリラクゼーション施設を設置し、住民に利用してもらおうというもの。

2020080502Neubau(7区)とRudolfsheim-Fünfhaus(15区)が共同で進めているもので、図のように環状道路Neubaugürtelの中央分離帯をリラクゼーションエリアにしようというもの。

現地をご存じの方はわかると思いますが、この区間は、Innerem GürtelとÄußerem Gürtelが離れており、中央分離帯が非常に広いのが特徴。これを生かしたアイデアです。

3枚目の写真が施設が設けられるNeubaugürtelで、左側が件の緑地です。

リラクゼーション施設は今週末の8月8日からオープンするため、8月4日から工事が始まり、この区間に関しては、Innerem Gürtel(Stollgasse)とÄußerem Gürtel(Felberstraße)を結ぶ道路が通行止めとなりました。ちなみに、この交差点はウィーンでも交通量が多いことで知られています。

2020080504「Gürtelfrische WEST」の目玉施設は長さ11メートル、幅3メートル、水深1.5メートルの仮設プール(Pop-up-Freibad)。

プールの周りには、芝生、デッキチェア、シャワー、飲み物と軽食を提供するキオスクが設置されます。

さらに隣接するギュルテルの緑地帯には、コンサートや朗読会、ダンスなどを行うための木製ステージが設置されます。期間中、様々なイベントも予定されています。

また、ワークショップや休憩所として利用可能なバス(改造されたWiener Linienの連節バス)が置かれます。なお、このバスですが、希望者は宿泊も可能とか‥

2020080505本プロジェクトの運営を担当しているart:phalanx社の担当者によると、"水質はウィーンの野外プールと同等です”と述べています。

また、新型コロナウイルス感染拡大防止策についても、ガイドラインを遵守しているのは言うまでもありません。

「Gürtelfrische WEST」は無料で利用でき、8月8日から30日まで、毎日10時00分~22時00分まで営業しています。

ちなみに本プロジェクトの予算は15万Euroです。両区が主導しているということは、原資は税金でしょうね。

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August 05, 2020

18日ごとに新しい公園が誕生する街ウィーン

20200803ss000028月に入り、ウィーンは36度を超える猛暑に見舞われており、ドナウ川の水浴場や公営プールがお客さまで混雑し、「密」になっているようです。

新型コロナ感染拡大防止に関する距離ルール(ソーシャルディスタンス確保)により、通常は10万人が同時に利用できるところが4万人に減っています。そのため、猛暑になるとキャパシティオーバーという事態に‥

一方、オーバーエスターライヒ州では週末に集中豪雨がありました。Amstetten とGmündでは洪水が発生し、家屋や道路が冠水し、消防隊が排水作業に当たりました。

オーバーエスターライヒ州周辺では、週明けも大雨が降るという予報が出ており、ザルツカンマーグート地方も影響が出る可能性が示唆されています。

さて、今日は「ウィーン市が力を入れている公園の話題」です。気候モデル都市ウィーンは、世界で最も住みやすい街ですが、現時点で世界で最も「緑の多い都市」 だそうです。

2020080401ウィーンでは、地基地面積に占める緑地の比率は52%です。公園の数は約1000箇所で、過去10年間に204の公園(合計65ヘクタール)がリニューアルまたは新設されています。

これを数字に置き換えるとタイトルの「18日ごとに新しい公園が誕生する」という訳です。

ちなみに、ウィーン市内の緑地は、Wiener NeustadtとKremsを合わせた面積に相当するとは、当局の弁。

2020080403この他、公園以外にも市内には、市有林が8000ヘクタール、冷却用街路樹が50万本あり、毎年約4500本の木が市有林に植樹されています。

ウィーン市は現状に満足している訳ではありません。今後、数年間で13万7000平方メートルの公園が新設される計画です。

2020080404これらの公園のうちの1つが、ウィーン初のクーリングパークEsterházypark (6区)です。
Haus des Meeres近くにあるEsterházyparkは、中央に30平方メートルのミストシャワー(高さ3メートル)2基を備えたCoolspotが設置されます。

当局は、この設備により、周囲の温度を最大6度、下げることができると発表しています。現在、工事が行われており、夏の終わりにはリニューアルオープンする予定です。

左の写真はEsterházypark を上空から撮影したものです。中央はご存じ水族館「Haus des Meeres」。

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August 04, 2020

祝 親友の定年退職に思う

2020080301今日は「Feriの個人的な話題」です。8月に入って、40年来のFeriの親友Sさんが、務めていた会社を定年退職しました。

実は本年、2月に定年を迎えたのですが、会社側から仕掛かりのプロジェクトがあること、後任者への引き継ぎなどのため、半年間、勤務して欲しいとの要請を受けて、7月いっぱい、勤務していたものです。

Feriの友人も、続々と定年退職を迎える時期になりました。今回、定年退職したSさんは、学卒で入社した会社を勤め上げています。Feriが就職した当時は、「入社した会社を勤め上げる」というのが一般的な価値観でしたが、途中から、転職が増えてきました。

2020080303友人の中で、最初に勤務した会社を勤め上げた仲間はSさんも含めて5名、途中で転職した仲間は4名。ちなみにFeriも入れると転職組はプラス1となりますが‥

しかも転職組は、前職と全く関係の無い業種へ移っています。これも時代の流れかもしれません。

実はSさんとは、20代にオーストリアを含むヨーロッパ(主に東西ドイツ、スイス、イタリアなど)を毎年、巡った仲です。

7月から8月という「夏の時期」でしたが、一緒にウィーンも訪問したことも‥ もちろん、当時、40年後、Feriがウィーンに入り浸りになるとは誰も思っていなかったことでしょう。

ちなみに左の写真は、1981年のKärntner Straßです。

2020080302

最初の頃は、ユーレールパスを使い鉄道で移動していましたが、後半はオーストリアでは地方を回ることが多くなったこともあり、レンタカーでの移動が増えました。

旅行中は、今だから笑える失敗談も多数。それだけに色々な思い出を共有しています。

30代中盤以降、Sさんが会社の要職につき、まとまった休みが取れなくなったこと、Feriが転職したことなどから、日常的に会って一杯やることはあっても、一緒に海外旅行をすることは叶いませんでした。

2020080304その間、一緒に訪問したドイツ民主共和国(DDR)が無くなってしまうなど、この40年間には色々なことがありました。

Sさんと一緒に久しぶりに海外を巡ったのは、昨年のアメリカ遠征。ただ、あの時は、複数の友人と一緒だったこと、現地で合流したこと、ハードスケジュールだったことから、Sさんとゆっくりと語り合う時間はとれませんでした。

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August 03, 2020

Josefstädter Straßeのミーティングゾーン(Begegnungszone)計画

2020080207今日はウィーンで「緑の党」が発表した「JosefstädterStraßeのミーティングゾーン化計画」をお伝えしましょう。

今秋のウィーン市議会議員選挙を前に、各政党とも住民が注目する政策を発表しています。先日はMichael Ludwig市長(SPÖ、オーストリア社会民主党所属)が突如、CityBikeのステーション運営をWiener Linienに委託するという決定を下しました。

一方、「緑の党」に所属するBirgit Hebein副市長は、旧市街の自動車乗り入れ禁止を実施する計画を進めています。

この「緑の党」が新しい政策を発表しました。それは8区のメインストリートJosefstädterStraßeから自動車を締め出し、歩行者専用道路(ミーティングゾーン)にしようというものです。

2020080201「緑の党」ではGumpendorfer StraßeやLandstraßer Hauptstraßeにミーティングゾーンを開設する運動を進めていますが、今回、8区のメインストリートであるJosefstädterStraßeが加わりました。

作戦名は「Leuchtturmprojekt」。もちろん、今秋、行われる市議会議員選挙に向けてのプロジェクトです。

このブログでも進捗状況を逐次お伝えしたウィーンを代表するMariahilfer Straßeも段階的に自動車の乗り入れが禁止され、現在では事実上、歩行者優先道路になりました。

2020080208正直、Feriは、Mariahilfer Straßeの歩行者優先化計画が発表された際、実施はかなり困難だろうと思っていましたが、「緑の党」が主体となって、実現してしまいました。

環境保護政党を榜する「緑の党」は、連邦政府の政権与党になってから、ウィーンでも自転車専用レーン拡充をはじめ、自動車を目の敵にした政策を次々と発表し、実行に移しています。

今回の計画では、地図のようにLange Gasse( Josefstädter Straße-Hugo- Bettauer- Platz間の120メートルが2018年にミーティングゾーン化、右図の点線区間がミーティングゾーン、右の写真)の交差点から、Palais Strozzi付近までが対象です。

2020080210現在、JosefstädterStraßeには1日1万台の自動車が通行していますが、その90%は8区の住民以外だと言われています。

「緑の党」のMartin Fabisch氏によると、“商店が多いJosefstädterStraßeを歩行者専用道路にすることで、散策する人が増え、売上増に貢献する”と述べています。

Feriは、以前、先輩が8区にお住まいだったこともあり、JosefstädterStraßeは馴染みの通り。確かに色々な商店が軒を連ねています。

2020080203また、比較的、富裕層が多いエリアなので、伝統的なお店が多いのも特徴です。最も最近は、ご多分に漏れず店が変わったところも増えていますが‥

この計画に否定的なのがWiener Linien。というのはJosefstädterStraßeには路面電車2系統が通っているからです。

ヨーロッパでは、歩行者専用道路に路面電車が走るトランジットモールを採用している国が沢山あります。

2020080211 オーストリアでは、グラーツの旧市街のトランジットモール(左の写真)が有名ですが、何故かウィーンでは実績がありません。

トランジットモールを設置するためには、歩行者の安全を確保するため、ある程度、道路の幅が必要です。

2020080205ところがウィーンの場合、トランジットモールに適した道路がないことが要因だと思います。

JosefstädterStraßeは道幅が狭いため、現状でも自動車の軌道敷内通行禁止ができません。つまりトランジットモール化した場合、歩行者の安全を確保するのが難しいというのがWiener Linienの意向です。

実際、毎年、秋に開催されるJosefstädterFestの際には、右の写真のように路面電車を運行を取りやめています。

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August 02, 2020

Twin City Liner運航再開 Red Ticketで需要を喚起

20200731twincityliner7月、当ブログで最もアクセスが多かった日は7月17日でした。また、「Café Oper Wienが閉店」や「オーストリア航空の運航関連の記事」が人気が高かったようです。

オーストリアでもバカンスシーズンの到来で、残念ながらリゾートエリアで感染者が拡大しています。

入国規制については、基本的に相互にバランスをとりながら行うため、日本側がEUからの入国を許可しない限り、オーストリアは日本からの入国許可を出さないでしょう。現在は、EUに入る査証を持っていないと入国できません。

さて、今日はウィーンとブラチスラバを結ぶ「Twin City Liner運行再開の話題」です。

既にお伝えしたように新型コロナウイルス感染拡大の影響で欠航中だったTwin City Liner(Wien HoldingとRaiffeisenlandesbankNÖ-Wienの合弁会社Central Danubeが運航)が8月1日から運航を始めました。

新型の高速カタマラン船でウィーン-ブラチスラバ間を75分で結びます。何しろ都心の船着き場を利用するのが最大のメリットです。

20200731twincityliner02当面は、週3便の運航です。しかし、長期間の欠航で、需要が落ち込んでいるのはいずこも同じ。

そこで、同社は思い切ったキャンペーンを打ち出しました。オーストリア版の「Go Toキャンペーン」です。

まず、席数限定で設定されたのが「Twin City Liner Red Ticket」。料金はウィーン-ブラチスラバ間が1人22Euro(通常のエコノミー料金は30Euro)。ただ、1便22名様という席数限定のため、早めの予約が吉。

しかし、「Twin City Liner Red Ticket」がゲットできなかったお客さまのために設定されたのが、「Twin City Liner Treue-Bonus」。こちらは席数限定ではなく、通常料金が全カテゴリーで10%割引になるものです。

そのため、メインデッキのファーストクラス(37Euro)やアッパーデッキのキャプテンズラウンジ(47Euro)も利用可能です。また、2020年シーズンは、大人同伴の場合、子供さん2人(18歳まで)は無料で利用できます。太っ腹ですね。

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August 01, 2020

臨時更新 8月からのオーストリア航空運航再開路線

2020080101臨時更新として「オーストリア航空の運航再開に関するニュース」をお届けしましょう。

オーストリア連邦政府は7月31日、エジプト、アルバニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、コソボ、モンテネグロ、北マケドニア、ルーマニア、セルビア、イギリス、スウェーデン、ウクライナから各便について着陸禁止命令解除すると発表しました。

これを受けて、オーストリア航空では7月中旬に急きょ、運航取りやめとなった路線を含めて、15の目的地への運航を再開しました。

7月31日からウィーンとBukarest、Chicago、Pristina、Sarajevoへのフライトが再開されました。

Chicago線に関しては、ウィーンでの乗り継ぎ利用者が多いため、運航が再開されたものです。

また、8月1日から、Belgrad、Kairo、Kiew、London、Podgorica、Sibiu、Skopje, Sofia、Stockholm、Tirana、Varnaを結ぶ各路線の運航が再開されました。

ただし、上海、テルアビブについては8月も運航休止中です。この他、乗り継ぎの場合、ウィーン国際空港でPCR検査を受ける必要はありません。

2020080102この他、現在、オーストリアの入国規制に関する情報も提供されています。

○以下の欧州諸国(アンドラ、ベルギー、デンマーク、ドイツ、エストニア、フィンランド、フランス、ギリシャ、イギリス、アイルランド、アイスランド、イタリア、クロアチア 、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、モナコ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、サンマリノ、スイス、スロバキア、スロベニア、スペイン、チェコ共和国、ハンガリー、バチカン、キプロス。)からの乗客に関してはPCR検査および検疫措置は必要ありません。

○ウィーン国際空港での乗り継ぎ旅客はPCR検査の必要はありません。

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Wiener Linienの新しい停留所コンセプトモデル

2020073102本来ならば、7月下旬から8月上旬にかけては、東京オリンピック(TOKYO2020)が盛り上がっているはずだった訳ですが、状況が一変してしまいましたね。

正直、Feriも昨年の今頃、1年後にこんな事態になるとは想像もできませんでした。色々な意味で、「できるときにやっておく」ことは大切かもしれません。

ちなみに8月はFeriの誕生月ですが、今年は「特別の意味」がある節目の誕生日です。

さて、8月最初の話題は「Wiener Linienが新しい停留所のコンセプトモデルを建設中」という話題です。

2020073105環境都市ウィーンの市内交通を担うWiener Linienは、昨日の記事でCityBikeステーションの運営に参入するというニュースをお伝えしましたが、「Greener Linien」をモットーに環境に優しい公共交通機関を目指しています(右がコンセプト図)。

最近では車両だけでなく、各種施設の緑化にも熱心です。U4のSpittelauは駅(右の写真)では、ファザードの緑化を大規模に進めています。

ファザードの緑化は建物内の気温上昇を抑制するだけでなく、ヒートアイランドの防止にも効果があります。

2020073104また、一部の停留所では大型プランターを設置して、屋根や壁面を緑で覆う試みも行われています。

現在、Universitätsring、Stadiongasse(1、71、D系統)、Salztorbrücke(1系統)、Julius-Raab-Platz(1系統)、Weihburggasse(2系統)、(Vorgartenstrasse(路線バス82A系統)が、このタイプの停留所になっています。

なお、プランターのメンテナンスはWiener Linienではなく、ウィーン市の専門部所MA42が担当しています。

<こんな中、更に路面電車停留所の更なるアップグレード計画が発表されました。

2020073103何と停留所を様々な草花で覆ってしまうというプロジェクトです。場所は国会議事堂前(Parlament)の停留所で、すでに工事は始められています。

ParlamentはVolksgartenの最寄り停留所ですから、最適な場所と言えるでしょう。

このプロジェクトはInitiative Innovationsfördernde Öffentliche Beschaffung (イニシアチブ・イノベーション推進公共調達、IÖB)との協同プロジェクトで、「停留所の緑化モデル」についてのアイデアを公募。

多数の応募の中から、Hartung Architekturbüroの建築家Bettina Hartungのコンセプトが採用されました。

現在、市内でテストされている停留所緑化モデルは、あくまでも既存の停留所施設を活用したものですが、今回は停留所そのものを全面的に建て替えるため、自由度も増加。

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