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August 25, 2020

愛犬のユニットコストは?

2020082405 今日は「ペットを飼うコストの話題」をお届けしましょう。

日本に住むFeriの友人で、奥さまが「大の愛犬家」というご家族がいます。現在、ミニチュアダックスフントを2頭(以前は3頭)飼っているのですが、とにかく費用がかかると「笑顔」でこぼしています。

室内犬で暑さに弱いため、真夏はエアコンを全開、冬はホットカーペットの上で優雅に生活しているそうです。

奥さまは、愛犬(お犬様)の養育費をカバーするため、パートタイムで働いているとか‥

2020082402何しろ人間と異なり、国民健康保険などがありませんから、費用はすべて飼い主が自己負担するので、確かに大変かもしれません。ましてや愛犬は「稼ぎ」がありませんから‥

さて、オーストリア人にとって、最も人気があるペットですが、実は猫がトップ。次が犬で、オーストリア全土で827000頭の犬が飼われていると推定されています。

2020082403統計によるとウィーンだけでも犬は55000頭が飼われています。

しかし、残念なことに、毎年、何千ものペットが捨てられ、動物保護施設に収容されています。特に休暇前にペットを遺棄する人が多いと言われています。

こちらでは犬などを飼う場合、「ペットショップで買う」のではなく、ブリーダーさんからわけてもらうシステムでした。そのため、ブリーダーさんが、犬を譲渡する前に、飼い主の資質(飼い続けることができるかどうか)を見極めていました。

2020082410そのため、途中で、愛犬が遺棄されるケースは少なかったと言われています。

ところが、最近は東欧方面で、子犬を安易に販売するケースが多く、問題が多発しているようです。

その一つが、飼い主の費用負担の件です。つまり、飼ったのはいいが、予想以上に費用がかかり、音を上げた‥というケースです。

2020082401さて、先日、オーストリアで愛犬を飼うのに、どのくらいのコストがかかるか‥という話題が出ていました。

結論から言うと、オーストリアの場合、取得費用以外に年間コストは1頭、約785~2330Euroだそうです。

まず、飼い始める際に必要な費用が最低限でも720Euro。以下が、その内訳です。
-初年度の獣医受診(毎年1回):65Euro
-予防接種:150Euro
-犬を飼うための道具・設備(ボウル、ボックス、首輪など):200Euro

そして、毎年、最低でも785Euroがユニットコストとしてかかります。その内訳は、
-年1回の獣医受診:65Euro
-餌代:720Euro(当然、犬種によって異なることでしょう)
などです。

2020082408この二つは最低限で、実際の愛犬家は追加で色々なサービスを利用しています。

代表的なサービスの費用は、以下のとおりです。
-ドッグシッター(週に2時間、1時間あたり14Euro):1456Euro
-グルーミング(年に2回、1 回あたり45Euro):90Euro
-愛犬のトレーニング(5ユニット、1時間あたり40Euro):200Euro

という訳で、毎年、最低限の費用に追加サービスを加えると、2330Euroほどになります。

2020082409小型犬と大型犬では、当然、ユニットコストが異なりますが、こちらの愛犬家は、追加サービスを利用する人が圧倒的に多いので、それなりに費用負担がかかるようです。

このブログでも取り上げていますが、日本と異なり、こちらでは普通の愛犬がホイリゲやレストラン、カフェなどに入店できますが、これは高いソーシャルスキルを供えていることが前提。

2020082407日本では考えられない高いソーシャルスキルを身につけるためには、専門家によるトレーニングが必要になるという訳です。

それに加えて、Pronto-Proという組織の専門家は、愛犬の健康を維持するためには、1日、3回から4回の散歩(1回が30分~60分)を推奨しています。

そうなると、飼い主本人がすべて付き合うことは難しいため、ドッグシッターに依頼するケースが出てくる訳です。

2020082404ペットを「家族の一員」として養うには、それなりに時間もお金もかかる‥という訳です。

残念なことですが、最近は、子供にせがまれて安易な気持ちで、非正規ルートで子犬を購入し、途中で飼うのを断念してしまう飼い主も増えつつあります。

何しろペットの一生は飼い主によって決まってしまう訳ですから、良い意味で覚悟が必要です。

2020082406ところで、こちらでは愛犬を表現する場合、「Vierbeinigen Freunde」、つまり「四つ足の友」という表現を使うことがあります。

何となく愛犬に対するスタンスが現れていると思いませんか?

このように愛犬家が多いオーストリアですが、残念なことに先日、ウィーンで自分の飼い犬を虐待した容疑で31歳の男性が警察に逮捕されました。

飼い犬は数回、件の男性に蹴られたとされており、男性の逮捕と同時に飼い犬は当局に保護され、病院に収容されました。

余談ですが、最近、日本では、ペットを遺棄する飼い主を対して「優しそうに聞こえても犯罪者のセリフ」というACジャパンの広告が注目を集めているようです。

やさしいイラストに添えられた「過激なキャッチコピー」。動物愛護の本質を突いているような気がします。

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Comments

猫が1位というのは意外ですね。見かけるのは犬と一緒に散歩している人ばかりだから、てっきり犬が1位だと思っていました。
猫は時折窓から外を眺めている姿を見かけるだけです。
日本のように、猫を自由に外に出す習慣がないから、目につかなかったんですね、たぶん。

Posted by: Asobi | August 25, 2020 16:13

Asobi様

お返事が遅れてしまい、申し訳ございません。

私も愛犬家の方が多いと思っていました。余談になりますが、Feriの友人は、なぜか愛猫家中心です。いずれも「家猫」なので、目立たないようです。

Posted by: Feri | September 14, 2020 13:42

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