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August 06, 2020

「Königreich der Eisenbahnen」オープン

2020080601当ブログのコメント欄でもお問い合わせ頂いたプラーターに建設中だった「Königreich der Eisenbahnen」ですが、予定どおり、2020年8月6日14時にオープンしました。

気になる巨大ジオラマですが、今回、オープンしたのは第一期となるウィーン市とニーダーエスターライヒ州の一部(実際にはウィーンが中心で、ニーダーエスターライヒ州はウィーンに隣接する関係で入っているようです)。面積は約270平方メートルです。

2020080609今回、公開された公式写真を見ると、まだ人や自動車のモデルは配置されていませんが、Feriが気にしていた建物の色(特に屋根)がウェザリングされており、非常に良い雰囲気になっています。

同施設のホームページによると、ジオラマではÖBBの列車をはじめWiener Linienの路面電車などの鉄道を中心に、実際の都市機能を支える警察、消防、救急などの仕事がミニチュアで再現されています。

2020080611来場者がボタンを押すことで、アクションが始まるシステムも導入されています。これは、人気があるのですよね。

更にドナウ島フェスティバルのようなアミューズメント施設など、住人の生活に関係ある様々な施設やイベントが再現されているようです。

興味深いのはVR技術を使い、来場者がジオラマの中に入って、人形と同じ目線で見ることができるシステムを導入した点でしょう(VRフィーチャーラボ)。

2020080607今後、単にジオラマの景色を楽しむだけでなく、様々な学習ができるプログラムが組まれるようです。

ジオラマの総床面積は3974平方メートル。第一期のWienは270平方メートルで、再現された主要なランドマークは72。

ウィーンは「ランドマークだらけの街」ですから、選択が大変だったことでしょう。

2020080608今後、730平方メートルのエリアで第二期の建設工事が進められる予定です。なお、同社によるとオーストリアを東から西に建設するようです。

改めて今回、公開された写真を見ると、列車の編成は実物よりもかなり短くなっていますし、曲線もきつくなっています。

2020080606これは広いと言っても狭いスペースに主要なランドマークを建設するため、ある種の工夫(妥協)の結果だと思います。

日本の鉄道博物館では新幹線はフル編成で走らないと、興ざめしてしまう子供さんがいると思います。

2020080610それに対して、この施設は、鉄道が中心ですが、あくまでも「街での生活」を再現することに重きをおいているために、このような形になっているのでしょう。

そのため、Hauptbahnhofもイメージは見事に再現されていますが、プラットホームが短い、駅前広場が狭いなどといった構造になっています。

2020080612さらに本施設があるプラーターの最寄り駅Wien Pratersternの場合、写真をご覧になるとわかるように駅に隣接して大観覧車があり、向かいにはOMVの巨大ビルディングやMesseが‥

そして、ちょっと先にはフェスティバルで盛り上がるドナウ島が‥どう考えても位置関係は変ですが、これがある種の割り切りだろうと思います。

2020080613反面、細かいところを見ると、ゴミステーションがゴミ箱と再現されていたりします。このあたり、生活を重視している面が出ているような気がします。

全体を計画しているプランナーの腕の見せ所‥と言ったところでしょうか。

2020080604Feriとしては、街自体はデフォルメしていますが、ツボは抑えており、雰囲気は良く再現していると思います。

また、ジオラマ以外他の施設についてもご紹介しましょう。その一つが人気の高い運転シミュレーター。

今回、Wiener Linienの路面電車タイプ E1の実物(車番4520)の1両目をカットしたものが設置されたようです。

2020080614まだ、シミュレーターが完成した画像は公開されていませんが、これは楽しみですね。

そして、今後、ÖBBの機関車、Wiener Linienの地下鉄、バスのシミュレーターも導入することが計画されています。

実際、プラハの本家では、地下鉄とバスのシミュレーターが活躍しています。

2020080605さて、気になる料金ですが、以下のようになっています。
-大人:25Euro
-高齢者・学生・障害者:19Euro
-家族カード(大人1人、子供3人まで):39Euro
-学校の課外活動:10Euro

なお、スポンサーであるÖBB、Wiener Linien、Wien Energieによる割引料金も設定されています。

2020080602この記事を書いているのは、オープニングの報道前です。

そのため、公開される施設の最終型ではないことをご容赦ください。更に詳細がわかりましたら、記事の修正も含めて、ご紹介する予定です。

2020080603本来であれば、盛大なオープニングと同時に、バカンス期間中なので、インバウンドのお客さまも含めて、多くの方の来場を見込んでいたことでしょう。

そして、秋の新学期スタート後は、課外活動の施設としても利用してもらうことを目論んでいたと思います。

それが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、すべての計画に狂いが生じたことでしょう。しかし、計画が頓挫しなかったことを喜びたいと思います。

ウィーンでは、2021年から観光が快復するという見込みを立てているようですから、その間に施設の拡充を行うことで、より魅力的な施設になることでしょう。

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Comments

Feri様、続報ありがとうございます。コロナに負けず無事にオープンしたようで安心しました。
ご指摘のように「見せ場」作りは非常に大事ですね。プラハの施設は一昨年訪問しましたが、トラムの車庫、ビール工場、村祭りetc.といったコーナーが人形を使って生き生きと表現されており、子供たちも物語を楽しんでいました。
新施設が盛況となることを願っております。私も早く訪問したいです。

Posted by: unpanman | August 07, 2020 06:45

unpanman様

こちらのマスコミには、あまり出てこなかったので心配していましたが、同社のFacebookが盛大に更新されています。
オープニングセレモニーの模様や完成したジオラマの全体像を見ることができます。全体像を見ると、なかなか見どころ満載という感じです。

>https://www.facebook.com/Koenigreich.der.Eisenbahnen/

Posted by: Feri | August 08, 2020 03:04

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