オーストリアの皆さまは病気で何日休むか?
このブログはniftyが運営するココログを利用していますが、最近、ココログのトップ画面で、定期的にココログ利用ユーザーのブログを紹介しています。
先日、ご連絡があり、「オーストリアこぼれ話」をご紹介いただけることになりました。
多くの読者の皆さまは「オーストリアこぼれ話」をブックマークに登録されていると思うので、ココログのトップ画面をご覧になるケースは少ないと思いますので、画像をご紹介しましょう。
今日から10月ですが、新型コロナウイルス感染拡大が続く中、2020年の残り3ヵ月、どのような展開になるのでしょうか。
さて、今日は「病欠の話題」をお届けしましょう。
Feriは、学校を卒業してから一般の企業に就職し、独立するまで25年ほどサラリーマン(古い言い方ですね)をしていました。
今、振り返ってみると、その間、いわゆる病気で欠勤したのは2回ほどだったと思います。1回は、風邪で咽を痛めて声が出なくなったとき、そしてもう一回は出張の帰りに某駅の階段で躓いて、怪我をした時です(この時はたいした怪我ではなかったのですが、駅員さんが気をきかせて救急車を手配してくれました)。
ただ、当時、働いていた会社は裁量労働制をとっていたため、先輩や仲間に仕事を代わってもらっただけで、病欠にはなりませんでした。
さて、先日、こちらのニュースサイトで興味深い記事を見かけました。「2019年、オーストリア人の平均病欠日数が13.3日だった」と言うものです。
これは連邦政府統計局が発表したもので、社会保険代理店協会から提供されたデーターを集計したものだそうです。
2019年、オーストリアでは延べ47億3500万人の労働者(公務員を除く)が病気による休暇を取得したそうです。病気による休暇は平均S塗ると13.3日で、女性は13.8日、男性は12.9日です。
病欠の日数は年齢とともに増加する傾向にあり、20歳から24歳までが平均10.9日、35歳から49歳は平均11.6日と平均を下回っています。
一方、50歳から64歳までは平均18.7日と大幅に増えています。ただ、長期的にみると病欠の日数は減少する傾向にあります。1990年は平均15.2日、2000年には平均14.4日と、現在よりも多くなっています。
過去10年間のデーターを見ると、病欠日数は12.3日から13.3日の間で変動していることがわかります。
気になるのは病欠の理由。2019年の場合、呼吸器系疾患が最も多く、従業員1000人当たり約499件、次が特定の感染症(従業員1000名当たり約220件)、骨および筋肉系悉皆(従業員1000名当たり約183件)が続いています。
今年は新型コロナウイルス感染の影響があるので、どのように変化するか、興味深いところです。
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