« Wiener Linien、最近の話題から | Main | ÖBBの燃料電池車両 営業試験運転を実施中 »

September 15, 2020

Robert MeyerさんのVolksoper Director退任決まる

2020091401今日は「Volksoper Director人事の話題」をお届けしましょう。

6月22日に当ブログで「連邦政府文化省とBundestheater-Holding、Volksoperが2022年からの新しい経営者(Direktor)募集を開始した」という話題をお伝えしましたが、2020/21シーズンに衝撃的なニュースが入ってきました。

Robert Meyerさんが、2022年をもってVolksoperのDirectorを退任するというものです。

これは、Bundestheater-Holdingや劇場から正式に発表があったものではなく、日刊紙Kurierが報じたもので、その後、他紙も追随報道をしています。Kurier紙の特ダネですね。

2020091402記事によるとRobert Meyerさんが2022年以降のDirectorに応募しなかったというのではなく、連邦政府芸術文化担当Andrea Mayer大臣(緑の党)から“次期Directorの選考に応募しないように”という指示(事実上の命令か)を7月に受けたことによるものです。

Robert Meyerさん自身は、継続してDirectorを務める気、満々だったようですが‥それにしてもプレゼンテーションの機会すら与えられないというのは、何とも。

選考の結果、落選なら本人も納得できると思いますが‥

Kurier紙の報道によるとAndrea Mayer大臣(右写真の女性)がRobert Meyerさんの応募を認めなかった理由は“変化を見たい”というものだとか‥要するにマンネリになってきたということでしょう。

2020091403現在、Bundestheater-Holding傘下で民営化されたとは言え、政府が株式を保有しているため、各劇場の経営幹部は政治任用。

そのため、時の「政府(芸術文化担当大臣)の意向」が強く働きます。

しかし、同じ名前のMeyer大臣からMeyerさんに「三行半」がつきつけられたといのも皮肉なこと。

Andrea Mayer大臣は、2020年5月、Ulrike Lunacek氏に代わって芸術文化担当大臣に就任。

オーストリアの芸術文化に造形が深く、カルチャーシーンでは、有名な方。実際、多くのフェスティバルや劇場で運営委員を歴任しています。

日本と異なり、こちらの担当大臣は、その分野に精通している人が選任されるケースが多いのが特徴ですが、Andrea Mayer紙は、その代表と言えるでしょう。

2020091404退任が決まったRobert Meyerさんは、現在、66歳。2007年から就任していますから、2022年まででも15年の任期を全うしたことになります。確かに長いですね。

その間、劇場の稼働率向上などに寄与したことで、評価を受け、2015年に再任されました。

奇しくもFeriがVolksoperに足繁く通うようになったのはRobert MeyerさんがDirectorになってからです。

その間、FeriのVolksoperでのオペレッタ観賞100回を記念して、Director室でお目にかかって以来、顔と名前を覚えて頂けるまでになりました。4枚目の写真はVolksoperの来日公演でRobert Meyerさんと再開したときのもの。

Img_2018_09_0611また、歳がほぼ同じ、なおかつ自分の起業と時期が重なるというのも何かのご縁でしょうか。それだけにRobert Meyerさんの退任は、感慨深いものがあります。

これはRobert Meyerさん一人の責任ではありませんが、ここ数年のプログラム構成については、Feriも疑問を持たざるをえないこともありました。

なお、この件について、後任が決まっていないため、文化省およびBundestheater-Holdingから正式なコメントはありません。

ところで2022年からのVolksoper Directorには、33名の応募があったようです。そのうち、女性は7名、16名はオーストリア、17名は外国からの応募と報じられています。

2020091405文化省は新Directorの決定は、数週間後になると発表しています。何事もなければ次の2021/22シーズンが最後の「Robert Meyerさん時代」になった訳です。

是非、Robert Meyerさんにお目にかかり、今までのお礼を申し上げたいところです。また、来シーズンはフィナーレを飾るようなオペレッタ作品を取り上げてくれることを期待しています。

新Directorが決定していないので、今後、劇場運営がどのように変わるかは、全く見えませんが、「ウィンナオペレッタの復権」に尽力してくれる人であることを期待して止みません。

※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります

Br_decobanner_201105_v_02

|

« Wiener Linien、最近の話題から | Main | ÖBBの燃料電池車両 営業試験運転を実施中 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« Wiener Linien、最近の話題から | Main | ÖBBの燃料電池車両 営業試験運転を実施中 »