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September 27, 2020

闇餃子工場の摘発が相次ぐウィーン

2020092601日本でも「秋の長雨」が続いているエリアがあるようですが、オーストリアでは、今週末、寒波が襲来すると予報されています。

また、新型コロナウイルス感染が再び拡大傾向になっているオーストリアでは、今週、コロナ信号が図のようになりました。赤のエリアはありませんが、オレンジや黄色がだいぶ増えてきました。

ウィーンはオレンジのままですが、赤になるのを防ぐため、28日(月曜日)から新しい規制が施行されます。これは飲食店を利用する際、店側がお客さまの名前や連絡先などを記録することを義務づけるものです。

2020092602理由は、新型コロナウイルス感染が発生した場合、接触者の追跡を容易にするためです。

飲食店側は、この来店記録を4週間保管することが義務づけられており、万が一、自店の利用者から感染者が発生した場合は、当局が記録を閲覧できる権限が与えられています。

なお、一部のレストランやカフェでは、ハウスルールを設定し、自主的にお客さまの記録を収集していましたが、今回は条例で義務づけられるようになったものです。

2020092603今日はウィーンで発生した事件の話題です。最近、ウィーンでは闇餃子工場の摘発が相次いでいます。

先週、ウィーン市と警察、財務省はMargareten(マルガレーテン)の某アパートに踏み込み闇餃子工場を2箇所を摘発しました。

当局の発表によると、最初の闇工場では餃子約150kg、2軒目の闇工場では餃子約600kgを初め、餃子を製造するための原材料が多数、押収されたそうです。

2020092604日本と同じく、こちらでも食品工場は、衛生状態を担保するため、当局の許可が必要ですが、摘発された闇工場は、いずれも無認可。当然、衛生状態も最悪でした。

実際、現場の写真が公開されていますが、家庭用冷蔵庫に食材を保管し、一般家庭のキッチンで製造しているようなので、これでは不特定多数の人に提供する食品としての衛生管理は失格です。

踏み込まれた際、“自分たちで食べるものだ”という言い訳をしているようですが、この量では、どう考えても不自然です。

恐らく、こういった闇工場で製造された製品をさばく、闇市場やネットワークが存在するのだと思います。ただ、消費者の安全は担保されていません。

2020092605餃子という商材から、製造に関与しているのは、オーストリア人ではなく、いずれも中国系の外国人だそうです。

ちなみに昨年、ウィーンでは18件の強制捜査が行われ、11の闇工場と2つの販売店が摘発されています。

また、製品の衛生状態に問題があるだけでなく、製造に携わっていた従業員も就労ビザがなく、違法就労でした。さらに食品廃棄物の処理も違法に行っており、それらの観点でも関係者が摘発されています。しかし、餃子というのが何とも‥

余談になりますが、日本では業務用の冷凍食品などは一般の消費者に販売することは禁止されているそうです。これは衛生上の問題ではなく、業務用の場合、各種表示が消費者用と異なるためだとか‥

そのため、最近では業務用食品には「非売品」という文字を入れるケースが増えているという話を耳にしました。色々と細かい規定がある日本らしい話です。

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