« ÖBBの燃料電池車両 営業試験運転を実施中 | Main | 新型コロナ渦でオーストリアの不動産事情も様変わり »

September 17, 2020

Wiener LinienがParklet-Tourを実施

20200916101連邦政府がコロナ信号のレベルを大きく変更しましたが、これは恐らく9月に入り、学校や経済活動が活発化して、感染者が増えてきたことを踏まえ、ロックダウンを防ぐため、国民に注意喚起を促す目的のようです。

そのため、当初計画されていたオレンジで実施予定だった規制は見送られています。ただ、EU以外の国との往来自由化は微妙な情勢になったような気がします。

さて、温室効果ガス削減に力を入れているヨーロッパでは「ヨーロッパ・モビリティ・ウィーク」を行っていますが、Wiener Linienでは、このキックオフを目的に5つの地区を巡回するParklet-Tourを行っています。

キャッチフレーズは「Parkbank statt Parkplat」。このツァーの目的はウィーンの住民にParkletの魅力を知ってもらうことにあります。

 Parklet(パークレット)とは、駐車スペースを人のために活用するという考え方。一般的には歩道とフラットにつながるプラットホームを土台とし、車道との間のベンチや花壇、駐輪スペースを設置するものです。

20200916103

ウィーンの場合、ご存じのように道路に公共駐車スペースが多数、設置されていますが、ここを住民のためのスペースに転用しようというもの。

実際、ウィーンでは歩道の狭い路地では、シャニガルテンを設置する際、駐車スペースを一時的につぶすケースがあります。

駐車スペースですから、車道がなくなる訳ではありませんが、ウィーン市が進めている歩行者中心の街づくりの一環です。

ウィーンは世界で最も緑(緑地面積)の多い都市として知られていますが、公共交通機関の充実も大きく後押ししています。

20200916104また、現在、852000名がWiener Linienの年間パスを所有していますが、この数は、何と市内の登録されている自動車より143000以上も多い数字です。それだけ公共交通機関の利用者が多いということです。

Wiener Linienでは、現状に満足することなく、気候変動抑制のため「U2×U5」に代表されるように様々な投資を計画していますが、今回のツァーは、市内にある路上駐車スペースをParklet化するため、その魅力を知ってもらおうという訳です。

新型コロナウイルス感染拡大により、感染に対する警戒心から公共交通機関の利用者が減っている現状を鑑み、このような企画を実施することになったような気もします。

20200916102ところで、このプレスリリースに際してWiener Linienが提供したParkletのイメージ図をご覧ください。

緑に覆われた建物が建ち並ぶ道路を走る自動運転電気バス。そして、日陰のベンチで寛ぐ人々。奥にはWienMobil-Stationenが描かれています。

もう一つのイメージイラストは路面電車Flexityが走る大きな通りですが、軌道は緑化されており、まるで公園の中を走っているようです。地下鉄駅も緑に覆われており、屋根には太陽光発電システム。

自動車が走る道路は相対的に狭くなっているようで、無人運転電気バスの姿も見られます。

このイメージイラストがWiener Linienが描く「将来のウィーン」なのでしょう。ところで、建物の緑化などで問題になるのは「虫の発生」です。完全に防止することは不可能ですが、生活に大きな支障が出ないようにするためには、「適切な管理」が不可欠。

ウィーンの場合、公園などについては、市の担当部署がきめ細かく管理を行っています。そういう意味では、都市緑化の土壌ができあがっているのかもしれません。

皆さまは、どのようなご感想をお持ちですか?

なお、Parklet-Tour「Parkbank statt Parkplatz」は下記の日程で開催されますが、恐らくParkletを仮設して、皆さんに、その魅力を感じてもらうのでしょう。時間はいずれも11時から18時までとなっています。
-9月16日:Spengergasse 39(5区)
-9月17日:Amerlingstraße 6(6区)
-9月18日:Hamerlingplatz 3(8区)
-9月21日:Garnisongasse 9-11(9区)
-9月25日: Kirchengasse 1-3(7区)

※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります 😃

Br_decobanner_201105_b_3

|

« ÖBBの燃料電池車両 営業試験運転を実施中 | Main | 新型コロナ渦でオーストリアの不動産事情も様変わり »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« ÖBBの燃料電池車両 営業試験運転を実施中 | Main | 新型コロナ渦でオーストリアの不動産事情も様変わり »