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September 03, 2020

ウィーン消防隊の活躍

20200902018月の当ブログですが、渡航制限がかかっているため、旅行目的で情報収集を行っている方が激減しているのか、アクセス数が通常よりもかなり少なくなりました。

アクセス数が最も多かったのは8月24日でしたが、記事でページビューが多かったのは、「親友の定年退職に思う」と「日本上陸 Salzburger Stiegl」でした。

ちなみに8月の総ページビューは14700ほどでした。ディープでマイナーな話題が多い中、お越し頂いた皆さまには感謝いたします。

さて、今日は最近、発生した「消防隊活躍の話題」をお届けしましょう。

一つは、9月1日、ウィーン市内ランドシュトラーセ・Erdberger LändeのHenkel社工場敷地内で発生した珍しい事案です。「大型タンクローリー冷却作戦」です。

2020090204この工場に洗剤用材料を運んできた大型タンクローリーのタンクで積載物が過熱してしまい、爆発する危険性が出てきました。そこで、11時にウィーン市消防局から消防車25台と隊員100名が出動。

専門家が積載物の安全性を確認した上で、放水によりタンクの温度を下げる作戦を実施。

タンクに積載されている液体の温度が上がった理由は、気温のせいではありません。積載物はワックス状の液体であるため、常時、過熱していないと固まってしまう性質のもの。

そのため、このタンクローリーには過熱装置が装備されていたのですが、その装置の不具合でタンク内の温度が上昇してしまったようです。

2020090205タンクの温度上昇を警告する警報が発せられたのは、搬送先の工場に到着してからだったため、大規模な交通規制は敷かれませんでした。

幸い消防隊の放水により、1時間30分ほどでタンク内の温度は下がり、事なきを得たようです。火災が発生していないにもかかわらず、冷却目的で消防隊が多数、出動した珍しい事例でしょう。

もう一つは、ウィーンマリーナで発生したプレジャーボートのサルベージ作戦

20200902028月末、ウィーンマリーナに係留中の10メートル級プレジャーボート一隻が技術的な問題で沈み始めました。

人的被害は発生しませんでしたが、燃料やオイルが漏れ出す可能性があるため、港湾当局から消防本部に連絡が入り、消防隊によるサルベージ作戦が遂行されました。

流出した燃料とオイルの拡散を防ぐため、港湾当局がオイルフェンスを設置。写真のようにプレジャーボートは完全に水没してしまった訳ではないので、消防隊のダイバーが水中ポンプを取り付けて、排水を実施しました。

2020090203一方、漏れ出した燃料とオイルについては、消防車がポンプで回収。

排水により浮力が快復したところで、クレーンを使ってプレジャーボートを陸上に引き上げたようです。こちらも火災以外での出動要請でした。

いずれも人的被害が発生しなくて何よりですが、珍しい出動事案なので、ウィーン市がプレスリリースとして流していました。

ところで、当局の発表では相手に配慮して会社名やプレジャーボートの名称は隠されています。これは、消防隊の活動に焦点を当てた報道資料だからのようです。

ただ、「タンクローリー冷却作戦」の方はマスコミの話題にも上り、ここでは社名がしっかり出ていました。

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