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October 11, 2020

公共交通機関と宅配便の連携テスト継続中

2020101001昨日はウィーン市議会選挙でしたが、この原稿をまとめているのは11日なので、結果は、まだ出ていません。また、日本と異なり、翌日(12日)の開票なので、結果がある程度判明するのは12日になるようです。さて、今日は「公共交通機関と宅配便連携テストの話題」をお届けしましょう。

オーストリアでも宅配便は存在しますが、きめ細かいサービス内容は日本の足元にも及びません。日本の場合、きめ細かいサービスを支えるのは、各地に設置されているサービスセンター(営業所、ハブ)の存在を欠かすことはできないと思います。

都心部でも、ビルディングの1階などに小規模なサービスセンター(ハブ)が入っているケースがありますが、ここを拠点に配達・集荷を行うことができるため、時間帯指定を含む、きめ細かいサービスが実現できるのでしょう。

2020101002ウィーンでもAmazonを初めとする通信販売の普及で、日本と同じく宅配便の需要は高まっています。ただ、日本と一番異なるのは、市内各所にハブとなるサービスセンターが設置されていないという点です。そのため、宅配ポストを設置するなどして、カバーしているようです。

日本では、都心部でサービスセンターから配達する場所までが近い場合、自動車以外の方法で配達するケースが増えているようですが、こちらでも都市部の環境保全のため、貨物用自転車の利用が進んでいます。ただ、ネックは配送センターが郊外にあるため、カーゴバイクでは配達に時間がかかりすぎるという点。

そのため、コンパクトシティでありながら、ウィーンでは配達に自動車に依存せざるを得ないケースもあります。

2020101003そこで、ウィーン市が中心になってテストをしているのが、公共交通機関と宅配便の連携です。具体的には、公共交通機関の停留所や車庫に宅配便の簡易集積ステーション(仮設倉庫)を設置し、そこからカーゴバイクで配達を行うというものです。

2019年秋にStraßenbahn-Remiseからは周辺の幼稚園や学校にKagran Essenが配達されました。そして、2020年春にはOttakringのバス車庫に集積ステーションを設置して、テストが行われました(この話題は当ブログでもお伝えしました。詳しくはこちら)。

連携する相手はDPDという会社。今回、集積ステーションが設置されたのはHans-Mayr-Platzにある地下鉄U2のStadlau駅。この区間は地上なので、高架下に特別なコンテナが設置され、ヘビーペダル社のドライバーが、計画されたルートに沿ってカーゴバイクで近隣へ配達します。

2020101004このテストはウィーン工科大学の協力を得て行なわれてるプロジェクトですが、路線バスの車庫などは、日中、バスが市内に出ているため、空きスペースがあります。

そこで、この空きスペースを有効に使おうという発想から生まれたのです。今回は、初めて地下鉄駅のスペースが使われることになったという訳です。

今回のテストは、10月5日から始まりましたが、ウィーン市内に宅配便のマイクロハブを設置することで、環境保護を推進するプロジェクトですが、今後の展開が注目されます。

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