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October 03, 2020

ウィーン路面電車O系統が延長開業

2020100320本来ならば、昨日、今日と「ワインハイキング」が開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、急きょ、中止になりました。

ところで、10月3日、ウィーン近郊のSchneebergで風速50メートル近い突風(こちらでは風速を時速で表現するため、190km/hと報道されています)が突然、吹き荒れ、山麓と山頂を結ぶ登山鉄道が安全上の理由から運休。山頂に250名が取り残されました。

2020100301山岳救助隊が現場に駆けつけ、山頂に取り残された人たちをMittelstation Baumgartenまで搬送。そこからシャトルサービスで山麓へ輸送されました。

救出ミッションは18時に完了。怪我人などはいなかったようです。写真は緊急出動した山岳救助隊です。

さて、今日は「路面電車O系統の路線延長開業の話題」をお届けしましょう。

10月3日、Wiener Linienの路面電車路線O系統がPratersternからNordbahnhofviertelまで延長開業しました。なお、新しい終点の停留所名はBruno-Marek-Alleeで、巨大なループ線になっています。

延長距離は1.4kmで、途中にNordbahnstraßeKrakauer Straßeという2つの停留所が設けられています。

2020100302延長されたNordbahnhofviertelは、このブログで8月にお伝えした「Nordwestbahnhof再開発プロジェクトエリア」の近くで、再開発エリアになっています。

また、ChristineNöstlinger教育キャンパスがあるため、通学の利便性が大幅に向上します。

今回の延長路線の特長は、冒頭の写真のように150メートルに渡って緑化軌道が採用されたことでしょう。専用軌道の部分を緑化することで、温暖化を抑制することが目的です。

なお、現在、ウィーンの路面電車では6区間、8kmの緑化軌道区間があります。路面電車の路線長に比べて少ないような気がしますが、自動車の乗り入れを全面的に禁止した専用軌道区間しか軌道の緑化はできないので、やむを得ないところでしょう。

2020100304延長区間の停留所は、残念ながら緑化仕様ではありませんが、電子情報システムを装備した次世代の停留所です。

EPapersと呼ばれる電子デバイスが取り付けられていますが、これはタッチセンサー式ではなく、大きなボタンで操作します。

これは目の不自由な方の操作を想定したもです。 画面には、周辺地図、系統図、時刻表、役立つ情報などがドイツ語と英語で表示されます。

2020100303ボタンを3秒以上押すと、ディスプレイのリアルタイム情報が反転表示(黒い背景に白い文字)されます。また、音声による案内も行われます。これらは障害を持ったお客さまに対応するための機能です。

今回のO系統延長で、Wiener Linienが計画している2020年の路線整備は完了しました。

2020100305また、昨日、お伝えした路面電車を使った移動式インフルエンザワクチン接種施設の外観がWiener Linienからリリースされました。

ULF(770号車)を使っていますが、外観が特殊仕様に改められています。正面の行き先表示器に「inpfbim」と表示されていますが、LED式ならではの技でしょうか。

ところで、Wiener Linienでは、次世代の地下鉄車両X-Wagenの動画を公開しています。車両工場内での試運転の様子ですが、今まで写真では良くわからなかった部分も見ることができるので、ご紹介することにしましょう。

また、X-Wagenが使用されることになるU2とU5の工事予定の動画も公開されていますので、合わせてご紹介します。

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