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November 13, 2020

秋は緑、豊かな季節、落ち葉の有効活用

2020111405本来であれば、11月13日からRathausplatzのChristkindlmarkt(Little IceDreamを含む)がオープンし、賑やかな週末を迎えるはずでしたが、連邦政府による準ロックダウンが施行され、オープンは先延ばしになりました。

ただ、グラーベンなど主要道路のイルミネーションは13日から点灯。写真は点灯式に出席した Michael Ludwig市長とWalter Ruck商工会議所会頭です。

これは準ロックダウン下でも消費を喚起したいという意志の現れなのは、言うまでもありません。

2020111202今日は「季節の話題」をお伝えしましょう。この時期、ウィーンにお越しになったことのある方は、街中で大量の落ち葉をご覧になったと思います。

街路樹や公園の木に落葉樹が多いためなのか、歩道や公園に落ちている葉っぱの数は半端ではありません。

このブログでもお伝えしたことがありますが、ウィーンは面積の50%以上が緑地です。また、街路樹だけでも10万本あると言われており、落ち葉は約1000トンにも及びます。

そこで、ウィーン市内では街路樹はMA48(清掃局)、公園内はMA42(公園局)が落ち葉の回収を行っています(公園での回収の模様は2019年11月、当ブログでご紹介しました。詳しくはこちらから)。

2020111204MA48が回収したゴミ処理工場の焼却施設に送られますが、焼却に際して発生した熱で発電と温水を作り、地域に供給しています。

街路樹の落ち葉を回収するため、MA48にはリーフバキュームやスイーパーなどの特装車を保有しており、効率的に落ち葉を回収することができます。

また、MA48では一般家庭用に落ち葉専用回収袋(Laubsack)を有料で提供しています。袋は100リットルの容積があり、お値段は1Euro。
2020111203自分で集めた落ち葉はMA48に委託して、回収してもらうことも可能です。さらにコンポスト工場に持ち込み腐葉土にすることもできます。

なお、落ち葉線用回収袋は再生可能な材料から作られているため、環境負荷も抑えられます。

一方、公園の落ち葉回収はMA42(公園局)の担当。こちらは回収後、焼却処分ではなく、腐葉土にするため、ドナウシュタットのLobauコンポストプラント(Kompostwerk Lobau)に運ばれます(一部は公園に残され、冬季、昆虫の住みかになります)。

20191122003このコンポストプラントはMA48が運営しており、持ち込まれた落ち葉は8~10週間で腐葉土になります。

ちなみに最後の写真がドナウシュタットにあるコンポストプラントです。広大な施設であることがおわかり頂けると思います。

このコンポストプラントは落ち葉だけでなく、回収した生ゴミも処理しており、有機栽培に適した最高品質の腐葉土が年間5万トン生産されています。

2020111201太っ腹のウィーン市は、1/2立方メートルの腐葉土を無料で住民に配布しています(配布場所は各地のMistplatz)。

これらは温室効果ガスの削減にも効果を発揮しており、ウィーン市では年間9000トンの削減につながると公表しています。

このようにウィーンでは、街を彩る樹木の落ち葉を、様々な角度で有効活用しているのです。ある意味、落ち葉の回収と処理も立派な産業と言えるかも知れません。

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