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November 07, 2020

その時、ウィーン国立歌劇場では‥

202011071111月2日、ウィーンのテロ以降、準ロックダウンであることもあり、こちらに住む友人とは直接会っていませんが、徐々にメールなどで連絡をとるようになりました。

とにかく今までウィーンでは大規模な無差別テロが発生したことがなかったので、皆、ショックを受けています。

テロの現場を追悼に訪れるウィーン子も多いのですが、今回は色々な民族や宗教の方、子供たちなど幅広い人々が訪れているようです。花束を供える方、「私たちの宗教は愛」「愛は憎しみを超える」といったメッセージカードを寄せる方も‥

中にはヴィーナリッシュで、“おいらたちウィーンっ子はあほじゃないぞ”“ウィーンはちがうんだい”といったメッセージも‥それぞれの立場で、「テロに屈しない」姿勢を示しているのでしょう。

2020110713「ウィーンがウィーンであり続けたいという根っ子」がこういったところにあるような気がしています。

さて、準ロックダウン前日であったため、各劇場にも多くのお客さまが来場していたはずです。

Volksoperではオペレッタ「König Karotte」が19時00分~21時45分まで上演されていました。ただ、Volksoperは旧市街ではないため、終演後、旧市街へ戻る方以外は、ご自宅へ向かうことができたかも知れません。

一方、旧市街に面したWiener Staatsoperでは「Cavalleria rusticana / Pagliacci」が19時00分~22時00分まで上演されていました。

本公演は「Pagliacci」のCanio(Pagliaccio)に人気のフランス人テノールRoberto Alagnaさんが出演することで注目を集めていました。

劇場がテロの対象になった訳ではないため、公演は継続されたようですが、テロの全容が判明しなかったため、終演後、観客は劇場に足止めされました。

2020110712そこへオーケストラメンバー有志が戻ってきて、不安な観客を落ち着かせるため、弦楽四重奏による演奏を始めたそうです。

その演目は‥ハイドン作曲の弦楽四重奏曲第77番ハ長調「皇帝」。皆さまご存じのように旧オーストリア国歌。観客を落ち着かせるだけであれば、色々な楽曲が考えられます。しかし、この曲を選んだメンバーに、涙せずにはいられません。

というのはナポレオン軍がオーストリアに侵攻し、いよいよウィーンが陥落するという日、ハイドンはこの曲を力強く弾き続け、国民に訴えかけていたという逸話が残っているからです。

たまたま会場にいらっしゃった方が、YouTubeに、その演奏をアップしていました。素晴らしいウィーンの響き!! 音楽家らしいメッセージ性を難じました。

Feriも落ち込んでいるばかりではなく、ウィーン子のように明日へ向かって歩み出さなければいけませんね。

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