オランダとウィーンの絆 10000本のチューリップ
ウィーンで無差別テロが発生して三週間が経過しましたが、今回、Feriが強いショックを受けた理由が、だんだんわかってきました。
それは、今までの海外で発生したテロのニュースに接しても、その場所がイメージできませんでした。良くも悪くも他人事でした。
しかし、今回は具体的な場所を聞いただけで、その場所の景色が頭に浮かびました。それだけ身近な場所で発生したことが、心に影を落とすことになったのでしょう。
さて、無差別テロ発生を受けて、周辺の各国からも色々な働きかけがあります。先日、オランダ王国からウィーン市に「連帯と結束の象徴としてチューリップの球根10000本」が贈られました。
贈呈式は11月19日にテロ事件現場に近いRuprechtsstiegeで、Michael Ludwig市長、Aldrik Gierveld駐オーストリアオランダ王国大使臨席の下に行われ、球根が植えられました。
贈呈式でMichael Ludwig市長は“チューリップはオランダのシンボル。植えられた球根は、春にはきれいな花を咲かせることになるでしょう。チューリップはウィーンの人々の結束力と団結力の象徴。テロリストは社会の分断を狙っていますが、それは達成できません”と述べています。
今回、ウィーン市に贈られた10000本の球根は、Südholland州Noordwijkerhoutにある農家が有機栽培で育てたもので、今回、オランダ王国農業省の強力で寄贈が実現しました。
今後、寄贈された球根はKurpark Oberlaa、Märzpark(Rudolfsheim-Fünfhaus)などにも植えられます。
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