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November 27, 2020

12月6日問題、解決

2020112604今日はオーストリアで皆さんが感心を寄せている「12月6日問題」の話題です。

このブログでもお伝えしているようにオーストリア連邦政府は、新型コロナウイルス感染再拡大を受けて12月6日までハードロックダウンを実施中です。

現在、連邦政府は、アドベントの後半となるロックダウン解除後の対応について、検討を進めているようです。

さて、ロックダウン最終日となる12月6日ですが、実は、こちらでは「聖ニコラウスの日」。

2020112602聖ニコラウス(St.Nikolaus)は、3~4世紀の聖職者ニコラウス司教で、サンタクロースのモデルとなったといわれている人物。

一説では、アメリカに移住したオランダ人が17世紀に「サンタクロース」として伝えたとも言われています。

オーストリアやドイツでは、「聖ニコラウスの日」に衣装をつけた男性が家々を訪ね、子供たちに小さな贈物をする慣習(ニコロ祭)があります。

また、ホイリゲなどでも衣装を着けた男性が、家族から預かったプレゼントを子供たちに渡す行事を行っているところもあり、大変な盛り上がりを見せます。

2020112601今年は、「ニコロ祭」が中止になるのか‥とオーストリアの皆さんがヤキモキする中、Sebastian Kurz首相が、「聖ニコラスの訪問は、ロックダウン下でも許可される」と発表しました。

実は、現在、実施中の規制では、「ボランティア活動をはじめとする職業上の目的で自宅を出て、家庭を訪問すること」が許可されています。

このボランティア活動の中に聖ニコラウスを具体的に追加しようというもの。ただし、聖ニコラウスと一緒に家庭を訪問するヒール役のクランプス(Krampus、悪い子供に警告し、罰を与える怪物)については、言及されていません。

その後、27日、緊急事態関連法(COVID-19-Notmaßnahmenverordnung)の改正が行われ、ボランティア団体による「聖ニコラウスの訪問」が正式に許可されました。

2020112605Sebastian Kurz首相も粋な判断を下すものです。ただし、このような状況下なので、聖ニコラウスは、各家庭の中に入ることはできず、玄関先まで。連邦政府との関連協議に参加した司教会議のPeter Schipka事務局長は、この規制には満足していると表明しています。

そしてプレスのインタビューでは、“聖ニコラスが最も人気のある聖人の一人である理由は、彼がキリスト教の慈善と親切の模範であるからです。これらの態度は、コロナのパンデミックに直面して「心のロックダウン」を避けるために、今は特に重要です”と述べています。

新型コロナウイルスですが、年少者への感染が少なく、重症化しにくいというデーターもあるため、このような判断になった可能性もあります。

2020112603なお、オーストリアでは家庭だけではなく、幼稚園にも聖ニコラウスが訪問し、プレゼントを渡す伝統行事がありますが、最近では幼稚園側から「イスラム系の子供が多く、親の反対もあるので訪ねてこないで」と断られるケースもあるとか‥

この政府方針を受けて、各教区や教会では、このルールを遵守して「聖ニコラウスの日」を祝うことができるように準備を進めているそうです。

2020112606一方、ドイツの某コンディトライが、マスクを着用したチョコレート製の聖ニコラを発売し、話題になっています。

インターネット上では、賛否両論が渦巻いていますが、ドイツ全土から注文が殺到しているとか‥

ところで、ある調査によるとオーストリアでは67パーセントの人が、いつものようにクリスマスを過ごすことを計画していることがわかりました。

そして、多くの人がプライベートクリスマスパーティーで人数を制限したくないと考えているようです。もちろん、一部の人は、今年は1人でクリスマスをお祝いすると答えていますが、少数にとどまっています。

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