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December 2020

December 31, 2020

今年のオペレッタを振り返って

20200112001当ブログ、恒例の「今年のオペレッタを振り返って」ですが、2020年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、このブログを開設して以来、最も少ない観賞回数となりました。

観たのは、いずれもVolksoperで「KÖNIG KAROTTE」(にんじん王)、「GRÄFIN MARIZA」(伯爵令嬢マリッツァ)、「DER ZIGEUNERBARON」(ジプシー男爵)のわずか3作品。「DER ZIGEUNERBARON」については、ゲネプロも観賞していますが、回数は4回‥

Feriがオペレッタにはまるきっかけになった1999年は12月の1回だけでしたが、それ以来の最低記録です。

もちろん、計画では4月に「DIE LUSTIGE WITWE」の再演をはじめ、観賞を計画していた作品は複数ありました。更に夏のフェスティバル観賞も計画に入れていましたが、いずれも公演キャンセル。

20191123006そして12月の「DER TEUFEL AUF ERDEN」Premiereもチケットを確保していましたが、予想もしなかったロックダウンによる劇場閉鎖・公演中止になり、見事にお流れ‥憎きCovid-19。

2020年に観賞した3作品ですが、「KÖNIG KAROTTE」は2019/20シーズンのPremiereと同じ演出だったので、楽しめました。

Premiereを観る前は「特殊メイクのキワモノ」のような印象でしたが、時代背景を知ることで、風刺を効かせた作品であることがわかり、Feriにとってオッフェンバックの再評価にもつながりました。

この時代の作品にスポットライトを当てたのはRobert MeyerさんをはじめとするVolksoperの功績と言えるでしょう。

Zigeunerbaron_ohp_126そして、2020年のPremiereで期待していたのが、「DER ZIGEUNERBARON」。

前演出で、フィナーレをオリジナルの脚本から大幅に改変し、大ひんしゅくを買ったことを考えると、原点回帰を果たして、まずは一安心といったところでした。ただ、演出は正直、Feriの感性には合いませんでした。

このような「定番もの」の改訂は、本当にむずかしいことを再実感した作品でもあります。

20200113002 そしてレパートリーの「GRÄFIN MARIZA」。タイトルロールのGRÄFIN MARIZAがCaroline Melzerさんが期待通りの仕上がりで、大満足。

お相手のGraf TassiloがCarsten Süssさんも、役がこなれてきてFeriの期待に応える出来映えでした。

もちろん、Zsupánの Jakob Semotan さん、LisaのJuliette Khalilさんといったブッフォ、スプレッドコンビも素晴らしく、今振り返っていても、今年、Feriが観た中でベストと言える内容。もちろん演奏もカールマンの味を生かした見事なものでした。

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December 30, 2020

年末・年始の話題から‥

2020123001今日はウィーンの「年末・年始の話題」をまとめてお伝えしましょう。

今回、史上初めて無観客で開催されることになった「Wiener Neujahrskonzert 2021」。 世界90ヵ国に放送されます。

12月29日、指揮者のRiccardo Muti氏をはじめとする関係者が記者会見を開きました。席上、今回で6回目の指揮を務めるRiccardo Muti氏は、今回のコンサートは“Botschaft der Hoffnung"(希望のメッセージ)と語りました。

関係者によると、オーケストラメンバーは毎日、ウイルス検査を受けるなど、放送関係者も含めて万全な対策で当日を迎えるようです。

Riccardo Muti氏はホテルに滞在していますが、空室だらけで、同氏はホテルの様子を“ホラー映画のようだ”と語っています。

確かに通常ですと、年末・年始は大変混みあうウィーンのホテル。それがクリスマス休暇中から空室だらけなのですから、そういった感想を持つのも当たり前かと思います。

2020123002当日のプログラムは、すでに発表されていますが、例年、フィナーレで演奏される観客の手拍子で大いに盛り上がる「ラデツキーマーチ」。

Riccardo Muti氏曰く、“この作品は拍手無しで作曲されました”。ごもっともです。いずれにしても無観客という特殊な環境下で行われるコンサートだけに、演出も含めて、注目されるところです。

例年、シルベスターのウィーンはクリスマスと異なり、お祭り状態。今年は公式イベントが全て中止となり、外出も大幅に制限されます。そんな中でも騒ぐ連中が出てくる可能性があるため、警察が市内の警備を強化するとか‥

通常、特別ダイヤを設定するWiener Linienですが、このような状況を踏まえて、2020年のシルベスターが運行する地下鉄、路面電車、路線バスは、日中は土曜ダイヤで運行されることが発表されました。なお、27A、73A、87Aなどの路線は15時で運転が終了します。

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December 29, 2020

雪が少なくなったウィーン 温暖化の影響?

2020122901今日は「ウィーンの雪にまつわる話題」をおとどけしましょう。ご存じのようにウィーンは、日本の札幌より緯度が高く、冬は雪が降ることが多い地域です。

そのため、降雪に備えて、11月初旬から翌年3月末までWiener Linienには除雪専門のチームを結成し、緊急事態に備えています。

原則、ウィーン市が管理する公道の除雪はMA48が担当しますが、路面電車では雪かき装置を装備した事業用車両もスタンバイしています。このチームは、路面電車や路線バス停留所の除雪なども担当します。

ところが、最近は降雪が少なく、チームの出番が少なくなっているというニュースがありました。

2020122902ちなみに2019/20シーズンに停留所の除雪(転倒防止対策を含む)にチームが出動したのは1日だけだったそうです。

過去、数十年の平均では、積雪期間は30日ほどだそうですが、2020年12 月のように雪が降っても、根雪になることがなく、数日で溶けてしまうケースも増えています。

Wiener Linienが公表した1930年の写真を見ると、ウィーン市内で1.7メートル以上の積雪を確認することができます。

Wiener Linienによると、昨年(2019/20年)の冬、同社の除雪車が走ったのは86回でしたが、10年前(2009/10年)は1029回、2018/19年は408回と、明らかに少なくなっています。

2020122903直近で、除雪車が大活躍したのは2013年1月。さて、今シーズンですが、天気予報によると過去数十年に比べて穏やかな冬になると予想されています。という訳で、除雪車の出番は少なくなりそうです。

さて、Feriがウィーン滞在中、大雪に遭遇したのは1999年2月、オペラ座舞踏会の時期でした。この時は短期間の滞在でしたが、WestbahnhofからMariahilfer Straßeにある某ホテルまで行くのに往生した記憶があります。

ウィーンにしては、除雪が間に合わず、夜間、雪をかき分けてホテルまでたどり着きました。

2020122904Kärntner Straßも除雪が完全ではありませんでした。この時、Grinzingに行きましたが、郊外なので積雪がすごく、38系統の停留所からホイリゲにたどり着くまでに往生しました。この時の様子が2枚目と3枚目の写真です。

Wiener Linienの除雪車が1000回以上、出動した2009/10シーズン、Feriが初めてRobert Meyerさんと面会した2010年2月は、4枚目の写真のようにプラーターなどでも公園は根雪になっており、気温が低かったことがわかります。

直近で除雪車が活躍した2013年1月、FeriはDornbachのアパートにお世話になっていましたが、郊外だったので結構、5枚目の写真のように雪が積もっていました。

2020122905そして、2015年2月にはWiener Linienの除雪車が活躍する姿を見ることができました。

この時は、まとまった雪が降ったため、ウィーンの森に隣接する公園ではご覧のように、大人がそり遊びができるほどでした。

余談ですが、前日は全く雪がなく、「KS EDITA GRUBEROVA 45JAHER WIENER STTATSOPER」が開かれた晩、まとまって雪が降りました。

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December 28, 2020

コロナワクチン接種がウィーンの医療施設で始まりました

202012280312月26日、約10000人分のコロナワクチンが、厳重な警備の下、ウィーンに到着。そして、翌12月27日、FloridsdorfのFavoriten病院、Leopoldau老人ホームで、ウィーン市最初のコロナワクチン接種が開始されました。

ワクチンはEUの承認を得たBiontech / Pfizerワクチンが私用されています。最初のワクチン接種にはMichael Ludwig市長、 Rudolf Anschober保健大臣などの関係者が立ち会っています。

2020122801ただ、このワクチンについては副作用が報告されているなど、不安な要素もあります。そのため、Michael Ludwig市長は強制接種には反対という立場をとっています。

ウィーン市では、2021年1月に約50000~60000のワクチン接種を計画しており、老人ホームに入居している高齢者をはじめ、介護施設スタッフや病院スタッフが接種の対象になっています。

さらに2021年第1四半期には、救助隊員と警察官が対象となり、その後、全ての国民にワクチンが提供される予定になっています。

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December 27, 2020

アプリで情報提供を‥“すぐやります”

2020122601クリスマス休暇中は、基本的に各種情報提供が減る傾向があるオーストリア。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、関連する情報は提供されていますが‥

という訳で、今日は、クリスマス前に紹介された情報をお伝えしましょう。以前、日本の地方自治体で住民からの要望に対して、即対応する部門を作ったところがあったと記憶しています。縦割りが多い自治体では、対応するまでに時間がかかることを解消する試みだったと思います。

さて、ウィーンでは、現在、住民からの各種要望を、スマートフォンのアプリ経由で寄せてもらい、迅速に対応するプログラムが展開されています。
このプログラムは2017年はじめから開始されたもので、「Sag’s Wien-App」というアプリをダウンロードし、ここから身近な要望を市当局へ連絡するというものです。

ウィーン市の発表によると、導入以来、74000件のダウンロードがあり、今までに約10万件の情報提供があり、その内99%以上を解決しました。
住民から寄せられた情報ですが、マンホールの緩み、街路灯の球切れ、街中の汚染、信号機の不具合など多岐にわたっているようです。
2020122602Feriは実際に試したことがないので、使い勝手については、コメントできませんが、このアプリでは、数回クリックするだけで、具体的な情報を市当局に通報できるようになっています。
特にスマートフォンに搭載されているカメラ機能を使って、写真を送付することで、情報伝達の精度を上げているようです。
地図とも連携しているので、問題のある場所を、当局がすぐに特定できる点は、アプリの威力と言えるでしょう。
ウィーン市によると、本システムは、恐らく「ウィーンのデジタル化」で、最も成功した例の一つであると自画自賛。これがウィーンでの「生活の質の向上」につながっていると指摘しています。

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December 26, 2020

オーストリアで迎えた初めてのクリスマス(下)

1991122500日本では、12月25日が終わると、商業施設はもちろん、ご家庭でもクリスマスモードから一転、年越しモードに切り替わっていると思います。

ご存じのように、こちらでは1月6日頃まではクリスマスツリーを風っておくところが多いのが特徴。ただ、シルベスターへの転換が始まります。

ただ、今年はクリスマスマーケットとシルベスターの行事が中止になったため、大規模な転換作業は行われないことでしょう。

今日は昨日に引き続きFeriが1991年12月、初めてオーストリアでクリスマスを迎えた時の「昔話」にお付き合いください。

1991122502ご存じのようにÖBBのICやECには、なかなか洒落た列車名が付けられており、あえて、お気に入りの名称がついている列車を選んでいました。クリスマス当日、乗車した「Rosenkavalier」も、その一つ。

クリスマス当日、当たり前ですが早朝から朝食堂を利用する宿泊客は非常に少なく、事実上、Feriの貸切。

朝食後、早々にホテルを引き払い、中央駅9時00分発のEC61「Rosenkavalier」に乗車しました。当たり前ですが、クリスマス当日に移動するオーストリア人は、ほとんどいませんから、列車はガラガラ。

1991122503当初、このままウィーンへ戻る予定にしていましたが、途中で気が変わって、Linzで途中下車。こういう時、フリーパスは便利です。

Linzでは路面電車に乗って郊外にある登山鉄道Pöstilingbergbahnを見学しました。

当たり前ですが、クリスマス当日、このような鉄道に乗るお客さまは皆無。当初は山頂まで行くことも考えていたのですが、天気が悪かったため断念。

1991122505市内ではクリスマス当日のミサがお開きになった時間だったので、人が結構、出ていました。

また、25日は昼過ぎから営業を始めるレストランなどもありました。その事実を知ったのも、この時が初めて‥

当初、Linz市内での昼食も考えたのですが、食堂車利用がひらめいたので、一路、路面電車で中央駅へ。

そして、13時27分発のIC543「Hahnenkamm」で、一路、ウィーンへ。今ならピンとくるHahnenkammですが、当時はアルペンの大会が開催される有名なスキーリゾートであることを知る由もありませんでした。

1991122506その頃、ÖBBの食堂車は昼食や夕食の時間帯は予約制を採用していたので、時間帯を外して、利用しました。

グーラッシュズッペとBierという軽食。のんびり車窓を眺めながらの昼食は、乙なものです。

1991122507Westbahnhofには15時25分に到着。駅構内はU3乗り入れにそなえて一部が閉鎖され、大規模なリニューアル工事中です。

今、写真を改めて見ると、駅舎の基本構造やデザインは現在と全く変わっていません。これには驚き。

ちなみに当時、U3はErdberg-Volkstheater間で営業運転を行っており、Westbahnhofへ乗り入れたのは、2年半後の1993年9月のことでした。

1991122508という訳で地下鉄U6、U4を乗り継いでMitte近くのホテルへ戻りました。U3が開通していれば、短時間で移動できたのですが‥

最も路面電車か徒歩でVolkstheaterへ出て、U3に乗り換えるという手がありますが、その頃は、知恵が働きませんでした。

知恵が働かなかった理由は、いわゆる「土地勘」が磨かれていなかったからです。地図や路線図だけを頼りにしていると、どうしても移動リスクを避ける方向で考えがちですね。右の写真はホテルに近いLandstraßeの電飾です。

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December 25, 2020

オーストリアで迎えた初めてのクリスマス(中)

1991122304今日は昨日に引き続きFeriが1991年12月、初めてオーストリアでクリスマスを迎えた時の「昔話」にお付き合いください。

12月23日は朝食後、市内を散策してから、昼前にKufsteinを急行列車D281で出発。Innsbruckへ。

駅へ向かう途中、金物屋さんの店頭で写真のようなクリスマスツリースタンドを販売していました。

Kufstein-Innsbruck間は近いので13時30分に到着。 1991122302Innsbruckはスキーリゾートである上、定宿がなかったので、駅構内の案内所でホテルを紹介してもらいました。

当時、旅行会社が運営する駅構内案内所でホテルの予約を依頼すると、予約手数料とホテル宿泊料を、その場で支払うケースがありました。この時も、そのパターン。

1991122303ホテルにチェックイン後、雪が舞う旧市内を散策。23日なのでレストランなども通常どおり営業していました。初めて見る街中の電飾に心がときめいたのを覚えています。

1991122305夕食は市内のCaféで定番のウィンナシュニッツェルを頂きました。優勝後、腹ごなしに旧市街を散策しましたが、マリアテレジアシュトラーセや「金の小屋根」付近も人が少なく、ひっそりしていました。

宿泊したホテルは1階が朝食堂を兼ねたCaféになっているのですが、朝食時から一般のお客さまも利用しており、賑わっていました。ただ、センメルの味は今ひとつ。

1991122306当時、Heilig Abendを「雪のSalzburg」で過ごすことが夢だったので、翌、24日、市内を散策しながら中央駅へ向かい、Innsbruck9時08分発のIC563「Bregenzerwald」で一路、Salzburgへ。

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December 24, 2020

オーストリアで迎えた初めてのクリスマス(上)

1991122412今年のクリスマスは「Feriの昔話」にお付き合いください。誰でも「初めて」はありますが、Feriがオーストリアでクリスマスを迎えたのは、今から29年前、1991年のことです。

毎年、夏にはオーストリアを訪問していましたが、この時期の訪問は、1991年が初めて。

実は当時、務めていた会社で、Feriは専門職でした。専門職はクライアントの元へ出張して仕事をするため、クライアントが繁忙期を迎える年末年始に長期休業をとることができました。そこで、クリスマスツアーを考えた訳です。

今のように自由に安い航空券が手に入る時代ではなかったので、某大手旅行会社が販売していたフリータイムのツァー(フリープラン ウィーン8日間)を利用しました。当時、このようなツァーがリピーターの間では流行っていたような気がします。

1991122101

 添乗員はつかず、ウィーンでは空港からホテルまでの送迎だけが着いていました。ホテル到着後は、出発までご自由にどうぞ‥という感じです。

毎朝、現地の職員がツァー参加者の相談にのるためのデスクを開設していたような気がします。

日本出発は12月21日。ルフトハンザ711便でフランクフルトへ。ちなみに機材は、当時、デビューしたばかりの最新鋭機B747-400。

フランクフルトからウィーン間もフルトハンザでしたが、当時の写真を見るとエコノミークラスでも、結構、食事のボリュームがありましたね。そしてクリスマスの時期なので、季節感のあるスィーツが付いていました。

1991122102乗り継ぎでウィーンへ到着したのは、22時25分でした。チャーターバスでランドシュトラーセ付近のビーダーマイヤー様式のホテルに到着したのは、0時近く。

ここで簡単なガイダンスがあり、さっそく部屋に‥ウィーンに滞在している分には、ホテルは全日程確保されているので、費用はかかりません。ミニバーからBierを取り出して、まずは乾杯。

1991122200が、何を思ったかFeriは、夏によく訪れていたKufstein、Innsbruck、Salzburg訪問を敢行します。

当時、ÖBBではRABBIT CARDという記名式前線パスを販売していたので、これを利用しました。お値段は2等で1090シリングでした。

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December 23, 2020

クリスマスを前に‥

2020122301当初、1月6日までだった準ロックダウンですが、21日に連邦政府は新しい規制を発表しました。規制はさらに強化され、1月17日まで延長されます。

詳細にご紹介すると気が滅入ってしまうので、ごく簡単に‥規制内容は、第1回目に準じており、生活必需品を販売する商業施設以外は全面閉鎖です。当然、飲食店もテイクアウト以外、営業禁止。

劇場、映画館、図書館、博物館、動物園なども閉鎖です。なお、屋外のスキー場やスケートリンクについては感染拡大防止策を導入の上、営業が許可されることになりました。昨日、お伝えしたWiener Eistraumsは、CDMの導入により、規制をクリアしたのだと思います。

2020122302今回、新しい内容は1月15日から17日に実施予定の大規模検査を受け、陰性となった者は、1月18日から営業を再開する飲食店、ホテル、生活必需品以外を扱う店舗、身体的接触があるサービス業(美容室など)、文化・娯楽施設の利用が許可される予定です。

恐らく、前回、ウィーンでの大規模検査の受診率が思わしくなかったので、このような手を考えたのでしょう。

検査を受けなかった人に関しては、ロックダウンが1週間延長されるとか‥オペレッタ国家の面目躍如‥と言ったところでしょうか。

クリスマス前にとんでもない規制が発表され、意気消沈している中、今日はクリスマスを前にした話題を2つ、お伝えしましょう。

Friedenslichtがウィーンに到着

12月22日、ウィーンに「Friedenslicht」(平和の光)がÖBBで到着しました。今年で35回目を迎える「ORF-Friedenslicht」。

202012230611月末、ベツレヘムの「イエス生誕の地」で採火された「Friedenslicht」はオーストリア航空でリンツに到着。そこからÖBBにバトンタッチされ、22日、ウィーンに到着。今後、ÖBBにより、クリスマスの平和メッセージとしてオーストリア全土に運ばれます。

このプログラムは、障害のある子供たちや困っている人々のための慈善事業の一環として、1987年にオーストリアで開始されたものです。現在では、ヨーロッパと南北アメリカの20カ国以上で行われています。

今年は新型コロナウイルス感染拡大を受けて、「Friedenslicht」は特別のメッセージになることでしょう。

12月24日にはÖBBで各州に運ばれた「Friedenslicht」は、赤十字事務所、ボランティアの消防隊、教会、ÖBB駅などで受け取ることができます。

なお、ウィーンでは、下記の駅で8時から配布されます。皆さん、カンテラを持ってお出かけになることでしょう。
-Wien Hauptbahnhof
-Wien Meidling
-Wien Westbahnhof
-Wien Mitte
-Wien Floridsdorf

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December 22, 2020

12月24日にオープン「26. Wiener Eistraums」

2020122203RathausplatzのChristkindlmarktが中止になり、意気消沈するウィーンではありません。12月24日から通常よりも前倒ししてRathausplatzで第26回Wiener Eistraumsが開幕します。

“初めて66日間連続でアイススケートを楽しむことができます”さすが、ポジティブ思考のウィーン!! これは今までで最も長い営業期間です。

総面積8300平方メートルのリンク、市庁舎公園を通るロマンチックな周回コース(Romantischen Traumpfade durch den Rathauspark)、そしてユニークなアイステラス「スカイリンク」も営業を開始します。

今シーズンも新鮮な空気の中でスポーツアドベンチャーやクールな体験、健康的なエクササイズなど、様々な楽しみ方ができます。

もちろん新型コロナウイルス感染拡大を受けて、連邦政府の法規制に適合しており、専門家の協力を得た革新的な安全システムが導入されることが発表されました。

12月21日、Michael Ludwig市長は会場を視察した後、現地で新型コロナウイルス感染拡大を受けた対策を発表しました。

2020122202それは「Elektronischen Distance Marker」(電子的距離マーカー)の導入です(市長がクビから下げているデバイス)。

「Elektronischen Distance Marker」はオーストリアの企業D-Ariaが開発したCDM(Community Distance Marker)で、ウィーンの主要イベントで初めて採用されました。
この装置は、人々がソーシャルディスタンスを維持するのを助けると同時に、接触のトレースが可能なように設計されています。

CDMはWiener Eistraums入場時に配布され、他の利用者とソーシャルディスタンス(2メートル)が確保されていない場合に、光信号や振動、ビープ音などで警告を発します。また、記録されたデーターは、接触状況のトレースすることができます。

本システムの導入に伴い、今シーズンは、利用する際のルールが以下のように変更されます。また、インターネット経由でのチケット販売も中止されました。

2020122204-Wiener Eistraumsの利用にはCDMが必要です。
-利用者はチケット購入の際、CDMを借ります(デポジット料金10Euro)
-受付はCDMと引き換えになります。
-CDMごとに個人情報の登録が必要です。
-登録時、家族などは、グループ内でアラーム機能がミュートされるように、グループ定義が可能です。
-パーソナライズされたCDMを使用することで、ゲートが開き、リンクに入ることができます。
-グループ設定以外の利用者が所定の最低距離(2メートル)を下回ると、CDMはビープ音、ライトアップ、バイブレーションを発します。
-利用者が会場内で7.5分以上、2メートル未満の距離で接触した場合、CDMに記録され、28日間保存されます(グループ設定者は除く)。
-CDMは距離測定のみに使用され、トラッキングはできません。
-統計などの評価はせず、当局が緊急時に連絡する場合のみ使用されます。
-利用後、CDMをエリア外のレジストレーションデスクで返却するとデポジット料金10Euroが返金されます。

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臨時更新 Volksoperは1月22日から暫定再開

2020122210現時点では先が見えない状況ですが、Volksoperが1月22日から変則スケジュールで公演を再開することを発表しました。

1月22日から、金曜日、土曜日、日曜日の週末限定で公演を行います。そのため、今までのスケジュールは大きく見直されます。

見送りになっていたPremiereも行われます。現時点では1月分の暫定スケジュールが公開されています。

1月22日:「Der Teufel auf Erden」Premiere(16時30分開演)
1月23日:「Die Zauberflöte」(2回公演)
1月24日:「Disneys Dschungelbuch」Premiere(11時開演)
1月24日:「Der Teufel auf Erden」(16時30分開演)
1月29日:「Der Teufel auf Erden」(16時30分開演)
1月30日:「Disneys Dschungelbuch」(10時30分開演)
1月30日:「Ein Deutsches Requiem」(Wiener Staatsballett、17時30分開演)
1月31日:「Die Zauberflöte」(2回公演)

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December 21, 2020

RailJetの元祖ÖBB4010型特急電車

2020121504今日は「ÖBB特急電車の話題」をお届けしましょう。

かつて西ヨーロッパの国鉄にはオール1等の国際特急TEE(Trans Europ Express)が運行されていました。各国の国鉄が威信をかけて運行していただけあって、車両のクオリティは非常に高く、車内でのサービスも競っていました(何しろフランス国鉄が運行していた「ミストラル」には美容室が設置されていたほどですから‥)。

オーストリア内にもドイツやイタリアからTEEは乗り入れていましたが、フランス国鉄、ドイツ連邦鉄道、スイス連邦鉄道などと異なり、ÖBBにはTEE専用車両はありませんでした。

しかし、1980年代、4010型という特急線用電車が活躍していました。電車と言っても日本のような動力分散型ではなく、編成の一端に専用電気機関車を連結し、プッシュプル方式で運転する列車です。現在のRailJetの元祖のような形態です。

専用機関車(ドイツのICE1のように片運転台)を6両編成。

2020121501ただ、1等車と2等車で編成されていた上に、エアコンを装備していなかったため、TEEの基準を満たしませんでした。ÖBBを代表する特急列車ですから、当然、食堂車(一部はビュフェ)も連結されていました。ちなみに最高速度は150km/hと控え目。

4010型は4010(機関車)-7010(2等オープン客室)-7110-100(2等コンパートメント)-7110-200(2等コンパートメント)-7310-100(食堂車)-6010(制御客車、1等オープン客室)という編成でした。

1965年から1978年にかけて29編成がオーストリアを代表する車両メーカーSPG(Simmering-Graz-Pauker)で製造されました。

なお、食堂車に関しては、ビュフェと半室2等車という7110-300(301~312)も12両、製造されています。さらに7310(001~005)という2等車も5両製造されています。

20201215054010型は1965年に第1ロットが落成し、「Transalpin」(Wien-Zürich間)、「Johann Strauß」(Wien–Passau–Frankfurt am Main間)、「Bodensee」(Wien–Bregenz–St. Gallen間)、「Rosenkavalier」(Wien–München間)などの国際特急列車に投入されました。

登場当時、アイボリーとサファイアブルーのツートンカラーというスマートな塗装とあいまって、地味なカラーが多かったÖBBの車両の中で、非常に存在感がありました。

右の写真は親友と初めて、この列車に乗車し、ウィーンへ向かった時のもの。親友の撮影ですが、窓が開く列車ならではの写真です。

運用に際しては、RailJetと同じように2ユニット12両編成で運転されたこともあります。

1970年代に、塗装がウルトラマリンブルー/アイボリーに変更されましたが、塗り分けは同じでした。Feriが最初に見た頃は、この塗装でしたが、地味な色合いが多い当時のÖBB車両群の中で、その美しさ、優雅さは格別でした。
また、最終ロットの食堂車にはエアコンが装備されています。

1977年、「Transalpin」が、快適性に優れたエアコン装備の新型客車(機関車牽引)に置き換えられのを皮切りに、順次、4010型は国内運用に変わっていきます。

20201215021990年代に入ると、運転室のコーナー窓が廃止、ドアの仕様変更、客室の改装、トイレの改修(一部編成)などの近代化改修工事が行われました。

この際、ÖBB電気機関車の新塗装に準じたトラフィックレッド、アンブラグレー、グレーホワイトという塗装に変更され、イメージが大きく変わりました。

そして食堂車・ビュフェが廃止され、4010(機関車)-7010(2等オープン客室)-7110-100(2等コンパートメント)-7110-200(1等・2等コンパートメント合造車)-7110-300(2等コンパートメント)-6010(制御客車、1等オープン客室)という編成に改められています。

近代化改装を行ったとは言え、老朽化が進んだため、2008/2009ダイヤ改正で全編成がÖBBの運用から離脱します。廃車後、一部がドイツに売却され改修工事を受けましたが、最終的には運用に復帰することなく、廃車になっています。

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December 20, 2020

農業も盛んなウィーン

2020122001今日は「ウィーンの農業」にまつわる話題をお届けしましょう。このブログでもお伝えしたことがありますが、ウィーンは首都でありながらワイン用ブドウ畑が市内に広がるという希有な街です。
もちろん、それ以外の農業も盛んです。先日、ウィーン産の新しい有機全粒粉ライ麦粉が、ウィーン市で発表されました。

原材料の有機ライ麦は、ウィーン市のロバウ・オーガニックセンター(Bio-Zentrums Lobau)の栽培地域で生産されたものです。非常に丈夫で硬く、パン作りに適しているとされています。発表会では、実際にこの有機全粒粉ライ麦粉で作ったパンも披露されました。
ご存じない方が多いと思いますが、ウィーン市は40年前から大規模な有機農業を実践しており、オーストリアで最も重要な伝統的有機農園の一つ。
2020122004発表会の席上、Michael Ludwig市長は“ この有機全粒粉ライ麦粉は、都市農業と製粉所、そして市場とのパートナーシップが成功した結果です。ロバウ地区で栽培・収穫された200トンの有機ライ麦があれば、この製品は一年中手に入る”と表明しています。

なお、製品に関してはja!のブランドで知られているREWE International AGがスーパーマーケットで販売しています。
Naturschutzgebiet von Groß Enzersdorf(グロース・エンツァースドルフ自然保護区)にあるロバウ・オーガニックセンターは、国内最大級のオーガニック農場で、ウィーン市が所有しています。
ウィーン市/MA49は、合計約2,000ヘクタールの耕地(ウィーンとニーダーエスターライヒ州)を管理していますが、その半分はビオ・ゼントラム・ロバウの有機農地です。

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December 19, 2020

ウィーンのカフェハウスで勉強をしよう

2020121701今日は「カフェハウスの話題」をお届けしましょう。ご存じのようにオーストリアでは、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、事実上のロックダウンが継続されています。

学校ですが、幼稚園や義務教育は再開しましたが、高等学校や大学に関しては遠隔学習になっています。

ウィーン市では、自宅に遠隔授業に必要なインフラが整っていない学生、自宅に自室がない学生向けに一部のカフェハウスを学習スペースとして提供しています。

現在、第1段階としてウィーンの有名なカフェハウス3軒がが、この活動に参加しています。

2020121702Café Museum(1. Operngasse 7)
Café Frauenhuber(1.Himmelpfortgasse 6)
The Legends(3. Landstraßer Hauptstraße 103)

ご存じのように、現在、オーストリアではレストランやカフェなどの飲食店は、テイクアウト以外の営業は禁止されています。

そのため、店内の客室は空いており、この空きスペースを学生さんに提供しようというアイデアです。

Café Museumは、Feriも以前、利用したカフェハウスで、友人との待ち合わせにも利用していました。

密を避けるため、人数制限が課せられており、利用者は「Book Your Room」というサイトから希望のカフェハウスに予約を入れることになっています。

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December 18, 2020

U2×U5の本格工事が2021年からスタート

2020121806今日は現在、建設が進められているウィーンに地下鉄「U2×U5の話題」をお届けしましょう。現在、ウィーンで進められている大規模公共事業が地下鉄U2×U5建設プロジェクトです。
紆余曲折がありましたが、12月17日、2021年1月11日からRathausとFrankhplatzで本格的な土木工事が開始されることが正式に発表されました。また、U2の延長区間の工事については、2021年第1四半期に開始されます。
2020121803U2×U5が建設される区間は都心の密集地。そのため、困難な工事が予想されます。2年前、Wiener LinienはU2×U5建設の入札を実施しましたが、これが不調(予定価格を大幅に上回っていたようです)。そこで、再入札を実施し、約2億Euroの工事費削減につながりました。
ただ、建設工事開始が遅れたため、この時点で2024年開業は断念され、1年後の2025年開業に変更されました。
2020121804U2×U5の建設工事で大きなポイントとなるのは、両線が分岐するRathaus駅周辺。何しろ地下でU2とU5が立体交差する訳ですから、大規模な土木工事になります。イラストのように既存のU2と接続するU5の下に、新しいU2の延長路線が建設される形になります。
ウィーンの場合、都心部はシールド工法によりトンネルを掘削しますが、駅周辺に関しては、どうしても地上とのアクセスが生まれるため、地上の影響を皆無にすることは困難です。
202012180212月17日の記者会見ですが、同時に2021年1月から実施さえるRathaus周辺の大規模交通規制も発表されました。図をご覧になるとわかるように、LandesgerichtsstraßeはUniversitätsstraßeからFelderstraßeまで一方通行(Museumsquartierの方向のみ)になります。
9区方面では、工事開始に伴いAlser Straße-Universitätsstraße間が通行止めとなり、FelderstraßeからEbendorfer Straßeを経由して、迂回することになります。
路面電車43系統と44系統については、週末に一時的な運行制限がかかる場合がありますが、原則として通常どおり運行されます。
2020121805このブログでもお伝えしているようにU5は完全自動運転が採用されます。そのため、現在、U2として運転されているSchottentor-Karlsplatz間を26ヵ月間、閉鎖してKarlsplatz、Museumsquartier、Volkstheaterの各駅についてもホームドアの設置を含む大規模改修工事が行われます。
完成予想イラストを見ると、日本の東京メトロ南北線のようにプラットホームと線路は完全に仕切られるようです。
そのため、2001年5月からU2はSeestadt-Schottentor間の運転になります。U2の部分運休に伴う代替え輸送については、追って発表されます。なお、この工事は、当初、2020年から予定されていましたが、1年、遅れたことになります。
Wiener LinienのGünter Steinbauer社長は記者会見で、U2×U5が完成すると年間75000トンのCO2削減が可能であると述べています。これは樹齢30年の木が、600万本ある森林の環境パフォーマンスに匹敵します。

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December 17, 2020

新しいアリーナ建設計画進行中

2020121611今日はWien HoldingGmbH が計画している「新しいアリーナの話題」をお届けしましょう。

ウィーン市内のアリーナと言えば15区にあるWiener Stadthalle(メインホールの収用人数約16000名、こちらもWien Holdingの子会社が管理・運営を行っています)が良く知られていますが、現在、3区(Landstraße)Neu Marxエリアに約2万人を収容できるWien Holding-Arena(略称WH-Arena)建設計画が進められています。

本施設は、「Smart City Wien 2050」、「Digitale Agenda Wien 2025」、「Wien 2030 Wirtschaft & Innovation」、「Visitor Economy Strategie 2025」といった大規模イベントのメイン会場として使用されることが予定されています。

2020121612Neu Marxエリアは、U3のErdbergとSchlachthausgasse両駅およびS BahnのWien St. Marx駅が利用できるため、公共交通機関の利便性が高いのが特徴。

また、南東バイパスに隣接しているため、自動車によるアクセスも良好です。現在、アリーナ近隣には2000台収容可能な駐車スペースがあります。

Wien Holding-Arenaは、ビジネスイベント専用ではなく、コンサート、ショー、エンターテインメント、スポーツなどにも使用できる多目的ホールです。

2020年1月、Wien Holding-Arena建設に向けてEU加盟国を対象としたコンペが開催され、2020年12月15日、その結果が発表されました。

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December 16, 2020

MA48がLegoを使った商品を新発売

2020121601こちらでも今年はクリスマスプレゼントを準備するのに通販を利用する人が激増しているようで、配達がかなり混雑しているようです。

さて、今日はウィーンで清掃業務などを担当するMA48が新しく発売した「グッズの話題」をお届けしましょう。

このブログでもお伝えしたことがありますが、MA48では住民に親しんでもらえるように様々なグッズを制作し、発売しています。MistFestではFanShopも開設されており、ゴミ箱のミニチュアなどは人気がありますね。

2020121603今回、クリスマスプレゼント用として登場したのは、日本でもおなじみのLego(レゴ)とコラボレーションした製品(Wiener Müllabfuhr Set48001)です。

例によってプラスチック製のブロックを組み立ててウィーンのゴミ収集サービスを再現するという企画。セット内容は可動式パーツを搭載したゴミ収集車、オレンジ色のフィギュア2体、各種ステッカーが貼られたゴミ箱6個で校正されており、パーツの数は263個。

こちらの清掃車は、後部にゴミ箱を取り付けて、自動でゴミを回収するシステムなので、それを再現しているのでしょう。こういうギミックは、子供さんは喜びますね。

2020121602MA48オリジナルグッズなので一般のおもちゃ屋さんでは発売されず、12月16日からMA48が運営するリサイクルショップ48er-Tandler(5区、Siebenbrunnenfeldgasse 3)で販売されます。お値段は1セット69Euro。

しかし商品番号をちゃんと組織名にしているところに「こだわり」を感じます。

なお、48er-Tandlerは、2020年12月23日から2021年1月6日まで休業となります。そのため、本セットをクリスマスプレゼントとして購入するラストチャンスは12月19日となります。

2021年1月7日から、48er-Tandlerではお得なキャンペーンや素敵なグッズの販売が始まるようです。

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December 15, 2020

ÖBBの新しい構内放送チャイム

2020121510先日、このブログでウィーン国立歌劇場のライブ配信についてお伝えしましたが、13日、「Das verratene Meer」(午後の曳航)のPremiereが放送されました。無観客での初演というのは不思議な気がします。ただ、Feriは所用があって観ることはできませんでした。

ご存じの方も多いと思いますが、本作品は三島由紀夫の「午後の曳航」を原作に、ドイツの作曲家ハンス・ヴェルナー・ヘンツェが作曲したもの。1990年にベルリンで初演されました。

2020121301一方、ウィーンで実施されていたコロナマステストですが、最終的に234889人が参加しました。これは、テストを受ける資格のある対象者の約13.5%です。

さて、今日は「ÖBBの話題」をお届けしましょう。

ÖBBでは、12月13日にダイヤ改正を実施しましたが、その際、構内放送のチャイム変更を実施しました。

今までのチャイムは30年間使用されていたそうです。ご存じのようにÖBBでは列車の発着案内の前、お客さまに注意を喚起するため、チャイムが鳴ります(ÖBBではゴング/Gongという名称で呼んでいます)。

新しいチャイムは、頻繁に構内放送が流れる駅を考慮して、短くなっています。

2020121302このチャイムの名称は「Ton B (B für Bahn)」と言う名称ですが、ゆったりとしたメロディーで、心を落ち着かせる効果があると言われています。また、周囲の迷惑にならないよう、低音域を抑えてマスタリングされています。

このチャイムですが、サウンドアーキテクトDI Herwig Kusatz(MBA)が作曲したものです。

構内放送は、一般のお客さまはもちろんのこと、視覚障害をもつお客さまにとって重要な情報なだけに、そのような観点からもチャイムの再検討が行われたようです。なお、ゴングという名称の理由は、実際の音を聴くとすぐにわかります。

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December 14, 2020

姪の結婚

2020121202先日、兄の娘(Feriの姪)から結婚の連絡が届きました。日本はオーストリアほど規制が厳しくないので、普通どおり結婚式や披露宴を行うことは可能ですが、新郎新婦の判断で披露宴などは中止し、入籍だけ済ませたようです。

今年、日本では、このような判断を下したカップルが多いという話を耳にしています。

兄夫婦の子供は長男、長女の二人ですが、姪の結婚で、いずれも新しい家庭を持つことになり、兄夫婦も安心したことでしょう。

実は、姪とはウィーンで会ったことがあります。姪は学生時代、イギリスに短期留学をしていました。その期間、学校が休みの日にはイギリス国内はもとより、一緒に学んでいた学友の故郷を訪ねるなど、旅行を楽しんでいました。

20201212012001年1月、グルベローヴァの公演を観るため、Feriが母とウィーンを訪れることが決まった際、姪に連絡をとり、ウィーンで会うことを提案。

母にとっては孫ですから、海外で会うのはお互いに嬉しいだろうと考えた訳です。ウィーンでの滞在費用はFeri持ちです。

1月1日、Feriと母は成田からアムステルダム経由でウィーンへ向かいました。母同伴だったのでビジネスクラスを利用しましたが、元旦ということで、機内食も特別でした。

2020121205翌、2日はVolksoperでFeri待望の「Die Csárdásfürstin」を観賞。フェリ・バチはもちろんSándor Némethさん。新年早々、最高のオペレッタを観ました。

そして、1月3日、姪がロンドンからウィーンに到着するため、シュヴェヒャート空港まで母とお出迎えに‥異国の地で、孫と再会した母は感激していたのが印象的でした。

2020121203姪とは同じホテルをとり、滞在期間中は、母と同室にしました。Feriは姪用に確保したシングルルームへ移動。夜遅くまで、色々な話に花が咲いたようです。

4日は姪を旧市街とシェーンブルン宮殿に案内しましたが、お天気が今ひとつ。夜はお手軽コンサートに招待しました。

20201212065日は天気も回復したので、カーレンベルクやプラーター、ベルベデーレ宮殿などへ案内。
姪がウィーンに滞在する最終日となった6日は、オーストリアでは「三聖王の日」の祝日。そこで、朝食後、シュテファンドームのミサに参列しました。

そして、ウィーン名物のスィーツを楽しんでから、姪は元気にロンドンへ旅立ちました。ただ、日本に住む両親へのプレゼント(しかも壊れ物なので、機内持ち込み限定)を託されたので、正直、閉口しましたが‥

2020121207Feri一行は、その晩、国立歌劇場でグルベローヴァ出演の「ロベルト・デヴェリュー」を堪能。そして、1月8日、今まで以上に思い出の多かったウィーンを跡に、日本へ向かいました。

姪は、その後、日本の大学へ戻り、卒業後、短期留学の経験から英語が活用できる都内の某ホテルに就職。順調な社会人生活をスタートしました。

ところが、その後、難病を発病し、一時は命の危険にさらされました。幸い両親の看病と医療機関の適切な治療で、社会復帰を果たすことができました。

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December 13, 2020

Volksoperの音楽総監督決まる

2020121011今日は「Volksoper新体制の話題」をお届けしましょう。

新DirectorのLotte de Beer氏就任に向けて新体制の準備が進む、Volksoper Wienですが、先日、2022年9月1日からOmer Meir Wellber氏が音楽総監督(Musikdirektor)に就任することが発表されました。

音楽総監督は主にVolksoperの音楽領域を担当し、5シーズンにわたってアンサンブル、オーケストラ、合唱団の育成を担当します。2021年春には、新経営陣に加わり、準備を進めると発表されています。

Omer Meir Wellber氏は音楽総監督就任に際してのコメントで、“劇場の名前どおり、人々のための「質の高いオペラハウス」でなければなりません。私たちはフォルクスオーパーをヨーロッパで最もエキサイティングな音楽劇場の一つにしたいと思っています”と述べています。

2020121012Omer Meir Wellber氏は1981年にイスラエルで生まれ、オペラやオーケストラのレパートリーとする指揮者。BBCフィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、マッシモ・パレルモ劇場音楽監督、ゼンパーオーパー・ドレスデン首席客演指揮者、ラアナナ・シンフォネット音楽監督を歴任。2010年から2014年までは、バレンシアのレイナソフィア音楽院の音楽監督を務めています。

また、また、メトロポリタン・オペラ、ニューヨーク、テアトロ・ラ・フェニーチェ、バイエルン国立歌劇場、ベルリン国立歌劇場ウンター・デン・リンデン、グラインドボーン音楽祭、アレーナ・ディ・ヴェローナなど、世界中の主要な歌劇場やフェスティバルに出演しています。

 ウィーンでの活躍ですが、ウィーン音楽祭でヴェルディの「ポポラーレ三部作」の3年間のプロジェクトの指揮を任された他、ウィーン劇場で「リゴレット」(2011年)、「椿姫」(2012年)、「トロヴァトーレ」(2013年)を指揮しています。

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December 12, 2020

「Opernfoyers in der Wiener Staatsoper」がオープンしました

20201211022021年1月6日までオーストリアでは、各劇場は閉鎖されており、公演も中止になり、寂しい限りです。そんな中、12月9日、「新しい国立劇場連盟のチケット売場」がオープンしました。

皆さまの中にもご利用になった方が多いと思いますが、国立劇場連盟ブッキングオフィス(Bundestheaterkassen)はOperngasse 2にありました。以前は、現在、国立歌劇場博物館になっている場所にブッキングオフィスがありました。

今までのブッキングオフィスは、チケット予約と発券・販売に特化したしせつで、入口にプログラムなどを提供する案内所があるという「機能性重視」の施設でした。

2020121103このブログでもお伝えしたように国立歌劇場のHerbert-von-Karajan-Platzに面したスペースにあったCaféが廃止され、その跡にビジターセンター「Opernfoyer」の建設が進められていましたが、このほど完成し、12月9日にオープンの運びとなりました。

現在、連邦政府の指示により公演再開の目処が立っていないため、チケットの販売は停止されていますが、施設そのものはオープンしました。

ビジターセンターは、Bundestheater-Holding(国立劇場連盟)の依頼を受けて、 BWM Architektenがインテリアデザインを担当。

2020121104写真をご覧になるとわかるように、Café時代と同じく、国立歌劇場のオリジナルデザインを生かしたインテリアになっています。

ビジターセンターという名前が象徴するように、この施設は従来のチケット販売だけでなく、来場者に対して総合的な情報やサービスを提供する施設です。

チケット販売に加えて、各種グッズを販売する国立歌劇場直営ショップ(書籍、記念品などを販売)、読書コーナー、Caféが併設されています。

2020121101公開された公式写真を見ると、複合施設にしたことで、チケット売場のスペースが相対的に狭くなっているようです。チケット販売に特化した施設から、複合施設に変えた理由は、最近ではインターネット経由でチケットを購入し、自宅で発券するお客さまが増えたことも背景にあるのでしょう。

さらに2022年には国立劇場連盟のチケットシステムが一新されることになっているため、それを踏まえた対応のようです。

国利歌劇場内にありますが、従来どおり、同劇場のみならず、国立劇場連盟傘下のフォルクスオーパーやブルク劇場のチケットも販売されます。
公開されている公式写真を見ると、ショップでは新しいグッズも販売されているようです。

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December 11, 2020

Wiener Christkindl 2020がウィーン市長を表敬訪問

2020120910事実上のロックダウン下でも本来のアドベントは進行中。当然、クリスマスもやって来ます。今日はクリスマスにまつわる話題をお届けしましょう。

Michael Ludwig市長は12月8日、執務室でWiener Christkindl 2020の表敬訪問を受けました。

「Wiener Christkindl」は、毎年、アドベント前に任命され、クリスマス関連行事への参加、学校、老人ホーム、福祉施設などを訪問し、クリスマスの意義を伝達する天使です。

2020120912日本の自治体で行っている「○○の女王」と似たような活動です。2020年は、ロックダウンの影響でイベントが中止となり、Wiener Christkindlの公募は途中で中止されました。そこで、2019年に就任したTanjaさんが、例外的に2020年もWiener Christkindlに就任したものです。

Wiener Christkindlは、公募制で、例年、応募者の中から審査員が5名の候補者を選定し、インターネット上のオンライン投票で最終決定されます。そしてRathausplatzのChristkindlmarktオープンから公式行事が始まります。

Tanjaさんはウィーン生まれの24歳。15歳の時から、Wiener Christkindlになりたいと願っていたそうです。ただ、対外的な活動が伴うため、その年齢では応募できませんでした(応募資格は18歳以上)。

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December 10, 2020

訃報 Klaus Ofczarekさんがお亡くなりなりました

2020121001今日は訃報のお知らせです。Volksoperで活躍されていた歌役者Klaus Ofczarekさんが、12月6日、81歳でお亡くなりになりました。

同氏は1978年から2008年までVolksoperで1000回以上、オペラ、オペレッタ、ミュージカルに出演している方。ハウスデビューは1978年2月、「Der Vogelhändler」のBaron Weps。1990年、アンサンブル(専属歌手)になりました。アンサンブル時代の出演は1018回、そのうち11回がPremiere(世界初演1回を含む)です。

2020121003同氏はVolksoperでの30年間で、40種類以上の役を演じています。オペレッタでは、「Wiener Blut」のFürst Ipsheim、「Die lustige Witwe」のBaron Zeta、「Der Zigeunerbaron」のConte Carnero、「Eine Nacht in Venedig」のSenator Delaqua、「Walzertraum」のFürst Joachim、「Im weißen Rößl」のWilhelm Gieseckeなどに出演しています。
もちろん多芸な方なので、Volksoperでは「Hänsel und Gretel」や「Die Hochzeit des Figaro」、「Die Zauberflöte」などのオペラにも出演しています。
2020121002
ちなみにVolksoperで最も出演回数が多かったのが、ミュージカル「La Cage aux Folles」のEduard Dindon(133回)、「Der Mann von La Mancha」のDr. Carasco(71回)でした。

同氏、最後のVolksoper出演は2008年5月13日に上演された「Die Gottesanbeterin」のSigi Gross役でした。トップの写真は、その時のものです。

Feriも同氏が出演した公演を観ています。2000年11月4日、国立歌劇場の来日公演で上演された「Die lustige Witwe」のNjegus。こちらはご覧になった日本のファンも多いと思います。

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December 09, 2020

クリスマスツリー市は開催!!

2020120906今日は「クリスマスツリー市の話題」をお届けしましょう。

今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、クリスマス市の開催が中止になりましたが、クリスマスツリー市(Christbaum-Marktstände)は仮設屋台による販売ですが、物販店という扱いなので、12月12日から営業が開始されることがウィーン市から発表されました。

2020120903最もクリスマスツリー市まで中止になったら、住民の皆さんの不満が爆発しそうです。

ウィーン市内に開設される公式クリスマスツリー市は282箇所で、12月24日まで営業されます。毎年、ウィーン周辺のニーダーエスターライヒ州を中心に、地元業者の皆さんがやってきて販売します。ただし、連邦政府の規制により販売時間が8時~19時までに短縮されました。

2020120905ところでウィーン市庁舎前の巨大クリスマスツリーはトウヒですが、一般の家庭で好まれるのは「モミの木」。

ツリーの価格は成育状況などにより変動しますが、モミの木の倍、1メートルあたり12~23Euroになる模様。

一方、トウヒは8~23Euro。ウィーン市によるとモミの木は6年間価格が安定しているのに対し、トウヒは5年ぶりに上がっているそうです。

ツリー本体の販売が中心ですが、飾りに使う枝なども販売されます。

2020120901ウィーンでは、毎年。約40万本のツリーが売買されています。ちなみにオーストリア全体ではクリスマスツリー生産者は約2500で、250万本のツリーが市場に供給されています。

ウィーンのクリスマスツリー市は、207年の歴史を誇る「伝統行事」。当たり前ですが、ツリーのないクリスマスは考えられません。

日本ではプラスチック製のクリスマスツリーが一般的になりましたが、こちらでは、現在もモミの木やトウヒといった「本物」に強いこだわりがあります。

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December 08, 2020

ÖBB 2020/21ダイヤ改正

2020120801「無原罪の聖母」の祝日(Mariä Empfängnis)だった12月8日ですが、ウィーンでは商業界の期待よりもお客さまの動きは鈍かったようです。

新聞の見出しは"mäßig viel los"(適度な賑わい)。やはり混雑を敬遠した人が多かったのかもしれません。

一方、Wiener Linienの地下鉄では、8日の朝、Volkstheater駅で水道管が破裂し、U3とU2の列車が一時、部分運休となりました。消防隊が排水を行い、同日、午後からは通常どおりの運行に戻ったようです。

U3と言えば、Mariahilfer Straßeの下を通っており、当日は13Aが部分運休するなど地下鉄の運休が長引くと買い物客の足にも影響が出ただけに、Wiener Linienではヒヤヒヤしたことでしょう。

2020120701さて、今日は12月13日に実施される「ÖBBダイヤ改正の話題」をお伝えしましょう。

新型コロナウイルス感染拡大という運輸業にとって非常に厳しい状況下でのダイヤ改正となりました。

そのためか、今回は「目玉」になるような改正はありません。

長距離路線では、Graz-Wien間、Salzburg-Innsbruck間、Salzburg-Klagenfurt間、Graz-Schwarzach-St. Veit間で昼間の運行時間延長が行われます。

また、Bregenz発4時37分、Innsbruck着7時06分、Wien発4時55分、Linz着6時30分の列車が新設されます。

ÖBBが力を入れている夜行列車(NightJet)では、Wien-Innsbruck in die niederländische -Amsterdam間がデイリーで運行されます。Brüssel行きに関しては、週3便の運行ですが、到着時刻が9時55分に繰り上げられます。

2020120702今回のダイヤ改正では実現しませんでしたが、ÖBBが計画しているのはWien-Paris間です。

そして、2024年までにスイス経由でRom、Barcelona、Amsterdam間にもNightJetを運行する計画を進めています。

昼行列車の速度向上も図られており、Bregenz-München間は、2時間52分から2時間04分に短縮されます。
この他、将来的にはWien-Budapest間が1時間間隔になる予定です。

環境負荷を軽減するため、RailJetの食堂車ではアルミ缶飲料が廃止され、ガラス瓶に戻されることになりました。ÖBBでは、この政策転換で年間約1.4トンのアルミ廃棄物が削減できるとしています。

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December 07, 2020

12月8日は「買い物の日」

2020120710先週からウィーンで大規模検査が実施されていますが、7日、Sebastian Kurz首相とMichael Ludwig市長がウィーン・メッセの会場を視察。同時に検査を受けました。

そして、共同記者会見の臨み、ロックダウン期間を短縮するためにも、多くの人々に検査を受けることを推奨しています。なお、メッセ会場については、事前の登録が不要であることも発表されました。

202012060212月7日、ハードロックダウンが解除され、一般商店やショッピングセンターの営業が再開されました。そして12月8日は「無原罪の聖母」の祝日(Mariä Empfängnis)です。

例年、この日だけは祝日にもかかわらず、クリスマスプレゼントを買い求めるお客さまのために一般の店舗の多くが営業を行います(1995年から営業が許可されました、当日、勤務する従業員には休日手当が支給されます)。

ただし、最近では大手スーパーマーケットチェーンのBILLAやMerkurなどは、従業員のために休業にしています。

今年は、ハードロックダウンの影響でアドベントの前半、一般の商品を販売する店舗が休業を余儀なくされたため、小売業の皆さまは12月8日の特需を大いに期待しています。

2020120601ウィーン子が多く集まるショッピングゾーンMariahilfer Straßeでも12月8日に向けて、準備に余念がありません。

まず、当日、Mariahilfer Straßeは車両通行止めとなります。これには路線バス13Aも含まれます。また、自転車や電気スクーターも通行禁止になることが発表されました。徹底した歩行者志向です。

この他、Wiener Linienでも買い物客が増えることを予想して、市の中心部で運行される路線・系統で運転本数を増やします。

この他、12月12日と19日の土曜日も買い物客が増えることが予想されるため、同様な対策がとられる予定です。

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December 06, 2020

区議会に議席獲得 ユニークな政党Bierpartei Österreich(BPÖ)

2020120302今日から規制が一部解除され、ウィーンホールディングスが運営する博物館(モーツァルトハウスウィーン、ユダヤ博物館ウィーン、クンストハウスウィーン、ハウスデルムジークの4館)が再開しました。

さて、今日はオーストリアに実在する「ユニークな政党の話題」です。

日本でも各種選挙になるといわゆる泡沫政党が立候補することがありますが、政見放送以外では取り上げられることは、まずなく、国政では議席を確保することができないケースが多いと思います。ただ、最近は地方議会で、意外と議席を確保しているケースもあるようですが‥

さて、先日、KURIER紙を見ていたらMichael Ludwig市長がMarcoPogo氏とBierで乾杯している写真が掲載されていました。

このMarcoPogo氏ですが、実はBierpartei Österreich(BPÖ、オーストリア・ビール党)という政党の代表。

20201203032020年に規約が変更され、現在は「Die Bierpartei」と呼ばれており、選挙の公式略称は冗談のような「BIER」です(実際の選挙結果でも、この表示です)。

さすがに今回のウィーン市議会(州議会)議員選挙で議席を確保することはできませんでしたが、同氏はSimmering(11区)の区議会議員に当選したのです。その就任祝いにMichael Ludwig市長が来場したというもの。

2020120305Bierpartei Österreichは2015年にMarcoPogo氏が立ち上げたもので、同氏はロックバンド「Turbobier」のリーダーでもあります。MarcoPogoは芸名で、本名はDominik Vlaznyと言うようです。

「オペレッタ国家」を体現したユニークな政党で「ビール民主主義」(Bierokratie)という基本理念を掲げています(右の写真が同党の公式ホームページ、10の公約が掲げられています)。

理念についてはFeriの理解の範囲を超えていますが、Bier愛好家がメインターゲットであることは間違いなく、既存政党の枠に囚われない活動を標榜している様子。

党名からもわかるように、ユニークな公約も多く、その一つに「ウィーン全地区にBierbrunnen(ビールの泉)の建設」があります。反面、飲料税引き下げのような広く支持を受けそうな公約も掲げています。

基本的に自分たちの理念を絶対視しており、政権与党になる気はなく、他党との連携は拒否しています。最も既存政党も同党との連立はお断りだろうと思いますが‥

2020120301同党の活動はウィーンに限定されており、今年のウィーン市議会議員選挙と区議選挙に候補者を擁立。11の区(3区、10区、11区、12区、14区、15区、16区、20区、21区、22区、23区)に各1名の議員を送り込むことに成功しました。

今回は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、選挙運動が大幅に制限され、組織力を持たない泡沫政党にとっては厳しい選挙戦でした。

その中で、一定の得票を得たのですから、たいしたものです。

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December 05, 2020

Volksoperが過去の名作をオンライン配信

2020120501例年ならば、12月5日あたりから、アドベントが本格化し、市内はクリスマスムード一色になりますが、今年は事情が大きく変わってしまいましたね。

また、Feriの予定では、今日からVolksoperの「Der Teufel auf Erden」PremiereReportをお伝えするでしたが、劇場閉鎖で公演はキャンセル。ゲネプロを含めて確保したチケットは「幻」になりました。

20201204021月7日以降も、どのような展開になるか予想ができないため、「Der Teufel auf Erden」のPremiereもどうなることやら‥

さて、今日は劇場閉鎖中の「Volksoperの話題」をお届けしましょう。

新型コロナウイルス感染拡大に関する規制延長のため、年内の公演が全てキャンセルとなった各歌劇場ですが、Volksoperでは過去の作品をオンライン配信することを発表しました。

クラシック系コンテンツ配信サイト「fidelio」を利用し、12月に以下の作品が配信されます。いずれもRobert MeyerさんがDirectorを務めている時期の作品です。

オペレッタ
「Axel an der Himmelstür」、「Die Csárdásfürstin」、「Der Zigeunerbaron」

2020120401子供向け作品
「Antonia und der Reißteufel」、「Max und Moritz」

オペラ、ミュージカル
「BaRock-Oper」、「Vivaldi – Die fünfte Jahreszeit」

スペシャル
「Tannhäuser in 80 Minuten」

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December 04, 2020

海外派遣中の連邦軍兵士にクリスマスプレゼント

2020120311今日は「クリスマスプレゼントの話題」をお届けしましょう。

日本では、クリスマスプレゼントの対象は、一般的にお子さま(もしくは恋人‥)ですが、こちらでは家族同士でもプレゼントの交換を行います。また、家族のある人は、クリスマスを家族と祝うのが普通です。

しかし、警察官や消防官、連邦軍兵士などの中には、クリスマスに実家に帰ることができない人も多数、いらっしゃるのは、皆さま、ご存じのとおりです。

現在、オーストリア連邦軍は、欧州連合部隊(European Union Force、EUFOR)の一員としてボスニア・ヘルツェゴビナに派遣されています。

派遣人数は135名で、大部分はウィーン部隊所属で、第5警備隊を構成しています。

2020120312派遣部隊の主な任務は地ユーゴスラビア戦争などで両勢力が敷設した地雷の除去。現在の計画では、派遣期間は2021年3月までです。

12月2日、Michael Ludwig市長は派遣されている隊員に感謝の意を表すため、ウィーン方面軍司令官Kurt Wagner准将にクリスマスプレゼントを贈りました。

気になるプレゼントの中身ですが、市庁舎の屋上で採取された蜂蜜やLeschanzのチョコレート、ウィーン市直営ワイナリーCobenzlのWine(MixedSetDAC)といった「ふるさとの味」などだそうです。

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December 03, 2020

臨時更新 オーストリアは事実上のロックダウン延長

2020120321_20201203162501オーストリア連邦政府は、12月2日、12月7日以降の規制内容を発表しました。

一部の規制は緩和されましたが、事実上のロックダウン延長で、期間はシルベスターを挟んで、1月6日まで継続されます。

ただし、12月24日~26日と12月31日に関しては、世帯数に関係なく合計10名が集まってお祝いをすることができます。それ以外の期間は、最大大人6名と子供6名は、家庭に集まることができます。この点は規制が緩和されました。

-外出制限:仕事、日常生活に必要な物資入手、ボランティア、個人的な散歩や運動に関しては時間制限なく許可されています。それ以外は20時から翌朝6時までは外出が禁止されます。

-学校:幼稚園や義務教育の学校は再開します。ただし、高等学校や大学に関しては遠隔学習が継続されます。

-商業:マスク着用は義務づけられますが、営業が許可されます。ただし、お客さま1人当たり10平方メートルという入場制限が課せられます。これはかき入れ時であるアドベントを考慮したのだと思われます。

-外食:引き続きケータリングを除いて営業禁止です。ただし、店頭販売は6時から19時まで許可されます。
この結果、Feriが馴染みのホイリゲも、営業休止から、そのままクリスマス休暇に突入することになりそうです。何か寂しいですねぇ‥

2020120322-ホテル:同じく原則として営業禁止です。

-文化とイベント:文化イベント、スポーツイベント、結婚披露宴、誕生パーティなどは禁止されています。そのため、クリスマスマーケットも中止になりました。「Wiener Christkindlmarkt 2020」では主催者側が公式グッズなどのオンライン販売を始めました。 イベント関連で例外は、観客無しのリハーサルやパフォーマンスです。
これにより、ウィーン国立歌劇場のオペラやバレエは無観客ですがライブ配信が可能になりました。そして、ニューイヤーコンサートは無観客で開催されることが決定しました。
なお、1月7日以降、感染拡大状況を踏まえて、劇場や映画館の再開が検討されていますが、現時点では先が見えません。

-美術館・図書館:マスクの着用が義務づけられますが、美術館や図書館は再開します。ただ、入場制限(1人当たり10平方メートル)が科せられます。

2020120324-オフィスワーク・サービス業:テレワークが推奨されます。職場内では社員同士の距離を1メートルとる必要があります。ただ、距離を確保できない場合、マスクの着用が必要です。また、美容サロンの営業も許可されますが、入場制限とマスク着用が義務づけられます。

-老人ホーム・障害者施設:スタッフは毎週検査をする必要があります。また、訪問者は陰性証明が必要です。この他、訪問できる人数に制限があります。

-スポーツ:アマチュアの場合、選手同士が接触するスポーツは禁止されています。アマチュアの場合、屋内競技場(フィットネスクラブを含む)は使用できません。ただし、屋外のスポーツ施設に関しては12月24日からオープンします。

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December 02, 2020

工事が進むIntegrativer Hochwasserschutz Liesingbachプロジェクト

2020120321 最初に残念なニュースから。12月2日、連邦政府は12月7日以降の規制を発表しました。

ハードロックダウンの実施にもかかわらず、感染拡大が終息しないため、規制が1月6日まで継続されることが決まりました。その結果、「クリスマス市」の開催は禁止されました。

また、1月6日まで文化イベントも中止が決まりました。ただし、観客がいない状況でのリハーサルなどは許可されています。

そして、レストランなどの外食産業もデリバリー以外は1月6日まで営業禁止が決まりました。スキー場に関しては、各種制限はありますが、12月24日から営業される見込みです。

2020120111今日は、6月4日のブログ(詳しくはこちらから)でご紹介した「Integrativer Hochwasserschutz Liesingbachプロジェクトの進捗状況」をお伝えしましょう。

本プロジェクトは6月にもご紹介したように、治水強化と同時に水質改善、緑地充実を同時に行う大規模な自然回復プロジェクトです。10月初旬から第1工区(Karl-Sarg-Gasse-Rudolf-Waisenhorn-Gasse間、約300メートル)の工事が始まりました。

11月末からは、川底の敷石撤去が本格化。環境に優しい工事を目指すウィーンなので、はがした瓦礫は、リサイクルの上、新しい下水道管敷設に利用されます。

2020120113ウィーン市では、「その場でリサイクル作業を行うため、瓦礫を他の場所に移動させるコストと環境負荷削減が期待できる」と発表しています。

Liesingbachの小川は、従来の人工的な水路から、ほぼ自然に近い形で拡張され、デザインも一新されます。河床は石畳の代わりに、砂利や天然素材が使用され、流れの中に小さな水たまりや浅い水域が作られています。土手には自然の土が使われ、柳の木が植えられます。

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December 01, 2020

ロックダウン解除後の音楽界は‥

202012010111月の当ブログは、11月3日に1500近いアクセスを頂きました。多くの皆さまにご来場いただき、改めてお礼申し上げます。

さて、今日は「音楽の話題」をお届けしましょう。すでにご存じのようにロックダウンのため、各劇場は現在、全ての公演が中止となっています。

現時点では、ロックダウンは12月6日までなので、12月7日以降、劇場が再開される可能性がありますが、連邦政府から具体的なアナウンスが出ていない状況です。

見通しが不透明な中、連邦政府に業を煮やしたウィーン国立歌劇場は観客の入場可否を問わず、ORFと協力して12月に5つの作品をテレビとラジオで配信することを発表しました。

2020120104放送されるのは「Tosca」、「Werther」、「Der Rosenkavalier」、「Mahler, live」(バレエ)、「Das verratene Meer」です。

このうちバレエ作品の「Mahler, live」はロックダウン中の12月4日に収録し、タイムシフト方式で当日、配信される予定です。

また、新しいバレエ監督Martin Schläpfer氏によるウィーン初の振付作品「4」の世界初演は、12月8日9時5分からORF2で放送される予定です。

2020120102Piotr Beczalaさんの国立歌劇場デビュー作となる「Werther」は12月10日に録音され、2021年1月10日の20時15分からORFIIIで放送されます。

そして、伝統的な演出の「Tosca」にはAnna Netrebkoさんが登場することで注目されていましたが、12月13日にラジオでライブ配信され、同日、20時15分からはタイムシフト方式でテレビ放送(ORFⅢ)されます。

2020/21シーズンのPremiere「Das verratene Meer」は、予定より1日遅れの12月14日に上演され、Play.wiener-staatsoper.atでライブ配信(無料)されることが発表されました。こちらは、ORFではないので、海外でも観ることができます。

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