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December 18, 2020

U2×U5の本格工事が2021年からスタート

2020121806今日は現在、建設が進められているウィーンに地下鉄「U2×U5の話題」をお届けしましょう。現在、ウィーンで進められている大規模公共事業が地下鉄U2×U5建設プロジェクトです。
紆余曲折がありましたが、12月17日、2021年1月11日からRathausとFrankhplatzで本格的な土木工事が開始されることが正式に発表されました。また、U2の延長区間の工事については、2021年第1四半期に開始されます。
2020121803U2×U5が建設される区間は都心の密集地。そのため、困難な工事が予想されます。2年前、Wiener LinienはU2×U5建設の入札を実施しましたが、これが不調(予定価格を大幅に上回っていたようです)。そこで、再入札を実施し、約2億Euroの工事費削減につながりました。
ただ、建設工事開始が遅れたため、この時点で2024年開業は断念され、1年後の2025年開業に変更されました。
2020121804U2×U5の建設工事で大きなポイントとなるのは、両線が分岐するRathaus駅周辺。何しろ地下でU2とU5が立体交差する訳ですから、大規模な土木工事になります。イラストのように既存のU2と接続するU5の下に、新しいU2の延長路線が建設される形になります。
ウィーンの場合、都心部はシールド工法によりトンネルを掘削しますが、駅周辺に関しては、どうしても地上とのアクセスが生まれるため、地上の影響を皆無にすることは困難です。
202012180212月17日の記者会見ですが、同時に2021年1月から実施さえるRathaus周辺の大規模交通規制も発表されました。図をご覧になるとわかるように、LandesgerichtsstraßeはUniversitätsstraßeからFelderstraßeまで一方通行(Museumsquartierの方向のみ)になります。
9区方面では、工事開始に伴いAlser Straße-Universitätsstraße間が通行止めとなり、FelderstraßeからEbendorfer Straßeを経由して、迂回することになります。
路面電車43系統と44系統については、週末に一時的な運行制限がかかる場合がありますが、原則として通常どおり運行されます。
2020121805このブログでもお伝えしているようにU5は完全自動運転が採用されます。そのため、現在、U2として運転されているSchottentor-Karlsplatz間を26ヵ月間、閉鎖してKarlsplatz、Museumsquartier、Volkstheaterの各駅についてもホームドアの設置を含む大規模改修工事が行われます。
完成予想イラストを見ると、日本の東京メトロ南北線のようにプラットホームと線路は完全に仕切られるようです。
そのため、2001年5月からU2はSeestadt-Schottentor間の運転になります。U2の部分運休に伴う代替え輸送については、追って発表されます。なお、この工事は、当初、2020年から予定されていましたが、1年、遅れたことになります。
Wiener LinienのGünter Steinbauer社長は記者会見で、U2×U5が完成すると年間75000トンのCO2削減が可能であると述べています。これは樹齢30年の木が、600万本ある森林の環境パフォーマンスに匹敵します。

2020121801U2×U5建設のメリットについて、CO2の削減以外にウィーン市とWiener Linienは、以下の項目を挙げています。 -三万人の雇用が創出される
-移動の高速化(Elterleinplatz -Karlsplatz間は約5分、Neubaugasse gelang-Schottentor間は約3分)
-既存公共交通期間の混雑緩和(U3、U6、6系統、43系統、13A系統など)
-11の新しい地下鉄駅(第1期と第2期分を含む)ができることで、乗り換えの利便性向上
今回の発表では、開業時期に関する公式発表はありませんでしたが、マスコミの報道によると、当初、U5(Altes AKH-Karlsplatz間)は2025年の開業が予定されていましたが、2026年末に遅れる見込みだそうです。
確かに工事開始が遅れていますので、予定のスケジュールよりも遅れるのはやむを得ないかもしれません。
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