PROSIT NEU JAHR 2021
2020年1月1日は「オーストリアEU加盟25周年」という話題をお届けしました。2019年のシルベスター、ウィーンの旧市街は80万人という空前の人出。
それから1年。まさかこのようなシルベスターを迎えることになるとは誰が想像したことでしょうか。
Covid-19は、その名前からわかるように2019年に中国で発症が確認され、当時、オーストリアをはじめとするEU各国では「遠い遠いアジアのお話」でした。
事実、当ブログでも1月は「Covid-19関連の話題」は取り上げていません。当ブログでは2月14日、はじめて取り上げました。
さて、Corona-Ampel(コロナ信号)が真っ赤な状態で新年を迎えたオーストリア。2021年は、どのような年になるのでしょうね。令和3年の干支は「丑」ということで、今日は「牛」でスタート。
冒頭の写真は、Feriが夏に訪れていたLungauの高原で放牧されている牛です。夏の間は高原で暮らしています。いかにもオーストリアの田舎らしい光景です。
Feriが定宿にしているLungauの某ホテルも、本業は農業。立派な牛をたくさん飼っています。ただ、夏は牛舎にはおらず、もっぱら冬に備えて牧草を蓄える作業を行っています。
Salzkammergutの歯車式登山鉄道Schafberg Bahn沿線にも牛が放し飼いになっています。特に標高1363メートルのSchafbergalpe付近から上に多いようです。あの急な斜面で生活しているのですから、驚きです。
オーストリアで「牛」といったら「Red Bull」を思い浮かべる人もいるでしょう。日本のコンビニエンスストアでも定番商品にのし上がったエナジードリンクメーカーですが、オーストリアに本社があることを知っている日本人は、どのくらいいらっしゃるかは存じませんが‥
同社は航空やモータースポーツなどに積極的に関わっていることで有名。
Salzburg空港にある同社の博物館Hangar7には、同社が保有する航空機やレーシングカーなどが展示されています。もちろん、RedBullのロゴ入りです。
オペレッタファンのFeriにとって牛と言ったら「Im weißen Rößl」。舞台に牛が登場し、牧童と共にユーモラスなダンスを披露します。
Feri、お気に入りの作品だけに、また見たいものです。この牛の「着ぐるみ」に入っている人(ダンサー)は、二人なので、呼吸を合わせるのが、なかなか大変でしょうね。
ウィーンはヨーロッパの都市にしては珍しく「土産物らしい土産物」を販売しています。
以前、やはり「丑」の年、たまたま入った土産物屋さんで、見かけたのが写真の品。卓上調味料入れなのですが、牛を模っています。
“丑年にふさわしいお土産”と勝手に決め込んだFeri。速攻で、買いました。値段は覚えていませんが‥
写真をご覧になるとわかるように、牛の体にウィーン名所RATHAUS、STTATOPER、SCHLOSS SCHOÖNBRUNNがプリントされています。
外箱にはSTEPHANSDOMが印刷されていますが、何故か牛にはRATHAUSが二つ‥理由はわかりません。とぼけた表情がオーストリアらしいところでしょうか。
なお、Feriが気に入った「もう一つの理由」は、土産物でありながら、名所の名称がドイツ語表記であるという点。変なところにこだわりがあるFeriです。
最後の写真は、オーストリアには関係ありませんが、亡き父が丑年(大正2年)だったため、自分で手に入れた立派な牛の彫り物。
父を彷彿させる姿です。Feriの実家では、12年に1回、玄関先に登場するお約束になっています。今年も一年間、玄関先で存在感を発揮することでしょう。
今年は、どのような話題をお届けできるかわかりませんが、お付き合いいただけると幸いです。皆様のご多幸をお祈りいたします。
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