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January 07, 2021

クリスマスツリー、最後の旅

2021010601今日は「役目を終えたクリスマスツリーの話題」をお届けしましょう。

実はクリスマスは2月2日の「Mariä Lichtmess」(聖燭祭)で正式に終了します。2月2日は法定祝日ではありませんが、カトリック教会の祝日。

イエス・キリストが聖母マリアとナザレのヨセフにより、神殿に連れて来られた際の出来事を記憶して祝うものです。

そのため、2月2日まではツリーを置いておいても良いのですが、実際には1月6日の「Heilige Drei Könige」の祝日後、「最後の旅」を始めるケースが多いようです。

2021010606このブログでもお伝えしているようにクリスマスツリーは「ゴミ」ではなく、大切な資源。

今シーズン、ウィーン市内には、546ヵ所の回収ステーションが臨時に開設されます。

2021010603このステーションで回収されたクリスマスツリーはMA48のスタッフがSimmeringあるPfaffenau廃棄物焼却プラントに搬入し、Wien Energieが電力と地域暖房用スチームに変換されます。

Pfaffenau廃棄物焼却プラントは、ヨーロッパで最も近代的なプラントの1つで、32トンの廃棄物を850度の温度で、1時間で焼却できる能力を持っています。

この他、一部のツリーはRautenwegの埋め立て地に搬入され、そこで買われている山羊のお食事になります。

2021010604ところで興味深いことに回収ステーションを見ていると、周辺部の住宅が多い地区では小振りのツリーが多いのに対し、旧市街などでは、ホテルやオフィスに設置されていたと思われる大きなツリーが廃棄されていることです。

このあたり、地域事情が如実に表れますね。ちなみに左側は旧市街の回収ステーションですが、大きなツリーが置いてあります。

2021010607さらに街中に設置されているツリーも、1月6日以降、順次、撤去されます。

ウィーン市の発表によると、昨シーズンは、17万本以上(750トン以上)のツリーが回収され、リサイクルされています。

ちなみに、このクリスマスツリーによって1900メガワット/時のエネルギーが生み出されます。これは、約1000世帯に電力を、約2500世帯に地区暖房を1か月間供給できるエネルギーです。

20210106022021年、クリスマスツリー回収ステーションは1月17日まで開設されています。

なお、回収ステーションに廃棄する場合の注意点は、オーナメントなどの装飾は全て撤去することです。これは、オーナメントなどはリサイクルに不向きなためです。

ところでウィーン市のプレスリリースで、クリスマスツリーの回収について「Die letzte Reise der Wiener Christbäume」という粋なタイトルを付けています。

お役所らしからぬセンスをFeriは気に入っています。

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