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January 03, 2021

困ったクリスマスプレゼント

20210102012020年12月のアクセス数ですが、12月3日が最も多かったようです。多くの方にアクセスいただいた記事ですが、やはり新型コロナウイルス関連の情報のようです。また、Feriが初めてオーストリアで迎えたクリスマスに関しても、多くの方にお読みいただけました。お礼申し上げます。

今日は「ペットにまつわるお話」をお届けしましょう。

オーストリアでは日本と異なり、基本的にペットはペットショップで購入できず、ブリーダーさんからわけてもらうシステムなので、安易にペットを捨てる人は、今まで余りいませんでした。

しかし、EU拡大に伴い旧東側の国では、ペットを道路沿いで販売している業者がおり、クリスマス前に安易に買って、その後、変えなくなって捨てるという困ったケースが増えつつあります。

そこで、クリスマス前にはウィーン市などでも、安易にペットを買わない(飼わない)という注意を喚起するメッセージを出しています。

昨年の12月24日のことですが、ウィーンで残念な事件がありました。この事件を一般のマスコミではなく、ウィーン市当局が1月1日にプレスリリースという形で発表しているところに、動物愛護の考え方がよく表れていると思います。

事件の顛末は、以下のとおりです。

クリスマスの前日、近所の人がWien Simmeringのアパートのドアの前でウサギとモルモット2匹が入ったケージを発見しました。そのケージには「Weihnachtsgeschenk」(クリスマスプレゼント)と書かれたカードが張られていました。

2021010202発見した住民は、「クリスマスプレゼント」を装って動物を放置した人物を見つけることができなかったため、ウィーン市に通報しました。

通報を受けたウィーン市は、アニマルレスキューを派遣し、ウサギとモルモットを確保して、TierQuarTier Wienに連れてきました。

この団体は保護された動物に対して、最高の医療と愛情のこもったケアを行う組織です。

動物福祉を担当するJürgen Czernohorszky市議は、"動物はクリスマスプレゼントではありません! 安易に買うべきではありません”と訴えています。

そして、TierQuarTier WienのThomas Bendaオペレーションマネジャーは“関係者全員の同意の下、長期的な計画を立てて、一匹、あるいは数匹の動物を引き取ることが必要だと思います。動物を不要品のように「手放す」ことは無責任です”と述べています。

2021010203TierQuarTier Wienは、ヨーロッパで最も近代的な動物保護施設の一つで、動物ケアの最高基準を満たしています。すべての動物は滞在中、最高の医療ケアを受け、グルーミングされ、新しい飼い主が決まるまで、世話をされています。

Feriが子供の頃、動物好きの父親が色々な動物を飼っていました。その中にウサギもいました。ウサギはおとなしい動物ですが、門歯は発達して一生伸びつづけるため、定期的に自分で歯を削る行動をとります。

そのため、ケージから出すと、“待っていました”とばかりに柱を囓ります。そのため、昔済んでいた古い実家の柱には、ウサギが囓った跡がありました。この話を聞いて、ふと、そんな子供時代を思い出しました。

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