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January 31, 2021

MERKURがBILLA PLUSになります

20210130011月最後のテーマは、久しぶりに「スーパーマーケットの話題」です。

ウィーンに限らずオーストリアでよく見かけるスーパーマーケットが、ご存じBILLA。オーストリア国内に1100店(従業員約2万人)を展開しています。

そして、130店と店舗数は少ないものの幅広い、独自の品揃えが特徴のMERKUR(市場シェア約8.8%)。

1月28日、2021年4月、この2つのチェーンが経営統合され、MERKURはBILLA PLUSという屋号に解消されることが発表されました。

両スーパーマーケットチェーンともに誕生の経緯は異なりますが、現在、親会社はドイツのRewe InternationalAG(REWE GROUP)。

2021013005BLLAは1996年に創業者がRewe InternationalAGに経営権を譲渡。一方、オーストリアのMERKURは1969年の創業ですが、1996年、Rewe InternationalAGの傘下に入りました。

実は、MERKURは、2020年8月からBILLAによって運営されていたのですが、今回、経営合理化の一環として両チェーンを統合することになったようです。

そして、従来のMERKURはBILLA PLUSというブランドに変更されることが決まりました。

ブランド名を見てもわかるように実質的にはBILLAのMERKUR吸収という形です。

2021013002日本でも西友が経営破綻し、最終的にイオンになりましたが、背景は違いますが、似たようなイメージでしょうか。

同社では、経営統合によりWiener Neudorfの本社では、200名の新しい雇用が発生すると発表しています。また、店舗の統合などは計画されていないため、従業員の雇用は確保されることが発表されています。

今回の経営統合では、主に商品ラインナップ・ブランドの統一、販売施策の共通化が中心になるようです。

2021013003例えば、Billa Bioというブランドが新しく誕生する他、オーガニックブランドJa!NatürlichとBilla Corsoは継承されます。

日本と同じく価格競争力を高めるため、プライベートブランドの充実を図る計画ですが、BILLAやMERKURの自社ブランドは統合されて、消滅します。

ただ、当面、BILLA PLUSはMERKURのストアコンセプトは引き継がれる模様です。

この経営統合の背景には、Covid-19感染拡大もあります。実際、2020年はSPARが急伸し、BILLAやMERKURといったドイツ系のスーパーマーケットを追い抜いたと言われています。

2021013004BILLA、MERKURを擁するREWE GROUPの売上が6%増加したと発表されていますが、反面、Covid-19対策の各種投資が高額となり、利益は減少しています。

このような状況を打開するため、経営の合理化により競争力強化を目指すことになったのでしょう。

経営統合の結果、店舗数は1200店、従業員3万人を越えることになります。同社はオーストリアを7つのエリアに分けて、それぞれの地域特性に合わせた品揃えや店舗展開を進めるようです。

2021013006FeriはBILLAとMERKURの企業風土が、どの程度、異なるのかは知りませんが、日本では、一般的に誕生経緯の異なる企業の統合は、企業風土の違いから相乗効果が出ないケースが多々見受けられます。

その代表がサークルKサンクスを吸収合併したファミリーマート。店舗数はセブンイレブンに並びましたが、業績の低迷が続いています。

これは看板変えによって同一チェーンで競合店が増えてしまったことも背景にありますが‥

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