オーストリア航空の機内食が、またまた変わるようです
1月4日、連邦政府はロックダウンを1週間延長し、1月24日まで継続すると発表しました。これにより、商業施設、飲食店、ホテル、劇場などは1月24日まで営業が禁止されます。
これは、当初、17日までに無料検査を受けて、陰性になった人が各種施設を利用できるという案だったのですが、事実上の「検査の強要」が野党の反発で、お流れになったためです。
Volksoperでは、当初、1月22日から週末限定で公演を再開する予定でしたが、これで1月22日から24日の公演は中止が決定。新し予定については連邦政府からの連絡を待って、改めてVolksoperから発表される予定です。あぁーあ‥
さて、現在、Covid-19の影響で、世界各国の航空会社は大変な危機に瀕しているのは、皆さまもご存じのとおり。
長距離便の運休も続いており、その関係なのか国際郵便の日数が大幅に長くなっています。特に直行便がなくなってしまったオーストリア-日本間では、かなり時間がかかります。
さて、今日は「オーストリア航空ヨーロッパ内フライト機内食」に関する話題です。
2021年春から、オーストリア航空はヨーロッパ内フライト(飛行時間180分以内)で、エコノミークラスのケータリングを一新します。
よくご利用になる方はご存じかもしれませんが、オーストリア航空のヨーロッパ内フライトのエコノミークラス機内食は、今までも何度も変更されています。
2000年はじめ頃までは、一応、プレートに載った冷たい食事(2枚目の写真)でしたが、その後、サンドイッチに変更(3枚目の写真)。
そして、簡素化は進み、2003年頃から一時期、飲み物以外は有料化されました。これが4枚目の写真です。座席後ろのポケットには有料のメニューカードが入っています。
その後、LCCとの競争激化を受けて、サンドイッチが復活しましたが、再び乾き物(プレッツェルやチョコレートスナック)やリンゴにレベルダウン。
リンゴに関しては、まるごと1個で、直にかぶりつくという、日本の航空会社では、まず考えられないスタイルでした。
現在では、客室乗務員が“zwischen süßem oder salzigem Snack”ときいていましたが、2021年春から「Austrian Melangerie」というコンセプトの下、高品質な飲み物や食事を提供することになりました。
メニューにはWiener Frühstück、gebackenes Hühnerschnitzel、Kaiserschmarren、Apfelstrudel、 Brettljauseといった「オーストリアの定番」も含まれます。
この他にも温かいスナックや冷たいスナック、各種のドリンクが提供されます。この他、全ての乗客にSchokoladentalerが提供されると発表されています。
この背景には、航空会社側の事情もありますが、乗客の嗜好変化があるとオーストリア航空では話しています。
つまり、画一的なサービスからパーソナライズしたサービスヘの転換という訳です。
一見、良いことずくめのように見えますが、実は「有料化」が前提です。何しろエコノミーの場合、運賃が下がっていますから、提供できるサービスには限りがあります。
現時点では、メニューの詳細や金額は提示されていませんが、どんどんLCCのようになっていくような気がします。
なお、LufthansaとSWISSも、同じようなコンセプトで機内食サービスを変更するようです。
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