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January 22, 2021

U2×U5本格着工

2021012105このブログでもお伝えしたようにウィーン市の中心部でいよいよU2×U5の工事が本格的に始まりました。

U5の駅が建設される予定のFrankhplatzではLeonore Gewessler大臣(気候保護担当)、Gernot Blümel財務大臣らが参加した起工式が行われました。

トップの写真が起工式の模様。日本では神式の「鍬入れ式」ですが、こちらではスコップを使ったセレモニー。

2021012103このブログでも再三、お伝えしているように今回のプロジェクトで最大の工事となるのがU2とU5が分岐するRathaus付近。

ウィーンでは1990年代にU3が建設されて以来、都心部では久々の地下鉄工事となります。

U2延伸区間とU5の沿線には約37万人の住民が住み、働いています。当局の予測では、U2×U5の完成により3億人の乗客が増えると見込んでいます。

仮に住民が自動車から地下鉄をはじめとする公共交通機関にシフトすると、年間75000トンのCO2発生を抑制することができるそうです。

1月11日からRathausとFrankhplatzで、道路交通の迂回路が設定され、予備工事が始まりました。

路面電車43系統と44系統は、工事期間中、工事の進捗状況に応じて、何度か迂回・部分運休することになります。

2021012106まず、43系統は2月5日から7日にかけて、Neuwaldegg-Alser Straße間に運転区間が短縮されます。また、44系統は運休となり、代替えとして33系統がLange GasseからMaroltingergasseまで臨時に延伸されます。

特に43系統はFeriが17区のアパートに間借りしていた時、頻繁に使っていた系統なので、親しみが違います(笑)。

平時であれば、このような運行系統の臨時変更は記録しておきたいところですが、Covid-19によるロックダウンが続いているため、今回は難しそうです。

2021012102RathausとFrankhplatzのトンネル工事は、早ければ3月から開始されます。

都心部のトンネル工事なので、オーストリアが得意とするシールド工法とNATM工法(Neuen Österreichischen Tunnelbaumethode)で行われます。

まず、60メートルの縦坑を掘り、シールド発進基地を建設するようです。U2が新ルートに入るSchottentor付近にシールド発進基地が設けられる予定です。

NATM工法でのトンネル工事は2022年半ば、Rathaus-Frankhplatz間で開始される予定です。

2021012104そして、既にご案内しているようにU5となるRathaus-Karlsplatz間は、駅を全自動運転士用に改良する工事が5月末から行われます。

工事は26ヵ月間に及び、この間、U2はSeestadt-Schottentor間の運転になります。

現在の予定ではU5のFrankhplatz-Karlsplatz間が2026年、U2のMatzleinsdorfer Platz延伸が2028年開業予定。

建設費用は連邦政府、ウィーン市、Wiener Linienの3者が負担しますが、総額21億Euroという「世紀のプロジェクト」です。

2021012101最近では、U1のOberlaa延伸、U2のSeestadt延伸などがありましたが、いずれも郊外の工事でした。U2に関しては地上区間が中心。

そのように考えると既存の建築物の地下を掘り進むU2×U5の工事は、ウィーンでも久しぶりの大規模土木工事と言えるでしょう。

平時であれば、FeriとしてはHauptbahnhof建設時のように工事の様子をリアルタイムで記録したいのですが、現状では難しそうですね。

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