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January 24, 2021

ウィーンの森でオオヤマネコ発見

2021012301今日は「珍しい野生動物の話題」をお伝えしましょう。

ウィーンは自然が豊かな街で、様々な野生動物が生息しています。先日、ウィーン市が興味深い発表を行いました。ウイーンでは絶滅したと思われていたオオヤマネコ(Lynx lynx、Eurasischer Luchs)の生息が確認されたというものです。

2020年以降、オオヤマネコがクィーン市の保護林(Bereiche Hochschwab/Rax/Schneeberg)生息している痕跡が見つかりました。

今回、オオヤマネコ2頭(雄と雌)の写真撮影に成功し、ウィーン市が発表したものです。ちなみにウィーンでは1世紀ぶりの発見です。

ウィーン市森林局長Andreas Januskovecz氏は、ウィーンでは絶滅していたと考えられていたオオヤマネコの発見に対して、“オオヤマネコは、私たちの森の一部です。オオカミなど、私たちの森に戻ってきた他の野生生物とともに、自然な生態系の保全に貢献するでしょう”と述べています。

2021012302自然保護団体WWFオーストリアも、ヨーロッパ最大の猫種が、オーストリアで絶滅の危機に瀕していることから、この証拠にも満足しているというコメントを発表。

実はオーストリアに生息していた自然のオオヤマネコは、1918年に絶滅したと言われています。

その後、1970年代から1980年代にかけて、種を保護するため、人工繁殖させたオオヤマネコを自然に返す試みが行われました(再導入)。

近年では、2011年から2017年にかけてオーバーエスターライヒ州Kalkalpen国立公園で再導入が行われています。

オオヤマネコは孤高な動物で、夜間に狩りを行います。行動範囲は餌の分布と密接な関係があり、50平方キロから400平方キロと幅があります。

2021012303肉食動物で、1日あたり2キログラムの肉が必要。主な獲物はアカシカとカモシカ。さらに、ノウサギ、マウス、リス、イノシシといった哺乳類をはじめ、鳥や魚も捕獲するそうです。

オーストリアや近隣諸国に生息するユーラシアオオヤマネコは、体長76 ~148センチメートル、肩の高さが50~70センチ。

雌は交尾後、約73日後に5匹の子を出産します。野生のオオヤマネコの平均寿命は10~15年と言われています。

なお、オオヤマネコは人間には危害を加えることはなく、人間を避ける傾向にあるため、目撃するのは至難の業。

2021012304いずれにしてもウィーンの森にオオヤマネコが定住することが期待されます。オオヤマネコは「毛皮の模様」の個体差が大きく、これにより生息数を確認することもできるようです。

今回、公開された写真は、自動撮影カメラによるものです。

全く野生動物とは関係ない話ですが、イギリスで製造されている軍用ヘリコプターにLynxという愛称を持つ機材があります。一般人のFeriが、本物のオオヤマネコを撮影することは困難。

最後のオマケ写真が、該当する機材です。守備範囲が広いFeriらしい締めくくり。ご笑覧ください(笑)

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