« Covid-19ワクチン接種の準備が進むウィーン | Main | ロックダウン再延長 歌劇場は‥ »

January 19, 2021

デジタルコンペ "Vienna Tickethon" 開催中

2021010803オーストリアでは、2月8日までロックダウンの延長が決まり、100日を越えることになりました。なお、ホテルや飲食店の営業開始は更に遅れ、2月末まで閉鎖が継続されます。

劇場に関しても2月末まで休演が正式に決まりましたが、その後、上演許可が出るかどうか予断を許さない状況です。

さて、今日は「Wiener Linienが開催中の興味深いコンペの話題」をお届けしましょう。

先日、Wiener Linienが発表した2020年の無賃乗車データーについてご紹介しましたが、現在、同社では、より効率的な臨時検札方法のアイデアコンペ「Vienna Tickethon」を実施しています。

先日もお伝えしたように、Wiener Linienでは路線や系統を公開した上で、毎日、100名以上のスタッフが巡回し、臨時検札を実施しています。これを効率的に行う方法を募集しているという訳です。

2021011802現在は係員の目視、または専用端末を使ったチェックを行っていますが、スマートフォンのアプリ「WienMobil」に組み込まれたデジタルチケットのチェックに最も時間がかかることが問題になっています。

ちなみに紙ベースのチケットや記名式年間パスに比べると、チェックに10倍近い時間がかかるそうです。

その理由は、日本のバーコード決済と同じ。つまり、検札に際して、お客さまが次のステップを踏む必要があるからです。
―スマートフォンを取り出す
―スマートフォンを起動させる
―アプリを探し、起動させる
―デジタルチケット をクリックし、係員に画面を見せる

なお、デジタルチケットについても、チェックは係員が画面を目視で行っていますので、この時間は1~3秒と非常に短いそうです。

実際、日本でもバーコード決済をするお客さまが、アプリが起動しない、画面が表示されないなどのトラブルで、別の決済手段に切り替えるケースがあるという話を耳にしたことがあります。

という訳で、今後、デジタルチケットの普及が加速することを視野にデジタルチケットの検札を効率的に行う「既成概念に囚われないアイデア」を募集することになったものです。

デジタルチケットのチェック時間短縮は、お客さまの満足向上と業務効率向上につながるという訳です。

 

2021011801企業を対象にした公開コンペ(入札)で十分だと思うのですが、あえて「広く門戸を広げた」ところがミソ。Wiener Linienが考えているのは、スマートフォンのアプリを起動せずに、デジタルチケットの有効性をチェックするシステムを期待しているような気がします。

コンペの期間は3月7日までで、専用のホームページから応募できます。

また、アイデアを考える際、検査担当者がAndroidのスマートフォンを使用する、車両や駅といったインフラに改造を加えることは許可されていない等、いくつかの条件が設定されています。

どうやらAndroidのアプリでデジタルチケットの検査を行うことを想定しているようです。

参加者の資格制限はありませんが、最大5名のチームで応募する必要があります。応募のサイトでチームメンバーを募集することも可能です。

応募は、プレゼンテーションビデオまたは試作アプリをアップロードする必要があります。

応募されたアイデアは専門家の審査員が評価し、ベスト3には賞品が送られます。更に優勝者には10000Euroの賞金と、次回のGoogle I/O開発者カンファレンスへ招待されます。

余談になりますが、通信を伴うアプリを使った決済やチケットに関しては、スマートフォンの電源がダウンまたは通信状態が不安定な場合、使用できないことがあります。

そのため、Feriは、通信を伴わない独立したICカード系電子マネーが最強だと思います。実際、日本でコンビニエンスストアを経営している友人も、最も早く、確実に決済ができると言っています。

※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります

Br_decobanner_201105_b_3

| |

« Covid-19ワクチン接種の準備が進むウィーン | Main | ロックダウン再延長 歌劇場は‥ »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« Covid-19ワクチン接種の準備が進むウィーン | Main | ロックダウン再延長 歌劇場は‥ »