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February 2021

February 28, 2021

合理的な店舗設計

2021022606早いもので、2月も今日でおしまい。それにしても、この1年間の変わりようは、Feriの想像を超えています。去年の今頃は、まだオペレッタの話題もお届けできました。一方、街中でマスクをする習慣がなかった国で、法律によりマスク着用が義務づけられるようになったのですから‥

さて、先日、友人のコンビニエンスストア新店の話題をお届けしましたが、開店記念セールは大盛況だったという連絡をもらいました。その時、ふと気になったのが店内のレイアウト。

日本のコンビニエンスストアの多くは、入口付近にセールスカウンター(この業界では、レジがある会計を行うカウンターを、このように呼ぶそうです)があります。

店内を回遊してセールスカウンターで会計を行う場合は、あまり問題はありません。なお、今回、新店では「会計待ちの列」は、中央通路に設定したそうです。

しかし、セールスカウンターで直接、従業員さんにオーダーするタバコや宅配便などの場合、入店からセールスカウンターに直行し、お客さまは悪気がなくても、結果的に割り込みになり、店内で並んでいるお客さまからクレームをもらうケースがあるそうです。

2021022601もちろん従業員さんも、その点は気をつけていて、直接、セールスカウンターに来るお客さまには会計の列に並んでもらうようにご案内するのですが、混雑している時には、見落としてしまうことも‥

また、会計待ちの列が什器の影に隠れている関係で、入店されたお客さまが列に気づかないケースもあります。

本当は、入口から入ったら、自然に会計の列に並ぶような店舗レイアウトになっていれば良いのでしょうが…

そこで、ふと、気づいたのが、日常、お世話になっている「こちらのスーパーマーケットの店舗レイアウト」。

2021022604こちらでスーパーマーケットをご利用になった方は、ご存じのように入口と出口が完全に分離しており、入口からは出ることができない仕組みになっています。

ちなみに右の写真では左側が入口で、右側が出口です。出口の前にはレジカウンターがあるため、ここを通らないと店外に出ることはできません。

もちろん、希望の商品がない場合、何も買わずにレジ横を通って店外に出ることは可能です。当然のように会計の列に割り込むことは、事実上、不可能です。

日本のスーパーマーケットのように、あらゆるところから売場に入り、出ることが可能なお店は、ほとんど存在しません。

2021022603右の写真は都市型の中型店舗ですが、右の入口から入り、店内を回遊して、奥のレジカウンターで精算するシステムになっています。

なぜ、このような店舗レイアウトになっている理由ですが、これは「窃盗」(万引き)を防止するためのようです。

事実、一部のスーパーマーケットではレジカウンターの下にも監視カメラが付いており、その映像がレジ画面に映るようになっています。つまりカウンターをすり抜けて商品を持ち去る人をチェックする訳です。

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February 27, 2021

NightJet用新型客車のエクステリアデザイン公表

2021022410今日は「ÖBBの話題」をお届けしましょう。

ÖBBがSiemens Mobilityに発注していたNightJet用客車の車体が完成し、2月23日、関係者に公表されました。

ÖBBが運行する国際夜行列車NightJetは、今まで同社が使用していた客車(座席車、寝台車)や、City Night Lineを運行していたドイツ鉄道(DB)から移管された客車を使用しており、正直、統一感のない編成でした。

一応、塗装はNightJet仕様に塗り替えられた車両も存在していますが、如何せん、古い車両が多く、見栄えは‥左の写真でご確認ください。

2021022412また、車内の快適性も、今の水準で見ると十分とは言えませんでした。

ÖBBも、この点は承知しており、NightJetの需要が確認されたことを踏まえて、ネットワークの拡充に合わせて新型客車の発注に踏み切ったものです。

新世代のNightJetは座席車(Sitzwagen)2両、簡易寝台車(Liegewagen)3両、寝台車(Schlafwagen)2両の7両編成が基本。

2021022411オール寝台にしない理由は、低料金で利用できるようにするためなのは、言うまでもありません。長距離バス対策という訳です。

基本的な塗装は、現在、NightJetに使用されている客車と同じく濃紺をベースにしていますが、ポイントは、窓下の赤とグレーのラインに加えて、窓上と屋根にかかる部分に夜空が描かれていることです。Feriは、センスの良いデザインだと思います。

写真はÖBB広報部提供の公式写真ですが、車内設備は全くできていない状態で、車体に塗装だけ施して、公開したようです。そのため、よく見ると窓からは車両の骨組みが‥

20200826104日本の場合、ある程度、車内設備を作り込んでから、塗装をするケースが多いだけに、意外な感じがします。

さて、簡易寝台車(Liegewagen)には、プライバシーを確保した、一人ミニスイートが設置されます。

寝台車のスタンダードコンパートメントとデラックスコンパートメントには独立したシャワー室とトイレが設置されます。

20200826106更にRailJetに採用されている無料Wi-Fiが搭載され、利用者は車内で様々な情報サービスを受けることが可能になります。

従来のNightJet用客車はバリアフリーは考慮されていませんでしたが、今回、新製されている車両には低床式の出入り口が設けられ、簡易寝台車はバリアフリー仕様になります。

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February 26, 2021

Stefan Mickisch氏が急逝

2021022210大変残念なニュースが入ってきました。ご存じの方も多いと甥もいますが、コンサートピアニストで音楽学者のStefan Mickisch氏が2月21日、急逝されました。享年58歳。

Stefan Mickisch氏はリヒャルト・ワーグナーの専門家として知られており、1998年からはバイロイト音楽祭だけでも、450回以上の入門マチネを行いました。

ピアノ演奏を伴う入門的なレクチャーは人気を博し、その後、ウィーン国立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ベートーヴェンフェスト・ボン、ロッケンハウス音楽祭、ケルン、オルデンブルク、ギーセン、チューリッヒなどの歌劇場に招待されています。

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佳境を迎えたリンツのNeue Donaubrücke建設

20210222linz10今日はウィーンを離れて、リンツで行われている「大規模土木工事の話題」をお届けしましょう。

土木工事は、その方法にお国柄が出ることがあります。今回の工事も、そのような例かもしれません。

現在、リンツではドナウ川にかかる橋(Neue Donaubrücke)の付け替え工事(実際は新規架橋に近い大工事)が行われています。

20210222linz04この橋は、1897年から1900年にかけて鉄道橋として建設され、1900年11月14日に開通しました。その後、鉄道と公共交通機関が使用してきましたが、21世紀に入り、鉄骨の腐食がひどくなり、倒壊の危険性が増してきました。

2015年9月、新しい橋の建設(橋梁の掛け替え)可否を問う住民投票が実施され、賛成68%で新しい橋の建設が決まり、プロジェクトがスタートしました。

EUを対象としたコンペの結果、フランス・パリの建築事務所Marc Mimram案が採用され、MCE GmbH、Porr Bau GmbH、Strabag AGコンソーシアムが建設を行っています。

20210222linz05Neue Donaubrückeは全長400メートル、最大幅33.7メートル、片側1車線、路面電車の戦況軌道(複線)、自転車専用レーン(2.5メートル)と歩道(2メートル)が別途、設けられます。

なお、路面電車の専用軌道は工事が完成するまで、路線バスが使用する予定です。

Neue Donaubrückeの建設費用は9020万Euroで、リンツ市とオーバーエスターライヒ州が負担しています。

工事ですが、2016年2月から8月に掛けて、古い橋の解体(2枚目の写真が解体された橋)が行われ、2018年7月に起工式が執り行われました。

20210222linz06まず、護岸の取付部工事から始まり、川の中にあった古い橋脚の撤去と新しい橋脚の建設といった土木工事が進められました。

護岸からの取付部は陸上から鉄骨を組み上げる方式で建設されましたが、中央部については、予めできあがった橋桁を設置する方式が採用されました。

なお、Covid-19感染拡大に伴う入国制限で、作業員がオーストリアに来ることができず、5週間、工事が中断しました。

20210222linz08今回の工事でハイライトとなるのは、組み上がった橋桁を川に掛ける工事。工事は、2月23日・24日、3月3日・3月4日の2回に分けて実施されます。

この橋桁ですが、何とビックリ、ロッテルダムで製造されたもので、総重量は2800トン。台船に乗せられ、2隻のタグボートに牽引され、Rhein-Main-Donau運河を経由し、リンツの組立ステーションまでやって来ました。さすが川で国がつながっているヨーロッパ。

20210222linz03ただ、橋桁側面のアーチについては、高さが15メートルあるため、取り付けた状態での架線輸送は困難。

そこで、リンツの架橋場所に隣接する組立ステーション到着後、最終組立を行う方式が採用されました。

最終組立が終わった中央橋桁は、30個の車輪を持つジャッキ付き特殊車両に積載されて、作業用台船に移動。これが初日の作業。

続いて、2日目は、作業用台船でドナウ川中央の現場へ運ばれた後、4メートルほどジャッキアップされ、コンクリート製の橋脚に架設します。

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February 25, 2021

テロ犠牲者慰霊碑の除幕式が行われました

20210224012月23日、2020年11月2日のテロ犠牲者を追悼する慰霊碑の除幕式が、テロ現場となったDesider Friedmann Platzで、しめやかに行われました。

除幕式には、Michael Ludwig市長、Christoph Wiederkehr副市長、Kathrin Gaál副市長をはじめ市議会議員や区長ら多数の関係者が列席。

除幕式で、Michael Ludwig市長は“ウィーンの平和的共存を破壊しようとする者に道を譲らない”とテロに屈しない姿勢を示しました。

2021022403式典ではKaup-Hasler市議がオーストリアの作家Monika Helfer氏が、このために制作した詩“Lacrimosa zum 2. November 2020”を朗読。

そして、ブルックナーとバッハの曲がウィーン交響楽団金管楽器カルテットによって奏でられました。

慰霊碑には花崗岩で造られており、ドイツ語と英語で「2020年11月2日のテロ攻撃の犠牲者を追悼して」という碑文と、ウィーン市の紋章が記されています。

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February 24, 2021

Wiener Linienの2021年計画

2021022311今日は「Wiener Linienの2021年計画」をご紹介しましょう。

先日、ご紹介したようにCovid-19感染拡大によるロックダウン(住民の移動制限)で、Wiener Linienの利用者は前年より平均40%も減少しました。

なお、最初のロックダウン時には、80%減少しています。2020年の月別乗客数は左のグラフをご覧ください。ロックダウンの影響が顕著に出ていることが、よくわかると思います。

2021022312利用人数ですが、2020年は、地下鉄、路面電車、バスを合わせて約5億7400万人でした。ただ、地下鉄、路面電車、バスの利用者が車内で感染したという事例は報告されていません。

公共交通機関の利用者減少はウィーンだけではなく、ロンドンが95%、リヨンが90%、ブダペストが80%、ベルリンが75%となっています。

乗客数の減少は、Wiener Linienの収入減少につながります。特に観光客激減でシングルチケットや24時間パスなどの利用が伸び悩み、約1億1000万Euroの減収になりました。

2021022314反面、年間パス(シニアパス、ユースパスを含む)は2019年より減ったものの年間100万枚以上、発券されており、Wiener Linienが地元住民に支持されていることを伺わせます。

このデーターが右のグラフですが、年間パスは「基礎売上」となるだけにWiener Linienにとっては、貴重な売上と言えるでしょう。

次に住民の移動手段ですが、2020年はロックダウンの影響で、住民の行動が大きく制限されたため、公共交通機関の利用者が減った反面、徒歩や自転車での移動が増えています。

2021022313また、意外なことに自家用車での移動は2019年と同じ比率でした。つまり、自家用車による移動から公共交通期間や徒歩、自転車による移動が定着しつつあると言うことです。

このような結果を踏まえて、Wiener Linienではウィーン市からの支援を受けて、2021年に5億300万Euroを投資します。2021年の主な計画は、以下のとおりです。

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February 23, 2021

祝 天皇誕生日

20210223日本の天皇誕生日をお祝いして、番外編としてFeriがその昔、撮影した写真をお目にかけます。

昭和の時代、天皇陛下が公式行事で地方へ行幸される際、鉄道をご利用になるのが一般的でした。そのため、国鉄では御料車を所有しており、宮内省からの要請があると臨時ダイヤを組み、お召列車を運転しました。

東海道線に関しては、新幹線開通後、在来線にお召列車が運転されるケースは希でしたが、それ以外は、年に何回か、お召列車が運転されていました。

この写真を撮影した当時、Feriは高校生でしたが、学校をズル休みすることは親が許さず、学校が終わってから、新潟から原宿へ向かうお召列車を山手線駒込駅に駆けつけて撮影したものです。

実は、この時は、新潟県下で蒸気機関車がお召列車を引くと言うことで、多くの愛好家は、そちらへ遠征していました。

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Pratersternリニューアルプロジェクト

2021022203今日、日本は「天皇誕生日」の祝日ですが、時節柄、一般参賀などの行事が中止になっているようで、残念なところです。

さて、今日は「Pratersternの話題」をお届けしましょう。

ウィーンは緑の多い街ですが、都市の気候変動を受けて、更に緑を増やすプロジェクトが各地で進んでいるのは、このブログでもお伝えしているとおりです。

2021022205このほどウィーン市からPraterstern駅周辺の緑化計画が発表されました。ÖBBとWiener Linienの路線が乗り入れるPratersternはU2の延長に伴う路面電車廃止の際、コンクリートの広場に更新されました。

ウィーン市では、駅を中心に環状道路で囲まれた区域、1400平方メートルをリラクゼーションエリアに転換することを発表しました。

計画によるとÖBB駅両側広場を緑化するもので、緑地の面積を約8000 平方メートルに増やし、樹木の数も2倍にします。

2021022204Pratersternの地下には地下鉄の設備があるため、環状道路に沿って、大型のプランターを設置して、ここに植樹をする方式も採用されます。

Pratersternの路面電車停留所は大きな屋根で覆われていますが、この柱にも植物を巻き付けて緑化します。

Pratoideと呼ばれる大型プランターには、利用者が休憩できるベンチ機能が併設されます。最初から公園として設計されている場合は別ですが、既存のコンクリート広場を緑化する際、問題になるのは樹木の保護。

2021022206特に水の供給が課題になります。そこで、今回、雨水だけに頼らず、樹木を植えるプランターを地下で連結し、雨水を溜めたタンクから給水するシステムが採用されます。

さらにTegetthoff-Denkmal付近は地面(約500平方メートル)にシャワーを埋め込んだクールパークになります。

2021022201現在、Pratersternでは新しい警察署とレストランの建設工事が進められていますが、これと合わせて、Praterstern駅周辺は、より魅力的なエリアに変貌することになります。

緑化工事は2021年秋に開始され、2022年夏に完成する予定です。

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February 22, 2021

ユニークな格闘技「Ranggeln」

2021020607今日は「スポーツの話題」をお届けしましょう。

オーストリアでは、Covid-19感染拡大を受けて、選手同士が接触するスポーツは禁止されるなど、スポーツの世界にも色々な影響が出ています。

接触を伴わないアルペンやノルディックといったスキー競技については、今シーズンも開催されていますが‥

さて、以前、昼食時にORF2テレビを付けていたら、興味深い映像を目にしました。大きな競技場のグラウンドに、相撲の土俵のようなリングが設けられており、その中で、選手同士がレスリングのような競技をしている場面でした。

2021020609また、観客席で観戦するお客さまも紹介されていたのですが、熱心に選手を応援する傍ら、競技中に飲食をしているのです。

しかも、食事の方は本格的。まな板にサラミなどを載せて、傍らにはバスケットに入ったブロートが‥

客席は通常のスタンドですが、その行為はまるで「相撲の桟敷席」を思わせるもので、正直、ビックリしました。

実際、広い競技場のグラウンドで、複数の試合が同時並行的に行われているので、観客席からは、その様子はよくわからないのではないか…と心配になりました。しかし、映像を見るかがり、客席も非常に盛り上がっていました。

2021020610Feriは、この番組を見ようと思っていた訳ではないので、細かいチェックはできず‥手持ちのデジタルカメラで数コマ撮影してお終い‥冒頭の写真3枚が、その番組のものです。

そのまま放置していました。その後、たまたま友人から“「スイス相撲」と呼ばれる競技がスイスで行われているという日本のテレビ番組を見た”というメールをもらい、ふと、ORF2で観た「謎の競技」を思い出しました。そこで、ちょっと調べてみました。

2021020603オーストリアで行われている競技の名称は「Ranggeln」であることがわかりました。主にチロル、ザルツブルク、ケルンテンなどのアルプス地方で開催されているレスリングに似た競技です。

Salzburger Rangglerverband(ザルツブルクランゲルン協会)によると、約2500年前、ヨーロッパの大部分に定住していたケルト人が始めたレスリングに似た古代武道が起源だそうです。

当時、騎士道が衰退し、古代武道が形を変えてRanggelnとなり、1800年代頃からアルプス地方でスポーツとして広く普及したようです。 2021020602

ちなみに1518年、最初のRanggeln(Hundstoaranggeln)がザルツブルクPinzgau地方で開催されたという記録が残っています。

ご存じの方も多いと思いますがオーストリアでは「谷ごとに文化がある」と言われるように、アルプスでは地域に独自の文化が発展してきました。そのため、「Ranggeln」も地域によって異なる発展を遂げてきたようです。

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February 21, 2021

2021年は“Bahn frei für das Europäische Jah”

2021021901今日はFeriの得意分野の一つ、「鉄道の話題」をお届けしましょう。

日本では、鉄道輸送が温室効果ガス削減に貢献するという視点で話題になることは少ないようです(最も鉄道は、列車の運行では温室効果ガスは少ないが、インフラ整備に多量の温室効果ガスが排出されると指摘する学者の方もいるようですが‥)。

一方、温室効果ガス削減を強力に推し進めるEUでは、鉄道は「安全で、持続可能な輸送機関」と位置づけており、積極的に鉄道利用を促進する政策を推進中です。

そして、EUは2021年を「ヨーロッパ鉄道年」(Bahn frei für das Europäische Jah、EU Year of Rail)と宣言しました。

2021021902ÖBBでは、これを記念して新しい特別塗装機関車を登場させ、2月11日、Wiener Hauptbahnhofでお披露目がありました。

この特別塗装機関車は、現在、ÖBBで標準となっているSIEMENS製の汎用電気機関車タウルス(Tauru)。

隣国への乗り入れも可能な2電源仕様(交流15 kV 6.7 Hzと交流25 kV5 0Hz対応)の1116型で、ファンにとって気になる機番は276号機です。

2021021903今後、オーストリア全土や隣国を走り、鉄道が環境に優しい輸送手段であることを広く国民にアピールします。

同機は、\言わば「ヨーロッパ鉄道年」の大使としての役割を果たすもので、キャッチフレーズは“Bahn frei für die neue EU-Lok”。

お披露目当日は、ÖBBのAndreas Matthä CEO、Martin Selmayr駐オーストリア欧州委員会大使、Leonore Gewessler連邦政府気候保護大臣らが参加し、洗礼式を挙行。同機の落成を祝いました。

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February 20, 2021

冬のお散歩の途中に立ち寄りたくなる場所‥Heurigen to go

2021021910先日、ウィーンのコロナ信号( Corona-Ampel)がオレンジになりましたが、残念なことに再び赤に逆戻りしました。

逆にオーバーエスターライヒ州はオレンジになりました。一進一退という感じですね。

2021021913さて、今日は週末にふさわしい「お散歩とホイリゲにまつわる話題」です。

ウィーン子は寒い冬でもお散歩は大好き。ロックダウンは解除されたとは言え、Covid-19感染拡大の影響で現時点で長距離旅行やスキー休暇はほとんど不可能。

そのため、自宅から徒歩で楽しめるお散歩やハイキングが、今やトレンディな個人的イベントです。また、ウィーン市でも健康管理のため、家の中に閉じこもっているだけでなく、新鮮な空気の中での運動を推奨しています。

Feriの行動パターンは、このブログの読者の皆さまならご存じのとおり、季節を通じてお散歩の終点はホイリゲです。

2021021912歩いて適度に体を動かしたあと、ホイリゲで頂くGRÜNER VELTLINERは一段と美味しく感じるものです。まぁ、このような行動パターンのウィーン子も多いようです。

が、現在、Covid-19感染拡大のためホイリゲを含む飲食店の営業は禁止。そのため、「お散歩の後の楽しみ」(自分へのご褒美)が無くなってしまったのが、残念無念。

そんな中、ウィーン南部Thermenregion地区にあるWeingutがSchachterlheurigenを営業しています。

2021021911Schachterlheurigenは、持ち帰り用の軽食やワインを販売するお店。つまり「Heurigen to go」。

ホイリゲのお持ち帰りです。考えましたね。通常は各Weingutが特定の日にちに臨時に店を開けて、販売します。

そして驚くことにGumpoldskirchen(今回、写真で紹介したホイリゲ街のある街)にはワイン自動販売機(Weinautomat)が設置され、13のWeingutが厳選したワインを適切な温度管理の下、24時間、提供しているのです。

このアイデアを発案したのはワイン生産者協会のRobert Grill氏とJohannes Hofer氏。Covid-19感染拡大によるロックダウンで壊滅的な被害を被っているWeingutを救うためのアイデアです。

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February 19, 2021

臨時更新 夏ダイヤからAUAのウィーンー成田線再会予定

2021021920現在、Covid-19感染拡大の影響を受けて、航空会社各社は非常に厳しい経営状況に置かれていますが、オートリア航空から夏ダイヤの概要が発表されました。

まず、日本人として注目されるのはウィーンー成田線の再開です。運行スケジュールは以下のとおりです(ただし、同社から正式に発表されたスケジュールではなく、別ルートからの情報なので、変更される可能性もあります)。

ーOS51便:ウィーン13時20分発、成田(翌日)7時25分着(火曜日、金曜日運行)
ーOS52便:成田発11時05分発、ウィーン16時05分着(水曜日、土曜日運行)

使用機材はB777-200ERの予定です。運航を再開する路線ですが、ヨーロッパ路線で、バルセロナ、ドブロブニク、フィレンツェ、ヨーテボリ、コシツェ、クラクフ、リヴィウ、オデッサ、オスロ線、大陸間路線でアンマン、バンコク、シカゴなどが予定されています。

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番外編 「お店の移転」顛末記

2021021801ご存じの方も多いかもしれませんが、オーストリア政府は各劇場での公演を4月上旬まで禁止しています。そのためVolksoperも、現時点では新しいスケジュールを発表できる状況ではなくなりました。

果たして、4月以降、公演が再開されるか、それとも、そのまま2020/21シーズンが終わってしまうのか、微妙なところです。

今日は番外編として「日本の話題」をお伝えします。友人のコンビニエンスストアが、2月18日に現在の店舗を閉じて、19日から新店舗で営業を始めました。

大手コンビニエンスストアの契約期間は10年から15年が一般的ですが、その間に商圏が大きく変化することがあります。例えば、学校や病院、企業や工場の移転や廃止などです。

また、道路が新しくできることで、お客さまの導線が変わり、来店されるお客さまが大幅に減ることも‥

そのため、より立地の良い場所へ移転するケースは、意外とあるそうです。ただ、契約形態によっては、移転に伴うオーナーさんの費用負担が大きいという話を聞いたことがあります。

どうも友人のお店は、本部が用意した店舗を借りて運営するタイプらしく、移動に伴う費用負担は少ないような話でした。

2021021802また、今回は極端の商圏が変わったという訳ではなく、移転する場所も現店舗から100メートルほど離れた場所だとか。これも珍しいケース。

移転理由の詳細はわかりませんが、現店舗の駐車場が狭いことが1つの要因だとか‥この他にも、本部サイドの考えも色々とあるのだろうと思います。このあたりは、いわゆる「企業秘密」に属する内容でしょう。

通常、店舗の移転は極秘裏に行います。これは、他のチェーンが出店を妨害することが多いためですが、友人の店舗は建築条件の厳しい住宅立地にあるため、建築工事に入る前に地元の了解を取り付ける必要があります。

その関係で、3ヵ月前には地元住民に知られてしまいました(何しろ町内の回覧板で回ってくるそうですから‥)。

2021021803驚いたのは建設スピード。1月中旬に整地が終わり、1月20日頃から新店舗の建設開始。

そして、2月上旬には、店舗の外観ができあがったそうです。その後、電気設備の取り付け、什器搬入、駐車場の舗装、植栽などの外構工事を行い、開店1週間前には、ほぼ、工事は完了したとか。

現在の場所で建て替える場合、ある程度、休業期間が必要ですが、今回は移転なので、新店舗が完成した時点で、日持ちのする商品などは搬入し、陳列も行ったようです。

オーナーさんが複数店舗を経営する場合、新店オープンという例はあります。この場合、既存店から一部のスタッフが異動することがありますが、今回、既存の店舗を閉店し、新店舗にオーナーさん以下、全スタッフが新店舗に移動するという珍しいパターン。馴染みのお客さまは安心しているとか‥

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February 18, 2021

補助金が余っていますよ 電動貨物自転車を導入しませんか?

2021021202日本でも新型コロナウイルスのワクチン接種が始まりましたが、ウィーンでは2月17日から、80歳以上および高リスクグループの予防接種が開始されました。ウィーン市の発表によると、現在、506038人がワクチン接種の予約をしています。

さて、今日は「電動貨物自転車の話題」をお届けしましょう。ウィーンでは、自転車を重要な公共交通機関と位置づけており、様々な施策を導入しています。

その一つに企業に対して「電動貨物自転車(E-Lastenräder)を導入する場合の補助金制度」があります。この制度は1年ほど前に導入されたもので、ウィーン市によると145社が利用し、160台がウィーン市内で各種貨物輸送に活躍しています。

また、現在、100社が補助金を申請しており、購入準備を進めています。

2021021203補助金を受けている電動貨物自転車は、1台あたり年間約0.67トンのCO2節約に貢献しており、今後10年間で約1000トンのCO2削減が期待できます。

補助金の申請者は、物販、飲食、芸術・文化、建設など、幅広い分野の中小企業が中心。いずれもCovid-19感染拡大による影響を受けている企業です。

2021021204電動貨物自転車導入の動機ですが、市内の駐車場確保が楽になること、CO2削減を社内目標に掲げいるといった内容が多いようです。

なお、補助金を最初に申請したのは、専門家のDaniel Bierbaumer氏(トップ写真の粋なおじさま)だったそうですが、同氏は自身のホームページで電動貨物自転車を使った日常を紹介しています。同氏のホームページはこちらからどうぞ。

さて、補助金の内容ですが、可搬重量40kg~100kgの軽量電動貨物自転車購入の場合、最大2000Euro、可搬重量100kg以上の大型電動貨物自転車購入の場合、最大4000Euroが援助されます(なお、上限は購入価格の30%)。

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February 17, 2021

地下鉄工事でプラタナスを移植

20210217012021年から本格的に始まったU2×U5の建設工事ですが、今日は2月16日に行われた樹齢90年のプラタナス移植の話題をお届けしましょう。

U2×U5の大規模建設工事が始まったRathaus付近ですが、CafeEilesのプラタナスが建設に師匠があることが判明。

当初、樹齢90年のプラタナスを伐採することも検討されていましたが、Kuratorium Waldを含む自然保護活動団体が、保護のためのキャンペーンを展開し、SchmerlinkplatzのBettina-Huber-Parkへ移植されることが決まりました。

2021021702移植決定後、2週間の準備期間を経て、2月16日の深夜、厳しい寒さの中、プラタナスの根元が掘り起こされ、大型クレーンにより引き上げられ、輸送用大型トラックに積載されました。

そして、Bettina-Huber-Parkへ搬送されました。移植の費用はWiener Linienが負担し、作業は樹木移植専門業者Manfred Sallerが担当しました。

本プロジェクトの経費は当初、はっきりしませんでしたが、マスコミの取材により約5万Euroの費用がかかったことが判明しています。

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February 16, 2021

暖かさの秘訣

2021011305ウィーンでは、先週、2月10日から11日にかけて、厳しい寒さに見舞われ、今シーズンの暖房用エネルギー供給の記録を更新しました。また、電力消費量は、15日に年間最高記録を更新しています。

さて、今日は厳しい寒さが戻ってきたので、「部屋の暖かさ」の話題をお届けしましょう。

このブログでも何回か取り上げていますが、ウィーンに限らず、オーストリアの住まいは冬季、室内は大変、暖かいです。

寒冷地ですから、暖房については昔から徹底しており、厳冬期でも屋内では軽装で過ごすことができるのは、皆さま、ご存じのとおり。

日本でも北海道の住まいは、同じような感じだという話を聞いたことがあります。

さて、部屋の中を暖かく保つための工夫ですが、まずはスチーム暖房に代表される高い能力を持った暖房設備があります。

2021011303ただ、住まいの断熱性能が低いと暖房の効果を上げませんから、断熱も徹底しています。

以前、このブログでもご紹介したことがありますが、新築現場を見ると、右の写真のように大量の断熱材を使っていることがわかります。恐らく日本の一般家屋の2倍は使っているような気がします。

基本的に外断熱工法を採用しているところが多いようです。そして、日本で住まいが寒い意外な要因が窓です。

日本では、アルミサッシなどが一般的ですが、この窓が室温を下げる要因になっていると言われています。これはサッシだけでなく、窓ガラスも関係しています。

2021011302日本でも最近は昼間に真空層を挟んだペアガラスを取り入れた住まいも増えつつあるようですが、まだまだ一般的ではないと思います。

こちらでは木造の窓枠を使っている頃から二重窓が一般的です。二重窓の場合、外窓と内窓の間にある「空気層」が保温に大変効果がある訳です。

冒頭の写真は、伝統的なウィーンの集合住宅ですが、窓が二重になっていることがおわかりになると思います。

その昔、北海道では二重窓を使った特殊仕様の鉄道車両が一般的でした。今ではエアコンが完備して固定窓が一般的になっていますが‥

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February 15, 2021

電気ゴミ収集車がアワードを受賞

2021021410最初に先日お伝えした西鉄道関連の「補助金の話題」から。連邦政府は、2月14日、ÖBBとWestbahnに対する補助金交付延長を決定しました。

報道によると、ÖBBは2月8日から4月7日までの期間に合計2440万Euro、Westbahnは同期間に490万Euroを受け取る模様です。

これにより列車の大幅減便は回避されました。同時に両社のチケット共通利用も再開することが決まりました。最終的には環境省が環境保護という視点から財務省を説き伏せたようです。

2021021403今日は、現在、ウィーン市内で試験運行中の「電気ゴミ収集車の話題」をお届けしましょう。

先日も電気バスの話題をお届けしましたが、ウィーンに限らずオーストリアでは、CO2の排出を抑制するため、内燃機関から電気駆動への転換に取り組んでいます。

その一つが、ウィーン市内でゴミ収集に当たるゴミ収集車の電気化です。市内を定期的に走っているため、路線バスと同じく、電動化によるCO2削減が期待できる分野です。

ウィーンのゴミ収集車は、日本のものより大型なので、当然、搭載しているディーゼルエンジンの排気量も多いと思われます。

.現在、ウィーン市(MA48)では、完全電気ゴミ収集車の試作車を投入し、ウィーン市内で試験運行を行っています。

2021021402この度、このプロジェクトが「EL-MOTION 2021 Elektromobilitäts-Fachkongresses」でEL-MO Awardを受賞しました。

この電気ゴミ収集車は、2019年から運行を開始したもので、オーストリアでは初の試みです。

試作車はMAN、MUT、Framoの3社が共同で開発したもので、2019年5月からウィーン全域で試験運転が行われています。試運転の結果を踏まえて調整が行われ、2019年8月には早くもフル稼働に成功しています。

2021021404 走行のみならず、廃棄物を圧縮する作業も全て電動で、車両に搭載されたバッテリーから電力が供給されています。当然ですが、ディーゼルエンジンを使用している在来車よりも走行時の騒音が抑えられている他、ゴミ収集時の排気ガスもゼロです。

今までの試験運行では、従来のゴミ収集車と遜色のない性能を発揮しています。ゴミ収集車の場合、決まったルートを走るため、電気自動車でネックとなる充電も、車両基地や清掃工場で定期的に実施できると思われます。

ましてやウィーンの清掃工場では発電も行っていますので、「地産地消」になります。

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February 14, 2021

ウィーン市の小学校にマスクを無料配布

2021021302現在、オーストリアではチロル地方でCovid-19亜種の感染が拡大しており、連邦政府は州当局と協力して、様々な対策をとっています。

さて、2月8日の規制緩和により小学校で対面授業が再開されましたが、ウィーン市は2月12日、「Gemeinsam für sichere Schulen」という考え方に基づいて教育局、商工会議所、マスクメーカーHygiene Austriaの協力を得て、ウィーン市内の小学校(Volksschule)に子供用マスクを無料配布するプロジェクトをスタートしました。

対象はウィーン市内の小学校に通う児童全員(78414名)で、地元で製造された高品質のマスクが無料で提供されます。

2021021301小学生の場合、遠隔授業などで孤立することが、児童のメンタル面に影響が出ることが危惧されています。これは小学校は知識の習得に加えて、友人との関わりを通じて、ソーシャルスキルを磨く場であるからです。そのため対面授業の再開が待たれていました。

授業の再開に当たっては、学校で児童に定期的な検査を実施することになりましたが、それに加えて安心して学校で授業を受けることができるよう、今回のマスク無料配布が決まったものです。

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February 13, 2021

地方でも電気バス導入の機運

2021020702今日は「電気バスの話題」をお届けしましょう。

温室効果ガス削減に力を入れているオーストリアでは、このブログでも度々、取り上げているようにWiener Linienが電気バスや燃料電池バスの導入やテストを進めています。

ウィーンの場合、大都市であるため車庫も多く、充電ステーションや水素ステーションを整備しやすいという特性があります。

2021020705現時点では電気バスは一般的なディーゼルエンジンのバスに比べて航続距離が短い、満充電に時間がかかるといったマイナス面があるため、地方では導入が難しい面があります。

そんな中、現在はÖBB傘下になっているPOST Busが、1月にシュタイヤマルク州北部でVerkehrsverbund Steiermarkと共同で、電気バスの運行テストを実施しました。テストの目的は、冬の地方路線で運行が可能かどうかを検証するためです。

今回、テストに使用されたのはIveco製GX3377-E型。全長12メートルの3ドア仕様。

座席定員27名、立ち席定員55名、航続距離約300km(メーカー発表による数値)、349kw/hの空冷式バッテリーで車体中央に搭載したモーターを駆動します。

2021020704テストはPhyrnstreckeとGesäuseで行われましたが、POST-Busの発表による結果は上々。電力消費量が増える勾配のある路線でも300kmの航続距離が確保できた上に、寒さによるトラブル、暖房の能力不足などはありませんでした。

2月に入ってからも、各種データーを追加で得るため、Stainach、Schladming、Liezen地区で、実際にお客さまを乗せた営業運行が行われています。なお、運行テストは先週で終了したようです。

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February 12, 2021

Ludwigウィーン市長がホッキョクグマFinjaとご対面

2021021102今日は短めの話題で、ご容赦ください。2月8日からロックダウンが一部解除され、美術館、動物園なども一定の規制はあるものの、利用できるようになりました。

これをアピールするため、2月9日、Michael Ludwig市長がシェーンブルン動物園を訪問し、2019年11月に生まれたホッキョクグマFinjaとの対面を行いました。ちなみにMichael Ludwig市長のスポンサー(支援者)です。

2020年3月には、スポンサー引き継ぎのため、Michael Ludwig市長がfinjaを訪ねましたが、それ以来の訪問(その時の様子はこちらから)。

2020年3月の時点では、ぬいぐるみのように可愛い姿でしたが、その後、成長し、Finjaの体重は既に150kg。両親と一緒に水しぶきを上げるのが、大好きだとか‥

2021021101しかし、ガラス越しながらちゃんとMichael Ludwig市長とハイタッチしているところが、何とも愛らしいですね。

今回の訪問では、シェーンブルン動物園Stephan Hering-Hagenbeck園長も同行し、市長にfinjaの様子を説明しています。という訳で、ウィーン市が公開した当日の写真をご覧ください。

Covid-19感染拡大の影響で、殺伐とした話題が多い中、こういったほのぼのとしたニュースも良いものです。

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February 11, 2021

ウィーン市が2020年版航空写真公開

2021021001日本では2月11日は「建国記念の日」ですね。こちらの「Nationalfeiertag」(10月26日)に相当する祝日だと思いますが、日本では例年、国を挙げての行事は行われていないような気がします。

さて、今日はウィーン市が公開している「航空写真の話題」をお届けしましょう。以前、当ブログで「“Wien von oben“空からウィーンを見てみよう!!」という記事(元記事はこちらから)で、ウィーン市が提供している航空写真をご紹介しましたが、これは斜めに撮影した写真が中心でした。

一方、今日、ご紹介するのはウィーン市が提供しているデジタル地図の元となる垂直撮影の航空写真です。

2021021004最近ではGoogleが提供するデジタル地図や航空写真が有名ですが、ウィーン市では、何と1938年以来、市内全域の航空写真を市が独自に撮影し、保管しています。

驚くことに2014年からは都市開発が盛んになったこともあり、毎年、航空写真とデジタル地図を更新しています(担当はWiener Stadtvermessung、MA41)。

2020年は7月30日・31日の2日間、ウィーンの市街地全域を、高度1600メートルを東から西へ飛行し、116メガピクセルの航空デジタルカメラで、合計11636枚の垂直航空写真が撮影されました。

撮影されたのが半年前なのに公開が2021年2月になったのには理由があります。

Feriは今まで知らなかったのですが、航空カメラで撮影された空中写真は、レンズの中心に光束が集まる中心投影なので、レンズの中心から対象物までの距離の違いにより、写真上の像に位置ズレが生じます。

写真に写る対象物が地面から高いほど、また写真の中心から周縁部に向かうほど、この位置ズレは大きくなります。つまり地図のようは見えない訳です。

2021021003そこで地図と同じく、真上から見たような傾きのない、正しい大きさと位置に表示される画像に変換(正射変換」と言います)した画像をオルソ画像(オルソ写真)と言います。

ウィーン市が公開している航空写真は、オルソ画像なので、デジタル地図と同じイメージ。

トップの写真は屋根が特徴的なHauptbahnhof付近ですが、高層ビルディングが立っているため、本来ならば、ビルディングの側面が見えることになりますが、ご覧のとおり、垂直で、地図、そっくりです。このオルソ画像に加工するため、半年の時間が必要だった訳です。

公開されたオルソ画像は一般的な写真だけではなく、解像度7.5cmの赤外線画像も公開されています。

今回、通常の画像と赤外線画像を並べてご覧頂きましょう。2つの画像を比較すると、なかなか興味深いですね。ちなみに2枚目はRathausplatz付近、3枚目はReichsbruecke付近です。

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February 10, 2021

国境を越えたペット売買が横行

こちらでは2月8日から規制が一部解除され、美術館や動物園が利用できるようになりました。反面、マスク着用や距離規制に関する罰則を強化する動きが出ています。

ウィーンでは、マスク着用を拒否した場合、最高500Euroの罰金が科せられるようです。ちなみに以前の罰金は25Euroでした。しかし、以前はマスクをしていると取り締まりの対象になっていたものが、今は全く逆ですから、世の中、わからないものです。

2021020801さて、このところウィーン市ではペット遺棄やペット虐待に関する情報を積極的にリリースしています。

これは「ペット保護を強力に推し進める」という市当局の意志の現れだと思います。最近、問題になっているのはCovid-19感染拡大の影響で、インターネット経由でペットを違法に売買するケースが急増していることです。

2月5日の夜、Wiener Hauptbahnhofで不審なスロヴァキア人が警察の職務質問を受けました。このスロヴァキア人ですが、段ボール箱にブリティッシュショートヘアの子猫6匹入れて、運んでいたのです。

件の人物は、スロヴァキアからウィーン経由でスイスのチューリッヒへ向かう途中だったようです。

さて、ここからペット保護に力を入れているウィーンの本領発揮。即座にウィーン動物福祉局(MA60)から獣医師が呼ばれ、子猫6匹を保護。

2021020802その理由は、生後6週間の子猫を母猫から引き離すには早すぎること、必要な健康診断書を保持していなかったためです。

このスロヴァキア人は、明らかにインターネット経由で、違法な方法でペットを取引していたようです。

本人の身柄がどうなったかは紹介されていませんが、保護された6匹の子猫は、このブログでも再三お伝えしているウィーン市の動物保護施設TierQuarTier Wienに収容され、順調に快復しています。

今後、必要な予防接種を済ませ、健康が回復した時点で、新しい責任ある飼い主を捜すことになるそうです。

ウィーン動物福祉オンブズマンによるとCovid-19感染拡大の影響を受けて、オンラインで国を超えた違法なペットの売買が急増しているようです。

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February 09, 2021

2月8日から薬局で無料検査を実施

2021020810オーストリアでは2月8日にCovid-19に関する規制が一部解除されました。制約はありますが、一般の商業施設や美容室などが営業を再開したことを待ちわびた皆さまも多いと思います。

一方で、チロル地方は南アフリカから渡来したと思われる亜種の感染が拡大しており、ロックダウンが検討されています。

そんな中、2月8日から、オーストリア全土約400の薬局で、コロナウイルスの迅速抗体検査を無料で開始しました。

ウィーンでは、従来の検査場に加えて79の薬局で無料検査を実施中です。

無料検査を受ける手順は、以下のようになっています。

2021020811 -検査を受けたい薬局に電話を入れ予約を入れる。
-当日はE-Cardを持って薬局を訪問する。
-薬剤師が検査標本を採取し、抗体検査を実施する。
-検査の結果、陽性の場合、本人が市当局に連絡し、指示を受ける。また、陰性の場合、薬局から検査証明書が届く。

さらにウィーン市では、薬局に出向かなくても無料で検査ができるプランを検討しています。

商工会議所などの協力を得て実施するもので、ドラッグストアチェーンBIPAで簡易検査キットを受け取ります。

自宅でWebで登録の上、サンプル採取(うがい方式だそうです)。サンプルをBIPAへ持ち込むと24時間以内に結果が通知されるというものです。

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February 08, 2021

ÖBBとWestbahnがWien-Salzburg間の列車を減便か

2021020710日本でもCovid-19感染拡大の影響を受けて鉄道利用者が、大幅に減少しているようですが、これはオーストリアでも同じです。

連邦政府は日本の東京-大阪間に相当するWien-Salzburg間の鉄道輸送を維持するため、2020年11月、ÖBBとWestbahnに4500万Euroの緊急支援を行いました。

しかし、2月7日に緊急融資の期限を迎えます。ところが連邦政府財務省は、まだ緊急融資の延長に合意していないため、ÖBBとWestbahnはWien-Salzburg間の列車運行本数を削減することを発表しました。

2021020712具体的には、ÖBBは2月8日以降、Wien-Salzburg間の列車運行本数を段階的に最大50%まで削減する予定です。

更に今まで緊急事態に対応するため、ÖBBとWestbahnの相互利用が可能(各社のチケットで両社に乗車可能日本の振替乗車に相当)でしたが、これも2月8日から打ち切られます。従来のように各鉄道のチケットだけが有効に戻ります。

Westbahnは具体的な運行削減計画を発表していませんが、やはり財政的に厳しいことから、列車本数削減に踏み切る見込みです。こちらのマスコミは、この発表を連邦政府財務省に対する「圧力」と捉えているようです。

鉄道を所管する連邦政府運輸省は、1月上旬、財務省に対して緊急融資延長(約2500万Euro)を要請しましたが、承認されていません。運輸相は“財務相は無責任だ”と怒りをあらわにしています。

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February 07, 2021

お餅がブーム?

2021020510 日本本の皆さまにとってオーストリアの魅力を伝えたミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」でゲオルク・フォン・トラップ役を演じたカナダ人のオスカー俳優クリストファー・プラマー(Christopher Plummer)さんが、2月5日、お住まいになっていたアメリカでお亡くなりになりました。享年91歳。

Feriも、あの映画を観てオーストリアやザルツブルクにの憧れた口なので感慨深いものがあります。謹んで、お悔やみを申し上げます。

2021020501今日は「お餅の話」をお届けしましょう。日本でもお正月以外ではお餅を食べる機会が減ってきていると思いますが、日本の伝統食の1つだと思います。

独特の食感があるため、外国人には不向きかと思っていたのですが、昨年くらいからウィーンでは「お餅がブームになっている」らしいのです。

KURIER紙に「Warum sind alle verrückt nach Mochi?」(なぜみんな餅に夢中なのか?)、Die Mochi-Magie]」という記事が掲載されていました。

当たり前ですが、餅のドイツ語はないので、そのまま「Mochi」となっています。

2021020504“一見、本当に食べたいとは思えません。餅を知らない人はしばしば混乱します。それは本当に食べ物ですか、それとも単なる飾り物ですか?”という書き出しから始まります。「摩訶不思議な食べ物」という印象が伝わってきます。

しかし、実際に食べて、独自の食感から餅に「はまる」ウィーン子も多いようです。

Mochiとう名前を冠したレストランチェーンのオーナーさんも、その一人で“実際には説明できない、ふわふわで心地よい味わいの感覚です”と述べています。また、食感をグミと比較しています。

2021020503 食べ方としては、主にデザートの一種になっているようで、ピーナッツバター、チョコレート、ココア、いちご、餡などを入れたものが人気だとか。日本人の感覚だと餅と言うより大福です。大福の生地は餅なので、餅と表現することに間違いはありませんが‥

最近では、こちらでも日本食が普及するにつれて醤油に対する抵抗が少なくなっているので、磯辺焼きも大丈夫かも知れません。Feriは、雑煮以外では、磯辺焼きの方が好きですが‥

実際、ウィーンにはMOCHI GmbHが経営する「Mochi Praterstraße」、「Mochi Vorgartenmarkt」、「Mochi Omk1010」など、餅を店名に関した飲食店チェーンが誕生しています。

ただ、残念なことにCovid-19感染拡大の影響で、現在、飲食店はテイクアウト以外は営業禁止になっていますが‥

2021020502ウィーンでブームの火付け役となったEduard Dimant氏は、従来、工業的に生産された餅だけすか知らなかったらしいのですが、2007年、来日した際、初めて「杵つき餅」を見て、滝に打たれたような衝撃を受けたとか‥

KURIERの記事には、「杵つき」の様子が記事で紹介されていますが、その実態を知っているFeriが見ても、良く再現されています。

例えば、杵つき餅は伝統的な製法で最近は少なくなっている、伝統的な餅つきでは臼と杵(ただし、この名称が出てきません)を使い二人の作業者が必要である、二人のコンビネーションが重要である、300回は杵つきが必要である‥などなど。

この伝統的な製法を見て、餅と「日本の食文化」にはまったことは間違いありません。

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February 06, 2021

ÖBBがウィーン市内でレール削正作業を実施中

20210204103回目のロックダウン後、コロナ信号(Corona-Ampel)はオーストリア全土で「赤」になっていましたが、連邦政府は4日、専門家会議の助言を元に、ウィーンを「」から「オレンジ」に変更しました。

「赤」から「オレンジ」になったのはウィーン(州)が初めてです。2月8日のロックダウン解除に向けて、明るい兆しと言えるかも知れません。

2021020301今日は「鉄道線路保守の話題」をお届けしましょう。

鉄道の安全運行には洋の東西を問わず線路をはじめとする施設の保守が欠かせません。一般の皆さまには目の触れる機会がない鉄道の保守作業ですが、2月3日から13日まで、ÖBBではウィーン市内で、レールの削正作業を実施しています。

一般の皆さまには「レール削正」と言われても何のことかわからないと思うので、簡単にご説明しましょう。

鉄製のレールですが、列車が繰り返し走行すると、レール表面に微小な「傷」や「割れ」が発生します。これを放置しておくと列車走行時に騒音を発生するばかりか、レールの寿命が短くなってしまいます。

そこで、「傷」や「割れ」を取り除く作業を行いますが、これを「レール削正作業」と言います。現在では高速で回転する砥石を備えた大型保線機械「レール削正車」(保線機械、Schienenschleifzug)を使うのが一般的です。

2021020302ただ、鉄製のレール表面を砥石で削る訳ですから、騒音と火花が発生します。また、通常の列車運行中は作業ができないため、どうしても列車の運行本数が少なくなった深夜に作業を行います。

つまり、沿線住民にとって、迷惑な作業の1つ。そこで、予めÖBBやウィーン市では、作業日程を公開し、沿線住民に作業への理解を求めています。

今回は通常のレールではなく、駅の分岐器(ポイント)の削正作業が行われています。ÖBBが使用しているレール削正車は、全長70メートル、回転する砥石24個により、低速で移動しながら削正作業を行います。

ちなみにÖBBは0.3~1.0mmの研磨が行われると発表しています。また、1日の作業距離は3kmです。

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February 05, 2021

子供たちと一緒にウィーンの街を再発見-Grätzl-Rallye-

2021020401ウィーンでは、Covid-19感染拡大で学校での対面授業が中止になるなど、子供たちへの影響も出てきています。

ロックダウンや在宅授業の結果、体育の授業や自転車通学もなくなり、子供たちは運動不足に陥っています。また、諸般の規制によりスポーツの機会も限られています。

2月8日からは、一応、義務教育に関しては制限はあるものの対面授業が再開される予定ですが、色々な制約が伴うことでしょう。

そんな中、新鮮な空気の中、街中を散歩をしながら楽しむというコンセプトのGrätzl-RallyesをMobilitätsagentur Wienが提案しています。

2021020402このラリー(オリエンテーリング)は「Die Stadt & Du」という移動教育プログラムで、小学生を対象に、年齢に応じた方法で、積極的に、安全に、そして気候に優しい方法で街を移動する方法を体験を通じて修得するものです。

ただ、現在は学校単位で課外活動として「Die Stadt & Du」を実施することが難しい状況であるところから、個人や小グループで自主的に取り組み、運動不足を解消してもらおうというのがGrätzl-Rallyesです。

2021020404Grätzl-Rallyes、何かを集めて得点を競い合うフィールドゲーム「スカベンジャーハント」(直訳すると「ガラクタ集め」、欧米では一般的なフィールドゲームです)という手法を採り入れたものです。

ホームページから各区のラリー用ガイドブックがダウンロードできます。

なかなか凝った作りになっており、該当する区内のウォーキングルートをまわりながら、ガイドブックに出ている場所を見つけて、クイズに答えていくことで、地域の理解を深めるという素晴らしい内容です。

2021020405そして、回答もちゃんと用意されており、仮に自分たちで全ての場所を発見できなかった、設問に答えることができなかった場合、この回答(言わば種明かし)を見ることで、理解が深まるという構成です。

実際に自分たちで場所や答えを見つけたあとで、「種明かし」を見ることで、更に理解が深まることでしょう。

しかし、クイズの内容に16区を代表するホイリゲ10ER MARIEが出ているのは、さすがウィーン。

そして、19区版では、このブログでもご紹介したことがあるSetagayaparkもクイズとともに登場。という訳で、今回はラリー用ガイドブックと回答編を合わせてお目にかけることにしました。

Feriの散歩コースも多数、収録されており、ガイドブックの写真を見ただけで、場所が特定できるところも多数。

しかし、さすが奥の深いウィーン、まだ知らない場所も多数、存在しており、正に「ブログネタの宝庫」と言っても過言ではありません(笑)。

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February 04, 2021

U2×U5工事で路面電車が部分運休

2021020311今日は「地下鉄工事にともなう路面電車運休の話題」をお届けしましょう。

1月から都心部の工事が本格的に始まったU2×U5ですが、Wiener Linienから路面電車43系統の部分運休と44系統の運休に関する情報が発表されました。

これはU5のRathaus駅およびFrankhplatz駅建設工事に関係するもので、UniversitätsstraßeとFrankhplatzを走る43系統・44系統の線路を移設します。

移設工事は基本的に通常どおり運行中に行われますが、軌道と架線を移設する最終段階では、列車の運行を止めざるを得ません。

202102031243系統はFeriが17区のアパートにお世話になっていた頃、都心に出るため、よく利用していた愛着のある路線。また、ウィーンでも比較的利用者の多い路線です。

運休となるのは2月5日(金曜日)~2月7日(日曜日)と、2月26日(金曜日)~2月28日(日曜日)の2回が予定されています。

地下鉄工事はAlser Straße(工事区間はSchottentor―LangeGasse間)で行われるため、都心部のSchottentor―Zimmermannplatz間が運休となります。

202102031543系統は図のようにU6のAlser Straße駅に隣接するZimmermannplatzのループ線を使った折り返し運転です。また、44系統(Schottentor―Maroltingerg)は全面運休となります。

Zimmermannplatzのループ線ですが、意外に使われることがあります。代表的なものが43系統が遅れている場合の途中折り返し。
2021020316もう一つはAlser Straßeを全面的に通行止めにして行われるFestの時です。そのため巻き取り式方向幕にもZimmermannplatzが準備されています。

恐るべしWiener Linien。また、まだ工事も始まっていないのにZimmermannplatz行きの写真を用意できるFeriもディープな世界に生きる変人です。

3枚目と4枚目の写真はZimmermannplatzのループ線を使って折り返し運転をしている43系統です。

という訳で、運休中はSchottentorからNeuwaldeggへ直接行く方法がなくなります。

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February 03, 2021

Saisonstart im Lainzer Tiergarten

2021020211こちらの皆さんは、厳寒でも防寒具を着てお散歩をする人が沢山いらっしゃいます。

そんなお散歩好きのウィーン子に人気なのが、Hermesvillaがあることで有名なLainzer Tiergarten。毎年、この時期に公開が始まりますが、2021年は1月30日に全面オープンとなりました。

毎回、ご案内していますが、Lainzer Tiergartenは、自然保護区で案内図を見るとわかるように広大な敷地を誇ります。

敷地面積は2450ヘクタールで、約21kmの長さの壁で囲まれています。

ご存じのように、かつてのオーストリア帝国皇帝フェルディナンドⅠ世が、1591年、家族が使用する狩猟場として造ったもの。

20210202121919年から一般に解放されましたが、現在は自然公園として整備されており、ハイキングコースの総延長は約38km。

Covid-19対策のポイントである「集」「近」「密」とは無縁の世界。

ハイキングコースだけでなく、自然の中で楽しめるアクティビティも用意されています。

現在は、冬季なので動植物の観察には適しませんが、春になるとハイキングの途中で動物や植物を愛でることもできます。

2005年からBiosphärenparks Wienerwaldの一部となり、動植物の保護にも従来以上に力を入れるようになりました。

Wien1301敷地の80%を占める森には、様々な希少動物や昆虫が生息しています。

更に珍しい植物が群生しているエリアもあります。多種多様な楽しみ方ができる自然公園と言えるでしょう。

しかし、このように自然が豊かなエリアが「市内」にあるのですから、ウィーンは不思議な街です。

なお、Lainzer Torにあるインフォメーションセンターは、開門時間中、自然保護区に関する質問を受け付けています。

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February 02, 2021

臨時更新 2月8日からCovid-19規制緩和内容

2021020201日本では、今日、2月2日が「節分」。「みんなが健康で幸せに過ごせますように」という想いを込めて、悪いものを追い出す日。盛大に鬼豆を撒いてCovid-19を追い出しましょう。

さて、オーストリアでは連邦政府は2月8日からのCovid-19規制緩和内容を発表しました。緩和されたとは言え、緊急事態宣言下の日本よりも遙かに厳しい規制が続きます。

この背景ですが、連邦政府は、1日の感染者数を700名以下に抑えることを目標にしていましたが、残年ながら今週一杯で達成される見込みは立っていません。主な規制緩和内容は、以下のとおりです。

2021020202外出制限:20時から翌朝6時までの外出制限は継続されます。ただ、日中(6時~20時)は2世帯が集まることができるようになります。

商業施設:一般商業施設の営業が再開されますが、2つの条件が課せられます。1つはお客さまはFFP2マスクを着用すること。また、ソーシャルディスタンス(2メートル)を確保するため、20平方メートルに1人のお客さましか入ることができません。

文化:美術館、図書館、動物園などは商業施設と同じ条件で利用可能になります。ただし、オペラ、演奏会、演劇などは引き続き上演されません。

2021020203飲食店:引き続き店内での飲食については営業は許可されません。現在、実施されているテイクアウトの営業は可能です。

学校:小学校については、対面式の授業が再開されます。ただし、低学年と高学年は交代で行われます。学校で検査(週2回実施予定)を受けた児童だけが参加できるようです。検査を受けない児童(親が検査を拒否した場合)は遠隔授業での参加となります。

美容室など:身体的な接触を伴うサービスを利用する場合、48時間以内の検査結果呈示(陰性証明)が必要です。

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ウィーンは太陽光発電、一直線

20210201022021年1月の当ブログですが、最もアクセス数が多かった日が1月8日と24日でした。

ベージビューが多かった記事は、「オーストリア航空の機内食が、またまた変わるようです」、「今日からマスク規制が強化されます」、「ウィーンの人は正直者が多い?」などでした。

当ブログの特徴として、オーストリアやウィーン旅行をお考えの皆さまが情報検索の過程で、記事をご覧になるケースが多く、過去の記事が上位にランクされることがあります。

このところ、旅行ができないため、リアルタイムの記事に注目が集まっているような気がします。

連邦政府は2月1日、2月8日からCovid-19感染拡大に伴うロックダウン規制を緩和することを発表しました。学校や商業施設、美術館や図書館などが一定の条件下で再会される模様です。

さて、今日は「ウィーン市の太陽光発電増強の話題」をお届けしましょう。

昨今、世界のトレンドになっている「カーボンニュートラル」。ウィーンでは2040年までにカーボンニュートラルを実現するため、エネルギー転換と再生可能エネルギー設備増強を進めています。

2021020101この中で中心となるのが太陽光発電プラントの増強。目標を達成するため、過去15年間に建設された数と同じ太陽光発電システムを、毎年に設置するという驚愕のプランを発表。

計画が予定どおり進むと、2025年までに、ウィーンの太陽光発電システムの総発電量は、現在の50メガワット(ピーク時)から250 メガワット(ピーク時)に。

そして2030年には800メガワット(ピーク時)に増加すると予想されています。

これには、年間サッカーグラウンド90~100面に匹敵する面積に太陽光発電システムを設置する必要があります。

そのため、ウィーン市では許認可手続き簡素化、補助金予算を年間100万ユーロから300万ユーロに倍増することを発表しています。

2021020106ただ、ウィーンのような大都市では、太陽光発電プラントを建設する場所(太陽光パネルやユニットの設置場所)が問題になります。

そこで、ウィーン市では公共施設のみならず、民間が所有する建物の屋上やファザード、駐車スペース、企業や学校、道路や鉄道の防音壁など、あらゆる可能性を検討することにしています。

確かにウィーン市が提供している空撮写真を見ると、まだまだ太陽光パネルを取り付けられそうな建物(屋根)は沢山残っています。

公共施設の屋根を全て活用した場合、総面積は約300000平方メートルで、50メガワット(ピーク)の発電が可能であるという調査結果が出ています。

2021020103更にウィーン市は、太陽光発電システムの増強は新しい労働市場拡大(計画担当者、熟練労働者、職人、配管工など)につながると強調しています。

このプロジェクトを担当するJürgen Czernohorszky市議によると、ウィーンと周辺だけでも1200名の常時雇用が創出されると予測しています。

このように、一見、良いことだらけの「太陽光発電システム大増強」ですが、このブログでもお伝えしたように、太陽光発電をベース電力にした場合、発電量の大規模変動を、どのように抑止するかがポイントになります。

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February 01, 2021

救急車を買いませんか?

2021013101現在、ロックダウン中のオーストリアですが、新聞に掲載されているデーターを見ると、感染拡大は徐々に収まっているようです。

しかし、このグラフを見ると、2020年年末から2021年年始にかけて、最初のロックダウン時に比較して、感染者が急増していることがよくわかります。

一方、コロナ規制に反対するデモも起こっており、国民にフラストレーションがたまっていることがわかります。何しろ、日本とは比べものにならないくらい「自由」が規制されている訳ですから‥なお、連邦政府は、本日、今後の方針について発表するようです。

2021013102さて、2月最初の話題は、「中古販売の話題」をお届けしましょう。

ウィーン市では、年に数回、技術的な理由で公用に供さなくなった業務用車両や機器を、興味のある皆さまに入札形式で販売しています。

2月1日と2日の両日、Simmering保管ヤードで、8時から13時まで販売される車両や機器の内覧会が開催されます。

従来は一般の人も内覧会に参加できたのですが、Covid-19感染拡大を受けて、現在、ロックダウン中であるため、今回は特別の許可を得ている業者に限定されます。

2021013104なぜ、内覧会が開催されるかと言うと、出展される車両や機器は正式な検査を受けているものではありません。いわゆる「ジャンク扱い」。

そのため、状態をチェックした上で、入札価格を設定して欲しいというウィーン市の意向があるため。ある意味、良心的です。

今回の目玉商品は、救急車(2003年、フォルクスワーゲン製、5台)とトレーラー牽引車(6台)。今回の販売を担当するMA48のホームページには、出展される車両や機器が全て掲載されています。

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