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February 07, 2021

お餅がブーム?

2021020510 日本本の皆さまにとってオーストリアの魅力を伝えたミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」でゲオルク・フォン・トラップ役を演じたカナダ人のオスカー俳優クリストファー・プラマー(Christopher Plummer)さんが、2月5日、お住まいになっていたアメリカでお亡くなりになりました。享年91歳。

Feriも、あの映画を観てオーストリアやザルツブルクにの憧れた口なので感慨深いものがあります。謹んで、お悔やみを申し上げます。

2021020501今日は「お餅の話」をお届けしましょう。日本でもお正月以外ではお餅を食べる機会が減ってきていると思いますが、日本の伝統食の1つだと思います。

独特の食感があるため、外国人には不向きかと思っていたのですが、昨年くらいからウィーンでは「お餅がブームになっている」らしいのです。

KURIER紙に「Warum sind alle verrückt nach Mochi?」(なぜみんな餅に夢中なのか?)、Die Mochi-Magie]」という記事が掲載されていました。

当たり前ですが、餅のドイツ語はないので、そのまま「Mochi」となっています。

2021020504“一見、本当に食べたいとは思えません。餅を知らない人はしばしば混乱します。それは本当に食べ物ですか、それとも単なる飾り物ですか?”という書き出しから始まります。「摩訶不思議な食べ物」という印象が伝わってきます。

しかし、実際に食べて、独自の食感から餅に「はまる」ウィーン子も多いようです。

Mochiとう名前を冠したレストランチェーンのオーナーさんも、その一人で“実際には説明できない、ふわふわで心地よい味わいの感覚です”と述べています。また、食感をグミと比較しています。

2021020503 食べ方としては、主にデザートの一種になっているようで、ピーナッツバター、チョコレート、ココア、いちご、餡などを入れたものが人気だとか。日本人の感覚だと餅と言うより大福です。大福の生地は餅なので、餅と表現することに間違いはありませんが‥

最近では、こちらでも日本食が普及するにつれて醤油に対する抵抗が少なくなっているので、磯辺焼きも大丈夫かも知れません。Feriは、雑煮以外では、磯辺焼きの方が好きですが‥

実際、ウィーンにはMOCHI GmbHが経営する「Mochi Praterstraße」、「Mochi Vorgartenmarkt」、「Mochi Omk1010」など、餅を店名に関した飲食店チェーンが誕生しています。

ただ、残念なことにCovid-19感染拡大の影響で、現在、飲食店はテイクアウト以外は営業禁止になっていますが‥

2021020502ウィーンでブームの火付け役となったEduard Dimant氏は、従来、工業的に生産された餅だけすか知らなかったらしいのですが、2007年、来日した際、初めて「杵つき餅」を見て、滝に打たれたような衝撃を受けたとか‥

KURIERの記事には、「杵つき」の様子が記事で紹介されていますが、その実態を知っているFeriが見ても、良く再現されています。

例えば、杵つき餅は伝統的な製法で最近は少なくなっている、伝統的な餅つきでは臼と杵(ただし、この名称が出てきません)を使い二人の作業者が必要である、二人のコンビネーションが重要である、300回は杵つきが必要である‥などなど。

この伝統的な製法を見て、餅と「日本の食文化」にはまったことは間違いありません。

2021020507その後、同氏は2012年、3人の仲間とウィーンで餅製品も取り扱うアジア料理店を開業し、ブームの火付け役となりました。

皆さまもご存じのように、お餅をつくる上で、大切なのは「蒸し米」(おこわ)。ウィーンで餅づくりの鍵を握る餅米を、どのように調達しているのかは記事には言及されていません。

ただ、記事の中で「米粉」に言及されているので、ウィーンでは米粉を使って餅を作っているようです。

米粉を使った餅と餅米を使った餅では、食感が大きく異なるのは、皆さまご存じのとおり。

2021020505KURIERの記事では、日本では高齢者が餅を詰まらせて窒息死することも紹介されていますが、米粉を使っているため、そのリスクは少ないとも言及されています。

つまり、うるち米の米粉を使っているため、本来の餅独自の「ねばり」が少ないのでしょう。

取材に応じたEduard Dimant氏は、記事の中でCovid-19感染拡大前は、1日300この餅を販売していたが、窒息死した例は皆無であると述べています。

Eduard Dimant氏は、日本文化に惚れ込んでいるようで、それはMochiに代表されるように店名にも現れています。MOCHI(Sushi & Grill、現在はテイクアウトだけ営業)の他、MOCHI RAMEN BAR、テイクアウト専門店など、多種多様な業態を展開中。

その中で、テイクアウト専門店の屋号は「o.m.k」。実は「お持ち帰り」からとったものなのです。o.m.kは2区のPraterstraße 16にあります。

2021020506そして、Covid-19感染拡大を受けて、当初、レストランとして計画していたプランを変更し、「Omk1010」を夏までに開業させることになりました。

現在はテイクアウトだけの営業ですが、ホームページから注文することが可能。で、さっそく、どんなものが出ているのかをチェックしたところ、餅を使ったデザート(大福)をはじめ、和食風定食、ラーメンキットなど興味深いメニューがてんこ盛り。

そして、ドリンクは日本のKIRIN Bierをはじめ、日本酒、焼酎なども販売しています。更に日本語が入ったグッズ、IZAKAYAなる本なども。
オーストリアやウィーンに入れ込んでいるFeriが見ると、ちょうど、逆になりますが、オーナーさんの気持ちは良くわかります。

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