« 電気ゴミ収集車がアワードを受賞 | Main | 地下鉄工事でプラタナスを移植 »

February 16, 2021

暖かさの秘訣

2021011305ウィーンでは、先週、2月10日から11日にかけて、厳しい寒さに見舞われ、今シーズンの暖房用エネルギー供給の記録を更新しました。また、電力消費量は、15日に年間最高記録を更新しています。

さて、今日は厳しい寒さが戻ってきたので、「部屋の暖かさ」の話題をお届けしましょう。

このブログでも何回か取り上げていますが、ウィーンに限らず、オーストリアの住まいは冬季、室内は大変、暖かいです。

寒冷地ですから、暖房については昔から徹底しており、厳冬期でも屋内では軽装で過ごすことができるのは、皆さま、ご存じのとおり。

日本でも北海道の住まいは、同じような感じだという話を聞いたことがあります。

さて、部屋の中を暖かく保つための工夫ですが、まずはスチーム暖房に代表される高い能力を持った暖房設備があります。

2021011303ただ、住まいの断熱性能が低いと暖房の効果を上げませんから、断熱も徹底しています。

以前、このブログでもご紹介したことがありますが、新築現場を見ると、右の写真のように大量の断熱材を使っていることがわかります。恐らく日本の一般家屋の2倍は使っているような気がします。

基本的に外断熱工法を採用しているところが多いようです。そして、日本で住まいが寒い意外な要因が窓です。

日本では、アルミサッシなどが一般的ですが、この窓が室温を下げる要因になっていると言われています。これはサッシだけでなく、窓ガラスも関係しています。

2021011302日本でも最近は昼間に真空層を挟んだペアガラスを取り入れた住まいも増えつつあるようですが、まだまだ一般的ではないと思います。

こちらでは木造の窓枠を使っている頃から二重窓が一般的です。二重窓の場合、外窓と内窓の間にある「空気層」が保温に大変効果がある訳です。

冒頭の写真は、伝統的なウィーンの集合住宅ですが、窓が二重になっていることがおわかりになると思います。

その昔、北海道では二重窓を使った特殊仕様の鉄道車両が一般的でした。今ではエアコンが完備して固定窓が一般的になっていますが‥

20210113013枚目と4枚目の写真は、ウィーンの建材店で見かけた窓のカットモデル。

ご覧のように複雑な構造になっていますが、これを見ると、断熱に力を注いでいることがわかります。

最近は、ウィーンでも夏は気温が高くなるケースが増えており、室温を上げない工夫も必要になっているようです。

外断熱構造の場合、「魔法瓶」に例えられるように、保温性が高い分、一度、部屋の中が暑くなってしまうと、その熱気が抜けにくいという特性があります。

これからは寒さ対策と同時に、暑さ対策も考える時代になりそうです。

※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります

Br_decobanner_201105_b_3

| |

« 電気ゴミ収集車がアワードを受賞 | Main | 地下鉄工事でプラタナスを移植 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 電気ゴミ収集車がアワードを受賞 | Main | 地下鉄工事でプラタナスを移植 »