テロ犠牲者慰霊碑の除幕式が行われました
2月23日、2020年11月2日のテロ犠牲者を追悼する慰霊碑の除幕式が、テロ現場となったDesider Friedmann Platzで、しめやかに行われました。
除幕式には、Michael Ludwig市長、Christoph Wiederkehr副市長、Kathrin Gaál副市長をはじめ市議会議員や区長ら多数の関係者が列席。
除幕式で、Michael Ludwig市長は“ウィーンの平和的共存を破壊しようとする者に道を譲らない”とテロに屈しない姿勢を示しました。
式典ではKaup-Hasler市議がオーストリアの作家Monika Helfer氏が、このために制作した詩“Lacrimosa zum 2. November 2020”を朗読。
そして、ブルックナーとバッハの曲がウィーン交響楽団金管楽器カルテットによって奏でられました。
慰霊碑には花崗岩で造られており、ドイツ語と英語で「2020年11月2日のテロ攻撃の犠牲者を追悼して」という碑文と、ウィーン市の紋章が記されています。
この慰霊碑は、ウィーン墓地の石材工房房SimmeringerHauptstrasseが制作を担当。
ウィーン市民のみならず、多くの人々に衝撃を与えた2020年11月2日のテロですが、今回の慰霊碑除幕式で、一つの区切りを迎えたことになります。今後、このような無差別テロ行為が起こらないことを祈るばかりです。
Feriも、テロで犠牲になった方々に改めて哀悼の意を表したいと思います。

この一部を使ったテロ犠牲者を追悼するオブジェが完成し、3月8日までStephansdomに「DENK MAhn MAL」として展示されています。
この作品はストリート・アート作家であるSusanne Detrüs氏とPeter Petrus Habarta氏の監修の元、制作されたもの。展示されているのは、30個近くの正方形の額縁です。
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