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March 23, 2021

“Tag des Waldes”ウィーンは環境に優しい方法で原生林を保護しています

20210321113月21日は、国連が2012年に制定した「国際森林デー」(Tag des Waldes)。世界で森林や樹木に対する意識を高める記念日です。

日本でも毎年3月に森林保護に関して各種行事が行われているようですが、今日は“Tag des Waldes”にちなんだ話題をお届けしましょう。皆さんは、ウィーン市内の湧き水が、どこから来ているかご存じでしょうか。

実はウィーン郊外(といってもかなり距離が離れていますが‥)のRax、Schneeberg、Hochschwabにある森から供給されているのです。トップの写真は、ご存じ登山鉄道も運行されているSchneebergです。

湧き水を提供する森林地帯は湧水保護地域に指定されており、総面積は32930ヘクタールにも及びます。これはウィーン市の面積の5分の4に相当します。

ウィーン市では、良質な湧き水を確保するため、これらの森林を自然な形で保全、管理しています。色々と手広くやっていますね。

2021032112今回、Gahns-Stixensteinの湧水保護地域に環境に配慮したハイブリッド技術を活用したケーブルクレーンが導入されました。

Koller ForsttechnikのケーブルクレーンK 507 e-Hは、ディーゼルエンジンに加えて、モーターを搭載しています。

春先に行われる保護林の管理では、皆伐は行わず、小規模な伐採が行われますが、土壌や下草を傷つけないように、以前からケーブルクレーンが使われてきました。

今回導入されたハイブリッド・ケーブルクレーンは、従来のケーブルクレーンに比べて燃料消費量が10分の1に抑えられており、地球環境保護にも貢献しています。

更にモーターを採用することで、ケーブルクレーンのメンテナンスコストを大幅に削減することができます。また、運転時にはバイオオイルを使用するなど、多角的に環境に配慮しています。

2021032113ケーブルクレーンは、一般には馴染みはありませんが、主に建設・土木工事の際、道の無い現場に材料やコンクリートなどを運ぶ設備です。

今回、ウィーン市から提供された写真では、運用中の様子はわかりませんが、メインケーブルに搬器を乗せて、横行索で走行し、巻き上げ索でフックを上下させる構造になっています。倉庫にある天井クレーンの屋外版のようなもの。

伐採した樹木を搬出する際、空中を移動させることで、森林への影響を最小限にとどめようという考えだと思います。

使用する際には、反対側に支柱を立てる必要があり、今回、お目にかける写真は、搬器を動かすための動力装置を搭載したクレーン本体です。

日本でも森林伐採や治山工事に際、現場から道路までの距離がケーブルクレーンを使って資材や伐採した樹木を運搬することがあるようです。

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