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March 30, 2021

ウィーン市と商工会議所が「うがいによる無料PCR検査」を拡大

2021033001最初にオーストリア航空のウィーンー成田線、運行再開のお知らせから。

3月29日、OS51便が13時30分、ウィーン国際空港を出発し、成田空港へ向かいました。成田には30日、7時18分に着陸した模様です。シップはB777-200ER、レジストレーションはOE-LPB。

紆余曲折はありましたが、オーストリアと日本を結ぶ直行便の運行再開を素直に喜びたいと思います。

さて、正直、Covid-19感染拡大に関する話題は、気が滅入るので、あまり取り上げたくないのですが、日本の様子を垣間見る、閑散拡大対策について考え方が大きく異なることに気づきます。

という訳で、ご参考までにウィーン市と商工会議所が共同で進めている「うがいによる無料PCR検査」の話題をお届けしましょう。

2021032803うがいによる無料PCR検査(キャッチフレーズは「Alles gurgelt!」)は、当初、エッセンシャルワーカーなど業務で人と接触する機会が多い方を対象に、2021年1月からパイロットプロジェクトがスタートしました。

パイロットプロジェクトは無事に完了。この間、33万人以上の従業員を抱える5500のウィーン企業や組織が登録しました。
そして、これまでに208815件の検査を実施。陽性は800件(陽性率0.38%)でした。

彼らの考え方は、ズバリ“定期的なテストで、セキュリティが確保されます”。“定期的な検査で、陽性と判定された人は早期に検疫に入ることができます。これが私たち自身と私たちの周りの人々を守る方法です。”

2021032805徹底した検査で、早期に感染者を洗い出し、陽性者は隔離する」という考え方は昨年から一貫しています。

一般の方にも拡大された「うがいによるPCR検査」は、フローチャートのような利用することができます。最初に専用ホームページやスマートフォンで検査キットを受け取るためのQRコードを入手します。

ウィーン市内にあるドラッグストアBIPAで、このバーコードを提示すると検査キットを受け取ることができます(最大4セット入手可能)。

検査キットの説明に従って、サンプル番号を入力し、自宅で検査キットを使いうがいで検体を採取(検査キットに入っている生理的食塩水でうがいをするようです)。

2021032804専用ホームページやスマートフォンアプリで登録してから、市内にあるREWE系列店舗(Billa、Merkur、BIPA、Penny、BP-Merkur Inside、Jet-Billa Stop&Shop、SHELL-Billa Unterwegs)に持ち込みます。

検体は1日2回(午前と午後)に回収されます。なお、午前9時前に提出すると、24時間以内に結果がメールで届きます。さらに検査結果はアプリで、いつでも確認することができます。

万が一、陽性反応が出た場合、本人にメールで結果が伝えられると同時に、法令により保健当局に通知されます。発症していない場合、本人は自己隔離に入ります。

テスト結果が陰性の場合、規制緩和後は、ビューティーサロンをはじめとするオープンビジネスや飲食店、文化イベントなど利用することができます。

2021032801また、検査結果は公式なものなので、海外渡航時にも有効です(検査証明書となる医療レポートも入手可能)。

日本でも最近は民間企業や医療機関が有料でPCR検査を実施してるようですが、ウィーン市は「全て無料」という点です。

さらに、1回検査したから終わりではなく、定期的に検査することを奨励している点。ちなみに検査結果の有効期限は72時間(3日間)となっています。

ウィーン市では、「うがいによる検査」の他に、市内10ヵ所に無料のテストセンターを開設しています。このように考えるとPCR検査は、今後、日常生活を送る上で、不可欠な手段になりそうな気がします。

2021032802

そう言えば、日本ではエッセンシャルワーカーに対して、このような検査を定期的に実施しようという話は出てきませんね。

定期的な検査を実施していれば、働いている方はもちろん、利用するお客さまも安心できると思うのですが‥ もしかしたらた日本の場合、検査センターが大量の検体に対応できないのでしょうか。

この他、3月24日、12時、ヨーロッパの多くの都市で、Covid-19パンデミックで命を落とした人々のために1分間の黙祷が捧げられています。最後の写真は、その時の模様です。

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Comments

いつも大切な情報の告知、感謝致しております。
6月末に日本へ一時帰国する身としては、いろいろ不明な点が多くて一つでも多くの正確な情報を探しております。
今回のうがい検査が国際線の日本への飛行機搭乗にも有効とのことの理解でよろしいでしょうか?
もちろん日本に到着した際には14日間の自己隔離と変異株による3日間の隔離が必要と聞いております。
昨年帰国できずに大変悔しい思いをしていた自分にとっては、今年は何がなんでも日本国からの給付金(現金でなくワクチンが支給されそうです)が出なくても帰国しようと思っています。

Posted by: 小言幸兵衛 | March 30, 2021 01:20

小言幸兵衛様

私も実際に「うがいによるPCR検査」を受けた訳ではないので、明言はできませんが、ウィーン市当局の発表によると通常のPCR検査と同様、公式に有効なものだそうです。

ただ、記事にも書いたように、検体提出後、結果が届くのが最短24時間、かつ72時間が有効期限なので、このあたりを踏まえてご帰国前に検査スケジュールをお立てになる必要があると思います。

日本では、まだ一般の方へのワクチン接種は本格的に始まっていないようです。Feriの実家がある千葉県某市では、市の広報にワクチン接種の段取りが掲載されていたそうですが、最初に市から案内が来るとのことでした。なお、日本も今回は無料で、「コロナワクチン詐欺」への注意喚起が盛んです。

Posted by: Feri | March 30, 2021 02:51

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